ゲッターロボサーガ デレマス版   作:E.T.c

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第16話『戦う意味』

 

~~~ 戦艦テキサス・メインブリッジ ~~~

 

艦長「━━…先ずは、貴公達が無事でいてくれて何よりだ。スミノフ艦長」

スミノフ『ですが、ボルガを守るためとは言え、多くの同胞の命を犠牲にしてしまいました。部隊を指揮する立場の者としては、結果を恥じるばかりです』

艦長「確かに。だが、ボルガは今後のランドウ攻略の要となる。貴官の部下達の犠牲は、決して無駄であったわけではない」

スミノフ『自分もそう思えるよう、これからの戦い、全力で臨むつもりです』

艦長「こちらこそ。まさか補給まで受けさせてもらえるとは…」

スミノフ『ここは、ボルガの超ウェポン砲に使用する高質量弾の製造のために建造された秘密工場です。その為、これまでランドウの侵攻を受けることなく、我々の活動拠点となったのです』

スミノフ『尤も、今ではランドウに電力供給を断たれてしまったため、施設のほとんどの機能は使えず、高質量弾も製造できませんが…』

艦長「……。高質量弾…。それはあとどのくらい残されているのかね?」

スミノフ『3発…。既にボルガに装填されている分も含めると、現時点で残されている高質量弾は、それだけです』

艦長「無駄にはできんな」

スミノフ『はい。使用する場合、可能であれば一撃で、仕留める必要があります。例え相手があのドラゴンタートルであっても』

艦長「……」

スミノフ『現在、我々にとって最大の障害となるのは、間違いなくドラゴンタートル。艦長ははじめからそのつもりだったのでしょう?』

艦長「…そうだ。移動要塞であるドラゴンタートルは、ランドウの侵略作戦の要。それを攻略することが出来れば、今世界中に展開しているランドウの指揮系統をマヒさせることも出来よう」

スミノフ『連中の代表である筈のプロフェッサー・ランドウは、未だ蛇牙城から姿を見せてすらいませんからね。前線の指揮も侵攻も全て、配下の幹部に任せている』

艦長「うむ。彼に何の目論見があるかは、この際別にして、それこそが我々が付け入れる隙であるの間違いはない」

スミノフ『勝ちましょう、必ず。それが、今この場にいる者使命だと感じています』

艦長「そうだな。これまでの、多くの犠牲を無駄にしないためにもな━━」

 

━━。

 

~~~ 格納庫 ~~~

 

