ゲッターロボサーガ デレマス版   作:E.T.c

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第22話『アトランティスの守護神!』

 

~~~ 新早乙女研究所 所長室 ~~~

 

かな子「アトランティスの古代都市、ですか?」

晶葉「うむ。皆も先日、大西洋沖で起こった大規模な地殻変動は覚えているだろう?」

卯月「……そんな事があったんですか?」

凛 「ほら、この間ニュースでもやってたでしょ。津波で沿岸の都市にも大分被害が出たって」

卯月「え~…っと…。ごめんなさい…、朝はゆっくりテレビ見てる時間がないので…」

かな子「私も…。朝御飯食べながら、聞き流しちゃってるかもしれません」

凛 「…まぁ、私も真剣に見てたわけじゃないけど。それで、晶葉?」

晶葉「あぁ、その地殻変動の影響で、これまで海底深くに眠っていたらしい古代遺跡が姿を現した」

晶葉「近隣の国は、直ぐに調査団を結成して調査に乗り出し、遺跡の壁画などに刻まれた古代文字から、おそらくその遺跡は、多くの古文書にその存在を記されてきた巨大王国、アトランティスの都市の一部だったのだろうと推測された」

卯月「スゴいじゃないですか!まさに世紀の大発見って事ですね?」

凛 「それで、晶葉がわざわざここに私達3人を呼び出したのは、世紀の大ニュースを熱っぽく私達に報告するため?」

晶葉「まぁ焦るな。ここからが卯月達を呼んだ話の本題でな。つい一週間ほど前から、その調査団との連絡が取れなくなっている」

かな子「何かあったんですか?」

晶葉「事態を受け、調査団を派遣した国も調査団の捜索や救助のために軍を派遣した。が、その軍の部隊とも連絡が取れなくなった」

晶葉「今日の朝になって、その部隊の隊員と思われる男性が1名のみ救助され、救助隊員にこう言ったそうだ」

 

晶葉「『百鬼帝国に襲われた』とな」

 

卯月「百鬼帝国…!」

凛 「ホント、アイツらはどんな国にも節操なく…」

晶葉「百鬼帝国が、全世界に対して散発的に攻撃を行っていたのは元からだがな」

晶葉「話から察するに、アトランティスの古代都市も、百鬼帝国の手に落ちたと考えて先ず間違いないだろう」

かな子「それで、私達の出番、何ですね?」

晶葉「そうだ。各国もゲッターに匹敵するスーパーロボットの配備を進めている。だが現状、百鬼帝国に正面から抵抗しうる戦力はゲッターGしかいない」

卯月「確かに、ゲッターGなら百鬼メカが2、3体相手でもなんて事ないですけど」

凛 (……)

晶葉「ゲッターGの戦闘力を以て百鬼帝国を殲滅し、古代都市を奪回する」

晶葉「これが、今回政府から我々に与えられた任務だ」

かな子「でも、古代都市を占領されちゃってるって事は、自然とそこが戦場になるわけですよね?」

卯月「古代都市を壊さないように戦わないといけないとなると…、いつものようにはいきませんね」

晶葉「頼むぞ。この遺跡は歴史的価値も高い。今後の調査の事も考えると、損害はなるべく抑えてくれ」

卯月「うぅ~…。が、頑張ります!」

凛 「卯月とかな子はプロデューサーに話してきて。今後の予定の調整が必要だよ」

かな子「そうですね。海外行くことにもなりますしね」

卯月「そう言えば、海外っていいんですか?パスポートとか、領空侵犯とか…」

晶葉「それについては問題ない。超法規的措置というやつだ」

晶葉「そもそも、行ったところでのんびり観光してる暇もないだろう?」

卯月「か、観光するつもりはないですけど…」

かな子「卯月ちゃん、プロデューサーさんに連絡しないと」

卯月「あ、そうでした!それじゃあ晶葉ちゃん、ちょっと失礼しますね」

晶葉「うむ」

凛 「私は格納庫に行くよ。準備が整うまでにゲッターの方を点検しておきたいし」

凛 「それと、テスターチームにも声を掛けておくよ。向こうの戦力は期待出来ないんでしょ?なら、援護くらいこっちで用意しておかないと」

晶葉「分かった。よろしく頼む」

 

━━。

 

卯月「━━…はい。という訳なので、これから先の予定を確認したいんですけど…」

新P『成る程、お前らも大変だな。都合の良い事に、今後1週間くらい先は特に予定も入ってねぇぜ』

卯月「そうですか。ありがとうございます」

新P『お前に関しては、心配するのも余計なお世話かもしんねぇけどよ』

卯月「はい!油断しないで頑張ります!」

新P『おう、いい意気だな。…ん?何だ、響子。…分かった、それじゃあな島村、無茶すんなよ』

卯月「はい、お疲れ様です!プロデューサー」

 

プツン━━

 

かな子「今プロデューサーさん、響子ちゃんの事名前で呼んでませんでした?」

卯月「え?…言われてみれば…。何かあったんですかね?」

かな子「何かって…、何が?」

 

凛 「2人共、連絡は終わった?ゲッターの出撃準備は出来てるよ」

卯月「はい、こっちはもう大丈夫です」

かな子「あ、ちょっと待ってください…!遠くに行くなら、何時もよりお菓子を…」

凛 「……。20分だけ待ってあげる」

かな子「ありがとうございます!」 タッタッ

凛 「こっちはゲッターで待ってよっか。卯月」

卯月「は、はい。そうですね…」

 

━━ 格納庫。

 

主任「ハッチ開けろ~!作業員退避だ、モタモタすんな~‼」

李衣菜「あれ、大将。ゲッターG出撃って、警報出てましたっけ?」

主任「リーナ。ここじゃなくて、海外に出張だ。日本じゃ警報もならねぇぜ」

李衣菜「あぁ、成る程。テスターチームも一緒かぁ…」

主任「海外が羨ましいなんて思ってねぇだろうな?」

李衣菜「あ、あはは…!やだなァ大将。そ、そんなこと思ってるわけないじゃん!」

主任「…だといいんだがよ」

古田「ゲッターG、旧ゲッター、どっちも発進準備完了ッス!」

主任「分かった‼」

 

卯月「━━ホントに晶葉ちゃんも行くんですか?」

晶葉「あぁ。現地で指示を出すなら、ゲッターに通じた人間が1人はいた方がいいだろう?」

晶葉「それに、何故百鬼帝国が遺跡を襲ったのかにも興味があるからな。その原因を、この目で確かめたい」

卯月「…分かりました。出来るだけ負担の掛からないように飛びますね」

晶葉「私だってシミュレーターは受けている。心配は無用だ」

卯月「ですけど…」

 

主任「ゲッターG!何時でも発進出来るぞ!」

みく「卯月ちゃん、後ろが支えてるにゃ!」

卯月「は、はい…!すいません、直ぐに発進します!」

 

みく「さって、久々の出番、張り切ってやってやるにゃん!」

瑞樹「ふふっ。気合いが空回りしないようにね。初海外の仕事が最後の舞台なんて、洒落にならないわよ?」

菜々「ふ、不吉な事言わないでくださいよぅ!」

 

卯月「ゲッターG、発進!」

みく「ゲッターロボ、出るにゃあっ!」

 

ズワァアッ━━。

 

