ゲッターロボサーガ デレマス版   作:E.T.c

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第9話『我ら、スーパーロボット連合‼』

 

ズズズズズ……

 

「……」

 

副長「艦長、ロボ・ストーンが見えました。カナダ軍です」

艦長「うむ。近くにネオゲッターロボは確認できるか?」

副長「はい。かなり損傷しているようです」

艦長「そうか…。まともな戦力も少ない中、カナダ軍が合流するまでの間とはいえ、よく耐えてくれたものだ」

副長「偶然や奇跡では済まされませんな。やはり、彼女達の実力と言うことですか」

艦長「恐らくはそれだけではないと思うがな。合流と回収を急ごう」

副長「日本から来た戦力の中には、百鬼帝国や恐竜帝国の生き残りが混ざっているとの報告を受けています。艦内で少々のトラブルが予想されますが?」

艦長「今は、共にランドウと戦う同志なのだろう。それぞれに遺恨がある者もいるだろうが、今の我々には清濁を併せ呑む器量も必要だ」

副長「了解しました。船員への伝達は徹底しておきます」

艦長「頼む。…周辺に敵の反応はないな?」

副長「はっ。展開している偵察部隊からも敵機発見の報告はありません」

艦長「よし、機関減速。カナダ軍およびゲッターチームと合流後、速やかに戦力を回収する。整備班は修理補給の準備、他の者も所定の位置で第ニ種警戒態勢。テキサスが再び動き出すまで、対空、対地警戒を厳とせよ」

副長「了解です」

 

 

━━ 戦艦テキサス・格納庫。

 

整備兵「…これが噂に聞くゲッターロボかよ?」

整備兵2「あぁ、あっちの恐竜っぽいデザインの赤い方だろ?カッコいいよな」

整備兵「いやいや、手前の青い奴もだよ」

整備兵2「は?あれはただの鉄屑だろ?」

整備兵「いやぁ、ガラクタより酷ぇってのは分かるけどよ」

 

「そっちの方が直しがいがあるってモンだろ?」

 

整備兵1・2「「チーフ‼」」

整備班長「テメーら、くっちゃべってねぇでとっとと仕事しねぇか‼」

整備兵1・2「「は、はい~っ!」」 ダッ

 

班長「ったく」

「あの~…」

班長「ン?どこだ?」

「あ~っと、下…下です。目線下に…」

班長「ン~?おぉ!そんなとこにいやがったのか」

李衣菜「そんなとこって…。変なところにいたつもりはないんですけど?」

班長「ハッハッハッ!悪い悪い。噂には聞いてたが、日本人ってのは、本当にちっちゃぇんだな~!」

李衣菜「むぅ…」

班長「体はちっちゃぇクセに、国からロボット奪ってランドウとドンパチしに来るたぁ、大した根性だぜ。やるな、ネェちゃん!」

李衣菜「あ…ありがとうございますっ。それで、ゲッターの事なんですけど…」

班長「あぁ、お前さん達が使ってきた奴な。正直、スクラップの方がまだマシって状態だぜ。アテんならねぇパーツがざっと50…いや、それ以上はある」

李衣菜「そんなに…」

班長「あぁ。よくもまぁあんな状態で動かせたもんだぜ」

李衣菜「また動かせるようになりますか?」

班長「ハハッ!そいつは心配要らねぇ。ここは、ガラクタいじりが好きな連中が、そのまま職にしちまったような連中の集まりだ。あぁいう機械の修理なんざお手のものだぜ!」

李衣菜「ホントですか?よかった…」

班長「おう!嬢ちゃん達は怪我の療養でもしながら、ゆっくり待ってるんだな」 スタスタ━━

 

班長「テメーら!こいつが元通りになるまで休みはねぇぞ‼きびきび働けぇ‼」

 

李衣菜「……。何だか大将に雰囲気が似てるなぁ」

奈緒「ゲッターはどうだって?」

李衣菜「何とかなりそうだって」

奈緒「そっか。ここまで来て、お客さんでいるわけにはいかないもんな」

李衣菜「奈緒の方はどうなの?怪我、大したことない?」

奈緒「あぁ、まぁ、軽い切り傷と打ち身だよ。あたしなんかより、加蓮の方がよっぽど酷いって」

李衣菜「そんなに?」

奈緒「3号機のハッチのヒビから、アラスカの北風をもろに受けて、両手の指先が凍傷だって。操縦桿を握るのも、ギリギリだったらしいよ」

李衣菜「そんな状態で…。無理させちゃったかな…」

奈緒「無理と無茶は何時もの事だろ。まぁ、患部は切らなくてもいいみたいだけど、しばらくは安静、だってさ」

李衣菜「そっか…。ネオゲッターも修理が終わるまでは動けないし、加蓮にはゆっくり休んでもらおっか」

奈緒「だな~。あたし達はそれまでゲッターの整備の手伝いでもするか?」

李衣菜「うんっ。…あ、あっちから来るのって…!」

 

メリー「Hi!リーナ、久し振りね!」

 

