「いい加減にしてくれないかしら」
という雪の女王が言い放った言葉で教室は固まる。
マジなんなの?雪ノ下の言葉の威力は?ポケモンの技かなんかですか?材木座なんか氷漬けで動かねーし…
「ワリィワリィ。で、材木座。用って何?」
「っ!?は、はぽん!ぬははは!八幡よ!よくぞ聞いてくれた!ここに来れば悩みを解決してくれるという事ではないか!だからここに物申しにきたのだ!!」
と俺の方だけ見て話し始めた。
「いいえ。ここはただ解決するだけの部活ではないの。私達がその悩みを解決するのではなく貴方自身で解決することよ。それを私達がサポートする形。」
「…………は、はぽん!ぬははは!ならば問題ない!我は…『人と話をする時は相手の方を見て話をしなさい。そういう礼儀も教わってないのかしら?』……あ、はい。すいません」
「素に戻ってるじゃねーかよ…でなに?悩みって自作小説でも読んでほしいの?それとも罵倒してほしいの?」
「な!?なぜ我が小説を書いてる事を知っているのだ!?」
あ!やべ。そういや知らない設定だった。
………………もうメンドくさいな。しゃらくせ
「あー。お前の小説は誤用が多すぎ。」
「ほぇ?はう?八幡いきなり何を…」
「あと、日本語は最低限ちゃんと使わないと読者に叩かれるぞ。あとここの幻紅刃閃【ブラッディナイトメアスラッシャー】……こんな読み方しねーよ。もっとマシな文章を書いてまた持って来い。以上。はい終わり」
「ちょ!は、は、八幡!我の扱いヒドくない?!」
「うるせーよ。もうメンドくさいわ。また次回に持って来い。それともその小説をネットに貼ってユーザーの感想をお前に直接聞かせやろーか?」
「や、やめてください!ぬぅ〜おのれ八幡め!!次回はもっとこれより凄い物を書いてきてやる!!覚悟しとくんだな八幡よ!」タタタっ
と材木座は教室から出て行った。
「あ、あの、比企谷君。あれで本当に良かったのかな?」
「あ?いいんだよ。あいつの小説を読んだら苦痛もんだ。お前らまで苦しむ必要なんかねーよ。」
「ハァー、、あなたは…優しいのか鬼畜なのかどちらなのかしら。まぁあなたがそこまで言うのなら相当酷い内容なのね。ちなみになぜあの小説の事を知っていたのかしら?」
「あー…その何だ。偶然見かけて読んでみたんだ。眠くなったわ。」
まぁ過去に読んだ事あるし嘘は言ってないよね。たぶん。
「そう。ならいいわ。じゃあこれからはあなたの担当に決定ね。それでいいわね、由比ヶ浜さん。」
「え?!う、うん…」
「いや何で俺があいつの担当みたいに決まってんの?まぁ別にいいけどよ。また持って来いって言ったの俺だし…」
「あ、あの比企谷君。私も手伝うから無理しないでね…」
「お、おう…」
ぐはぁー!!!これは心臓もたんな。ニヤニヤ
「比企谷君。何をニヤニヤしているのかしら。気持ち悪いわ。」
「べ、別にニヤニヤなんかしてねーし!」
「ひ、比企谷君!これからも頑張ろうね。」
「おう」
「………………」ムッ
「どうした雪ノ下?」
「い、いえ別に…そろそろ帰りましょうか。もう下校時間よ。」
あー。材木座の話は毎回どっと疲れるわ。すると由比ヶ浜が雪ノ下をチラチラ見ながら話かけた。
「あ、本当だね。あ、あの雪ノ下さん!」
「?なにかしら」
「一緒に帰りませんか?」
雪ノ下は固まっていた。あの雪の女王を氷漬けにするなんてこの子スゲ〜!
何?雪ノ下専用攻撃型ポケモンなの?
「え……?あ、えっと。」オドオドっ
めっちゃ動揺してんじゃん。なんか可愛いな…
「ご、ごめん…やっぱり嫌だったかな?」ウルウル
このパータンは…
「い、いえ!そんな事はないわ。では一緒に帰りしょうか。由比ヶ浜さん」
はい落ちました。
「う、うん!!ありがとうね!」
「じゃあ俺先に帰ってるわ」
「えぇ。さようなら。」
「あ、う、うん。さようなら」
そしてこの日の部活動は終わり、マイエンジェルがいる自宅に帰る。
自宅
俺は家に着きソファーでゲームしながらダラダラ過ごしていた。
「もうお兄ちゃん!ご飯だからいつまでもダラダラしないでよ!せっかくお兄ちゃんの為に愛情込めて作ったご飯が冷めちゃうでしょ!あ!今の小町的にポイント高い!」
「あー高い高い」
「うわーテキトー出たー。」
こんな風に過去に戻ってまた小町と飯が食える日が来るとはな。現実じゃ仕事ばかりで小町や戸塚も会える機会も減ったからな。
この事に関しては玉縄に感謝をしてる。
過去に戻してくれてありがとうございます!
いゃぁ〜しかし本当に小町と戸塚は……。
「戸塚!!!」バタン
「キャ!な、何?いきなりどうしたのお兄ちゃん?」
「あっ。いや何でもない…」
「?」
そうだよ!まだこの時代で戸塚との絡みがない!もう一人の安息の地の天使様とアイコンタクトしなければ!!
そして次の日
学校 昼休み
俺はいつものベストプレイスで飯を食べていた。そしてここから見えるテニスコートをチラチラ見ながら。しかし戸塚の姿が見えない。変だな…過去に戻っていつもここで飯を食ってるのに戸塚と一度も見てない。てかクラスでも同じなのにまったく見てない…
すると
「あっ、比企谷君!こんな所で何してるの?」
由比ヶ浜が話かけてきた。
「ん?ここで飯食ってる。」
「そ、そうなんだ…」
「……」「……………」
会話もたねー!!ボッチ同士はもたない。どうする八幡。
「…お前は何してんの?」
「雪ノ下さんと一緒にご飯を食べようと思って。いつも奉仕部で一人で食べてるらしいから私も一緒に食べようと思ってね…」テレテレ
「おうそうか。仲のよろしい事で」
「………」「………」
誰かーーー!!助けてーー!
「あ!比企谷君だ。」
といきなり後ろから声をかけられ…
知らない三つ編みをした女性から声をかけられた。だ、誰?
「えっと、誰?」
「あ、あれ?知らない?私、比企谷君と同じクラスなんだけどな…ハハ。」
「比企谷君…それはちょっと…」
つーかこんな子いたっけ?見た目はかなり美少女だな…かなり俺の好みだな。天使だな。
てかあ、あれ天使??顔立ちが戸塚と…
「じゃあ、自己紹介するね。私の名前は戸塚彩加っていいます!」ニコっ
と天使は微笑んだ。