李衣菜「うわぁ~~…」

美穂「スゴく…大きいね…」

アーニャ「コレが、ボルガのпуля…弾丸、ですか?」

李衣菜「ゲッターと同じくらいあるんじゃないかな…。痛た…、首痛くなっちゃった」

リンダ「高質量弾。ロシアが極秘で鋳造した特殊金属で出来た、巨大な金属の塊よ」

李衣菜「リンダさん。キングダムの調整ですか?」

リンダ「えぇ。細かい調整は、今しがた終わったところだけど」

美穂「それで、リンダさん。この…高質量弾っていうんですか?これが、金属の塊って言うのは…。中に火薬とか、そういうのが入ってるんじゃないんですか?」

リンダ「えぇ。高質量弾は、外側から内側まで気泡一つの隙なく鋳造された塊なの。それを、質量兵器として撃ち出すのよ」

美穂「質量兵器…」

リンダ「あら、かわいい顔して、そういうのに興味があるのかしら?」

美穂「え、えぇ…っと、私のゲッター3は、砲撃戦も出来るから、ちょっとだけ気になるというか…」

リンダ「何なら、これから私の部屋でゆっくり仕組みを教えてあげてもいいのよ?こう…手取り足取り、ね」

美穂「え、遠慮しておきます…」

アーニャ「アー、ミホは、奥ゆかしい…ですね?」

李衣菜「いや、こういう場合は…ちょっと違う気もするけど…。要するに、超ウェポン砲って、結局はおっきな大砲ってこと?」

ボブ「そう言うこと。高質量弾の重さと、ぶつかった時の衝撃で目標を破壊する大砲って訳だ」

李衣菜「へぇ…。名前と機構の割りには、仕掛けは単純なんだね」

サム「おいおい。シンプルイズベスト、だぜ。単純をバカにするなよ」

リンダ「それより、何で貴方達がここにいるのよ?」

サム「あぁ、この拠点からの補給物資の搬入の手伝いをな」

ボブ「こんな時こそ、俺達のロボ・ストーンのパワーが役立つってもんよ!」

リンダ「確かに。貴方達のマシンって、工事現場とかにありそうだものね」

ボブ「俺達のロボ・ストーンはロードローラーじゃねぇっての!」

李衣菜「あははっ。けど、この高質量弾って、結構スペース取るよね」

サム「そりゃぁ、ロボット1機分くらいあるからな」

美穂「ロボットの修理用の機材とか弾薬で、何だか格納庫もモノが溢れてるような…」

サム「他に置場所もねぇからなぁ。次の補給が何時になるかも分からねぇ以上、この拠点に物資を置いてくって選択肢もねぇし」

ボブ「どうせ使ゃ無くなるもんだ。ちょっとくらいは我慢しようぜ」

李衣菜「う~ん…。あの、奥の使ってないハンガーとかは?」

ボブ「あン?あぁ、あそこは使ってない訳じゃないぜ」

李衣菜「そうなの?」

リンダ「確か、ステルバーの予備機があったわよね」

李衣菜「そうだったんだ。ずっと誰もあそこには行かないから、もう使ってないのかと思った」

ボブ「あぁ~…。別に予備機って訳でもねぇんだよ。あれ」

李衣菜「え?じゃあ…」

サム「あれは、一番はじめのステルバーなんだよ」

アーニャ「一番はじめの…ですか?」

ボブ「おう。ゲッターだって、リーナのネオゲッターが始まりじゃねぇだろ?嬢ちゃん達のゲッターロボ飛焔だっけか?あれもプロトタイプっつってたろ。要はそう言うこった」

李衣菜「ステルバーのプロトタイプ…」

美穂「でも、どうしてそんなのがこの戦艦に?誰も使ってないんですよね?」

ボブ「ま、それはシュワルツのもんだからな。俺達にはよく分かんねぇな」

李衣菜「シュワルツのなんだ。私物を置いてるってこと?」

サム「簡単に言っちまえば、そうなるかもしれねぇが…」

アーニャ「…?」

ボブ「元々、ステルバーは2人乗りだったんだ。それが、テストパイロットとしてステルバーの開発に関わってたシュワルツの意見で1人乗りになった」

サム「その間にゃ、百鬼帝国との戦いがあって、今ここにいるのはアイツが1人だけだ。それで何となく分かんねぇか?」

美穂「あ…」

ボブ「あのステルバーは、シュワルツの相棒の忘れ形見ってトコだな」

サム「今でもたまに、アイツが一人で整備してる。整備班の奴等には、誰にも手を触れさせない。だから誰も、奥のハンガーには近付かねぇんだ」

李衣菜「成る程、そんな事情があったんだ…」

美穂「でも、ボブさん達はどうしてそれを?」

ボブ「何があったのかは、俺達も詳しくは知らねぇ。だけど、試作段階のステルバーとは、テストで何回か模擬戦することはあったからな」

サム「だから、2人乗りだってのは知ってた。後は、何となく察しただけさ。今のお前達みたいによ」

リンダ「…何かと思えば。以外と女々しい男だったのね」

李衣菜「り、リンダさん…。そんな言い方はないんじゃぁ…?」

リンダ「私だって、欧州で多くの同胞を亡くしたわ。だけど、それがいくら大切な人だからって、仲間の死にいつまでも引っ張られてるようじゃ、ダメなのよ…!」

 

ツカツカ…

 

美穂「あっ、リンダさん…!」

アーニャ「…行ってしまいました、ね…」

サム「アイツも、欧州で色々あったみてぇだな」

ボブ「ま、戦争状態だしな。不幸自慢だったら何処にだって山ほどあるだろうぜ」

李衣菜「……」

ボブ「だからこそだぜ、リーナ」

李衣菜「え?」

ボブ「シュワルツの野郎が、お前達にキツく当たんのも、そう言う理由があるんだろうぜ。仲間は大事だが、それだけ失ったらトンデモねぇ反動を喰らっちまう」

ボブ「だから強くならなきゃならねぇ。パイロットとしての腕も、心もな」

李衣菜「うんっ、分かったよ!」

美穂(心も強く、かぁ…。私は、どうなんだろう?もし、茜ちゃんや、アーニャちゃんが…)

美穂「…っ」 ブルッ

アーニャ「ミホ」

美穂「あ、アーニャちゃん…」

アーニャ「心配、しないでください。ワタシも、アカネも。ミホを悲しませるようなこと、絶対なりません!」

美穂「うん…っ」

 

『━━格納庫に、ゲッターD2が着艦します。出入り口付近の作業員は直ちに待避を。繰り返す━━』

 

ボブ「?何だぁ?」

李衣菜「お、やっと来たみたい」

サム「やっと来た?どういうこった?」

李衣菜「ありがとうボブ、サム。いい話を聞かせてくれて」

ボブ「あン?…おぉ」

李衣菜「私ちゃんとやるよ!仲間に悲しい思いをさせないために、辛い体験をさせないために!その為に━━!」

 

━━ 格納庫、出入り口付近。

 