李衣菜「メリー!それにジャックも。2人共、無事でよかった」

ジャック「ミーとテキサスマックがPoorなランドウのメタルビースト如きに負けるはずがないゼ‼」

メリー「心配したのはこっちも同じよ。まさかゲッター2機だけでこっちに来て、まともな後ろ楯もなく戦っていたのでしょう?」

奈緒「それなりにね。けど、結構ギリギリだったから、合流できてこっちは一段落だよ」

ジャック「ゲッターの強奪はこっちでもNewsになってたネ。Japanの決定に逆らう反乱分子のせいって事になってたガ」

李衣菜「あはは…。まぁ、ランドウを倒すためには、そっちの方が手っ取り早いと思ったから」

ジャック「相変わらず、Rockな生き様ネ」

李衣菜「でしょ!」

奈緒「今更だけど、その反乱分子を受け入れちゃって、ホントに良かったのか?」

メリー「大丈夫よ。ランドウを倒せば全部チャラに出来るわ」

奈緒「結局そうなるのか…。ま、その為に来たんだ。胸張って日本に帰れるように、頑張らなくちゃな!」

ジャック「その意気デースね!ランドウには一刻も早く、歴史の表舞台からVanishしてもらいまショウ!」

李衣菜「うんっ!」

奈緒「それで、2人揃って格納庫に何のようだったんだ?…出撃か?」

メリー「リーナ達を呼びに来たのよ」

李衣菜「私達を?」

ジャック「ミー達は面識があるからネ!それで、テキサスの艦長に連れてくるよう頼まれたのサ」

奈緒「成る程な」

李衣菜「私達も。メリー達と再会できたし。艦長も、それを分かって2人に頼んでくれたのかな?」

ジャック「まぁ、積もる話は艦長との挨拶の後にして、先ずは艦長室だネ。挨拶が終わったら、ミー達がテキサスの中を案内してあげるヨ」

李衣菜「あ、それなら先にかな子達を案内してくれる?かな子、お菓子作りたくてうずうずしてる感じだったから、厨房できたら貸してくれると助かるかも」

メリー「Wow!またかな子のスイーツが食べられるのね!?」

ジャック「それはGood Newsだネ!テキサスのCrewにも、かな子のSweetsを振る舞ってあげまショウ!」

奈緒「かな子、一体何人前作らされることになるんだ?」

李衣菜「ま、まぁかな子もたくさんの人に食べてもらいたいって思ってるし…。結果オーライじゃないかな…?」

 

~~~ テキサス・艦長室 ~~~

 

艦長「よく来てくれた。ゲッターパイロットの諸君。私が、このテキサスの艦長だ」

李衣菜「は、はじめまして…!」

奈緒「よろしくお願いしますっ」

奈緒(流石に艦長って言うだけあって、スゴい貫禄…)

李衣菜(うわぁ…。スゴいヒゲ…。手入れとかしてるのかな…?)

艦長「君達は今、祖国にとって反乱分子として扱われている。だが、我々は目的を同じとする同志として、君達を歓迎しよう」

李衣菜「同志…。へへっ、何だか照れ臭いなぁ」

奈緒「そう言ってもらえるのは助かるけど、ホントに受け入れてもらっていいんですか?…弾薬の補給とか、今もゲッターの修理とか、そっちの資材でやってもらっちゃってるけど…」

艦長「それについては心配は要らない。我々も礼節を弁えていないわけではないからな。多くの同胞の命を助けてもらったのだ。相応の礼をするのは当然だろう?」

李衣菜「お礼なんて…。大した事はまだ出来てません…。それに、助けようとした人全員を助けられた訳じゃないですよ」

艦長「全ての人の命を守れる人間など存在しはしない。大事なのは何人守ったかではなく、一人でも多くの命を救うことではないかね?」

李衣菜「艦長…」

艦長「それにだ。補給に関して心配要らないと言ったのには、もう一つ理由があるんだよ」

奈緒「もう一つの?何ですか、それって…」

艦長「実はね、君達が日本を出奔してから、世界各地に物資や人員の補給、野戦病院にボランティアスタッフが派遣されるようになってね」

李衣菜「そんな事が…」

奈緒「偶然じゃないんですか?それとあたし達に、何の関係が…」

艦長「サクライやサイオンジと言った名前に聞き覚えはあるかね?」

李衣菜「!?…それって」

艦長「やはりな…。このテキサスにも、それらの連名や、ドバイのさる富豪から物資の提供があったのだ。…グリーンランドから、季節外れのクリスマスプレゼントが届いた時は、流石に笑ってしまったがね」

奈緒(ドバイ…グリーンランド…。まさか、だよな…)

艦長「君達の近くで、君達の行動を知った者の中に、心動かされた者が少なからずいたのだろう。物資提供やボランティアを行っている者達の中には、そういった者達の働きかけがあったのではないかと、私は思っている」

李衣菜(みんな…。自分に出来るやり方で、ランドウと戦ってるんだ…)

艦長「カナダ軍が我々の元にロボ・ストーンと一部部隊を派遣できたのも、それらの協力があったお陰でもあるんだよ?」

李衣菜「……」

艦長「だから、このテキサスにある物資も、君達に与えられて然るべき物。そこに君達が後ろめたさを感じることはないんだよ」 ニコッ

奈緒「別にあたしらがなんかしたって訳じゃないんだけどな」

李衣菜「とか言って、顔がにやけてるよ」

奈緒「うっせ」

 

ガチャッ

 

副長「艦長、そろそろお時間です」

 

艦長「おぉ、もうそんな時間か」

李衣菜「これから何かあるんですか?」

艦長「うむ。君達が見つけてくれたランドウの軍事拠点に対して、現状の戦力で攻勢を掛ける。その為のブリーフィングだよ」

奈緒「カナダ軍と合流してまだそんな時間経ってないのに、もう攻撃に出るのか…!」

艦長「鉄は熱い内に打つ。相手の虚を突くには、迅速さと臨機応変な柔軟さが必要だ」

李衣菜「くぅ~。ゲッターが修理中なのが悔やまれるな~…」

艦長「君達もブリーフィングに参加するかね?」

李衣菜「勿論ですよ!出たところで、何が出来るって訳じゃないですけど、ジッとしてるのもロックじゃないし…」

艦長「よかろう。では、付いて来てくれたまえ」

 

 

━━ ブリーフィング・ルーム。

 

艦長「━━以上が、今回の作戦の概要だ」

 

ボブ「へっ、要は俺達でランドウをぶちのめしゃいいんだろう?腕が鳴るぜ!」

サム「折角アラスカくんだりまで来たんだ。少しの手柄も立てねぇとこっちの面目がたたないぜ」

艦長「今回の作戦は、我々連合軍のランドウ反攻戦の試金石となる戦いだ。これからの戦いは、個人の戦績だけでなく、各スーパーロボットによる連携も重要になってくる。その点もしっかりと把握してもらいたい」

ボブ「おうよ!味方に流れ弾を当てなきゃいいんだろ?」

艦長「…他に質問のあるものはいるかね?」

 

