ゲッターロボサーガ デレマス版   作:E.T.c

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第16話『壮絶!ゲッター軍団VS量産型ドラゴン軍団‼』

~~~ イベント前夜 ~~~

 

小野田「う~、ヒック!よし、もう一件行きましょ~!」

伊賀利「こら、明日は大事な日だぞ。飲み過ぎだ」

内藤「そんな隊長~。俺らはみんな大丈夫ですよ!」

矢部「そうですそうです!酒が怖くて百鬼帝国が倒せますかってぃ!」

宮崎「ったく、実戦すらまだなのに、度胸だけは一人前の奴等だぜ…」

 

「……」

 

小野田「あン?何だテメー?」

「……」

矢部「何だ?ずっと黙ってばっかりで…。不気味な奴だぜ」

内藤「俺達が誰か分かってンのか~?」

伊賀利「おい、小野田、矢部、内藤も。止めないか」

「……」

内藤「ンだよ…!何か用があるならハッキリしやがれってんだ!」 グンッ

伊賀利「おいっ!大事な日の前にトラブルは…!」

内藤「何だこいつ…!額に角が…!」

宮崎「ひゃ、百鬼帝国…!」

百鬼兵「‼」 グォンッ

 

━━。

 

~~~ 現在 イベント会場 ~~~

 

伊賀利「その後、自分達は数人の百鬼兵に囲まれ、その状況では不利だと判断し、皆散り散りになって逃げたんです」

かな子「ほ、他の皆さんは……」

伊賀利「…自分は、下水道の中に身を潜め、何とかやり過ごす事が出来ました」

伊賀利「ですが…!他の隊員は…!あいつらに殺されて…皮を剥がされ…!」

かな子「そんな……っ!」

伊賀利「自分1人…おめおめと生き残って…!うぅっ…!」

かな子「た、立って下さい!伊賀利さんが生き残ってくれたお陰で、私達は百鬼帝国の計画に気付く事が出来たんです!」

かな子「だから立って…行きましょう!他の隊員の人達の為にも…!」

伊賀利「かな子さん…!はいっ!」

 

ダッ

 

茜 「あっ!かな子さん!あっちに美味しいマカロンの屋台が…って、どうしました!?追いかけっこですか!」

かな子「あ、茜ちゃん…!その2人を止めて…!その2人は……!」

宮崎(百鬼兵)「どけぇ!小娘ぇ‼」

茜 「むっ!」

かな子「百鬼帝国の人の変装なんです!」

茜「そういう事でしたら!トラーーーーーイッ‼」

 

ド ワ ォ

 

百鬼兵「グォ━━!?」

 

力強く踏み込んだ茜の強烈なタックルが、襲い掛かる百鬼兵を、逆に宙へと打ち上げる。

 

百鬼兵2「大丈夫か!?」

百鬼兵「何だあいつ…!?並みの小娘の力じゃないぞ!」

茜 「見た目に惑わされてはいけませんよっ!こう見えてもゲッターのパイロットです!」

百鬼兵「何ィ…!ゲッターのパイロットは、小娘でもこんな力をつけさせるのか…!?」

かな子「茜ちゃんだけ特別ですっ!」

茜 「そんなことよりかな子さん!ここは私と伊賀利さんに任せて皆さんにこの事を伝えてください!」

茜 「もしかしたら他の所からも百鬼帝国が侵入してパニックになってるかもしれません!」

かな子「分かりました!茜ちゃん、伊賀利さん!お願いします!」

茜 「はいっ‼」

伊賀利(普通に言ってるけど、この子アイドルじゃ……)

茜 「ぼうっとしてる暇はありませんよ!いいですか!伊賀利さん!」

伊賀利「だ、大丈夫です!本来戦闘行為は我々の領分ですから、相手が例え百鬼兵でも!」

茜 「それではいきますよ!ボンバァァーーーーー‼」

 

━━。

 

藍子「━━…きゃッ!」 ドタッ

未央「あーちゃん!」

凛 「未央、下がって!」

 

耳のイヤリングを取り外して百鬼兵に向かって投げる。

 

ドンッ

 

百鬼兵3「ウワァッ!?」

 

未央「ヒューッ!流石アキっち謹製のイヤリング爆弾!」

凛 「そんな事言ってないで、今の内に!」

未央「合点!あーちゃん立てる?」

藍子「は、はい…。ごめんなさい未央ちゃん…」

奈緒「ったくよ~!毎度毎度あたしらのライヴ台無しにしやがって~!百鬼帝国のヤロー!」

凛 「言ってる前にゲッターの所に急ぐよ。きっと奴等の狙いは量産型ドラゴンだ」

奈緒「分かってるよ!愚痴の1つでも言ってないとやってられないっての!」

加蓮「まったく、百鬼帝国の連中にはここまでの企画と準備をしてるプロデューサーとスタッフさんの苦労を思い知らせてやりたいよね…」

凛 「受けた恨みは倍以上にして返す!今は堪えるターンだよ」

藍子「り、凛ちゃん達…、何だか目が怖い…」

未央「ゲッターに乗ってると、血の気が多くなるのかなぁ…?あはは…」

藍子「……他の所にいる皆さんは大丈夫でしょうか…━━」

 

━━。

 

新P「オラァ‼」 ドゴォ

百鬼兵4「グフッ…!」

新P「相変わらず頭の角に栄養が言ってる奴ってのは、空気が読めなくていけねぇな…?」 パキ…パキ…

響子「ぷ、プロデューサーさん…!」

新P「おう、五十嵐、緒方。怪我はねぇか?」

智絵里「は、はい…!プロデューサーさんは…?」

新P「あン?こんなの肩慣らしにもなっちゃいねぇから心配すんな」

響子「いえ、そこは心配してないんですけど…」

百鬼兵5「何だこいつ…。何故俺達を恐れない!?」

新P「あ?百鬼帝国が怖くてアイドルプロデュースが出来るかってんだ!」 ゴッ

百鬼兵5「カッ━━!?」

新P「俺ァよぉ、テメェらには心底うんざりさせられてんだ」

新P「テメェら百鬼帝国のお陰で、電気も物資も何も制限されて、アイドル活動にだって支障きたしまくりで!」

新P「折角入った大口の仕事も台無しにしやがってよぉ…!真夏の蚊の方がよっぽど大人しくてマシだぜ」

新P「テメェら、覚悟できてンだろな?」 ギロッ…

百鬼兵4・5「「ヒッ…!」」 ガクガクブルブル

新P「これまでテメェらに台無しにされてきた分、のしつけて返してやっから覚悟しやがれッ‼」

 