~~~ 洋上 ~~~

 

菜々「ふっわぁあぁぁぁ~~……」

瑞樹「大きな欠伸ね」

菜々「す、すいません…!あまりにも道中が平和だったもので…。昨日は深夜までお仕事でしたし…」

瑞樹「気持ちは分からないでもないわ。こうやって大海原を見ていると、心が安らいでいく感じがあるのよね」

菜々「ですよね~!ゲッターの中では潮騒の音までは聞こえなくても、都会の喧騒から離れた景色っていうのは、癒されます!」

みく「2人共言ってる事がババ臭いにゃ」

菜々「ババくさ…っ!?」

瑞樹「貴女にもいずれ分かるわ」

みく「分かりたくないにゃぁ~~…」

 

かな子「賑やかですね~」

凛 「一応、これから戦闘に行くって言うのに…。あとかな子、そのアップルパイ何個目?」

かな子「こ、これから戦闘なんですよね?だから大丈夫です!」

凛 「…これ以上かな子が重くなったら、ポセイドン号が飛ばなくなるかもよ?」

かな子「それは流石にありませんよっ!!」

卯月「ふふふっ。晶葉ちゃん、気持ち悪くありませんか?」

晶葉「大丈夫。快適なくらいだ。機内食はまだかな?」

卯月「かな子ちゃんが用意してくれたクレープならありますよ」

晶葉「お、おう…。用意がいいんだな」

卯月「コックピットの中だと操縦桿を握っていなきゃいけないので、片手に持って食べやすいもの、だそうです」

晶葉(食べやすいのだろうか…?おっと、クリームが…)

卯月「因みに中身の野イチゴなんですけど、今の研究所の敷地内で採れたそうですよ」

晶葉「あの辺りを散策でもしたのか?」

卯月「はい。この間未央ちゃん達と行ってきたそうですよ?」

晶葉「皆、行動的だな。と言っても、研究所でする事の方が少ないか」

卯月「ですね。私達はゲッターを動かすだけですから。整備とか、晶葉ちゃんがやってるゲッター線の研究とかはちょっと難しくて…」

晶葉「ゲッターに乗れるだけでも、とんでもない事をしているんだがな」

卯月「そう言えば、最近凛ちゃんとよく2人で執務室でお話ししてますけど、何の話をしているんですか?」

晶葉「……何、ちょっと書類整理を手伝ってもらっているだけさ」

晶葉「何分、ゲッターの事も何も、早乙女博士から託された紙資料が頼りだからな」

卯月「そうなんですか?…早乙女博士も、心配ですね。1人で倒れたりしてないでしょうか」

晶葉「きっと大丈夫さ。早乙女博士は、私以上の天才だ。自分の限界を越えるような無茶はしないさ」

晶葉(そうだと信じてますよ。早乙女博士━━)

 

ピピッ ピピッ

 

凛 「…ん?こっちに近付いてくる機影が3つ?」

晶葉「そろそろ向こうの領空に入るな。おそらく出迎えだろう」

瑞樹「ゲッター2機のお迎えに戦闘機3機なんて、向こうも余裕がないのね」

菜々「あんまり言っちゃ可哀想ですよ。どこも余裕がないのは一緒なんですから」

 

パイロット『早乙女研究所の方々ですね?我々の基地へ誘導します。着いてきてください』

 

卯月「了解しました。よろしくお願いします」

みく「流石にゲッターだと顔パス余裕にゃあ」

凛 「こんな特徴的なロボットも他にないだろうからね」

晶葉「それも、ゲッターが量産されるまでの話だ」

菜々「その話、まだ続いてたんですね」

晶葉「パイロットの習熟が一からやり直しになっただけだ。量産型ドラゴンの生産ラインも、順調に稼働している」

かな子「伊賀利三佐も教導で忙しいみたいですからね」

卯月「伊賀利さんと連絡先交換してたんですか?」

かな子「え?あ、はい。何かあった時のために、自衛隊の動きが分かるといいなぁ、なんて」

晶葉「とか言って、ホントはスイーツの店の情報交換をしたかっただけなんじゃないのか?」

瑞樹「確かに、甘いものとか好きそうだったものね。彼」

かな子「そ、そそんな事ないですよ~?」

みく「動揺が言葉に出まくりにゃ」

卯月「…ッ!皆さん、見てください…!」

菜々「これは…」

凛 「廃墟、だね…」

瑞樹「にしても、あんまりね」

みく「ビルも何も、全部滅茶苦茶にゃ!」

 

パイロット『百鬼帝国との戦闘の影響です。この地区にも、20万を越す住人が、暮らしていたんですが…』

 

かな子「その人達はどうなったんですか?」

パイロット『大半は避難して、他の町に移りました』

パイロット『しかし中には、自分の生まれ育った街と運命を共にする、と言って聞かない人達がいて…』

かな子「そんな…」

晶葉「どこもそうだ。戦闘というのは、戦いとは無縁の人間から平和と居場所を奪う」

凛 「その上今度は遺跡まで。これ以上の無法は許されないね」

卯月「はいっ!必ずこの国からも追い出してみせます!」

パイロット『心強いですね。さぁ、あと30分ほどで基地へ到着しますよ』

卯月「分かりました!」

かな子「━━? 待ってください。今向こう何か光りませんでした?」

菜々「光り…?こっちのレーダーに反応はありませんが…」

かな子「間違いありません!西の方です!」

卯月「あれは…百鬼メカ!」

凛 「何かを追ってる…?」

みく「距離遠くてちゃんと分かんないけど、あれは多分トラックにゃ!」

卯月「‼」

 

ギュンッ

 

凛 「~~~!卯月!?」

卯月「トラックを助けます!晶葉ちゃん、しっかり捕まっててください!」

晶葉「ッ…そう言うのは……動き出す前に言ってくれ!」

卯月「みくちゃん達はトラックの保護を!百鬼メカの相手は私がやります!」

みく「りょ、了解にゃ…!」

卯月「ゲッターレーザーキャノン!」 ジャキッ

かな子「データベースに該当がありますね。トラックを追っているのは、メカ一角鬼、メカ大輪鬼、メカ半月鬼の3体ですね」

凛 「向こうも戦力強化で百鬼メカを量産したって訳。卯月、やるからにはトラックに当てちゃダメだよ」

卯月「分かってます!トラックの後ろを撃って、百鬼メカを怯ませます!」

 

飛行軌道で機体に水平にレーザーキャノンを構え、

 

卯月「‼」

 

狙いを定め射撃。トラックと百鬼メカ群の間の道路を粉砕し、衝撃波と共に爆煙を生む。

 

百鬼兵「な、何だぁ!?」

 

怯んで立ち止まったメカ一角鬼の前に、ゲッタードラゴンが立ちはだかる。

 

百鬼兵「そんな…!」

卯月「ゲッタートマホーク‼」

 

ズバァッ

 

百鬼兵「ゲッ……ター…だと…━━」

 

刹那でトマホークを抜き打ち、メカ一角鬼の首をはねる。

 