「……」

 

スッ…

 

艦長「シュワルツコフ少佐。何かね?」

シュワルツ「ここにトカゲ野郎共がいるのが気に喰わねぇ」

ニオン「……」

艦長「…それについては先刻重々に説明したと思うが?」

シュワルツ「それで納得できると思うかよ?特に百鬼帝国のテメェ…。連中には俺達の同胞が山ほど殺されてるんだぜ?そんな奴等と今更肩を並べて仲良しこよしってか?」

李衣菜「…別に、それはニオンや鉄甲鬼のした事じゃないんじゃ」

シュワルツ「黙んな。ジャップの小娘」

李衣菜「……。えーっと、じゃっぷって…?」

奈緒「…日本人の小娘って事じゃないか?」

李衣菜「成る程~。ジャックみたいに、変に片言なんだね!」

ジャック「Why!?今、ミーがdisられてるのデス!?」

メリー「その話し方のせいよ。兄さん」

シュワルツ「~~~ッ!ふざけやがって…!小娘だろうが黄色い猿のテメェらと馴れ合うつもりは欠片もねぇんだよ!何時も何時も状況を引っ掻き回しやがって!」

李衣菜「ムッ…。私達が何時、何を引っ掻き回したって言うんですか?」

シュワルツ「お前らの存在そのものがそうだってンだよ!下手に希望を与えられて、同情されたっていい迷惑だぜ!」

李衣菜「じゃあ何もしないで見てろって言うの?そっちの方が、薄情で酷い人だと思うけど?」

奈緒「止めとけ、李衣菜」

李衣菜「奈緒!」

奈緒「前に会った軍曹の人と同じだよ、こういう奴は。軍隊の思考に凝り固まっちゃって、情とか優しさとかどっかに忘れてきてんだよ。結局は自分の手柄が減るのがヤなだけなんだって」

シュワルツ「ンだと~…!テメェ!もう一回言ってみろッ!」

ボブ「もうその辺にしとけよ。大人気ないぜ、シュワルツ」

シュワルツ「…チッ」

艦長「…恐竜帝国や百鬼帝国…どこの国の人間であろうと、ランドウに対し、共に戦う同志として受け入れたのは艦長である私の判断だ。故に、異議や異論のある者は直接、私に言ってほしい。個人間で余計な小競り合いやトラブルを起こす事は、ランドウに付け入る隙を与える事になる」

シュワルツ「……」

李衣菜「……」

艦長「しかし、双方に遺恨が残ったままと言うのも見過ごす事はできん。今この場で、互いの不満をぶつけ合うならそれもまた良し。只し、以降の小競り合いは遠慮してもらいたい。それは、お互いに守るモノをもって戦う諸君らになら、分かる話だろう?」

鉄甲鬼「……」

ニオン「…俺達に異論はない。ここにいる人間共とも、競り合うつもりも毛頭ない。降りかかる火の粉を払えれば、それだけで充分だからな」

かな子「ニオンさん…」

艦長「了解した。シュワルツコフ少佐は?」

シュワルツ「…ッ!少しでもおかしな真似してみやがれ!背中からでも容赦なく撃つ!その時はジャップ、テメェらも一緒だ。ここに余計なお荷物を持ってきた責任を、しっかり取ってもらうからな!」

李衣菜「勿論だよ。ニオン達はお荷物じゃない…!私の大切な仲間だから」

シュワルツ「チッ…!」

 

スタスタッ

 

奈緒「どっか行っちゃったな」

李衣菜「何なのアイツ、気分悪~」

ボブ「はっはっはっ、酷ぇ目に遭っちまったな。あんまりアイツの事悪く思わないでやってくれ」

サム「そうそう。アイツの日本人嫌いは筋金入りで有名だからな」

奈緒「そんな個人的な理由でいちゃもん付けられても堪んないよ…」

 

「仕方ないわ。男ってそんなもの。感情的になることでしか物事を解決できない生き物なのよ」

 

ボブ「おいおい、リンダ。俺達の目の前でそれを言うのかよ?」

リンダ「気安く名前で呼ぶなって、いつも言ってるでしょ。豚は学習能力が低いのかしら?」

ボブ「へいへい。悪かったって、ティラミス中尉」

サム「お~、怖っ」

李衣菜「えっと…」

リンダ「あら、ごめんなさい。自己紹介が遅れちゃったわね。私はリンダ・ティラミス。イギリス出身の中尉よ」

李衣菜「あ…あ、どうも」

リンダ「ふふっ、固くならなくてもいいのよ。鬱陶しいのは男共だけで、貴女達は関係ないんだから」

奈緒「鬱陶しいって…。一緒に戦う仲間じゃないのか?」

リンダ「ランドウ打倒には仕方ないけど、すぐ感情的になる男なんて、肝心な時に何の役にも立たないわ」

リンダ「これからの時代、戦場だって私や貴女達のような落ち着いた女性が必要になるのよ」

 

ナデ…

 

奈緒「ヒッ…」

ジャック「そこまでデース。いきなりExcessなスキンシップで、リーナ達もビックリしてマスよ」

リンダ「…そうね。これから戦闘配置だし、ここから先は戦闘が終わった後で、興味があるなら私の部屋に来なさい。何時でも待ってるわよ」 ヒラヒラ

奈緒「は…はぁ…」

李衣菜「な、何か変わった人だね…」

サム「変わってるって言や、変わってるかもな。趣味がな」

メリー「その気がないなら気を付けておいた方がいいわよ。その気があるなら、別に止めないけれど…」

李衣菜「あ、あはは…」

艦長「さ、諸君。もうすぐ敵の拠点が見えてくる。パイロット各員は機乗して待機していてくれたまえ」

 

「「「了解」」」

 

李衣菜「…って言うか、艦長まだいたんだ」

艦長「何か言ったかね?リーナ君?」

李衣菜「あっ、い…いえ!何でもないです…」

奈緒「なぁ、李衣菜。あたしら、ホントにこのまま待機なのか?」

李衣菜「う~ん…。ダイノゲッターはニオン達が使うし、他に機体があればいいんだけど…」

艦長「……。君達、そんなに戦いたいのかね?」

奈緒「そう聞かれたら何かあれだけど、今のあたし達はその為にここまで来たんだ」

李衣菜「まだ来たばっかで、テキサスの勝手は分かんないし…。でも、ジッとしてるよりだったら、何か出来ることをしたいんです!」

艦長「そうか。……」

奈緒「艦長?」

艦長「もし君達がどうしてもと言うなら、すぐに用意できる機体が一機種だけある」

李衣菜「ホントですか!?」

艦長「あぁ、本来は偵察や船外活動用に持ってきたモノだが、武装も積んであるし、ある程度なら戦闘も出来る」

奈緒「…何だか嫌な予感がしてきたぞ」

李衣菜「どんなのでも無いよりはマシだよ!すぐに案内してください、艦長!」

 

「待ってよ。アタシも行く」

 

奈緒「加蓮!お前はしばらく安静だって、先生に言われてただろ!」

加蓮「平気平気。いくら艦の中が安全だって言っても、外でドンパチやられたんじゃ落ち着いて寝てなんていられないし。それに…」

李衣菜「それに?」

加蓮「今回、アタシの出番がここだけなんて信じらんない」

奈緒「早く医務室に戻れぇ‼」

 

━━。

 