ドゴッ バキッ メキャッ ギャーッ

 

智絵里「…怖くない怖くない怖くない…!」 フルフル

響子「百鬼帝国の方だよね?智絵里ちゃん…?」

 

━━。

 

百鬼兵「べ、別方向から侵入した部隊との連絡途絶…!恐らく、人間側の手に落ちたかと…」

ヒドラー「どいつもこいつも使えん奴ばかりか!人間如きに遅れをとるとは!」

 

ヒドラー「━━何をもたついている!?」

百鬼兵「は…、格納庫の電子ロックを解除するのに、少々手間取ってまして…」

ヒドラー「そんなもの、さっさと爆破してしまえ!」

百鬼兵「はっ!」

 

重厚な鋼鉄製の扉を爆破して、格納庫へと侵入する。

 

ヒドラー「おぉ…!遂に(まみ)えたぞ…!ゲッタードラゴンよ!」

ヒドラー「この力があれば、この世界も我々百鬼帝国のものだ!」

 

晶葉「そう簡単にいかせるか!」

 

ヒドラー「むっ!?」

 

凛 「自分達の戦力で勝てないから盗人なんて、百鬼も落ちたもんだね!」 チャキ

 

伊賀利「……」 チャキ

隊員’s「「「……」」」 チャキ

 

百鬼兵「し、四方を完全に包囲されています…!ヒドラー様…!」

ヒドラー「えぇい臆するでない!各自散らばれ!誰でも良いから速く量産型ドラゴンに乗り込むのだ!

百鬼兵’s「「「はっ!」」」

 

伊賀利「撃てぇ‼」

 

バババババババッ

 

百鬼兵「グワッ‼」

 

晶葉「くらえ!改良した細胞破壊光線銃だっ!」 ミョインミョイン

 

百鬼兵「オワァ…━━!」

 

ヒドラー「ちぃ…!ここまで来て、作戦を失敗に終わらせるわけには…!」

凛 「ゲームセットだよ」

ヒドラー「貴様…ッ!」

奈緒「へへっ!百鬼なんて言っても大した事ないじゃん」

加蓮「アタシらも大した事してないけどね。とにかく、ライヴを邪魔したツケを払ってもらおうじゃん?」

ヒドラー「ぬ、ぬぬぅ……」

 

『ヒドラー様‼』

 

ブォンッ

 

奈緒「凛ッ!危ない!」

凛 「くっ…!」

 

横から飛んできた巨腕を間一髪で避ける。

 

加蓮「量産型ドラゴン…!盗られちゃったの!?」

『ご無事ですか?ヒドラー様!』

ヒドラー「牛餓鬼か?よくやった!」

牛餓鬼『人間の攻撃が危険です!ドラゴンの手に!』

ヒドラー「うむ!」

奈緒「あっ、クソ!逃がすかァ!」

凛 「もう手遅れだよ。危ないから下がって!」

奈緒「チックショ…!」

凛 「ゲッターを盗られたらゲッターで取り返すしかない。奈緒と加蓮はネオゲッターの所に急いで!」

加蓮「凛は?」

凛 「卯月達と合流する。とにかく百鬼帝国に暴れまわられる前に、私達のゲッターで止めるんだ」

凛 「伊賀利さんも!部隊を下がらせて!このままじゃ被害を大きくするだけだ!」

伊賀利「り、了解…!撤退、撤退~!」

 

ヒドラー「他の者も何人かはドラゴンに乗れたようだな…」

ヒドラー「よし、牛餓鬼よ。私はあれがいい。あのドラゴンのコックピットに私を運ぶのだ」

牛餓鬼『はっ!』

 

ヒドラー「ふふふ…!遂に手に入れたぞ…!無敵のゲッタードラゴンの力を!」

ヒドラー「お前達!力の限り暴れろ!奴等人間共に奴等のゲッターの力を以て、その恐怖を叩き返してやるのだ!フハハハハハ‼」

 

━━ 格納庫外。

 

李衣菜「量産型ドラゴンが!?…あれ、こっち側の誰かが動かしてる訳じゃあ、ないよね…」

 

少女「きゃあ!」 ステンッ

李衣菜「! 君、大丈夫!?」

少女「お姉ちゃん…、ありがとう…」

李衣菜「怪我がないんならいいんだよ。ほら、早くお母さんのところに!」

少女「うん!」

 

タッタッタッ

 

李衣菜「…時間は稼がないとね…。よし…!」

 

避難する人々を掻き分け、量産型ドラゴンと反対側の格納庫に向かう。

 

李衣菜「━━…よし、展示用に立ててあったけど、エネルギーは残ってる!」

 

ウゥン…

 

李衣菜「行くよ!量産型ネオゲッター!」

 

ギンッ

 

早乙女『━━量産型ネオゲッターが動いているのか?誰じゃ!?』

李衣菜「早乙女博士…と橘博士!管制塔にいるんですか?なら、避難状況を教えてください!」

橘 『李衣菜くん、気持ちは分かるがやめるんだ。そのゲッターで量産型ドラゴンの相手をするのは無理だ!』

李衣菜「いざとなったら機体をぶつけて脱出しますよ!私だって、ロックアイドルを極めるまで死ぬつもりなんてありませんから!」

李衣菜「今大事なのは、避難している人達が無事避難できる時間を稼ぐ!違いますか?」

早乙女『うむ。今、卯月くんや未央くんが中心となって避難誘導にあたっている』

早乙女『敵の襲来を早期に気づく事が出来たお陰で、円滑な避難が行えている。あと20分、いや15分だけでもドラゴンの動きを止めてくれ!』

橘 『早乙女博士!?』

早乙女『スタンバイ出来ているゲッターチームも直に出撃する。何も李衣菜くんだけに負担を背負わせるわけではないさ』

李衣菜「…でも、卯月が避難誘導してるって事は、ゲッターGの出撃は遅れるのか…キッツいなぁ…。けど!」

 

量産型ネオゲッター1を一歩前進。

 

李衣菜「……これ、ネオゲッター用のマシンガン、かな?」 ヒョイ

李衣菜「うぅん…。銃は撃った事ないけど…、何も持たないよりマシか!」

 

右手にマシンガンを担い、ゆっくりとした歩調で格納庫を出て、量産型ドラゴンと対峙する。

 

李衣菜「…初陣の相手がゲッタードラゴンなんて、なかなかロックな展開じゃん…!」

ヒドラー「ほぅ…。たった1機で出てくるとは、見上げた度胸だな」

李衣菜「トーゼン!ゲッターは私達人間のなんだから、そう簡単には渡せないってね!」

 