百鬼兵「バカな…!?何故ゲッターがここに!?」

卯月「それはこちらの台詞です!」

凛 「私達は桃太郎みたいなものだからね。鬼が出るところにはどこだって現れるよ」

百鬼兵「おのれぇ…!くたばれぇ‼」 ギャンッ

卯月「トマホーク…ブーメランッ!」

 

車輪を回転させて迫るメカ大輪鬼に、トマホークを投射して迎撃するが、トマホークは回転する車輪に弾かれる。

 

百鬼兵「ふはははっ!パワーが違うのさ!パワーが‼」

かな子「それはどうでしょう?」

卯月「━━スピンカッター‼」

 

ズワァッ

 

トマホークを弾いた事で、空いた隙間にスピンカッターをねじ込み、メカ大輪鬼の肩の間接を断裂。車輪を1つ切り落とす。

 

卯月「ゲッターキック!」

 

飛び回し蹴りで、メカ大輪鬼を横倒しに。

 

卯月「はぁああっ‼」

 

戻ってきたトマホークを握り直し、両断。

 

百鬼兵「み、みんなやられちまったぁ~…!て、撤退…!」

凛 「逃がさないよ」

卯月「ゲッタービーム‼」

百鬼兵「ギャァアァァッ!!━━」

 

逃げようと背を向けた、その背中にゲッタービームを浴びせ、最後のメカ半月鬼も破壊する。

 

卯月「他に敵はありませんか?」

凛 「…今のところレーダーに反応はないね」

かな子「百鬼メカを相手にした割りには、手応えがなかったですね」

凛 「全然連携もとれてなかったし、向こうも習熟中だったんでしょ」

卯月「戦闘が長引かなくて、良かったですね。晶葉ちゃん、大丈夫でした?」

晶葉「何とかな…。トラックの方は大丈夫か?」

卯月「えっと…」

 

みく「こっちにゃ!ちゃんと保護してるよ」

菜々「ゲッタードラゴンのレーザーキャノンの衝撃で吹っ飛んじゃって、間一髪ってトコでしたけど…」

卯月「すいません!狙いと精度は良かったんですけど、威力を絞れなくて…!」

瑞樹「大丈夫よ。相手とトラックを分断出来ただけでも上出来だわ」

凛 「乗ってる人は無事?」

みく「生きてはいるみたいだけど、気を失ってるみたい」

菜々「1人だけで…、他の人はどうしたんでしょう?」

晶葉「それを含めて、落ち着いてから聞いてみるか…」

かな子「待ってください、目を覚ましたみたいですよ!」

 

男 「う…うぅ…!」

 

菜々「ホントですね。何か言ってるみたいですよ?」

 

男 「ウザーラ……」

 

瑞樹「ウザーラ?」

みく「何にゃそれ」

晶葉「…検討もつかんな。何かの暗号か…」

凛 「待って。トラックのコンテナ部分に亀裂が入って、何か見えない?」

卯月「あれって…、ロボットの頭部、ですか!?」

かな子「もしかしてそれがウザーラ?」

晶葉「ともかく、一旦彼らの基地へ運ぼう。傷の手当てもままならないのでは、おちおち話も聞いてられんからな」

卯月「そうですね。みくちゃん、そのまま輸送お願いできますか?」

みく「合点にゃ!安全飛行で運んじゃうよ!」

 

キュゥゥウン━━。

 

~~~ 某国 基地施設 ~~~

 

司令官「ようこそ、我が基地へ。先ずは、こちらの応援要請に応えてくれた事に礼を言う」

晶葉「礼には及びませんよ。百鬼帝国は全人類共通の敵です。連中が暴れてるところなら、国境なんて関係ありませんよ」

司令官「そう言って頂けるとありがたい」

司令官「しかし、日本では若者の社会進出が進んでいると聞くが、貴女のような少女が、まさか一研究機関の代表とは」

晶葉「代表など…。私は池袋晶葉。早乙女研究所の所長、代理ですよ」

司令官「ふむ…。二つ結いの長髪に、赤いフレームの眼鏡…。もしや、貴女が噂に聞く日本の天才少女か?」

晶葉「ははっ。日の丸を背負うほど、大層なものじゃないですよ」

司令官「いやいや、お話は予々。何でも、インベーダーの体構造を解明したと」

司令官「我々ゲッター線研究において、一歩遅れた位置にある者達でも、奴等に抗う事が出来る」

晶葉「たまたまそこにいただけです。それより、現在の話をしましょう」

司令官「うむ。…残りのゲッターのパイロットの方々は?」

晶葉「何人かはゲッターの整備の監督を。残りは道中で保護したトラックの乗員に付き添っています」

司令官「搬送された者に異常はないのかね?」

晶葉「頭部を強く打ち、全身に打撲もありますが、他は。ここで話した事も、後々私から皆に伝えるつもりです」

司令官「そうか。では、はじめよう」

 

司令官「先ずは、これを見てくれ」

晶葉「…遺跡の映像ですか」

司令官「今朝方に諜報部隊が捉えた映像だ」

晶葉「見事に敵だらけですね…。航空戦艦型の百鬼メカも見えるが…、よくもまぁ、こんな大部隊を用意したものだ」

司令官「連中は遺跡の敷地内にのみ部隊を展開している。遺跡の歴史的価値の高さから、我々が迂闊に攻撃できないのを逆手に取られているのだ」

晶葉「姑息な真似を…。それだけ守りを堅めて、連中は遺跡で何をしているんです?」

司令官「分からん。ただ、百鬼帝国が派遣したと思われる調査隊や科学者はどうやら、遺跡の地下を目指しているようだ」

晶葉「遺跡の地下?…しかしそうなれば、連中とて遺跡の上でドンパチやられるのは迷惑でしょう」

司令官「そうだな。戦闘が激しくなれば、最悪生き埋めだ」

司令官「我々が撃ってこない。その自信があるんでしょうな」

晶葉「なら、そんな連中の鼻っ柱に、1つ思い知らせてやるとしますか」

司令官「ほう、考えがあるようだな?」

晶葉「はい。向こうが防戦の布陣を敷くのであれば、奇襲や陽動は無意味でしょう」

晶葉「百鬼帝国が、我々の攻勢に対して、守りの一手を貫くと言うのであれば、我々はそれを利用するだけです」

 

~~~ 基地内 医務室 ~~~

 