凛 「━━…っと。わざわざありがとね、かな子」

かな子『いえ…。晶葉ちゃんに頼まれたこのコンテナを、テキサスに搬入するついででしたから』

凛 「確か、ネオゲッター用の新しい武装だっけ?」

かな子『そんな感じで言ってましたね。これからの戦闘に備えてって、ネオゲッター1用のしか、用意できなかったみたいですけど』

凛 「これだけの短時間で、用意してくれただけでも十分だよ。後はこっちで整備班の人達に渡しておくから」

かな子『よろしくお願いします』

凛 「うん。それじゃ」

かな子『クジラの方が少し寂しくなっちゃいますね』

凛 「止める人がいなくなったからって、お菓子の食べ過ぎはダメだからね?」

かな子『わ、分かってますよぉ!』

凛 「ふふっ。それじゃ、卯月をよろしく」

かな子『はい。私が気にするのも可笑しいですけど、凛ちゃんも気を付けてください』

凛 「うん」

かな子『━━マッハウィング‼』

 

凛に背中を向けて、直ぐに飛び立っていくゲッターD2。

 

李衣菜「おーいっ!」

凛 「李衣菜。わざわざ出迎えに来てくれたの?」

李衣菜「格納庫で作業手伝ってたからってのもあるけど、まぁそんなトコ」

凛 「ふぅん。これからよろしくね」

李衣菜「こっちこそ。凛になら、私も安心してネオゲッター2を任せられるよ」

凛 「期待に応えられるように、出来る限りのことはするよ。…加蓮の姿が見えないけど?」

李衣菜「今は、奈緒に付いてるよ」

凛 「奈緒に?そうなんだ」

李衣菜「凛も奈緒に挨拶していく?」

凛 「いや、今はいいよ。それより、ゲッターのところに行こう」

李衣菜「ゲッター?」

凛 「うん。今のネオゲッターは、李衣菜達に合わせた仕様になってるって聞いたし。奈緒の癖がどんなものなのか、実際に触ってみて確認したいんだ。このコンテナを、整備班の人達に渡さなきゃいけないし」

李衣菜「コンテナ?それなら作業用のビィト使わせてもらおっか。ちょっと待ってて」

凛 「あと出来れば、実際に加蓮も入れて3人で動きを合わせてみたいけど…」

 

加蓮「どうも、そっちは無理っぽいね」

 

李衣菜「加蓮!奈緒の方はもういいの?」

加蓮「付いてたって、向こうは部屋に籠ったきりでこっちの呼び掛けには応えてくれないんじゃあ、これ以上アタシに出来ることはないかな?」

李衣菜「そっか…、加蓮でもダメなんだ」

凛 「今戦ってる私達が接しても、逆効果かもね」

加蓮「凛の言うとおりかも。今は少しでも、一人で考える時間をあげた方がいいかもしれない」

李衣菜「ちょうどいい相談役、かぁ…」

凛 「こんなところに、プロデューサーだっていないのにね」

加蓮「無いものねだっても仕方ないでしょ。それより、パイロットは20分後に、ブリーフィングルームに集合だって」

凛 「分かった。…いよいよ始まるんだね」

李衣菜「補給資材は十分にある。高質量弾には限りがあるみたいだけど、今はボルガが最大の戦力になる」

加蓮「ドラゴンタートル…。アラスカでの雪辱を、ここで晴らさなきゃね」

凛 「その為にも、ゲッターの確認だけでもやっておこう。ブリーフィングルームに行く前に、お願い」

李衣菜「分かった。加蓮もそれでいい?」

加蓮「相変わらず、仕事には真面目なんだから。遅刻寸前で教室に駆け込むようなことだけは、勘弁してよね?」

 