~~~ ランドウ拠点 ~~~

 

ヘルレザー「……」

 

ヘルレザー「うあぁ~~…」

ヤシャ「━━ヘルレザーよ、先刻放った斥候から連絡が入った。カナダ軍と合流した戦艦テキサスが、貴様がいる拠点を目指し進行している」

ヘルレザー「あぁあ~…」

ヤシャ「遺憾ながら、拠点は放棄。前線を第2戦線まで後退させる。…これは前回の戦闘でゲッターを仕損じた貴様の責任があるのは分かっているな?」

ヘルレザー「俺の体を返してくれ~…!」

ヤシャ「…既に自我も崩壊しかかっているか。だが安心せよ。今回の戦闘で、見事テキサスの足を止め、我らランドウの覇道に貢献することが出来れば、貴様の体は返してやる」

ヘルレザー「うぁあああ~‼俺は…私はぁああ~~‼」

ヤシャ「ふふふ…。ヘルレザー!ゲッターを倒せ、連合軍のスーパーロボット軍団一匹残らず蹴散らすのだ!出なければ貴様の肉体は二度と返っては来んぞ」

ヘルレザー「うぅ…。倒す…ゲッターを倒すぅ~~~‼」

 

ランドウ兵「戦艦テキサスが来ますッ‼」

 

━━。

 

ボブ「さぁ~て、パーティーの時間だぜ~!ホストは何処だ?」

リンダ「前方1キロ先にうじゃうじゃいるわよ。…ざっと30機ってところかしら」

サム「大した歓迎だぜ!こっちも一丁派手にやったりますか!」

リンダ「悪いけど、貴方達は後方に居て頂戴」

サム「はぁ?何でだよ!?」

リンダ「そんなデカい図体で前に居られたら邪魔なのよ!少しは自覚なさいな」

ボブ「へーへー。ま、あんだけ敵がいりゃあショルダーキャノンでもスコア稼げらぁな」

メリー「リンダ、アナタのキングダムOO7の調子はどう?」

リンダ「ここの整備班の人達のお陰で絶好調よ。新品みたいだわ」

メリー「そう。けど、無茶は禁物よ?」

リンダ「えぇ。私にはこの後ランドウに奪われた祖国、欧州の解放も待っているんだもの。こんなところで死んでられないわ」

 