男 「うぅ…っ」

卯月「あっ、目が覚めましたか?」

男 「ここは…、私は、何処かの病院に搬送されたんですか?」

凛 「違うよ。一応、ここは軍の施設。その医務室だよ」

男 「しかし…、君達は…?」

かな子「私達は、ゲッターのパイロットです」

男 「ゲッター…?そうか、私を助けてくれた…。ははっ、そうか」

卯月「? 何か?」

男 「いや、すまない。先ずは助けてくれた事に礼を言う」

卯月「そんな、お礼を言われるような事は何も…」

男 「私は、アトランティスの遺跡を調査していたマキシム教授の助手をしていた者です」

凛 「早速だけど、アンタがトラックに積んで持ち出してきたあの頭部について聞かせてもらうよ」

かな子「そうです!あれは、百鬼帝国の新兵器か何かですか?」

男➡助手「違います。あれは、ウザーラは、アトランティスが遺した遺産なのです!」

かな子「遺産…!?あれが…、大昔に作られたものなんですか?」

凛 「その割りには、最新技術にも負けてない技術レベルだと思うけど」

助手「私達が、遺跡の調査によって判明出来たのは、先ず第一に我々の推測を大きく上回る発達した技術力です」

凛 「その情報は、どうやって?」

助手「壁画です。私達が調査に入った古代都市の中央部、そこはかつての宮殿だったようなのです」

卯月「宮殿…?じゃあそこに、ウザーラも…?」

助手「はい。当然、ウザーラは頭部だけでなく、体も持っていて、我々は最初宮殿に祀られる石像のようなものだと思っていました」

助手「しかし、考古学の権威であったマキシム教授が、ウザーラのすぐ脇にあった壁画に描かれた古代文字を解明する内、それが間違いである事に気付いたのです」

凛 「間違い?」

助手「ウザーラは、アトランティスの守り神として、建造された、古代技術のロボットなのです」

卯月「ロボットって…、そんな大昔に出来るものなんですか?」

助手「詳しくは分かりません。しかし、ウザーラの側の壁画には、ウザーラはアトランティスの文明が始まった当初から建造された事、アトランティスの科学力は勿論、錬金術や、魔術まで利用して作られた巨神像だと、記されていたのです」

助手「おそらく、長い年月と、膨大な数の人員を用いて、作られたものなんでしょう」

凛 「錬金術に魔術なんて、そんなオカルトで動いたなんて、確証あるの?」

助手「あります。それは、壁画の最後の記述でした」

助手「『我々は、滅びの運命を迎える』」

卯月「滅びの運命?」

助手「おそらくですが、アトランティスの都市に伝染病が蔓延したのか、地震などの天変地異に見舞われたのだと思われます」

かな子「そ、それで…、続きは…?」

助手「━━『滅びの運命は変えられる。ウザーラよ、我らの文明が外界の者の目に触れぬよう、永遠の地に我々を送り出してくれ』」

助手「『滅びの運命を乗り越えし時、我らは永遠の地を去り、永劫の繁栄を迎えるだろう』━━」

かな子「永遠の地…?永劫の繁栄…?……どういう事ですか?」

卯月「さっぱりです。検討もつきません…」

凛 「……」

助手「永遠の地の心当たりなら、皆さんにもあるはずです。言い伝えで伝わる、アトランティスが最後どうなったか…」

卯月「伝説の都アトランティスは、天変地異によって海に沈んだ…。もしかして…!」

助手「そうです!この壁画の記述が伝える永遠の地、それは、海底です!」

かな子「待ってください!ウザーラに、我々をそこに送り出してくれって事は…!」

助手「アトランティスが沈んだのは、天変地異や神の怒りなどではなく、ウザーラによって沈められたと言うことです」

かな子「そんな事が…?」

凛 「それが事実だとしたら、そのウザーラってロボットは、ゲッター以上の力を持ってるって事になる」

卯月「そんなのが百鬼帝国の手に渡ってしまったら…!」

助手「私とマキシム教授、そして調査団のメンバーは、百鬼帝国に捕まり、遺跡とウザーラの解明を進めるため、奴隷も同様に働かされていました」

助手「ほんの僅かな隙をついて調査団のメンバーが私をトラックに乗せ、予め調査のためと偽って取り外していたウザーラの頭部を持ち出して、遺跡から脱出する事が出来ました」

卯月「それじゃあ、教授達は…」

助手「…分かりません。ですが、これだけの事をしでかしたのです。おそらくは…」

凛 「……」

助手「マキシム教授の助手でありながら、教授を守る事も出来ず…。うぅ…!」

卯月「気を落とさないでください!」

助手「…頭部がなくては、いくら掘り出したとしてもウザーラは動きません。その内に、百鬼帝国もろとも、ウザーラを破壊してください!」

かな子「い、いいんですか!?貴重な資料なんじゃ…」

助手「あんな危険なものは、この世にあってはいけないのです!ウザーラがある限り、またそれを狙って、争いが起きる。人間同士だって!」

かな子「それは…」

助手「だから、そんな悲劇が起きる前に、ウザーラを破壊するのです!アトランティスの文明は滅んでなければならない!」

 

トントン ガチャ

 

晶葉「失礼する。入るぞ」

凛 「晶葉。指令との話は終わった?」

晶葉「こちらは滞りなくな。そっちは、気が付いたのか。何か話は聞けたか?」

卯月「聞けたなんて、そんなレベルじゃありません!」

晶葉「…どういう事だ?」

凛 「あのウザーラって奴、予想以上の代物だったみたいだよ」

かな子「一刻も早く破壊しないと!」

晶葉「ふむ?まぁこちらも出撃許可は降りてる。ゲッター両機の準備が整い次第百鬼帝国を遺跡から追い出すぞ」

3人「「「了解‼」」」

晶葉「君もすまなかったな。調査団の事も気になるだろうが、今はゆっくりしてくれ」

助手「あ、あぁ…」

凛 「……」

 

凛 (滅びの運命を乗り越えし時、永劫の繁栄を迎える、か…)

凛 (繁栄って事は、復活を意味してるの?そう言うことなら…)

凛 (アトランティスは、まだ滅んでない?━━)