言いながら、腰だめに構えたマシンガンを乱射する。

 

李衣菜「うわわっ!?反動で銃身がブレる!?」

牛餓鬼「こいつ、素人か!」

李衣菜「あ、甘く見ないでよ!ゲッターの操縦訓練はちゃんと受けてるんだから!」

李衣菜「もうっ!ドラゴンが味方に登録されててロックオンできない…!こうなったらマニュアルにして……」

李衣菜(えっと…。今度は銃をしっかり押さえて、コツは目標をセンターに入れて…━━)

李衣菜「スイッチ‼」

 

バラララララッ

 

李衣菜「当たった!」

牛餓鬼「……フンッ」

李衣菜「…効いてない?」 ヤッパリ

牛餓鬼「当然だ。そんな豆鉄砲が通じるわけがない事など、貴様らがよく知っている事だろう?」

李衣菜「そりゃぁそうだけどさ…。なら…ッ!」

 

左拳を握り、

 

李衣菜「チェーンナックルッ‼」

 

鎖付きの拳を飛ばす。

 

牛餓鬼「バカめッ‼」

李衣菜「えっ!?」

 

半身翻した量産型ドラゴンが、目の前を通過する形となったチェーンナックルの鎖を掴み取る。

 

牛餓鬼「それぇいっ!」

李衣菜「うわぁああ!?」

 

掴んだ鎖を利用され、量産型ネオゲッター1が宙を舞い、量産型ドラゴンが密集した地点へと叩き付けられる。

 

李衣菜「ぐ…ぐぅぅ……!」

牛餓鬼「口ほどにもない。所詮小娘の動かすゲッターか」

李衣菜「何をっ…!他人(ひと)のもの盗んどいて、デカい口叩くなぁ‼」

 

起き上がり、遮二無二量産型ネオゲッター1を突っ込ませる。

 

牛餓鬼「フンッ!それが━━!」

李衣菜「ガッ…!」

 

組み付いた量産型ネオゲッター1を、まるで赤子を弄ぶ様に軽々と持ち上げ、膝を鳩尾に一発。

 

牛餓鬼「戦いを知らない素人だと言うのだッ‼」

 

浅く宙に浮いた量産型ネオゲッター1を蹴り飛ばす。

 

李衣菜「うわああああああああ~‼」

百鬼兵「おっと!遊んでやるぜ。おらよ!」

 

量産型ネオゲッター1を捕らえた量産型ドラゴンが、また更に別の量産型ドラゴンへと。

 

李衣菜「グッ━━!」

百鬼兵2「へへへっ!オラァ‼」 ガンッ

李衣菜「ウッ…!」

百鬼兵3「今度はそっちだ!」ゴッ

李衣菜「ア゛ァァアアアッ!?」

百鬼兵4「まだまだ行くぜ‼」ドカッ

李衣菜「~~~ッ‼」

 

サッカーボールの様に次から次へと、量産型ネオゲッター1は蹴り上げられ、パス回しされ、終いに格納庫の壁面へと打ち付けられる。

 

李衣菜「━━…う…うぅ…!ま、まだだよ……!」

ヒドラー「見下げ果てたものだな。無様な姿を晒しても尚、闘志は衰えぬか」

李衣菜「このまま…、ロックじゃないまま終われない!」

牛餓鬼「言葉の意味はよく分からんが、心意気は立派だな。ならば━━」

 

牛餓鬼の量産型ドラゴンが来る。

 

李衣菜「くッ…!」

牛餓鬼「己の理想を抱いたまま、…死ね!」

李衣菜「━━ッ…!」

 

ヒュゥ…ン━━

 

茜 「チェーーンジゲッタァァー‼烈ッ!火ァ‼」

 

茜 「━━てぇりゃぁあ‼」

牛餓鬼「何ッ!?━━…うぐッ!?」

 

空中から自由落下してきたゲッター烈火の踵落としが、量産型ドラゴンの頭部にクリーンヒットする。

 

李衣菜「ゲッター斬…。茜ッ!」

茜 「おっ待たせしました~!李衣菜さん!お怪我はありませんか!?」

李衣菜「私なら大丈夫!助けてくれてありがとう!」

茜 「さぁ!ここからは私も相手になりますよ!偽物ゲッター集団!」

美穂「べ、別に偽物じゃないんじゃ…」

アーニャ「Да…ミホの言うとおり、です。相手の能力は、オリジナルのゲッタードラゴンと同じ、ですね」

李衣菜「それどころか、装甲の厚さなら向こうの方が上だよ!」

美穂「改めて向かい合うと、ちょっと怖いかも…。これだけの数の、ゲッタードラゴンなんて……」

茜 「怖じ気づいてはダメですッ!こういう時は、気合いで折れた方の負けですよっ!」

アーニャ「Теория Дух…精神論、ですが…。アカネに同意します」

李衣菜「だね!私のネオゲッターだって、まだまだ動けるんだから!」 グググッ

 

瓦礫の中から量産型ネオゲッター1を起こし、何とか立ち上がる。

 

ヒドラー「バカめッ!気合いどうこう以前に数の差があるだろうが‼」

 

「なら、私達も混ぜてもらっていいかしら?」

 

美穂「あれは、量産型のネオゲッター2…!それに、ネオゲッター3も…!」

茜 「声の主は瑞樹さんですね!」

李衣菜「瑞樹さんはネオゲッター2の方に乗ってるとして、ネオゲッター3の方には誰が……」

みく「みくにゃ!」

李衣菜「みくぅ!?…大丈夫なの~?」

みく「リーナちゃんにだけは心配されたくないにゃ。誰かさんが先走るせいで格納庫に使えるゲッターはもうこれしかなかったの!」

瑞樹「二足歩行だし、基本はゲッター1と同じよ。ちょっと動きが鈍いくらいで」

みく「…まぁ、何とかやってみるにゃ!」

 

菜々「ゲッタァァーーーチェェェーーンジッ‼」

 

菜々「皆さ~~ん!お待たせしましたぁ~!ネオゲッターロボも、戦闘に参加しますよ!」

瑞樹「ライヴの疲れはもう大丈夫なの?」

菜々「はい~お陰様で…って、瑞樹さんに心配されるほどじゃないですよ!?」

奈緒「まぁまぁ。危ないところがあれば、あたしと加蓮でもフォローしますから!」

加蓮「いざとなったら、ネオゲッター2でも、3でもいけるから、菜々さんは無理しないで」

菜々「あ、あははは…」

菜々(うぅぅ…。2人の優しさが、痛い……!)

