ゲッターロボサーガ デレマス版   作:E.T.c

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第11話『死線』

 

ドロス「くらぇいッ!!」

 

バォッ

 

メカザウルス・ゲドが放ったゲッタービーム・ブレスが襲い来るメカザウルスを次々に焼き払う。

 

ゾル「遅い…ッ!突入部隊は何をしているんだ!?」

ドロス「落ち着け。突入が成功したところで、それで作戦そのものが成功したわけではない。寧ろ、正念場はこれからさ」

ゾル「こちらの戦力には限りがある!長期戦は不利だぞ…」

ドロス「それは、ニオン達とて把握しておる。今はただ、吉報を待つんだ!」

ゾル「いよいよ厳しくなってきたな…!っ…──…危ないっ!」

ドロス「ぬぅっ!?」

 

飛来した魚雷からゲドを庇い、プロトギガスの左腕が吹き飛ぶ。

 

ゾル「ぐぅ…!」

ドロス「すまん…!大丈夫か、ゾル」

ゾル「あぁ。破損部分は切り離して、隔壁は閉じた。水圧で潰されることはないさ」

ドロス「…それならいいが」

ゾル「油断するなよ」

ドロス「うむ。作戦成功前にやられてしまっては、元も子もないからの。今一度、気を引き締めるとするか」

ゾル「頼むぞ。ここで背中を任せられるのは、ドロスだけだ」

ドロス「お互いにな」 ニッ

 