 

~~~ 古代遺跡 宮殿 ~~~

 

ヒドラー「ウザーラの頭部を持ち去った人間の捕獲に向かった部隊から連絡は入らんのか!?」

百鬼兵「は、はい…!捕獲部隊からの連絡は一向になく…」

ヒドラー「何故だ!?相手はトラックがたった一台だぞ!」

百鬼兵「はっ…!それが、連絡員からの連絡によると、人間側にゲッターが現れたようで…」

ヒドラー「何ィ!?おのれゲッターめぇ…!こんなところまでちょっかいを出してきおって…!」

百鬼兵「いかがなされますか…?直ぐに兵を退きますか?」

ヒドラー「バカ者!この遺跡の調査は、ブライ様から直々に賜った命であるぞ!それを反故にする事など出来ぬわ!」

百鬼兵「ですが、既に調査も終了し、ブライ様が望むものは見つけられなかったはずですが…」

ヒドラー「関係ないわ!あの地下で見つけた古代兵器さえ押さえれば、ブライ様も喜んでくださる筈なのだ!」

ヒドラー「連中が我らから奪った頭部さえ、手中に戻ってくれば良いのだ!」

百鬼兵「ひ、ヒドラー様…!」

ヒドラー「今からここにいる全軍を率い、古代兵器の頭部の回収に向かう!」

百鬼兵「ヒドラー元帥…!お言葉ですが、それは……!」

ヒドラー「何だ!?相手はたかがロボットが2機に雑兵戦力が少しだぞ!?」

ヒドラー「何故我らに負ける通りがある!?我らは、最初から勝てる通りがあるのだ!」

ヒドラー「我らが負ける筈がないっ‼」

 

百鬼兵2「ヒドラー元帥‼」

 

ヒドラー「何だ!?」

 

百鬼兵2「ゲッターが…、ゲッターが現れました!」

 

ヒドラー「何だとぉ!?」

 

━━ 遺跡外。

 

かな子「ゲッターポセイドン、参上ッ!!」

 

百鬼兵「げぇ!ゲッタードラゴン!」

 

かな子「ポセイドンです!」

凛 「ポセイドンはここで固定だよ。分かってるね?かな子」

かな子「はい!先ずは相手を引き付けるんですよね」

 

百鬼兵「何だ?攻撃してこねぇのか?」

百鬼兵B「へへっ、やっぱこのボロっちい廃墟が大切で攻撃できねぇんだぜ!」

百鬼兵「なら今のうちだ!いくらゲッタードラゴンでもこっちの火力を合わせりゃ楽勝だぜ!」

 

ゲッターポセイドンの前に集結した百鬼メカの軍団が、ミサイルや光線を一斉に撃ち、弾幕の雨を降らせる。

 

かな子「っ…!」

卯月「大丈夫ですか?かな子ちゃん!」

かな子「平気です!このくらい…ッ!」

 

百鬼兵「はっはぁあ!ザマァないぜ!」

百鬼兵B「この調子だ!どんどん戦力を集めろ!質も数で圧倒しちまえ‼」

 

卯月「調子に乗ってきましたね…」

凛 「お陰で予定より早く事が済みそうだけど。単細胞は扱いやすくて助かるよ」

凛 「かな子、そろそろいくよ!」

かな子「はいっ!…狙いと、威力を絞って……」

 

かな子「ゲッターサイクロン‼」

 

ゲッターポセイドンの生み出した竜巻が、降り注ぐ火薬の雨を一瞬で振り払う。

 

百鬼兵「え゛っ?」

 

かな子「フィンガーネット!」

 

百鬼メカ軍団の頭上から拡がったフィンガーネットが、一網打尽にする。

 

百鬼兵「うおっ!?コイツぁ…」

百鬼兵B「お前!こっち来んな!身動きがとれねぇ…!」

百鬼兵C「仕方ねぇだろ!網に捕縛されちまったら…」

 

かな子「投網戦法です!」

 

百鬼メカを捕縛したネットに繋がるワイヤーを引き寄せ、一気に体を捻る。

 

かな子「大雪山おろしの要領で…!」

 

獲物を地に引き摺りながら1回、2回と回転。

 

かな子「うぅ~~~~~ッ!」

 

回転数を上げていく内に、獲物は重力から解放されて、宙へと。

 

かな子「てぇぇええぇぇぇいっ‼」

 

そして、回転が限界に達した一点で、天高く放り投げる。

 

かな子「菜々さん!」

菜々「呼ばれて飛び出てウサミンミン!気合い入れていきますよ!」

かな子「はいっ!」

 

菜々「ゲッターミサイル‼」

かな子「ストロングミサイル‼」

 

大空に放り出された獲物に、左右から放たれた二種類のミサイルが命中。盛大な爆煙を上げる。

 

菜々「やりました!作戦大成功です‼」

瑞樹「いくら遺跡を盾にしてたって、その遺跡から出しちゃえば、容赦しなくてもいいものね」 ワカルワ

凛 「今ので全面に出た百鬼メカは倒せた。次の部隊を展開される前に要塞鬼を落とすよ!」

かな子「はいっ!行きますよ‼」

卯月「みくちゃん達は、残りの敵の相手をお願いします!」

みく「合点にゃあ!」

菜々「こ、このまま続行ですか!?」

瑞樹「複数相手ではゲッター3では分が悪いわね」

みく「ゲッター1で行くにゃ?」

瑞樹「いいえ。ゲッター2で行きましょう。格闘戦の方が遺跡への被害が少ないわ」

みく「リョーカイにゃ!」

菜々「ど、どうでもいいので早く変わってくださぁいっ‼」

 

百鬼メカの攻撃が迫る。

 

菜々「オープンゲットォ‼」

瑞樹「チェンジゲッター2‼」

 

飛来したミサイルの攻撃を紙一重で躱し、ゲッター2になり変わる。

 

瑞樹「ゲッタービジョン!」

 

ゲッタービジョンの多重分身を利用して百鬼メカを撹乱し、肉薄。

 

瑞樹「ドリルミサイル‼」

 

突出した百鬼メカに、ゼロ距離でドリルミサイルを撃ち込み、

 

瑞樹「ゲッタードリルッ!!」

 

即座に、復元したドリルで、怯んだ百鬼メカを貫いた。

 

瑞樹「先ずは一機!」

みく「今のうちにゃあ、かな子ちゃん!」

かな子「ありがとうございます!…よぉし…!」

 

ゲッターポセイドンの足裏をキャタピラに変形させ、メカ要塞鬼目掛け速度を上げる。

 

かな子「っ‼」

 

メカ要塞鬼を捉え、跳躍。メカ要塞鬼を眼前に捉える。

 

かな子「えぇぇいっ‼」

 

両手を合わせた拳をブリッジ目掛け振り下ろし、破壊。ブリッジからのコントロールを失ったメカ要塞鬼は、高度を落としていく。

 

卯月「かな子ちゃん!この落下コースだと遺跡が…!」

かな子「あ!そうでした!」 ガシッ

 

ゲッターポセイドンが慌てた動作でメカ要塞鬼を掴み抑える。

 

かな子「ふぅぅぅうんっ━━!」

 

メカ要塞鬼を回転させる。

 

かな子「未央ちゃん直伝のぉ~~!大雪山おろしぃぃいいぃ~~~ッ!!」

 

メカ要塞鬼をぶん投げ、遺跡の外の地面に叩きつけ轟沈。

 

かな子「これで…、百鬼メカを出される事はない筈…」

 

ガツッ

 

かな子「きゃんっ!」

卯月「どこからの攻撃ですか!?」

凛 「今の攻撃、ライガーのチェーンアタックみたいだったけど…」

 