アーニャ「これで、こちらの戦力は、5機、ですか」

 

「いいや!まだあと2機残ってるよ!アーニャン!」

 

未央「チェーーンジゲッターーー‼ワァァンッ‼」

 

瑞樹「未央ちゃん!?」

みく「旧ゲッターを1人で動かしてるの!?」

未央「2人共もお待たせー!今は1機でも戦力がほしいところでしょ?」

瑞樹「それは分かるけど…、無茶はしないでよ?」

未央「分かってますって!この本田未央ちゃんに任せなさい!」

みく「…いまいち頼りないにゃぁ…」

未央「酷っ!」

李衣菜「…えぇっと、未央は2機って言ってたけど、後1機は…」

 

「自分です!」

 

美穂「伊賀利さん!…大丈夫なんですか…?」

伊賀利「はい…。自衛官として、民間人である皆さんだけを戦わせるわけにはいきません!」

伊賀利「それに、百鬼帝国には部下をやられました!その仇討ちは自分が!」

茜 「理由がどうあれこちら側にも量産型ドラゴンがいるのは心強いですね!一緒に戦いましょう!」

瑞樹「茜ちゃんの言うとおりね。伊賀利さんの量産型ドラゴンを中心に、陣形を組みましょう」

みく「リーナちゃん、間違って伊賀利さんの量産型ドラゴンを撃たないように気を付けるにゃ」

李衣菜「な…っ!そんなの分かってるよ!」

 

牛餓鬼「むぅぅ…。雑魚ばかり次から次へと…!」

ヒドラー「所詮は烏合の衆。ゲッタードラゴンの力を手に入れた我々に敵う相手ではないわ」

ヒドラー「牛餓鬼よ。私は、作戦の第2段階に移る。見事、人間共のゲッターを打ち砕いてみせよ」

牛餓鬼「ヒドラー様…。はっ!」

ヒドラー「では、任せたぞ」

 

茜 「あ!1機逃げます!」

牛餓鬼「ヒドラー様は追わせんぞ!人間!」

瑞樹「…どのみち、こいつらをこの場に野放しには出来ないのよね」

みく「そっちがその気なら、みく達が相手になってやるにゃあッ!」

牛餓鬼「面白い。これだけのゲッタードラゴンを相手にして、そんな旧式機ばかりの集団で勝てるつもりでいるとは」

アーニャ「Нет…戦いは、機体の性能で、するものじゃ、ありませんね」

菜々「ゲッターの性能の差が、戦力の決定的な差じゃないって、ナナ達の実力で教えてあげます!」

牛餓鬼「せいぜい吠えろ。各機、攻撃開始ッ!」

伊賀利「皆さん!百鬼帝国が来ます!」

李衣菜「よーーしっ!反撃開始だよッ!」

みく「リーナちゃんはこっちにゃ!」

瑞樹「李衣菜ちゃんのゲッターは損傷もしてるんだから。私達と後方支援よ」

李衣菜「…リョーカイ」

 

茜 「トラーーーーーイッ‼」

百鬼兵「突っ込んでくるだと!?」

百鬼兵2「バカか!?生身はともかく、性能差のあるゲッターで、このドラゴンが倒されるわけ…━━」

茜 「てりゃっ‼」

百鬼兵「グフッ!?」

 

掌底。

 

茜 「せいっ!」

百鬼兵「コッ…━━!」

 

袈裟蹴り。

 

茜 「とぁーーーッ!」

 

蹴り上げで顎を打ち上げ、量産型ドラゴンを昏倒させる。

 

百鬼兵2「こ、コイツ…!?」

茜 「パワーと装甲では劣りますが、機動力と柔軟さならばゲッター烈火の方が上ですッ!」

百鬼兵2「たかが一機倒したくらいで、調子に乗るな…━━」

菜々「━━ショルダーミサイルッ‼」 ドシュッ

百鬼兵2「ぐぉ……!?」

菜々「油断大敵ですよ!━━未央ちゃん!」

未央「オーライ、ウサミン!ゲッターマシンガン!」 ジャコッ

未央「オラララララララララ━━‼」

 

ドドドドドドドドドドドドッ

 

ショルダーミサイルで動きの止まった目標に、ゲッターマシンガンを集中して浴びせ、

 

未央「トドメは~…茜ちん!」

茜 「火斬刀ッ‼」

 

上空からの重力落下と共に打ち下ろした二刀の火斬刀で、量産型ドラゴンを粉砕する。

 

伊賀利「皆さん、スゴい連携だ…!自分も負けてられません!」

伊賀利「ゲッタートマホーク‼」

牛餓鬼「ッ!」

 

2機の量産型ドラゴンが鍔迫り合う。

 

伊賀利「ぐ…ぐぐぅ…!」

牛餓鬼「貴様とは性能が互角だったな。…だが」

 

牛餓鬼の量産型ドラゴン背後から、新たに2機の量産型ドラゴンが姿を現し、伊賀利を強襲する。

 

伊賀利「しまっ…━━!?」

 

バラララララッ

 

百鬼兵‘s「「!?」」

 

2機の量産型ドラゴンが集中した火線を受け、爆炎に呑まれる。

 

牛餓鬼「何だ!?」

瑞樹「一騎打ちの邪魔をしちゃ、いけないわよね」

李衣菜「こっちも1機じゃないって言うの、忘れてない?」

牛餓鬼「小癪な…!」

伊賀利「━━今だ!」

伊賀利「でぇぇいっ‼」

 

牛餓鬼が気を抜いた一瞬の隙を突き、伊賀利の量産型ドラゴンが競り勝つ。

 

牛餓鬼「ぐわぁッ!」

百鬼兵「牛餓鬼様!?」

牛餓鬼「私はなんともない!それより、すぐに態勢を立て直せ!」

百鬼兵‘s「「「はっ!」」」

 

倒れた牛餓鬼の量産型ドラゴンを庇うように、他の量産型ドラゴンが壁となって立ち塞がり、量産型ネオゲッターの火線で倒れた量産型ドラゴンも身を起こす。

 

みく「伊賀利さんも一旦下がるにゃ!単機で突っ込むのは危険だよ!」

伊賀利「了解ッ!」

未央「あの壁を突破するのは簡単じゃないねぇ…」

加蓮「向こうの頭を叩くのが一番なんだけどね」

アーニャ「そういうところは、相手も、ちゃんと考えてます」

奈緒「しっかし流石はドラゴン。なかなかタフだよ」

瑞樹「私達の重火器なんて、豆鉄砲みたいなものだしね」

みく「尚更攻撃の手を止めるわけにはいかないにゃ!」

菜々「相手が倒れてくれるまで、撃ち続けるだけです!」

伊賀利「では引き続き、ゲッター斬と旧ゲッター、ネオゲッターの3機で攻撃を!量産型ネオゲッターのお3方は、自分の援護を!」

一同「「「了解ッ!!」」」

 