━━。

 

~~~ 戦艦テキサス・ブリーフィングルーム ~~~

 

艦長「━━諸君、揃っているかね?」

芳乃「ねおゲッターちーむの方々がー、まだ来ていないようでしてー」

艦長「ふむ…?時間厳守と伝えたはずだが…」

 

━━ダァァァアアアーーーッ バンッ

 

李衣菜「ギリギリ、セェーーッフ‼」

加蓮「だから言ったじゃん。確認はそこそこにしといてって」

凛 「ごめん…。確認作業に集中しすぎちゃって…」

 

艦長「ゴッホン!ネオゲッターチームの諸君?」

李衣菜「え…。あははは…、艦長…。…ごめんなさい」

艦長「君達の事情は察しているが、急場凌ぎのチームをまとめるのと、ブリーフィングに遅れることは別の問題だ。分かるね?」

李衣菜「はい…」

艦長「なら、早く着席したまえ」

李衣菜「はい…」

凛 「ごめんなさい…」

加蓮「…ごめんなさい」

ジャック「Oh,リーナ」

李衣菜「ん?何、ジャック」

ジャック「OUT‼」

李衣菜「アウトかぁ~…」

副長「早く席に着かんかぁ‼」

 

艦長「コホン…。さて、改めて全員揃ったところで、ブリーフィングを始めよう」

「「「……」」」

艦長「それと、今回はボルガのスミノフ艦長と、クジラのクルーとも通信を介して参加してもらう」

スミノフ『よろしくお願いします』

晶葉『よろしく』

凛 (クジラの代表は晶葉なんだ…)

艦長「では先ず、我々の攻撃目標だが、皆も大方見当が着いているとは思うが、ランドウの移動要塞・ドラゴンタートルだ」

ボブ「遂にその時が来たって訳か…!」

艦長「今、我々が駐留しているこの秘密工場の位置はここ、ウラル山脈を臨む、北緯およそ65度、東経63度の位置。そして、目標であるドラゴンタートルは、ここからさらに南下した、通称・中部ウラルと呼ばれる場所に身を潜めていると推測される」

リンダ「以外と、近場にいたのね」

スミノフ『連中はボルガの破壊を目論んでいました。その為、直ぐに増援を送り込める位置で、こちらの動きを捉えていた可能性があります』

艦長「ボルガの超ウェポン砲が、ランドウにとっても驚異であることに違いはない。それ故、高質量弾製造工場を機能不能としたのだからな」

シュワルツ「だが、肝心のボルガの破壊には失敗した」

サム「そうさ!俺達が守っていれば、そうそう破壊させはしないぜ!」

艦長「うむ。ドラゴンタートル攻略に、ボルガの存在は大きな要となる。しかし、相手はあの巨大要塞だ。超ウェポン砲のみで、簡単に破壊できるとも限らん」

艦長「よって、ドラゴンタートルの攻略は、ボルガとこの戦艦テキサスのドーバー砲による波状攻撃による破壊を試みる」

美穂「テキサスのドーバー砲…!」

茜 「ロシアとアメリカ、お互いに切り札を出し合うと言うことですね‼」

艦長「その通りだ。我々アメリカと、ロシアが誇る二大の超兵器で、ドラゴンタートルを圧倒する」

ボブ「コイツぁ…、トンデモねぇ戦いになりそうだぜ…!」

ジャック「That's right!テキサスまで前線に出るんだからネ。これはHardな戦いになるゼ!」

李衣菜「テキサスが、前線に…」

艦長「そうだ。我々テキサスはもちろん、ボルガも、ドラゴンタートルをその有効射程距離に納めるため、ドラゴンタートルとは距離を詰める必要がある」

晶葉『当然、敵も黙っていないわけだな』

艦長「ドラゴンタートルの正面には、その護衛を務めると思われる艦隊が配置されている。これがその映像だ」 ピッ

アーニャ「これは…」

ボブ「これが護衛艦隊だって?ハハッ、何かの博覧会の間違いじゃねぇのか?」

サム「そうじゃなきゃ、トカゲ共と百鬼帝国の兵器の中古市だぜ!」

晶葉『恐竜帝国の艦船型メカザウルス…確か、グダと言ったな…。それに、百鬼帝国のメカ要塞鬼と。頭数だけは充分に備えてきているな』

艦長「既存戦力だからと侮ってはいかん。機動戦力にはメタルビーストも配備され、その総戦力は、一国家の軍事戦力に匹敵すると言っていい」

美穂「そ、そんな規模の戦力が、ドラゴンタートルを守ってるんですか…?」

李衣菜「何だかクラクラしてきた。スケールが大きすぎて付いていけないよ…」

加蓮「こんなところでクラクラしてる場合?アタシ達はこれから、その頭が痛くなる戦力を目の前にして戦い行くんだから」

李衣菜「…奈緒じゃないけど、ちょっと逃げ出したくなってきたかも」

シュワルツ「だったら尻尾巻いて日本に帰んな。ゲッターが1機抜けたところで、別に困りゃしねぇよ」

李衣菜「ははっ。日本の領空にもいる、ランドウの航空戦力を相手にするくらいなら、ここで踏ん張ってた方がマシだって」

メリー「ジョークを言えるくらいには、余裕ってことね」