「その通りだ!ゲッターロボG!」

 

かな子「誰ですか!?」

凛 「新しい百鬼メカ…?」

卯月「何となくですけど、ゲッタードラゴンに似てませんか?」

凛 「成る程、ドラゴンをパクったって訳」

 

「ドラゴンだけではない!我が百鬼メカには、これまでの貴様らの全ての戦闘データが納められている」

 

凛 「ストーカーも度を越すと感心するね。で、アンタは誰なの?」

 

瑞樹「…鉄甲鬼」

 

卯月「鉄甲鬼…?」

かな子「瑞樹さんが知ってるって事は、いつかの研究所襲撃の時の…!」

鉄甲鬼「そうだ。あの時の突入部隊は、私が指揮をした」

鉄甲鬼「川島瑞樹。貴様もゲッターのパイロットだったとはな」

瑞樹「ふふっ。これまで貴方の同胞を倒してきたのが、こんな小娘で驚いたかしら?」

みく(小娘…)

鉄甲鬼「そうだな。正直に言えばな」

瑞樹「あら、素直なのね」

菜々「瑞樹さん!百鬼帝国相手に漫才してる場合じゃないですよ!」

瑞樹「そうだったわ。ごめんなさい、今立て込んでて、忙しいの」

鉄甲鬼「気にするな。こちらの相手も、貴様らなどではない」

かな子「こちらに来ます!」

凛 「直々の指名って事ね…!」

鉄甲鬼「この時を待ち侘びていた…!いざ、勝負!」

かな子「っ!」

 

加速の勢いに乗せた拳を、ゲッターポセイドンの両腕を交差させて防ぐ。

 

かな子「~~~…!何てパワー…!」

卯月「これまでの百鬼メカの比じゃありませんよ!」

凛 「流石に、これまでの私達の戦いを分析してきただけはあるね」

鉄甲鬼「無論だ。今の私は一人で戦ってるのではない。貴様らに倒された幾多の同胞達の無念も背負い戦っているのだ!」

凛 「恨み節は女々しいよ!」

かな子「ゲッターサイクロン!」

鉄甲鬼「なんの!」

 

ゲッターサイクロンに対し、メカ鉄甲鬼は、ジャラリと伸ばした鎖を回転させ、同様の竜巻を起こして相殺する。

 

鉄甲鬼「喰らえぇ‼」

かな子「━━きゃあっ!?」

 

反撃のミサイル。

 

かな子「オープンゲット!」

 

その爆煙の中で、ゲッターを一度分離。

 

凛 「チェンジ、ライガー‼」

 

ゲッターライガーにチェンジ。

 

凛 「ライガーミサイル!」

鉄甲鬼「ぬんっ!」

 

即座に放ったライガーミサイルは、メカ鉄甲鬼のミサイルに撃ち落とされる。

 

凛 「ッ…!ドリルアームッ!」

 

2つのミサイルが生んだ爆煙の中を突っ切って行く。

 

鉄甲鬼「ふん━━!」

凛 「チッ…!」

 

ひらりとドリルの一撃を躱す。

 

凛 「チェーンアタック‼」

 

突撃の加速のまま、一度距離を取り、反転してチェーンアタックを撃ち込む。

 

鉄甲鬼「面白い!」

凛 「!?」

 

メカ鉄甲鬼もチェーンを射出。ゲッターライガーのチェーンに絡め、

 

鉄甲鬼「こうだ!」

 

鎖をしならせ、反対方向に放り投げる。

 

凛 「ぐっ…!オープンゲット!」

 

叩きつけられる直前、鎖を切り離し、分離。ゲットマシンで高度を上げる。

 

卯月「チェェエーーンジ!ドラゴンッ‼」

 

凛 「あの百鬼メカ…。パワーはポセイドン級、スピードはライガー級みたいだね」

かな子「このドラゴンでも、敵うかどうか…」

卯月「それでも、万に一つの可能性でも信じて、立ち向かうだけです!」

鉄甲鬼「待っていたぞ!もっとも多くの同胞を打ち破ったゲッタードラゴン!貴様を倒してこそ、同胞の無念は報われる!」

卯月「私達だって、皆の思いを背負ってるんです!貴方達に譲るわけにはいきません!」

卯月「ダブルトマホークッ!」

鉄甲鬼「こちらもトマホークだ!」

 

メカ鉄甲鬼より上空をとったゲッタードラゴンが、急降下しながら肉薄。トマホーク同士が鍔迫り合い、激しい火花を散らす。

 

鉄甲鬼「…ッ!」

卯月「うぅ…っ!」

 

互いにトマホークを弾き合い、距離を離す。

 

鉄甲鬼「せいっ!」

卯月「!? ブーメラン!」

 

メカ鉄甲鬼の頭頂の角から放たれた光線に対し、トマホークブーメランを投げ当てて自身への命中を防ぐ。

 

卯月「てぇぇえい‼」

 

再度の突貫。残った一振りのトマホークを大上段に構え振り下ろす。

 

鉄甲鬼「これしき…!」

卯月「━━スピンカッター‼」

鉄甲鬼「!?」

 

半身を反らして斬撃を躱したメカ鉄甲鬼に、アッパーのように腕を振り上げ、スピンカッターでその表装を削る。

 

鉄甲鬼「こんなもの…!」

卯月「ゲッタービィイーム‼」

鉄甲鬼「ぐっ…!」

 

スピンカッターで開いた装甲の隙間を目掛け、ゲッタービームを放つ。

 

鉄甲鬼「このっ…!」

 

強引に、メカ鉄甲鬼を急上昇。バック転のように反転してゲッタードラゴンの背後をとるようにビームを躱す。

 

卯月「ハッ!?」

鉄甲鬼「せいっ‼」

卯月「きゃっ━━!」

 

背中を思いきり蹴飛ばされ、態勢の崩れたゲッタードラゴンは一度、地面に着地。

 

卯月「━━…はっ!はぁ…はぁ……」

凛 「卯月、大丈夫?」

卯月「大丈夫です!このくらい…!」

 

鉄甲鬼「……。計算よりドラゴンのパワーが大きいか…。この機体での実戦データ自体が少ないとはいえ、手こずらせてくれる」

 

凛 (…ドラゴン号のエネルギー出力の上昇が止まらないか。このままだと、ゲッターGの炉心でも持たないかも…)

凛 「卯月、このままアイツを調子に乗らせるわけにはいかないよ」

卯月「分かってます。でも、正面突破では、キツそうですね…!」

 

トマホークを構え直し、立ち上がる。

 

かな子「…あれ?」

卯月「かな子ちゃん、どうかしましたか?」

かな子「あ、いえ…。大した事じゃないと思うんですけど、今少しだけ、地面が揺れたような…」

卯月「? こっちじゃ何も関知してませんけど…」

凛 「ポセイドン号のコックピットが、一番地面に近いから、ソナーが関知したのかも」

凛 「それにしても、こんな時に地震なんて…。まだ地殻変動の影響が残ってるのかな?」

卯月「また遺跡が沈んじゃうんですか?」

凛 「それならそれで、仕方ないことなのかもね」

 

鉄甲鬼「何をしている!まさか臆したなどとは言わせんぞ!」

 

凛 「…まったく、せっかちなんだから…」

卯月「いきます!ここから離れるにしても、百鬼帝国を放っておく事は出来ませんから!」

 

卯月「━━マッハウィング!」

 

メカ鉄甲鬼に立ち向かうため、ゲッタードラゴンは飛び立つ。

 

『……ウザーラ…━━』

 

━━。

 