 

~~~ 展示格納庫前 ~~~

 

凛 「卯月ッ!かな子!」

卯月「凛ちゃん!そっちの方の避難は?」

凛 「民間人の避難は終わったよ。逃げ遅れた人も、いないみたい」

卯月「そうですか…。何とか皆さんを避難させる事が出来ましたね」

かな子「戦いが、拡がってますね…」

凛 「みんなドラゴン相手によく持ってる方だよ。私達も行こう!」

卯月&かな子「「はいっ!」」

 

走り、それぞれのマシンに乗り込む。

 

晶葉『━━…卯月、Gチームの全員は、ゲットマシンに搭乗したか?』

卯月「晶葉ちゃん!今は、管制塔ですか?」

晶葉『あぁ、管制塔から、李衣菜達の戦闘の状況を捉えている』

凛 「すぐに状況を教えて。私達も加勢する」

晶葉『いや、卯月達は離脱した量産型ドラゴンを追ってくれ』

かな子「そんな…!李衣菜ちゃん達が、危ないんじゃないんですか?」

晶葉『今のここの状況よりも、離脱したドラゴンの行き先の方が危険なんだ』

凛 「ドラゴンの行き先?」

早乙女『連中の狙いは、建造中のゲッターエネルギープラントじゃ』

早乙女『そこが奪われるだけならまだしも、もし爆破などされたら大変な事態になる』

橘 『最悪、日本全体がゲッター線に汚染され、人間が住む事など許されない地にされてしまうぞ』

卯月「そんな…!」

早乙女『ゲッター線はまだ解明されていない事も多い。だから断言はできんが、危険な事態は回避せねばならん!』

晶葉『だからGチームは離脱した量産型ドラゴンを追撃し、エネルギープラントを守るんだ!』

卯月「…分かりました。Gチームで、エネルギープラントを守りますッ!」

凛 「戦闘に出遅れた私達が都合がいいか…。奈緒、加蓮、聞いてた?」

奈緒『おう!こっちはあたしらに任せとけって!』

加蓮『ウチに帰れなくなったら承知しないんだからね~?来週、某ハンバーガー店に限定メニュー出るんだから』

凛 「それなら、来週は奢らせてよ。今回のお礼に」

加蓮『マジ?やった♪アタシますます張り切っちゃうんだから!菜々さん、代わって代わって!』

菜々『ふぇ…!?何です!?いきなり…って、わぁああ!?』

 

通信機から爆発音が響く。

 

凛 「ふふっ。張り切りすぎて倒れないように、っと…ごめん卯月、かな子」

卯月「いえいえ!全然待ってませんでしたよ?」

かな子「来週は私達も連れてってくださいね?」

凛 「…2人は自腹だよ」

かな子「えぇーーー!」

凛 「当然でしょ、特にかな子は。食べ過ぎて、またトレーナーさんにシゴかれても知らないよ」

かな子「うっ…!それは……」

卯月「そろそろ出撃しましょう!エネルギープラントと、来週みんなでお出掛けするために!」

 

━━。

 

牛餓鬼「むっ!あれはゲッターG…。ヒドラー様を追う気か!」

未央「隙あり!」

牛餓鬼「グッ…!?」

 

ゲッター1が量産型ドラゴンにタックルを仕掛け、組み付く。

 

未央「へへっ…!しまむー達は追わせないよ!」

牛餓鬼「ふふっ…!愚かなものだ。オリジナルのゲッターG無しに、この状況が覆せると言うか!」

未央「言うね!私達は、何時だってゲッターGの性能頼みに戦ってきた訳じゃなぁああいッ!!」

 

力任せに、ゲッター1が量産型ドラゴンを薙ぎ倒す。

 

加蓮「みく、アタシに合わせて!」

みく「合点にゃ!」

 

加蓮&みく「「ダブルゲッタートルネェェーードッ‼」」

 

牛餓鬼「おおぉぉ…!?」

 

2機分のゲッタートルネードが、量産型ドラゴンを吹き飛ばす。

 

伊賀利「トドメだ…!ゲッタービィィーーム!」

牛餓鬼「チィ…ッ!」

百鬼兵「牛餓鬼様、危な…!ぐぉぉ…━━!?」

 

ドォンッ

 

李衣菜「別な奴が盾になったの!?」

美穂「もう少しだったのに…」

牛餓鬼「人間め…!よくも…ッ!」

茜 「昨日の今日ゲッターに乗ったばかりで、私達に勝てると思わないでくださいッ‼」

美穂(それは私達もあんまり言えないような…)

牛餓鬼「ふざけるなよッ!貴様らにも味合わせてやる…!ゲッターの恐ろしさと言うものを!」

未央「面白い事言うじゃん!そっちだって思い知るといいよ!人間の、土壇場の馬鹿力って奴をさ!」

 

~~~ ゲッターエネルギープラント 建設予定地 ~~~

 

BTパイロット「うわぁぁぁっ!?だ、脱出だぁ!」

BTパイロット2「つ、強すぎる…!ビィトだけでゲッターを止めるなんて、やっぱり無理だぜ‼」 バババッ

ヒドラー「フンッ!弱すぎる…!やはり人間の力などこんなものか…」

ヒドラー「いや、ゲッターの力が凄まじいのか!」 ズンッ

BTパイロット2「ぎゃあっ!?」

 

量産型ドラゴンのトマホークが、容易くビィトを粉砕する。

 

ヒドラー「フハハハハハッ!人間共め、貴様らの拠り所とするゲッターの力に恐れ慄くがいい!フハハハハハハハハハッ‼」

 

卯月「そこまでです!」

 

ヒドラー「むっ!」

 

卯月「チェェェーーンジッ!ドォラゴーーンッ‼」

 

ヒドラー「フンッ!━━ゲッターレーザーキャノン!」 バシュッ

卯月「ゲッターレーザーキャノンッ!」 バシュゥッ

 

地上の量産型ドラゴンと、空中のゲッタードラゴンの双方から放たれた光線が、中空で激突し、周囲に電磁波を帯びた爆発を生む。

 

卯月「っ!?」

ヒドラー「面白い!ゲッタードラゴン同士での戦いか!」

凛 「バカだね。同じゲッタードラゴンなら、こっちがずっとよく知ってる!」

 

爆炎の中を肉薄した量産型ドラゴンと、今度はトマホークで鍔迫り合う。

 