かな子「お菓子の仕込みもバッチリです!この戦闘が終わったら、皆さんで食べましょうね」

ボブ「ははっ!戦艦でティーパーティーってか!」

ジャック「かな子のSweetsはVery deliciousネ!俄然、やる気が出るってモンだゼ!」

ボブ「へぇ~。それを聞いちゃ死んでられねぇな!行くぜ、兄弟‼」

サム「おうよ、兄ちゃん!」

ジャック「いいMotivationダネ。これなら、このFightも楽勝デース」

シュワルツ「…チッ」

ジャック「だた、やはりリーナ達がいないのは物足りないゼ!」

シュワルツ「あんな小娘共、いない方が清々するぜ!」

ジャック「シュワルツ…。ユーも大概、頑固ネー…」

メリー「…?テキサスからもう一機出てくるわよ?」

 

「ちょっ~と待ったぁ~~‼」

 

シュワルツ「…ッ!この声…」

ニオン「フッ…」

 

ギュルゥゥゥンッ

 

奈緒「主役は遅れてやってくるってか!?」

李衣菜「日本代表の私達を忘れてもらっちゃ困るぜ~!」

かな子「李衣菜ちゃん、奈緒ちゃん!」

ボブ「駆け付けたって、ビィトでやる気かぁ!?」

 

白銀の大地を滑走して合流するBT-23、ビィト。

 

シュワルツ「テメェ!ふざけるのも大概にしやがれッ!そんな豆戦車で何が出来るってんだ!」

李衣菜「任せてよ!ビィトの操縦は、ちょっとしたもん何だから!」

シュワルツ「そういう問題じゃねぇ‼」

李衣菜「奈緒は索敵とビィトのチェックヨロシク!操縦は私に任せて!」

奈緒「お、おう!足手まといにだけはなるなよ!」

シュワルツ「人の話を最後まで聞けぇ‼」

ジャック「もうすぐ射程に入りマス!お喋りはそこまでネー!」

シュワルツ「ッ!」

 

ボブ「そんじゃ、盛大に花火を打ち上げてやりますかぁ‼サム!」

サム「ショルダーキャノン発射ァ‼」

 

艦長「艦砲射撃用意、…撃てぇいッ!」

 

バ ォ オ ッ

 

目前まで迫ったランドウのメタルビースト軍団めがけ、テキサスとロボ・ストーンから放たれた火砲が降り注ぎ、白銀の大地一面を火の海に変える。

 

リンダ「先に行かせてもらうわよ!」

ニオン「ゲッタートマホークッ‼」

 

駆け出したキングダムが両手にヒートブレードを構え、その隣を、トマホークを握り締めたダイノゲッター1が滑空して敵に肉薄する。

 

リンダ「あら」

ニオン「獲物は早い者勝ちだろう?」

リンダ「言うじゃない。かな子ちゃんになら、譲ってあげてもいいのだけど?」

かな子「あ、え…えぇと、大丈夫です…」

 

ズァアッ

 

敵陣に斬り込み、陣形を乱す。

 

シュワルツ「おらよッ!」

 

ステルバーの両手に構えたマシンガンで狙いを定め、キングダムとダイノゲッター1に注意の逸れたメタルビーストの背後を撃ちながら、円弧を描く動きで攪乱。

 

李衣菜「私達も負けてられない!喰らえッ!」

 

パパパパパ

 

ビィトの機銃から放たれた弾丸が、メタルビーストの表装で弾ける。

 

メタルビースト≪━━?≫

奈緒「全然効いてないぞ!?」

李衣菜「まぁ、ビィトの銃じゃね」

メタルビースト≪━━ッ!≫

 

メタルビーストの鋭い爪が来る。

 

李衣菜「狙い通り!ジャック!」

ジャック「━━テキサスソォードッ‼」

メタルビースト≪!?!?!?≫

 

ビィトの背後から現れたテキサスマックが、上段に振りかぶったテキサスソードで、メタルビーストを真っ二つに切り裂く。

 

ジャック「Nice,Combinationネー!リーナ!」

李衣菜「へへっ!」

 

「うわおぉぉぉおおおお~~~ッ‼」

 

リンダ「何ッ!?」

鉄甲鬼「以前ネオゲッターロボを大破させた、メタルビーストの隊長機か!」

 

ヘルレザー「ゲッターを~!スーパーロボット共を皆殺しにするぅ~~ッ‼」

 

李衣菜「アイツ、メタルビーストに埋め込まれてるの…?」

ボブ「あんなのが人間より優れてるってのか?」

サム「いくら食っても太らねぇ体になれたとしても、あぁいうのはゴメンだぜ!」

奈緒「見た目はちょっと変わってるけど、アイツは手強いぞ!」

李衣菜「施設を守りながらだったけど、ネオゲッターをズタズタにされちゃったんだもんね…」

シュワルツ「へっ、要するに、雑魚ってことだろ」

奈緒「どーいう意味だよ!」

李衣菜「そこまで!こっちも気を引き締めないと、油断していいマシンじゃないんだから」

奈緒「お、おう…!」

 