~~~ 基地 指令室 ~~~ 

 

晶葉「……」

司令「苦戦を強いられているようですな」

晶葉「面目ありません。向こうも相応の戦力を用意しているようです」

司令「無理もない。相手だって、常にゲッターに煮え湯を飲まされている」

晶葉「…せめてあの新型のデータをもう少し集められれば…」

 

所員「し、司令…!緊急事態です!」

 

司令「どうした!?」

所員「ウザーラの…ウザーラの頭が…!」

司令「何ッ!?」

 

~~~ 遺跡 戦闘区域 ~~~

 

瑞樹「━━ドリル、ストォオーーム‼」

百鬼兵「くっ…!」

瑞樹「ゲッターアーム!」

 

瑞樹「はっ!」

 

ドリルストームで怯んだ百鬼メカを、ゲッターアームでつまみ上げ、他の百鬼メカに投げ当てて破壊する。

 

みく「一石二鳥って奴にゃ!」

菜々「これで大分数を減らせましたね…」

瑞樹「…これで卯月ちゃん達に加勢出来ればいいんだけど…。向こうも苦戦しているようだし…」

 

ズズズズズズズ…ッ

 

菜々「な、何ですか…!?」

みく「じ、地震にゃ!震源は、遺跡の地下!?」

 

百鬼兵「お、おい…!頭が飛んでくる!」

 

瑞樹「!?」

 

━━ 遺跡 地下宮殿。

 

百鬼兵「ひ、ヒドラー元帥!お早く避難を!崩落が始まります!」

ヒドラー「おぉ…!巨神が、ウザーラが動くのか…!」

 

『━━…ザーラ……。ウザーラ━━』

 

『ウザーラ‼』 ギンッ

 

━━ 空中。

 

卯月「━━ッ!」

凛 「卯月、見て!遺跡が…」

卯月「? 遺跡が、崩れる…?」

鉄甲鬼「戦闘中に余所見など…!挑発のつもりか!?」

かな子「貴方こそ!貴方の仲間が心配じゃ無いんですか!?」

鉄甲鬼「仲間だと…?ヒドラー元帥!」

凛 「遺跡から何か出てくる!」

かな子「あれって…、おっきなドラゴン!?」

卯月「いえ、ドラゴンの胴体に、人の上半身が乗ってます!」

凛 「首のない半身…。まさか、あれが…!」

 

百鬼兵「て、鉄甲鬼様~!」

 

鉄甲鬼「むっ、何があった!」

百鬼兵「頭が…、頭が追ってくる…!」

鉄甲鬼「頭だと!?」

百鬼兵「た、助けてくださ…うわぁ━━!」

 

百鬼メカが爆ぜ、その後ろから頭部が姿を見せる。

 

鉄甲鬼「奴は…?」

 

メカ鉄甲鬼とゲッターGが呆然と見つめる中、頭部は遺跡から浮上した巨神と合体。

 

凛 「やっぱり…。あれがウザーラの本体」

かな子「アトランティスを滅ぼした古代の神様ですか!?」

 

ウザーラ≪━━ッッ‼≫

 

卯月「!?」

鉄甲鬼「ぐっ…!これは…!」

 

復活を告げるウザーラの咆哮。それは、大気を震わせ、その場にいるものの体を震え上がらせた。

 

バシュッ

 

みく「チェーーンジゲッタァァーー1ッ!」

 

みく「卯月ちゃん、みんな!大丈夫かにゃ!?」

 

卯月「みくちゃん!こっちは平気です!」

菜々「あ、あんなの聞いてませんよ!一体何なんですか!?」

凛 「あれはウザーラ…。アトランティスの守護神みたいだけど…」

瑞樹「その割りには、出てくるのに自分の寝床を破壊しちゃったみたいだけど…」

かな子「話だと、アトランティスを沈めちゃったのも、あのウザーラみたいです!」

菜々「そ、そんな危ないのと、まさか戦うつもりですかぁ!?」

 

鉄甲鬼「くだらん。守護神とはいえ、所詮は古代人の作った玩具。最新科学で生み出された百鬼メカに、敵うものか!」

 

瑞樹「この状況でよく言えるわね。貴方にはあれが発する気配が分からないの?」

鉄甲鬼「ぬぅ…」

 

百鬼兵「へっ…!守護神がなんだってんだ!そんなもの!」

 

1体の百鬼メカが、ウザーラに向かっていく。

 

鉄甲鬼「迂闊な真似はよせ!」

百鬼兵「喰らえぇ‼」 ドゥッ

 

ウザーラ≪……≫

 

百鬼兵「き、効いてねぇ…!」

 

ウザーラ≪━━━!!!≫

 

百鬼兵「う、うわぁぁああぁぁぁ━━!!?」

 

ウザーラは、再び咆哮を一つの上げると、攻撃を加えた百鬼メカに食らいつき、そのまま噛み砕いた。

 

鉄甲鬼「バカな…!特殊合金で出来た百鬼メカを一撃だと!?」

みく「やっぱりあのウザーラって奴、只者じゃない…!」

卯月「それでも、放っておくわけにはいきません!」

菜々「卯月ちゃんっ!」

 

卯月「ダブル、トマホークッ!!」

 

再び両手にトマホークを構え、ウザーラに突撃。

 

卯月「ていっ!」

 

ガキンッ

 

二斧の連撃は、ウザーラの表層に軽く弾かれる。

 

凛 「何て固さなの!?」

卯月「トマホークがダメなら…!」

 

言って、即座にトマホークを放棄。

 

卯月「ゲッターレーザーキャノン‼」

 

代わりに携えたレーザーキャノンを続けざまに撃った。

 

ウザーラ≪━━‼?≫

 

かな子「効いてる!」

凛 「いや、違う!」

ウザーラ≪ッッッ‼≫

卯月「━━ッ!きゃあっ!」

 

ウザーラの尻尾による反撃に打たれ、空中を後退。急制動を掛けて態勢を立て直す。

 

凛 「……っ!アイツにとったら、ゲッターレーザーキャノンも蚊に刺されたみたいなもんなんだよ」

かな子「圧倒的じゃないですかぁ!」

みく「それなら合体光線にゃ!」

卯月「みくちゃん!」

菜々「確かに、ゲッターGとゲッターのダブルゲッタービームなら、あの装甲を抜けるかもしれません!」

瑞樹「……」

 

鉄甲鬼「…無理だ」

 

卯月「いきますよ、みくちゃん!」

みく「何時でもOKにゃ!」

 

みく&卯月「「ダブルゲッタービィィーームッ!!」

 

2つのビームが合わされた、巨大な光の柱がウザーラに突き刺さる。

 

ウザーラ≪~~~ッ!!?≫

 

かな子「やった!」

菜々「手応えありです!」

ウザーラ≪━━ッッ‼≫

 

爆煙を掻い潜り、ウザーラが咆哮を上げて立ち上る。

 

凛 「表層を焦げ付かせただけか…」

みく「うぅ…うにゃあ‼」 シュバッ

卯月「みくちゃん!?」

 

トマホークを取り出し、ゲッター1がウザーラに肉薄する。

 

みく「鉄は熱いうちに打つ!ゲッタービームで熱せられてるなら、その表装を少しでも削れる筈だよ!」

かな子「そんな無茶苦茶ですよ!」

みく「おりゃぁぁああああーーーッ!!」

 

ガァァアンッ

 

重く険しい音が響き渡る。

 

菜々「あぁ…!振動が腰に響きます~…!」

瑞樹「ボケてる暇はないわよ!」

みく「このっ!このっ!このっ!」 ガンガンッ

 

ウザーラ≪━━‼≫

 

ウザーラの口に、光が蓄えられる。

 

卯月「…! みくちゃん、危なぁい!」

みく「にゃっ!?」

 

急いだ挙動で、ゲッター1を突き飛ばしたゲッタードラゴンに、ウザーラから放たれた光線が打つ。

 

3人「「「きゃぁぁあああ!?」」」

 

稲妻を浴びたように、跳ね上がるゲッタードラゴン。

 

かな子「うぅ…」

凛 「何、これ…。普通の光線じゃない…」

卯月「げ、ゲッターごとからだがバラバラになりそうです…!」

 

晶葉『━━おそらく重力制御装置の一種だ』

 

瑞樹「晶葉ちゃん!」

晶葉『今までウザーラの解析を行っていた。連絡が遅れてすまない』

卯月「いいんです…。それより、あの光線が重力制御装置って…?」

晶葉『そうだ。おそらく、標的の内部に通常の重力とは相反する力の重力を発生させ、内側から破壊する仕組みなんだろう』

晶葉『その証拠に、光線を受けたドラゴンだけでなく、周囲の木々や地面も重力に引き寄せられ隆起している』

菜々「一体どんな理屈でそんな事が出来るんですか!?」

凛 「とんでもない威力だよ。一撃で、ドラゴンが…、ゲッターGがこれだけ追い詰められるなんて…!」

晶葉『心苦しいがここは一度退くんだ。このままでは勝ち目がない』

瑞樹「確かに、その方がいいかもしれないわね…」

かな子「瑞樹さん!?何を言って…!」

瑞樹「分からない?私達がこうしてる間、ウザーラは攻撃してこない」

菜々「そう言えば、そうですね」

晶葉『気付いていたか。ウザーラは守護神と言われる存在だ。自らに敵意を向ける存在にしか、攻撃しないのだろう』

菜々「あくまで守るためって事ですね~。その方が、ありがたいって言えば、ありがたいですけど…」

みく「さっきも突撃した百鬼メカを倒したけど、そこで棒立ちの百鬼メカはスルーしてるにゃ!」

鉄甲鬼「……」

瑞樹「…ともかく、向こうから攻撃してこないなら、ここは態勢を立て直して一度作戦を考えるべきね」

卯月「そんな事、出来ません!」

晶葉『卯月!?やめるんだ!』

 

グググッ

 

間接部からオイルを漏らし、動きの鈍るゲッタードラゴンを、無理矢理ウザーラに向ける。

 

凛 「…この状態じゃ、シャインスパークも撃てないね」

瑞樹「やめなさい!本当に死ぬかもしれないのよ!?」

かな子「瑞樹さん…。心配してくれるのは嬉しいですけど……」

卯月「ゲッターは、私達人間の守護神なんです!こんなスゴい力を持った相手だからって、背中を向けるわけにはいきません!」

 

鉄甲鬼「何故だ……」

 

『何故だ』

 

瑞樹「何…?」

晶葉『この声…、ウザーラからか!』

 

ウザーラ『何故向かってくる…?何故戦うのだ?』

かな子「ホントだ…。ウザーラが、私達に喋ってる?」

みく「しかも都合よく日本語にゃ!」

ウザーラ『敵わぬと分かっているのに、何故立ち向かう?』

ウザーラ『お前達の敗北は明白だ。これ以上戦っても、お前達には死の運命しか待っていない』

ウザーラ『それなのに何故戦う?』

 

鉄甲鬼「そうだ…!幾多の百鬼メカを屠ったゲッターGが勝てぬのだぞ?ここにいる全ての者は奴には勝てん!全ては無駄な事なのだ!」

鉄甲鬼「それなのに、何故戦える!?貴様らの闘志は折れんのだ!?」

 

みく「みく達が諦めたらそれでお仕舞いにゃ!」

鉄甲鬼「!?」

瑞樹「まったく…。自分でも時々うんざりするけど、それが人間なのよ」

鉄甲鬼「人間…?どういう事だ…?」

菜々「折れたら楽かもしれません、諦めたら、逃げたらその時は助かるかもしれません。実際ナナは今ガグブルです!」 ガクガクブルブル

瑞樹「守らなきゃならないものがあるから。だから、諦める事も折れる事も出来ないのよ」

鉄甲鬼「守らなければならないもの…。そのために…?それだけのために…?」

鉄甲鬼(牛剣鬼殿も息子のために戦った…。胡蝶鬼も、人間の中で何かを見つけたのか…?そのために…?)

瑞樹「貴方も戦士を名乗るなら、その剣を自分以外のために使ってみたらいいんじゃないかしら。きっと分かるわよ」

 

ウザーラ『争いをやめよ。無意味な行いだ。お前達の死に意味などない』

 

卯月「争いをやめろ、ですか…」

凛 「とぼけた事言ってくれるね。そっちの魂胆は分かってるんだよ!」

ウザーラ『…!』

凛 「古代文字が刻んだ壁画の文字…。その最後の文章の意味がようやく分かったよ」

凛 「永劫の繁栄…、アンタ達は、現代に復活したあと、その力で再び地上を支配しようって言うんでしょ!」

かな子「え…?」 キョトン

卯月「貴方達は、百鬼帝国と同じです!例えどんな力を持っていたとしても、その力をのさばらせておくわけにはいかないんです!」

かな子「そ、そうですね!助け出した助手さんとの約束もあります!」

卯月「例え私達がどうなろうと、ゲッターがボロボロになったとしても…!」

凛 「私達は、私達の未来を守るために戦う!」

かな子「それがどんな相手だって、怯むわけにはいかないんです‼」

 

鉄甲鬼(自分自身の、未来…━━)

 

3人「「「うおぉぉ~~~‼」」」

 

ウザーラ『……愚かな』

 

ウザーラの重力光線が、ゲッタードラゴンを打ちのめす。

 

卯月「きゃあぁあああ~~~!!?」

 

みく「卯月ちゃん!」

菜々「凛ちゃん、かな子ちゃん!」

 

ゲッタードラゴンが破壊される。

 

卯月「……」

凛 「……」

かな子「……」

 

みく「そんな…!ゲッタードラゴンが、負けちゃうなんて…!」

瑞樹「…っ」

 

ウザーラ≪━━ッッッ‼≫

 

菜々「あぁ…!ウザーラが!」

 

その口にゲッタードラゴンをくわえ、虚空へと飛び去っていく。

 

鉄甲鬼「……」

 

晶葉『…ウザーラは、こちらで捜索する。テスターチームだけでも帰投するんだ』

みく「…了解……」

 

━━。

 