無人のメカザウルスが、ゲドとプロトギガスに殺到する──。

 

~~~ 交易マシーンランド 内部 ~~~

 

莉嘉「きゃあッ!!」

 

木々を薙ぎ倒し、地に倒れ伏すゲッターアーク。衝撃で花びらが散り、ゲッターアークの眼前に舞う。

 

莉嘉「こ、このぉ~…!」

ドラゴ「ふんっ……脆いぞ。ゲッターロボ」

バイス「でぇぇぇいッ!!」

ドラゴ「おっと…」

鉄甲鬼「……っ!」

ドラゴ「その程度で!」

 

ゲッターザウルスが先制して隙を作り、そこをダイノゲッター2が突く。巧みな2機の連携も、軽い身のこなしで身を翻すゲッターアーク(ピクノドン)に往なされ、反撃を受ける。

 

莉嘉「バイスッ!鉄甲鬼!!」

バイス「くっ…!」

鉄甲鬼「大丈夫か?」

バイス「損傷は軽い。まだ動ける…!」

ニオン「コイツにばかり時間を割いてはいられないぞ!」

鉄甲鬼「分かっている!だが…!」

莉嘉「ここは任せて!」 グッ

 

力を込めて、ゲッターアークが立ち上がる。

 

ガンリュ-「ゲッターアーク、戦えるのか!?」

莉嘉「モッチロン☆ほんの掠り傷だよ!」

鉄甲鬼「強がるのはいい。だが、援護もなく、単機で奴の相手をするつもりか?」

かな子「相手を倒すことに集中しちゃったら、それこそ相手の思う壺です」

美波「勝てるかどうかはともかくとして、私達が足止めになれば、あのドラゴって人だって、ニオンさん達を追えない筈です。ですから、ゲッターザウルスとダイノゲッターは、作戦の遂行を!」

ゴズロ「…囮をやると言う訳か」

莉嘉「それだけで終わるつもりはないよ!ニセモノ相手に、負けるわけには行かないって☆」

ニオン「ふっ…。ならここは任せるぞ」

バイス「本気ですか!?ニオンさん!」

芳乃「莉嘉さん達の言うことも真理でしてー。今わたくし達に出来ることはー、仲間を信じることー」

バイス「……」

鉄甲鬼「死ぬなよ、莉嘉!」 バッ

ガンリュ-「バイス、莉嘉さんの気持ちを無駄にしては!」

バイス「…分かっている!」 シュバッ

 

その場を後にし、統治城へと向かう。

 

莉嘉「…誰に言ってるの?まったく」

ドラゴ「わざわざ死を選ぶとはな」

莉嘉「へぇ。防衛部隊なのに、焦ってニオン達を追ったりしないんだ?」

ドラゴ「焦る必要などない。貴様らを始末した後で、ゆっくりと残りの奴等を潰していけば良い」

莉嘉「ふぅん?そう言う勝ち誇った台詞は、本当にアタシ達を倒してからにしてよね…!」

かな子「莉嘉ちゃん、1人で無理しないで。こっちにはカーンも、キリクもあるんだから」

美波「かな子ちゃんの言う通りよ。あっちは1人かもしれないけど、こっちは3人。チームワークで翻弄すれば、活路は開けるかも」

ドラゴ「ふっ。俺が1人でお前達を迎撃に来たと?そんなこと何時言った?」

莉嘉「!?」

ドラゴ「この砦を守るのは、俺1人じゃない。見ろ」

 

その声に合わせ、木々の中から姿を現す。それは、

 

莉嘉「鬼獣…!?」

 

鉄球鬼獣「グゥゥ…」

 

美波「どうして…!?マシーンランドに鬼獣が…!」

かな子「しかもこの感じ……あのドラゴって言う人の指示を聞いてる?!」

ドラゴ「我々にも協力者がいるのだ。穏健派と呼ばれる者達が、貴様ら穢らわしいサル共に協力を要請したようにな」

かな子「協力者…?それじゃあ、あの鬼獣は…」

美波「インベーダーのような独自の生態系を持つ生物じゃなく、誰かが私達の世界に、故意に派遣する、生物兵器ってこと?!」

かな子「鬼獣の主が、この世界に鬼獣を派遣する理由って…!」

美波「まさか、ゲッター…!?」

ドラゴ「それを知る必要はない。行けッ!!」

 

牛鬼獣「ブオァアアアッ!!」

 

鬼獣の群れが、襲い来る。

 

莉嘉「くっ…!」

 

一気呵成に攻め立てる鬼獣の群れに、ゲッターアークは一時後退。

 

莉嘉「ツイントマホーーック!ランサァアーーッ!!」

 

後方で体勢を立て直し、柄尻同士を突き合わせたツイントマホークを構える。

 

莉嘉「ッ!!」 グンッ

牛鬼獣「!?」

 

今度は臆せず、鬼獣の懐に突貫。

 

莉嘉「やぁあああッ!!」

 

敵陣の只中に飛び込み、トマホークを振るう。

 

莉嘉「ダブルッ!ラビリント~ス!!」

 