ヘルレザー「ゲッター!ゲッターは何処だ~!?」

 

シュワルツ「ケッ!テメェのゲッターが相手じゃなくて悪かったな!」

 

バラララララッ

 

ヘルレザー「うぅ…ッ!雑魚がァ‼」

 

ステルバーの射撃に反応し、飛び掛かる。

 

シュワルツ「ぐぉ…!?」

ヘルレザー「死ねぇぇぇえええ~~ッ‼」

 

ニオン「トマホーク・ブーメランッ‼」

 

ヘルレザー「ガッ…!」

 

ステルバーに組ついたバトルギガーを、ダイノゲッター1のトマホークが弾き飛ばす。

 

シュワルツ「余計な真似するなッ!」

ニオン「貴様を助けたのではない。ゲッターを狙っているんなら、俺の獲物だと思っただけだ」

 

ヘルレザー「ゲッタ~…!ゲッタァァァアアアアッ‼」

 

バトルギガーが、ダイノゲッター1目掛け速度を上げる。

 

かな子「食い付いてきた!」

ニオン「正面からか…。面白いッ!」

 

跳ねて襲い掛かってきたバトルギガーを、ダイノゲッター1が正面から受け止める。

 

ヘルレザー「グギギ…」

ニオン「フンッ。メタルビーストの隊長格と言ってもその程度か!?」

李衣菜「違う!そいつの武器は…」

ヘルレザー「ヒハァッ‼」

 

バトルギガーの両肩から竜頭の副腕が伸び、ダイノゲッター1の首筋に噛み付く。

 

李衣菜「ニオンッ‼」

ヘルレザー「バラバラにしてやるぅ!ゲッターロボォ~~‼」

ニオン「…フッ。貴様こそ、ゲッターの武装を忘れてるんじゃないのか?」

ヘルレザー「!?」

ニオン「逃すかッ!」 ガシッ

 

咄嗟に身を退こうとしたバトルギガーを逃すまいと、副腕を両手で押さえる。

 

ニオン「ゲッタァァービィイーームッ‼」

 

カッ

 

ヘルレザー「ギャァァァアアァァァア~~~ッ‼」

 

ゲッタービームが直撃し、バトルギガーがその表装を大破させ、吹き飛ぶ。

 

ヘルレザー「グガァ…!」

李衣菜「今だ!追撃ぃ~!」

ジャック「ミーも手伝ってやるゼ!」

 

動きを止めたバトルギガーに、ビィトの機銃と、テキサスマックのマックリボルバーの弾丸が降り注ぐ。

 

ヘルレザー「グォ…!…負けられん…!負けるわけにはいかんのだぁ~~‼」

奈緒「まだ動くのかよ!?」

ジャック「Shit‼しつこい奴だゼ!」

ヘルレザー「グォオオオ━━‼」

ジャック「What's!?」

 

薙ぎに払われたバトルギガーの副腕が、テキサスマックの鳩尾直撃する。

 

李衣菜「ジャック!」

ジャック「No.problem. 掠り傷でもないデース!」

シュワルツ「下がってろ!あの面倒臭ェ腕を切り落としてやるッ!」 ピッ

 

前に立ったステルバーの両肩のアーマーがパージ。ステルス・ブーメランとなって飛翔し、バトルギガーの副腕をもぎ取った。

 

ヘルレザー「うぎゃああああ~~っ‼」

李衣菜「やった!」

シュワルツ「油断すんな!雑魚はすッこんでやがれ‼」

奈緒「いちいち一言余計なんだよッ!」

鉄甲鬼「そこまでだ。敵が起き上がるぞ」

ヘルレザー「ウッ…ウゥ……ッ」

 

ヘルレザー「ウワァアアアッ‼」

 

バトルギガーの胸部装甲をフルオープン。内部から無数の銃身やミサイルが姿を現し、眼前に目掛け一斉に放たれる。

 

ドドドドドッ

 

ボブ「な、何だぁ!?」

ニオン「チィッ‼」

かな子「ぶ、分離してください!ダイノゲッター1じゃ避けきれませんよぉ!」

リンダ「…あの敵、自分の味方も一緒に撃ってるわよ!?」

メリー「何もかもお構いなしだと言うの…?」

奈緒「うわあああ~!?り、李衣菜!一発でも当たるんじゃないぞ!」

李衣菜「耳の横で叫ばないでよ!気が散っちゃう…!」

 

弾幕の嵐の中を、ビィトがちょこまかと動く。

 

シュワルツ「あいつら…!何のために出てきたんだ!?」

ヘルレザー「うああああッ‼死ね、死ね、死ねぇえええ‼みんな死んでなくなれぇ~~~!!!」

李衣菜「うわぁああっ!」

 

苛烈さを増すバトルギガーの攻撃の前に、ビィトが巻き上がった雪と爆炎の中に消える。

 