シュワルツ「…フン」

艦長「作戦の概要はこうだ。我々、戦艦テキサスとボルガは、ウラル山脈を沿うように移動し、ドラゴンタートルに肉薄する」

ジャック「HAHA!!向こうの連中も、こっちの狙いを掻い潜るためにウラル山脈に入ったんだろうガ、お陰でこっちも有利にFightできマースね!」

李衣菜「どういう事?」

スミノフ『中部ウラルは、ウラル山脈の中でもその標高が600から900と、標高の低い山が連なっているポイントです』

スミノフ『この地形を上手く利用して戦えば、山を遮蔽物にして身を隠しながら、ドラゴンタートルに接近することは容易です』

李衣菜「向こうもどっからテキサスやボルガが出てくるか分かんないって事?」

凛 「それだけに、失敗は許されないね」

艦長「そう。まさしくこれは、ドラゴンタートルを攻略する千載一遇のチャンスなのだ」

加蓮「でも、ウラル山脈を縫うようにして移動するってことは、それだけ時間も掛かっちゃうってことだよね?」

アーニャ「ボルガ、は超ウェポン砲を使うための、変形時間もあります」

凛 「その間、ボルガは無防備になるし、そもそもドラゴンタートルをウラル山脈から離脱させることにもなる…」

副長「そこで、君達機動部隊の出番なのだ」

艦長「テキサスとボルガが、ドラゴンタートルに到達するまでの間、そして、ボルガが超ウェポン砲発射態勢に移行するまでの間、機動部隊は持てる戦力を以てドラゴンタートルの足止めを行う」

李衣菜「…!私達、だけで…?」

ボブ「それって大体どれくらいの時間が掛かるんだ?」

シュワルツ「さぁな。一時間で終わりゃぁ良いところ。ボルガとテキサスの到達が遅れりゃ、二時間でも三時間でも出来る限りだろうよ」

凛 「どのみち長期戦は必死って訳だね」

艦長「先も言ったとおり、これは我々の最大のチャンスなのだ。ドラゴンタートルをウラル山脈から出すわけにはいかない。そして、我々の動きを気取られる訳にいかない。これは、陽動も兼ねた強襲作戦でもある」

加蓮「でも、スーパーロボット軍団とゲッター軍団。2つの火力を集めてもドラゴンタートルを止められるの?」

晶葉『不可能…ではないだろうな。真ゲッターロボは今回の出撃には間に合わんが、それでも、それに匹敵する性能をもったゲッター飛焔がいる』

茜 「私達の出番ですか‼」

晶葉『あくまで目的が破壊ではなく、足止めならば、或いは』

リンダ「ここでごちゃごちゃ考えてても仕方ないわ。コンマ1秒でも可能性があるなら、今はそれに賭ければいいじゃない」

李衣菜「私達が話し合っているこの瞬間にも、ドラゴンタートルは移動してる…!」

艦長「ここに集まった諸君らには、素早い行動力と、迅速な対応力が求められる。ネオゲッターロボ、テキサスマック、ステルバーなど、飛行能力を有した機体は直ちに発進。キングダム、ロボ・ストーンの飛行能力を持たない機体はクジラに乗艦し、作戦エリアまで移送、展開せよ!」

サム「マジに全戦力を投入すんのか!」

ボブ「ボルガとテキサスの護衛はいらないのかよ!?」

艦長「敵の待ち伏せや伏兵を意識している余裕はない。テキサス、ボルガの双方が会敵しようとも、何としても敵の包囲網を突破し、作戦を強行する」

スミノフ『その分、持ちうる戦力は全力で、ドラゴンタートルの足止めを頼む』

艦長「この作戦には、我々の今後の趨勢が掛かっている。我々がランドウを妥当するに相応しい戦力となり得るか…。この作戦を成功させられなければ、我々に未来はない!」

「「「……」」」

艦長「死力を尽くした戦いである!故に死ぬなとは言わん。だが、生き残れ!それが、今回の作戦の最難関とするミッションである!」

「「「……」」」

艦長「返事は!?」

「「「━━了解っ‼」」」

艦長「よしっ!各員配置につけ!今から十分後に作戦を開始する。スーパーロボット部隊出撃と同時にテキサスは機関最大。ウラル山脈を抜け、ドラゴンタートルに肉薄する━━‼」

 

━━。

 

ボブ「サム、俺らは急ぐぞ!これから空中にいるクジラにロボ・ストーンを積みこなきゃいけねぇんだからよ!」 ダッ

サム「パーティに仲間外れはごめんだぜ!」 タタッ

 

メリー「それじゃあリーナ、またこうして、顔を合わせて会えるといいわね。お互い頑張りましょ」

ジャック「Good bye.は言わないゼ!Good Luck! リーナ‼」

 

李衣菜「くぅ~!艦長も気合い入ってたし、いよいよって感じがしてきたね!」

加蓮「そう言うリーナも気合い入りまくりでしょ?」

李衣菜「まぁね。作戦が上手くいくかなんて分からない。けど、今日の私の戦いで、きっと何かが変わる気がする!これこそ正にロックだよ‼」