ヒドラー「ゲッターの事を貴様らが知っているならば、こちらは戦闘の事を貴様らより知っている!」

卯月「うぅっ…!」

 

量産型ドラゴンが、ゲッタードラゴンを打ち払う。

 

ヒドラー「ゲッタービーム!」

卯月「マッハ・ウィング‼」

ヒドラー「トマホークブーメランだ!」

卯月「!? スピンカッター!」

 

体勢の崩れた所を狙ったゲッタービームを、マッハ・ウィングで上昇して強引に躱し、放たれたトマホークを、スピンカッターで打ち払って弾く。

 

凛 「アイツ、前に思ってたけど、口ばっかりの奴じゃないね…!」

かな子「はい…!はじめて乗ったゲッタードラゴンを、あそこまで乗りこなすなんて…!」

卯月「それだけこっちを調べ尽くしてるって事ですよね…」

凛 「こっちだって負けられないよ、卯月!」

卯月「分かってます!」

卯月「ゲッタートマホークッ!」

卯月「トマホークブーメラン‼」

ヒドラー「フンッ!」

 

ゲッタードラゴンが投じたトマホークを、量産型ドラゴンは容易く払う。

 

ギュンッ

 

その間にゲッタードラゴンは急速に移動。量産型ドラゴンの背後に回る。

 

卯月「ゲッターレーザーキャノン!」

 

量産型ドラゴンを中心に置き、円を描くように断続的にレーザーキャノンで攻撃する。

 

ヒドラー「ぬぅ…!」

卯月「ゲッターキック!」

ヒドラー「ぐっ…!」

 

レーザーキャノンの連続攻撃で、足の止まった量産型ドラゴンを蹴り弾く。

 

ヒドラー「小娘め…!なかなかやりおる…」

凛 「そっちもね」

卯月「ゲッターの力を…貴方達に渡すわけにはいかないんです!」 グォンッ

 

量産型ドラゴンを殴り飛ばす。

 

ヒドラー「ゲッターは貴様らに過ぎた力だ!我々に使われてこそ意味がある!」

かな子「そんな事を…!」

凛 「アンタ達の勝手にはさせない…!させるわけない!卯月!」

 

残った1本のトマホークを構え、量産型ドラゴンに肉薄。

 

ヒドラー「むぅぅ~~!」

 

量産型ドラゴンのスピンカッターと、ゲッタードラゴンのトマホークが打ち合う。

 

卯月「くぅ~~~…!はっ!」

 

今度はゲッタードラゴンが競り勝つ。

 

ヒドラー「あと1歩…あと1歩なのだ…!貴様の相手などしておれん!」

凛 「卯月、アイツは先にゲッターエネルギープラントを狙う気だ」

卯月「そんな事をさせません!」

 