ジャック「リーナ‼」

シュワルツ「チッ…。言わんこっちゃねぇ」

ボブ「テキサスマックもステルバーも味方は、一旦俺達の後ろに下がれ!ロボ・ストーンならあんな攻撃屁でもねぇ!」

サム「けどよ兄ちゃん、我慢比べだぜ?アイツの溜め込んでる火薬の量が、こっちの耐久力より高けりゃ…!」

かな子「李衣菜ちゃん…」

鉄甲鬼「かな子、今は自分が生き残ることを考えろ。出なければ、次はお前が同じ目に遭うぞ」

かな子「分かってます…。分かってますけど、そんな言い方…」

ニオン「鉄甲鬼、ダイノゲッター2で弾幕を抜けられるか?」

鉄甲鬼「無傷では済まされんかもしれんが、やってみよう」

メリー「待って!」

リンダ「弾幕が止んだ…?」

ボブ「余興はもう終わりか?」

 

ギラッ

 

ボブ「!?」

 

周囲に立ち込める爆煙の向こうから、鈍く光る刃がロボ・ストーンの表装を掠める。

 

ボブ「うおっ!?」

ヘルレザー「フゥーーーーー~ッ‼」

 

鋭い爪を構えたバトルギガーが、ロボ・ストーンの後ろに待機したスーパーロボット達に狙いを定める。

 

シュワルツ「まだまだ隠し玉があったって事かよ」

ジャック「MagicianだったらもっとHumorousなmagicを見せてもらいたいゼ!」

ヘルレザー「クァッ‼」

シュワルツ「来るぞ‼」

 

素早く跳躍。レーダーに捉えられない動きで、キングダムに襲い掛かる。

 

リンダ「ッ…!コイツ、キングダムのヒートブレードと互角なの!?」

ヘルレザー「‼」

リンダ「キャッ!?」

 

浴びせ蹴りを、キングダムの脇腹に。

 

シュワルツ「リンダ!━━このッ!」

ジャック「蜂の巣になりなサーイ!」

ヘルレザー「うぉおおおおお━━‼」

 

マシンガンと、マックリボルバーの弾幕の中を掻い潜り、肉薄。

 

ヘルレザー「シャッ!」

メリー「きゃあああっ!?」

 

バトルギガーの攻撃が、テキサスマックの頭部を打つ。

 

ジャック「メリー!大丈夫カ!?」

メリー「ハットマシンへのダメージは軽微よ。ごめんなさい」

 

ニオン「━━ゲッタートマホークッ!」

 

トマホークを構えたダイノゲッター1が、バトルギガーの背後から迫る。

 

ヘルレザー「ギィイッ‼」

 

水平に放たれたトマホーク。その柄を、脇腹と脇に挟んで受け止める。

 

かな子「そんな…!」

鉄甲鬼「離脱急げッ!」

ヘルレザー「ダァアアアッ‼」

 

強烈な後ろ回し蹴りが、ダイノゲッター1の鳩尾に突き刺さる。

 

かな子「きゃあああああ~ッ‼」

 

白銀の大地に勢いよく叩き付けられる。

 

ボブ「流石にヤバイぜ!ゲッターがやられちまう前に何とかしねぇと!」

サム「けどよ、兄ちゃん!ロボ・ストーンの機動性じゃアイツの動きは追えねぇし、下手に砲撃したら味方に当たっちまう!」

ボブ「クソッ…!どうすりゃいいんだ!?」

ヘルレザー「ゲッター…!ゲッターロボォ…!」

シュワルツ「こっちを無視すんじゃねぇ‼」 バラララッ

 

後ろからの射撃も意に介さず、バトルギガーはダイノゲッター1を目指す。

 

ヘルレザー「貴様さえ、貴様さえ倒せば…!」

鉄甲鬼「まだか!?ニオン!」

ニオン「コントロールが効かん!」

かな子「それなら、こっちから強制分離を…!」

 

ガンッ

 

かな子「きゃっ…!」

 

バトルギガーが、ダイノゲッター1の動きを抑える。

 

ヘルレザー「死ねぇぇぇええッ‼」

 

「待てーいっ!」

 

ヘルレザー「!?」

 

「正義の少女がピンチの時━━」

「おい、何か混ざったぞ」

「ちょっと~、今決めてるとこなんだから黙っててよ!」

 

かな子「この声…。李衣菜ちゃんに…奈緒ちゃん?」

ヘルレザー「ドコだぁっ!?」

サム「なぁ兄ちゃん。あれって…」

ボブ「ん?…おぉ、そう言うことか…」

シュワルツ「プ…プハハハハッ!どう言うことだァ!?そりゃぁ!」

ヘルレザー「な、何だ!?貴様ら!何を笑っている!?」

 

「ほらぁ~!何か向こうの空気がグダグダになってきちゃったじゃん!」

「あたしのせいかよ!出来もしない名乗り口上をやろうとするからだろ!?」

「だって…。今のタイミングで助けに入ったらなかなかロックじゃない?」

 

ヘルレザー「くぅ~~~…!ドコだ!?隠れてないでいい加減に出てこいッ!」

ジャック「HAHAHA!Hey、いかしたHatデスね?ドコで買ったんデスかー?」

ヘルレザー「ハット…帽子、だと…?まさかッ!」

 

李衣菜「あ、バレた?」

 

バトルギガーの頭頂部にちょこんと乗っかるビィトの姿。

 