グ オ ァ ッ

 

豪快に振るわれたトマホークの双刃が、旋風を起こして鬼獣を巻き上げ、真空刃を伴って切り刻む。

 

ドラゴ「…ほぅ」

 

一度に複数体の鬼獣を肉塊に変え地に落とし、ゲッターアークがピクノドンに向き直る。

 

ドラゴ「ただの雑魚ではないか。…面白いッ!」

莉嘉「余裕かましてられるのも今の内…!ゲッターの猿真似したの、後悔させて上げるから!」

美波「まだ鬼獣は残ってるから、ドラゴにばかり気を取られちゃダメだよ。莉嘉ちゃん」

かな子「私達は勿論だけど、ニオンさん達も心配ですね…。あっちにも鬼獣の群れが…」

美波「…私達も、仲間を信じるしかないよ。今は、自分達の戦いに集中しましょう!」

 

──。

 

バイス「このッ!」

 

ゲッターザウルスのダブルシュテルンが、鬼獣の頭部を粉砕。辺りに脳漿と粘度の濃い血液を飛沫かせる。

 

バイス「何だ!?コイツら…!」

ガンリュ-「明らかに恐竜帝国の戦力じゃない!」

芳乃「陰と陽を司る者の使いでしてー。心も義も持たずー、ただ私怨によって暴れ狂うモノー」

ゴズロ「陰と、陽…?暴れる?お前の言い方は、良く分からんな」

芳乃「むー」

鉄甲鬼「芳乃の言葉は確かに難しいが、鬼獣と呼ばれているモノ達だ。確か、今人類を襲っている筈だが」

バイス「そんなものが、どうしてマシーンランドの中に?」

ニオン「考えている暇などないぞ!襲ってくる以上はこちらの作戦を妨害する障害!潰せば良いだけの話だ!」

鉄甲鬼「しかし、このままでは埒が明かないぞ」

バイス「……もうすぐ統治城の護衛用メカザウルスの格納庫。そこまでの道は一方通行だ」

鉄甲鬼「…敵の動きを抑制出来れば、迎撃のしようはある、と言うことか」

芳乃「ともかく向かいましょー。あちらの奥でしてー」

ニオン「ザウルスチームが先に行け!殿をやる!」

バイス「了解!」

 

ダイノゲッター2が鬼獣を惹き付け、その間にゲッターザウルスが格納庫内へと。その後をダイノゲッター2がつづく。

 

鉄甲鬼「無事か!?」

バイス「被弾は少ない!」

ガンリュ-「……? 妙ですね…。統治城を護衛する戦力の格納庫の筈が、メカザウルスが出払っている?」

ゴズロ「誘われている…?とすれば、ここは外れか!」

鉄甲鬼「……。いや、無人メカザウルスへの指令信号はここから出ている。敵の指揮中枢が、ここにあるのは間違いがない」

ガンリュ-「ならば、何故…?」

ニオン「考えても仕方ない!俺達が勝つには、ここしかない!」

バイス「……よし、ガンリュー。お前が指揮中枢の破壊に向かえ。ゴズロはその支援だ」

ゴズロ「バイスは?」

バイス「ゲッターザウルスを守る!」

ガンリュ-「…確かに、妥当な選出か。ゴズロ」

ゴズロ「分かった。バイス、死ぬなよ」

バイス「誰に言っている!」

ゴズロ「はっ……そうだな」

 

ゲッターザウルスの2、3号機部分のコックピットが開き、ガンリュー、ゴズロが武器を伴って降りてゆく。

 

ニオン「鉄甲鬼、貴様も芳乃を連れていけ!」

鉄甲鬼「……ガンリュー達を援護するんだな。それは分かったが、何故芳乃も?」

ニオン「水先案内人だ。失せ物探しは得意なんだろう?」

芳乃「然りー。失せ物探しもー、目的地までの水先案内もー、必ず導いてみせましょー」

鉄甲鬼「闇雲に城内を走り回るよりはいいか。付いてこれるか?芳乃」

芳乃「心配は無用でしてー。共に参りましょー」

鉄甲鬼「ゲッターは任せる。コックピットを損傷させるなよ」

ニオン「言われるまでもないッ!」

 

芳乃と鉄甲鬼もゲッターから降り、ダイノゲッター2とゲッターザウルスが並び立つ。

 

バイス「そっちも1人か」

ニオン「ハンデを付けるには、丁度良い!」

バイス「お互いにな。精々戦果を上げてやろうじゃないか!」

ニオン「さぁ、鬼獣如き、好きにはさせんぞォ!!」

 

──。

 

スタスタスタスタ──

 

芳乃「こちらでしてー」 テクテクテク

 

ガンリュ-「しかし、こんな小娘を連れて、破壊任務とは…」

鉄甲鬼「どうした?小娘1人、護る自身もないか?」

ガンリュ-「そう言うつもりは、ありませんが…」

ゴズロ「敵の迎撃もある。白兵戦になる」

 