ヒドラー「うおおぉぉおおお━━‼」

卯月「うわあぁぁあああッ‼」

 

~~~ 自衛隊 施設 ~~~

 

未央「トドメだ、いがりん‼」

伊賀利「ゲッタービーム‼(い、いがりん…?)」

百鬼兵「うわぁっ!?」

 

ドォンッ

 

みく「やった!これで残すは1機にゃ!」

牛餓鬼「ぐぅ…!何故だ!?戦力でも、性能でも優れているはずなのに…!」

奈緒「何だ?1人になって、焦りはじめたってか?」

アーニャ「これが、ワタシ達の、実力です!」 ドヤァ

牛餓鬼「たかが十数年生きた程度の下等生物が実力などと…!バカにするな!」 グッ

 

量産型ドラゴンが突撃する。

 

瑞樹「貴方達の寿命が、どれ程のものか知らないけど……」

菜々「他人(ひと)を見下す人はもう負けてるんです!」

牛餓鬼「バカにするなぁ‼」

菜々「ミミンッ!?」

加蓮「きゃあっ!」

 

立ちはだかったネオゲッター3が軽く弾かれる。

 

牛餓鬼「負けるわけにはいかない…!我が父のためにも、負けることは許されないのだぁ‼」

茜 「火斬刀ッ‼」

 

ガキィンッ

暴れまわる量産型ドラゴンに割って入り、ゲッター烈火が火斬刀で勝負を挑む。

 

牛餓鬼「女ゲッターが…!勝てると思うかぁ‼」

茜 「気持ちなら、常に勝っています!百鬼帝国になんて絶対負けません!」

牛餓鬼「ふざけた事を…!どけぇ‼」

茜 「うおぁああっ!?」

 

ゲッター烈火を制し、量産型ドラゴンが立つ。

 

加蓮「何なの…コイツ…?いきなり…」

早乙女『みんな!一刻も早くそこから退避するんじゃ!』

美穂「早乙女博士!?」

早乙女『奴はゲッター線増幅装置のリミッターを外している!今の奴は爆発寸前の核爆弾みたいなモノじゃ!」

奈緒「リミッター!?」

みく「爆発寸前って…!そんなのどうやって止めたらいいにゃ!?」

菜々「こ、ここには一般人だって残ってるんですよぉ~~!?」

未央「それなら私に、いい考えがある!アーニャン!」

アーニャ「Да…ミオに合わせます…!」

 

未央&アーニャ「「オープンゲット‼」」

 

アーニャ「チェンジゲッター紫電ッ!」

 

アーニャ「ゲッター影分身!」 シュババッ

 

分身したゲッター紫電が、量産型ドラゴンを囲うように駆ける。

 

牛餓鬼「こんな小細工如き…!ゲッタービーム!」

 

回転させてゲッタービームを撃ち、分身を消し去っていく。

 

未央「パワーアームッ‼」

 

多重に増えるゲッター紫電の分身の合間から、ゲッター3の蛇腹腕が伸びて、量産型ドラゴンを拘束する。

 

牛餓鬼「これは…ッ!」

未央「ふっふ~ん!おっ待たせしました~~!ゲッター3、参上だよっ!」

みく「待ぁってましたぁー!未央ちゃん!そいつをぶん投げるにゃあっ‼」

未央「おう!行くぞ私の十八番(おはこ)‼」

 

未央「元祖!大ぃ~~雪山ッ!おぉろしぃぃ~~~ッ‼」

 

グ ワ ァ ッ

 

量産型ドラゴンを空高く投げ飛ばす。

 

牛餓鬼「ぐぅ~~ッ!…マッハ・ウィングッ!」 グッ

 

空中で態勢を直す量産型ドラゴン。それをゲッター達は追う。

 

茜 「チェェェエーーーンジゲッタァァーーー烈火ァッ‼」

未央「チェンジゲッタァァーー…1ッ‼」

 

牛餓鬼「たった2機だけで…小癪なぁ!」 キュオォ…

未央「準備いいね?いくよ、茜ちん!」

茜 「いつでもどこでも、ロックン・ロールです‼」 ロック!?

茜 「━━斬魔光ッ!」

未央「ダブルッ‼」

茜 「ゲッター━━‼」

未央&茜「「ビィィィーームッッ!!!!」」

牛餓鬼「ゲッタービーム‼」

 

同時に放たれたゲッター烈火とゲッター1のゲッタービームと、量産型ドラゴンのゲッタービームが激突。

 

牛餓鬼「ぐ…ぐぅぅ…!…な、何故だ!?こっちは人間程度では制御できない程のパワーが出ているんだぞ!?」

牛餓鬼「……ロートルと雑魚に負ける…!?」

未央「甘いねっ!」

茜 「私達は、死んでも負けられないんです!」

アーニャ「機体の強さ、では、負けるかもしれませんが、思いの強さ、では負けません…!」

美穂「1人1人の力じゃ、貴方に勝てないかもしれないけど、私達3人、未央ちゃんと4人で力を合わせれば!」

未央「勝てないものなど、何もなぁいっ‼」

牛餓鬼「感情で強さが変わると言うのか!?ロボットだぞ!?」

茜 「細かい事はいいんです!結果として、私達は貴方に勝ちますッ‼」

未央「気合いの見せ所だよ!茜ちん、アーニャン、みほちー‼」

 

4人「「「「ボンバーーーーーッ‼‼」」」」

 

牛餓鬼「━━…うっ…!……ち、父上…━━!」

 

ゲッター烈火とゲッター1のゲッタービームが、量産型ドラゴンのビームを払い除け、貫く。

 

━━轟音。

 

ダブルゲッタービームの勢いに呑まれ、量産型ドラゴンは高く成層圏まで打ち上がり、爆発の衝撃は地上まで響いた。

 

李衣菜「わわっ!」

菜々「操縦桿にビリッと来ますねぇ…」

奈緒「とりあえず、これで盗まれたドラゴンは全部か?」

加蓮「……そうみたい。もうみんな機能停止してる」

奈緒「戦闘終了かぁ~。今回は流石に骨が折れたな~」

みく「まさかゲッタードラゴンと戦うなんて、誰も思わないにゃ」

李衣菜「気が付いたら、もう夕暮れかぁ…」

菜々「それだけ激戦だったって事ですねぇ…。ナナももうクタクタで…」

加蓮「早く帰ってシャワー浴びたい…」

奈緒「しっかし、李衣菜よく無事に切り抜けたな?」

みく「あんだけボコボコにされて、リーナちゃん事態に怪我とかないの?」

李衣菜「う~…ん…?そう言えばお腹のところ冷たいような……なんじゃこりゃあ!?」

 

腹部に当てた手の平に、ベッタリと血がつく。

 

みく「……思ったより重傷そうだにゃ」

李衣菜「あっ!痛い!仰け反ったら全身痛い!…え、衛生兵━━‼」

奈緒「あははははは!」

 

瑞樹「これが若さねぇ」

伊賀利「皆さん立派な戦士と言う事ですか」

瑞樹「あの子達が慣れたらいけない事よ。もちろん、私もね」

伊賀利「分かってます。その為にも自分達が…」

茜 「瑞樹さーーーんっ‼」

瑞樹「茜ちゃん、斬チームは全員大丈夫なの?怪我はないかしら?」

美穂「はい!私達は何とも…」

アーニャ「みんな、軽傷、です」

茜 「どうします!?卯月さん達の援護に向かいますか!?」

瑞樹「私達のゲッターの損傷もあるし、卯月ちゃん達を信じましょう」

未央「ま、便りがないのは大丈夫な証拠だって。こっちは破壊された施設も何とかしないといけないし、手が必要だよ」

美穂「怪我した人の手当てとかも手伝った方がいいよね」

アーニャ「アー、あっちのリーナも、怪我人ですね…?」

 

李衣菜「うわっ!痛い!血が出てる!死んじゃう!」

奈緒「おいこら!ゲッターに乗ったまま暴れるな!被害が増える!止まれぇ‼」

 

アーニャ「アー…止めないと、ですね?」

美穂「あはは…」

茜 「奈緒さーーんっ!今手伝いますよぉーー‼」

 

ゲッター烈火が走っていく。

 

未央「ふぅ…。戦闘が終わっても騒がしいんだから」

未央「こっちは終わったよ。あとは頼んだからね、しまむー、みんな…!」

 

━━。

 

卯月「……はぁ…はぁ…はぁ……」

ヒドラー「ふん…。随分としぶとい奴等だ。だが、人間の体力では私達には及ばん!」

凛 「卯月、大丈夫?私ならいつでも代わるよ」

かな子「こっちもポセイドンなら何時でもいけます!」

卯月「凛ちゃん、かな子ちゃん、ありがとう…。でも、まだ…!」 グンッ

 

ゲッタードラゴンを加速させ、量産型ドラゴンに肉薄。

 

卯月「スピンカッター!」 ギャルッ

ヒドラー「フンッ!」

 

スピンカッターを振るうも、トマホークによって簡単に打ち払われる。

 

ヒドラー「お返しだッ!」

卯月「きゃあっ!」

 

体制の崩れたゲッタードラゴンの鳩尾に、量産型ドラゴンのゲッターキックが突き刺さり、ゲッタードラゴンは墜落。

 

卯月「うぅっ…!」

ヒドラー「トドメだぁ‼」 キュオォ…

ヒドラー「ゲッタービィィーーム‼」

凛 「今だよ!」

卯月「…っ! オープンゲェェット‼」

ヒドラー「ん!?」

 

ゲッタードラゴンに向かって、真っ直ぐ伸びたゲッタービーム。

その光跡を伝うように、分離したゲットマシンは上昇し、量産型ドラゴンの背後へと。

 

かな子「チェーーンジ、ポセイドンッ!」

 

かな子「えぇいっ!」

 

ゲッターポセイドンへ変形し、量産型ドラゴンにのしかかり、そのまま地上へ、轟音と土煙を上げてたたき落とす。

 

ヒドラー「ぐわぁああっ!?…貴様ら……最初からこのタイミングを狙って…?」

凛 「ドラゴンなら互角、ライガーならスピードで圧倒できてもパワーで勝てない」

凛 「なら、ポセイドンの一撃に賭けるだけだけど、鈍足なポセイドンじゃ、飛行できるドラゴンを捕まえるのは一苦労だからね」

かな子「これで捕まえました!覚悟してください!━━うおおっ‼」

 

グワァッ

 

渾身のポセイドンの拳の一撃が量産型ドラゴンの装甲をひしゃげさせ、打ち砕く。

 

ヒドラー「ぬぅ~~…!抜かったわ!」

卯月「かな子ちゃん!未央ちゃんとの特訓の成果を!」

かな子「はいっ!いきますよぉ…!」

かな子「うわぁああ━━‼」

 

量産型ドラゴンを持ち上げ、ゲッターポセイドンを回転。

 

ヒドラー「のわぁぁああああ…!?」

 

量産型ドラゴンを遠心力のミキサーに掛ける。

 

かな子「未央ちゃん直伝の完成形…!」

かな子「必殺、大雪山おろしでぇぇぇ~~すっ‼」

 

ブォンッ

 

量産型ドラゴンを無防備な態勢のまま、再び空へ。

 

ヒドラー「…!…ッ!えぇい!コントロールがやられたのか!?」

かな子「オープンゲット!」

ヒドラー「!?」

凛 「チェンジライガーーーッ‼」

 

真っ直ぐに打ち上がる量産型ドラゴンを、ゲッターライガーが追う。

 

凛 「あと一撃、これで決める…!」

ヒドラー「いかん…!私がこんなところでやられるわけには…!だ、脱出を…!」

凛 「ドリル…ッアァァーーームッ!」

 

ギャンッ

 

ゲッターライガーのドリルアームが、先程のポセイドンの一撃で砕かれた装甲を、ピンポイントで貫く。

一瞬の間を置き、ゲッターライガーの背後で爆発する、量産型ドラゴン。

 

ヒドラー「えぇい…ッ!あと1歩、あと一歩と言うところで…!」

ヒドラー「だがまぁいい。量産型ドラゴンの設計データは手に入ったのだからな」

ヒドラー「覚えておくがいい!今度の相手は貴様ら自信だと言う事を!」

ヒドラー「貴様らの誇るゲッタードラゴンの力が、貴様ら自身に牙を剥くのだ!ヌハハハハハハハハッ!」

 

卯月「ヒドラーは、脱出したみたいですね」

かな子「どうしますか?捕まえて、色々お話を聞くとか…」

凛 「…いや、今回はいいや。第一目標のエネルギープラントは無事なわけだし。それに、今回は戦いが長引きすぎた」

卯月「今の状態で、百鬼帝国に援軍を呼ばれたら…」

凛 「そう言うこと。一刻も早く、少しでも長く、休息を取ろう…━━」

 

━━ 管制塔。

 

晶葉「━━…はい、はい。そうか、分かった。警戒態勢はそのまま維持で頼む。…では」

 

晶葉「Gチームは、エネルギープラントを守りきったようです」

早乙女「そうか…。……ふぅ…」

橘 「厄介な事になりましたな。いずれ百鬼帝国も、量産型ドラゴンを実戦に投入してきます」

橘 「戦いの激化は必至ですぞ」

早乙女「うむ。我々も手をこまねいている訳にはいかんな。━━晶葉くん」

晶葉「はい?」

早乙女「君が以前話していたネオゲッターロボの強化計画、実行に移す時が来たようだ」

晶葉「…喜ばしい事では、ありませんね。ですが、分かりました。部屋にあるデータをまとめておきます」

早乙女「うむ」

橘 「資材等で不便があったら言いなさい。私の研究所でも、出来る限りは協力しよう」

晶葉「有難う御座います。━━では」

 

早乙女「……儂も急がねばならん、か…━━」

 

━━━━━。

 

━━。

 