ニオン「バレるも何も、最初からバレバレだ」

李衣菜「そ、そう?結構うまくやれたと思うんだけど…」

ボブ「ハハッ!にしても、よくあの弾幕の中を生き残ってたぜ!一体どんな手品を使ったんだ?」

サム「いや兄ちゃん。何かの超能力かもしれないぜ?」

ジャック「NonNon.あれこそJapaneseニンジツと言うものに違いありまセーン!」

李衣菜「あっはは!超能力も忍術も、専門家なら知ってるけどね」

奈緒「爆発で巻き上がった雪の中に紛れ込んだだけなんだよなぁ~、これが」

ヘルレザー「ぐぅ~~~‼何処までも人を馬鹿にしやがってぇ~~っ‼」

李衣菜「どちらにせよ、ビィトの頑丈さを侮ったアンタの負けだよ!」

鉄甲鬼「乗る者によって耐久性を変えるマシンか」

李衣菜「へへっ、ビィトの扱い方は、ゲッターよりも熟知してるかも」

ヘルレザー「えぇい!そこから降りろ!降りろぉお~~‼」

李衣菜「わぁ‼」

 

頭上のビィトを振り落とそうと、バトルギガーが暴れる。

 

ジャック「HAHA‼メタルビーストでロデオとは、Rock'nRoll極めてやがるゼ‼」

李衣菜「で…でしょ!」

奈緒「冗談に反応してる場合か!このままだと本気で振り落とされるぞ!」

李衣菜「分かってるって!そんなに降りてほしいなら…」

 

暴れまわるバトルギガーの上、ビィトは軽く跳躍し、四肢を収納。

 

李衣菜「こっちから…!」

 

バトルギガーの頭上で高速回転。

 

李衣菜「降りてあげるからッ‼」

 

ズァアッ

 

ビィトのスピンアタックが、バトルギガーの頭上から、股下までを一気に貫いた。

 

ヘルレザー「アァァアアアッ‼」

李衣菜「━━…っと!」

 

回転を止め、着地。

 

ヘルレザー「あぁ…!」

李衣菜「……」

ヘルレザー「あ━━」

 

爆発。

 

ジャック「THE END.デスね」

ボブ「ビィトで決めちまうとは、大したもんだぜ。まったく」

サム「あぁ。これじゃあまるで俺達はデカいだけの木偶の坊だぜ!」

奈緒「ふぅ…。何とか乗り切ったな」

シュワルツ「残りの敵は?」

ジャック「あの敵がほとんど撃っちまって、動いてる敵は残ってマセンよ」

メリー「リンダ、大丈夫?」

リンダ「えぇ。何とか生きてるわ」

鉄甲鬼「お前達も、よく無事だった」

李衣菜「へへっ、ナイス作戦勝ちだってでしょ?」

ニオン「命が幾つあっても足りなくなりそうだがな」

奈緒「お、あたし達のこと心配してくれてるのか?」

ニオン「…俺じゃないがな」

奈緒「え…?」

かな子「……」

李衣菜「え…あ、かな子?」

かな子「本当に、心配したんですから」

李衣菜「ご、ごめん…」

かな子「許してあげません!2人は今日はおやつ抜きです!」

李衣菜「え~!それだけは勘弁してよッ!」

ボブ「あっはっはっはっ!ま、心配すんなって。俺達がとっておきのバーガーとポテトをご馳走してやるからよ」

李衣菜「それで喜ぶのは加蓮だけだよ」

サム「じゃ、バーガーもいらねぇか?」

李衣菜「……いただきます」

リンダ「ふふっ、素直なのはいい事よ。ますます可愛くなってきちゃった」

メリー「リンダ、彼女達はまだ初なんだから」

リンダ「分かってるわ。”はじめて”の娘には優しいのよ?私」

奈緒「っ」 ゾクッ

 

シュワルツ「……」

ジャック「どうデス?彼女達もなかなかやるダロ?」

シュワルツ「実力は認めてやるよ。だが、馴れ合う気はねぇからな」

ジャック「……。素直じゃありませんネー…」

 

かな子「さ、早くテキサスに帰りましょう?ケーキとクッキー、お菓子が待ってますよ♪」

ボブ「待ってました!今から楽しみすぎて腹がなるぜ~」

リンダ「貴方達、これ以上脂肪増やしてどうするのよ?」

ボブ「ハハッ!太るのが怖くてウマイもんがたらふく食えるかってんだ!」

かな子「そうですよね。美味しいものを食べ過ぎちゃうのは仕方ないことですよね」

サム「そうそう。明日の天気と体重は、気にしてても仕方ないって!」

かな子「はいっ!」

李衣菜「スッゴいいい笑顔…」

かな子「何か言いました?」

李衣菜「な、何にも~?ね、だからせめて一口!」

かな子「李衣菜ちゃんは当分おやつ抜きです!」

李衣菜「そんなぁ~‼」

 

つづく




次回予告

スーパーロボット軍団、快進撃!
ランドウのメタルビーストを次々に打ち倒し、占領されたアラスカの街を解放していくスーパーロボット連合。
戦艦テキサスの艦長が、次なる攻略ポイントとして選んだのは、かつて秘密裏に建造された核ミサイル発射基地。
テキサスの猛攻に対し、ランドウもまた、その基地に眠る悪魔の兵器を呼び覚ます。
果たして、李衣菜達ネオゲッターチームは、ランドウの手からこの基地を奪還し、悪夢の兵器の発射を阻止することが出来るのか?

次回、ゲッターロボ×CG 第3部
第10話「悪魔の兵器」に、チェンジゲッター!
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