加蓮「気合いが空回りして、可笑しなミスしないでよね~?」

李衣菜「ははっ、肝に命じて、気を付けるよ。…ん?」

凛 「……」

加蓮「凛、どうかした?何か悩みでもあるの?」

凛 「…ごめん。2人は先に行ってて」

李衣菜「え?凛は?」

凛 「やっぱりちょっと未練出てきちゃったから。奈緒に挨拶してくる。それだけ」

加蓮「ふぅん…。分かった。行こ、リーナ」

李衣菜「えぇ…。でも、それなら一緒に…」

加蓮「アタシらが先に行って、ゲッターを何時でも出撃させられる状態にするんでしょ。今度は作戦開始時間に遅れる気?」

李衣菜「わ、分かったよ…。分かったからそんな引っ張んないでって…!」

凛 「……」

 

━━ ネオゲッターチーム相部屋。

 

コンコン

 

「……」

凛 「奈緒?入るよ」

 

キィ… バタン

 

「……」

凛 「奈緒?」

「…んだよ」

凛 「……」

「何だよ…。お前も笑いに来たのか?」

凛 「そんなこと、するわけないじゃん。大事な作戦前だから、奈緒の顔を見たくなっただけ。だからほら、布団から出てきてくれると、嬉しいかな」

 

ゴソゴソ…

 

奈緒「……」

凛 「テキサスは本格的にドラゴンタートルに攻撃を仕掛けるって。ここにいても、安全じゃなくなるかもしれないね」

奈緒「だから、何だよ。ここよりゲッターのコックピットの方が安全、って言うつもりか?そんなのあるわけないだろ」

凛 「それは分かってる。奈緒のネオゲッター2は、私が預かるから安心して」

奈緒「あぁ。凛なら、あたしのクセがついたゲッターでも問題なく操縦できるだろうさ。何たって、凛はあたしと違って、一年も長くゲッターに乗ってるんだからさ」

凛 「……」

奈緒「話は終わりか?だったらもう出てってくれよ…」

凛 「うぅん、話は…」

奈緒「あたしの事、情けない奴だって、思ってるだろ?」

凛 「……。そんなこと、思うわけないよ。奈緒だって、ここまでよく頑張った。情けなくなんてない。奈緒のことを笑う人間がいたとしたら、私は絶対許さない」

奈緒「やめてくれよ。そうやって同情されると、余計惨めな気持ちになる。自分でも分かってるんだ。都合のいい時だけ調子よくて、一回失敗すると、全然何も出来なくなって…」

凛 「別に、何も出来ない訳じゃないよ」

奈緒「え…?」

凛 「奈緒がゲッターから降りてくれたから、出来る頼み事がだってある」

奈緒「頼み事って…なんだよ」

凛 「もし私に何かあったら、ハナコのこと、お願い」

奈緒「はぁ!?お前、何言ってんだよ!」

凛 「お願い。だって、ここには、こんなこと頼めるのは、奈緒しかいないから」

奈緒「だからって…。凛が飼ってる犬だろ!自分で責任くらいとれよ!」

凛 「今回の作戦は、大掛かりな作戦だ。こっちの少ない戦力で、一国家の軍事力に匹敵する戦力の相手と戦わなくちゃいけない。命を懸けることになる」

奈緒「……」

凛 「そうなったら、奈緒の言う責任は取れないかもしれない」

奈緒「何で…。何でそんなにまで命懸けてやる必要があるんだよ?…あたし達は、アイドルなんだぞ!?」

凛 「アイドルだったら、何?」

奈緒「何って、お前…」

凛 「うぅん、違う。アイドルだから、今が命を懸ける時なんだ」

奈緒「意味分かんないよ…!そこまで戦う意味って、何だよ…」

凛 「当たり前の、メカザウルスにも百鬼メカにもメタルビーストにも、インベーダーにも怯えなくていい。みんなが何にも心配しないで、笑顔で、全力を出せるステージを取り戻すためだよ」

奈緒「それで凛にもしものことがあれば、何の意味もないんだぞ…?」

凛 「意味がない訳じゃない。私は、みんなのステージを取り戻せるんだから」

奈緒「そんなのに意味なんてないだろ!凛が頑張って、凛が取り戻したステージなのに、そこに凛がいないなんて!そんなの理不尽だろ!?」

凛 「奈緒…」

奈緒「どうしてそこまで他人のことで精一杯になれるんだよ!少しは自分のことに気を遣えよ!死ぬのが怖くないのかよ!」

凛 「死ぬのが怖くないなんて、あるわけない!」

奈緒「…っ!」

凛 「…死ぬのが怖くないわけがない。李衣菜だって、震えてた」

奈緒「…り、李衣菜…が?」

凛 「拳を握って、怖さに耐えて。強がりを言って、気丈にしてた。多分、ずっとそうだったんじゃないかな」

奈緒「……」

凛 「戦闘中でも軽い話をして、ロックって言葉で自分を勇気づけて。そうやって今も、自分と戦ってる」

奈緒「アイツが…」

凛 「きっと、みんなそうなんだよ。誰だって、自分の中にある恐怖と戦ってる。でも、誰だって恐怖と戦える訳じゃない」

凛 「だから、世の中には”守る”って言葉があるんだと思う。だから、奈緒は生き残って」