~~~ 指令室 ~~~

 

司令「い、池袋くん…」

晶葉「お気遣いは無用です。不測の事態が起きた、それだけですから」

司令「……」

晶葉「申し訳ありませんが、空軍と、軍事衛星を貸してください。ウザーラがどこへ向かうのか、逃がすわけにはいきませんから」

司令「…分かった。我が軍でよければ、全力で捜索に協力しよう」

晶葉「感謝します、司令。では、一旦、研究所の方へ連絡するので、これで」

司令「あぁ…」

 

晶葉(ゲッターGの敗北…。事態はもっと深刻か…)

晶葉(ゲッターを目の敵にしてるブライが、この期を逃す筈がない…)

晶葉「……」

晶葉(早乙女博士…。私は、どうすればいいんですか━━?)

 

つづく




次回予告‼

ゲッターロボGを失った人類。晶葉は、百鬼帝国の攻勢を警戒していた。
そんな最中、遠く、北極圏から出現した未知の円盤が、日本に迫る。
日本海上空で円盤を迎撃する事になったゲッター軍団だったが、そこへ、百鬼要塞が姿を見せる。
果たして、円盤の正体とは?出現した百鬼帝国、ブライの目的とは何か。
そして今、ブライの口から、百鬼帝国誕生の秘密が語られる━━。

次回! ゲッターロボ×CG 第2部
第23話『百鬼帝国の真実』に、チェンジゲッター!
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