~~~ 数日後 早乙女研究所 談話室 ~~~

 

晶葉『━━…この問題の答えは…━━』

 

瑞樹「晶葉ちゃん、初バラエティにしては出番多いじゃない?」

晶葉「足跡は残したと思ってるからな。しかし…、こうしてテレビに出てる自分を見ると言うのは、何と言うか、こそばゆいな…」

みく「デビューライブは大成功、テレビ出演も出来て、アイドルとしてはもう言う事なしにゃ!」

晶葉「助手の手腕が優れているんだよ。私が何か出来た訳じゃない」

菜々「でも、バラエティでのトークも、ライヴのトークも、みんな晶葉ちゃんがやった事ですから、自信持ってください!」

晶葉「そうか?…そうだよな」

奈緒「ん?そういや、いつもうるさい李衣菜はどこ行ったんだ?」

凛 「あの量産型ドラゴンとの戦いの後、精密検査したら左右の肋骨が1本ずつ折れてたって」

加蓮「だから入院。一週間」

奈緒「…ははっ。それじゃあしばらくは研究所も静かになるか…」

みく「奈緒ちゃん、張り合う相手がいなくて寂しいにゃ?」

奈緒「な…そ、そんな訳ないだろ!むしろゲッターとロックで鬱陶しいのがいなくって清々するくらいで…」

 

早乙女「ゲッターチームの諸君、入院中の李衣菜くんを除き、全員揃っているな?」

 

卯月「早乙女博士?」

未央「珍しいですね?博士がこんな時間にこんなところに」

早乙女「うむ。実は君らに重要な話がある」

美穂「重要な話、ですか?」

早乙女「先の事件を機に、激化が想定される今後の戦いに備える為、早乙女研究所の機能を新たに設備の整った新研究所に移設する」

瑞樹「新研究所…?」

晶葉「博士、そんな話今まで…」

早乙女「急遽話が進んだ事でな、君にまで回すのが後回しになってしまった。すまんな」

晶葉「あ…いえ……」

早乙女「…研究所の移設に伴い、現在使用している研究所は閉鎖、以後私と、未央くん」

未央「えっ?あ、はい!」

早乙女「私の助手と未央くん。彼女以外の立ち入りを禁止する」

未央「えぇ…!?わ、私ぃ…?」

凛 「……」

早乙女「既に決定した事だ。皆思う事はあると思うが、異論は認めん」

 

一同「「「……」」」

 

早乙女「新研究所への移設は、来週から順次行う。私物を持ち込んでいるものは速やかにまとめておくようにな。…では」

 

つづく




次回予告‼

突如、研究所を封鎖し、1人で研究に没頭する博士に、不信感を抱き始める凛と晶葉。
果たして、早乙女博士の真意とは何か?
凛は、助手として博士に選ばれた未央に協力を仰ぎ、封鎖された早乙女研究所へと潜入する。
そこで凛が目にするものとは━━!?

次回 ゲッターロボ×CG 第2部

第17話『その名は真ゲッターロボ!』に、チェンジゲッター!
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