奈緒「凛…っ!」

凛 「もう時間がない。私は行ってくる。必ず、奈緒の未来は守ってせるから…!」

 

ガチャッバタンッ タタタッ

 

奈緒「……」

 

━━ 格納庫、ネオゲッターロボ・ハンガー。

 

凛 「ごめん、遅れた」

加蓮「凛おそ~い」

凛 「遅れた分はきっちりと返すから。それより、晶葉から届いた武装の調子はどう?」

李衣菜「あぁこれ?ハンディミサイルキャノンって言う奴…。後付けだけど、変形に支障ないのかな?」

整備班長「そこは、アンタらのゲッター開発担当者が作ったんだから心配要らねぇだろ」

李衣菜「チーフ!すいません、こんな忙しい時に、仕事増やしちゃって」

凛 「…ごめんなさい」

班長「ハハハッ!何、良いってことよ。それより、この新兵装はそっちの操作一つでパージ出来るようにしてある」

李衣菜「そうなの?」

班長「今回は長期戦だ。弾がなくなったら、遠慮なく切り離して、格闘戦が出来るようにしてくれ」

李衣菜「分かりました!…じゃあ、このゲッターの体のあちこちに付いてるバッテリーみたいなのも…」

班長「見た目のとおり、予備エネルギーだ。一応、分離しても問題にならねぇ位置には付けてあっから、お前達の戦闘の邪魔になるような事もねぇはずさ」

加蓮「攻撃受けちゃったら誘爆しない?」

班長「そん時はそん時だ!今から心配すんな!」 ガハハッ

加蓮「…戦場のど真ん中で、動けなくなるよりはマシかぁ」

李衣菜「とにかくありがとう、チーフ!遠慮なく使わせてもらいます!」

加蓮「ホント、完全プラズマ駆動の名ばかりゲッターだからね~」

凛 「戦闘中にエネルギーを補給できるのはありがたいね。問題は、その暇があるかだけど」

李衣菜「実際戦いながら考えるよ。さ、シュワルツ達も待たせておけない。出撃するよ!」

 

ネオゲッター1が一歩、ハンガーから足を踏み出して、発進口を目指す。

 

凛 「李衣菜、テキサスを出たら、ゲットマシンに分離して、その後しばらくはゲットマシンで維持だよ」

李衣菜「え、何で?ネオゲッター2にチェンジした方がいいんじゃないの?」

凛 「それだと、死角から襲撃されたら、多角的に対応できないから」

李衣菜「たかくてき?」

加蓮「凛は、こっちがドラゴンタートルに着くより先に、向こうから仕掛けてくるって思ってる?」

凛 「向こうの情報がこっちに流れてる以上、逆もまた然り、って事もあるから」

加蓮「確かに。寧ろ今の状態で、敵がこっちを襲ってこないのも、可笑しな話だよね」

凛 「ウラル山脈を抜けるのを優先してるのかも。でもそうすると、今のところ全く速度を上げていない理由が分からない」

加蓮「罠があるかもしれない?」

凛 「そうかも。何にせよ、警戒するに越したことはないよ」

李衣菜「えーっと…」

加蓮「だって。分かった?リーナ」

李衣菜 「あ、え~…あー、うんっ。あははっ」

凛 「ランドウは必ず襲ってくる。それが空からなのか、地上からかは分からない」

加蓮「だから、ゲットマシンの状態で、どこから出てこられてもすぐ対応できるようにするんだってさ」

李衣菜「成る程…」

加蓮「もう、この三人で出撃するのははじめてなんだから、しっかりしてよ」

凛 「今回は今までと違って、出てきた敵を迎え撃つ訳じゃない。こっちから打って出るんだ。敵がどう動いてくるか分からないんなら、警戒は怠れないよ」

李衣菜「そ、そうだね~…。あはは…」

李衣菜(…奈緒がいないと、この2人は、やりづらいなぁ~) トホホ…

 

発進口の前まで到達する。

 

凛 「…生きて帰ろうね、絶対」

加蓮「何言ってんの。当然でしょ、そんな事」

李衣菜「こんなところで終われない。私は絶対、もう一度なつきち達と同じステージに立つんだ!その為にも…!」

 

李衣菜「ネオゲッターロボ、出撃します!」

 

ダッ

 

李衣菜「オープンゲットォ‼」

 

テキサスを飛び出すと同時に分離して高度を上げる。

 

李衣菜「あ、ハンディミサイルキャノン、しっかり収納されてる。それにしても、ゲットマシンでの安定飛行とか、だいぶ久し振りだよ」

加蓮「何時も合体する時しか使わないしね」

李衣菜「ちゃんと飛ばせるかなぁ~。えーっと、どの計器が何なんだっけ?」

加蓮「…はぁ~」

凛 「作戦空域に着くまで墜落しなきゃ大丈夫だよ」

 

シュワルツ「ようやく出てきやがったか」

ジャック「重役出勤、お疲れさまデース!」

李衣菜「みんなー!待たせてごめん!」

凛 「ロボ・ストーンの積み込みは終わった?」

晶葉『あぁ。ゲッター2機がかりで持ち上げて、何とかな』

みく「戦闘前に大仕事した気分だにゃ~」

美波「本当…。ゲッターの関節、可笑しくなってないかしら」

ボブ「へへっ、すまなかったな。嬢ちゃん達よ」

シュワルツ「とっとと行くぞ。これ以上時間は延ばせねぇ」

橘 『うむ。クジラ、加速開始!』

晶葉『ネオゲッターチームとテキサスマック、ステルバーとゲッターD2はクジラの周囲を警戒しながら付いてきてくれ』

シュワルツ「分かってるよ」

ジャック「OK! 任せてくだサーイ‼」

卯月「ようやく私の出番です!頑張りますよ!」

晶葉『…なぁ、凛。ホントに良かったのか?』

凛 「卯月をD2に乗せたこと?晶葉が造ったリミッターは、今も順調に動作してるんでしょ?」

晶葉『それは、そうだが…』

凛 「戦闘が激しくなるのは、目に見えてるからね。1号機の操縦に慣れてる卯月が乗った方が、リスクは少ない」

晶葉『…そうかもしれないな。分かった。すまないな、可笑しなことを聞いて』

凛 「気にしないで。それよりも今は、目の前の作戦に集中しようよ」

 

━━。

 

李衣菜「━━…だんだん真下の山の高さが低くなってきた…かな?」

加蓮「飛行距離的には、そろそろその、中部ウラルに入るくらいだね」

李衣菜「ウラル山脈の周りって、比較するものが少ないから、どの山が大きいのか小さいのかもよく分かんないや」

橘 『警戒中の各機、周辺に異常はないか?』

李衣菜「っと、上空は大丈夫ですよ」

卯月「後ろの方も、特に変わったものは見えません!」

ジャック「右舷側、No,Problemダゼ!」

シュワルツ「左舷側、特に異常は……ん?」

李衣菜「シュワルツ、どうかした?」

シュワルツ「━━…チッ!」

 

素早く、クジラの真下へ回り込んだステルバー。直後、ステルバーの右胸部の装甲が弾ける。

 

凛 「敵襲!?下から…!」

橘 『地中から襲撃してきたようだな。ステルバーが庇ってくれなければ、本艦に直撃コースだった』

メリー「地中の敵は、地上からソナーじゃないと探知できない…。そこを突いてきたって訳ね」

シュワルツ「クソッ!」

 

「クククッ…。ボルガを戦力に加えた貴様らが、短期決戦に持ち込んでくることなど、手に取るように分かるわ」

 

瑞樹『分かるわ!?』

みく『瑞樹さん、今はみく達の出ていい状況じゃないにゃあ!』

加蓮「コイツ、アラスカでも襲ってきた…」

シュワルツ「テメェ…!」

ランバート「アラスカの時の答えは出たか?シュワルツ。今はそんなこと、どうでもいいがな」

シュワルツ「ランバートォ‼」

李衣菜「ランバートって…?向こうのパイロット、知り合い?」

ボブ『さっき格納庫で話したろう!元々のシュワルツの相棒だ!』

李衣菜「えっ!?でもその人って確か…」

加蓮「そりゃ、ランドウのことだもんね。無理矢理生き返らせて、利用してるんでしょ」

ランバート「利用されているのではない!」

李衣菜「!」

ランバート「ランドウ様は気付かせてくれたのだ。生前の私の愚かさを。そして私に、この素晴らしい力を与えて下さったのだ!」

凛 「…考えもバッチリ教育済みって訳」

ジャック「But.これでシュワルツが苛立ってたReasonも分かるってもんだゼ」

ランバート「貴様らをドラゴンタートルに近付かせるわけにはいかん。別行動をとったテキサスとボルガも、今頃別動隊の攻撃を受けている頃だろう」

凛 「やっぱり…。こっちの想定通りか」

ランバート「貴様らにとって想定外となるのは、これから貴様らは敗北すると言うことだ」

李衣菜「何を~!やれるもんならやってみろ!」

加蓮「アタシ達だって、負けられない理由で、勝算の低い作戦に臨んでるんだ。アンタがここで何と言おうと、アタシ達の役割は果たさせてもらうよ」

ランバート「どこからでも掛かってくるがいい。お前達にも教えてやる。正義や理想などと生温い感情で戦っても、何もならない現実と言うものを」

李衣菜「だったら、私だって思い出させて上げるよ!正義や理想の大切さ、それを守るために出来る力って奴をね━━!」

 

つづく




次回予告

ドラゴンタートル攻略作戦は始動した。
スーパーロボット軍団、戦艦テキサス、ボルガ。それぞれがドラゴンタートルを目指し、敵の猛攻を掻い潜る。
一方、ステルバーが損傷し、テキサスに帰投したシュワルツは、格納庫の奥のプロトタイプ・ステルバーで再出撃を試みる。
整備員の制止を降りきって出撃しようとするシュワルツを前に、奈緒の心は揺れ動く━━。

次回、ゲッターロボ×CG 第3部
第17話『生命を賭ける前哨戦』に、チェンジゲッター!
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