ハ虫兵「いたぞ!こっちだ!」

 

ゴズロ「…このようにな」

ハ虫兵「撃てッ!!」

 

バララララララララッ

 

ゴズロ「乱戦になれば、護りきれる保証はないぞ」

芳乃「危ないのでしてー」

鉄甲鬼「ならば──!」

 

鉄甲鬼がハ虫兵の弾幕を掻い潜り、先行。

 

鉄甲鬼「はっ!」

ハ虫兵「ぎゃっ!」

鉄甲鬼「やっ!」

ハ虫兵「がっ!」

鉄甲鬼「たぁッ!」

ハ虫兵「ひでぶっ!?」

 

瞬く間に、展開した部隊を制圧してみせる。

 

鉄甲鬼「…乱戦になる前に、終わらせればいい」

 

ゴズロ「……」

ガンリュ-「これは、一本取られましたね…」

芳乃「ではー、足を止めずに参りましょーかー。…ふむー?」

鉄甲鬼「どうした、芳乃?」

芳乃「いえいえー。さぁ、次はこちらでしてー」

 

芳乃の導きによって、城内を進んでいく。すると、

 

「ぬぅ!?貴様ら…!」

 

ガンリュ-「なっ…!?貴様ら!」

ゴズロ「キャプテン・コモド。急進派の将校か…!」

コモド「…思ったよりも侵攻が早かったか…!」

鉄甲鬼「将軍が我先に敵前逃亡とは、急進派も底が見えたな!」

コモド「大局も見えぬ者は威勢がいい。私の邪魔立てをするならば、容赦はせんぞ?」

ハ虫兵「!!」 ザッ

鉄甲鬼「ガンリュー、ゴズロ。援護は任せる」

ガンリュ-「了解です!」

ゴズロ「了解した」

 

バララララララッ

 

ハ虫兵「ぐぉっ!?」

鉄甲鬼「ふんっ」

 

コモドを守るように、対峙した護衛のハ虫兵。機銃を構えるガンリュー、ゴズロ援護射撃の元、鉄甲鬼が素早く退けた。

 

鉄甲鬼「…相手にもならん。兵の調練は、もう少ししっかりやっておくことだな」

コモド「ぐぬぬ…!」

ガンリュ-「さて、キャプテンの討伐は、我々の任務に含まれていませんが、どうします?」

ゴズロ「…待て」

 

ナーガ「……」

 

鉄甲鬼「コモドの後ろ…。女人か?」

ガンリュ-「あれは、ナーガ様!?」

鉄甲鬼「ナーガ?」

ガンリュ-「交易マシーンランドの統治者だった筈です。それが今、コモドに連れられていると言うことは…」

鉄甲鬼「状況が見えてきたな…」

コモド「ふん……いい気になるなよ。こちらも作戦を達成するため、2重に戦力は用意している」

鉄甲鬼「何?」

ゴズロ「だが、ハ虫兵が後何人来ようと…!」

コモド「そうか。では、こいつなら、どうかな?」

ゴズロ「!?」

 

通路狭しと立ちはだかったのは、全長2mを優に越える巨体を持つ、獣脚類の恐竜。

 

恐竜『グギュルァアアアッ!!』

 

鉄甲鬼「騎兵竜か…!こんなものまで用意しているとは」

芳乃「……」

コモド「はっはっはっ!貧弱なサルなど、噛み砕いてしまえ!!」

恐竜『グルルルゥ…』

ガンリュ-「どうします?騎兵竜が相手には、こちらの火器では…!」

鉄甲鬼「流石に厳しいか…?」

芳乃「……」

ゴズロ「芳乃…!?」

 

鉄甲鬼達が驚くのを余所に、恐竜へと澱みなく歩み寄っていく。

 

恐竜『グゥゥゥ…』

芳乃「……」

鉄甲鬼「何をする気だ?芳乃」

コモド「ふっふっふっ。あまりの恐怖に気でも違えたか?」

恐竜『グアアッ!!』

コモド「噛み砕けー!喰い殺してしまえーッ!!」

芳乃「……」 スッ

コモド「……?」

 

天を仰ぐように両腕を開く芳乃。その腕の先は、立ちはだかる恐竜を迎えるかのように向けられている。

 

芳乃「さぁ、早くこちらへー。おいでませー?何も恐れることなどー、ないのですよー」

恐竜『……』

コモド「何をしている?!貴様の主を忘れたか?早くその子ザルを噛み潰してしまえぃ!!」

恐竜『……ッ』

コモド「!?」

 

芳乃の小さな手に吸い寄せられるように、恐竜はその頬を寄せ、子供が甘えるように擦り寄っていく。

 

芳乃「よしよーし。いい子いい子ー、なのでしてー」

恐竜『キュ~ン…』ゴロゴロ…

 

甘える声を出す恐竜。

 

ナーガ「……!」

ガンリュ-「これは……どう言うことです?」

コモド「バカな…!?たかがサルに、懐柔されたと言うのか!?」

ゴズロ「最早、理解が追い付かん」

芳乃「聡い子でしてー。芳乃に心を開きー、全てを委ねて下さいましてー」

コモド「調子に乗るな!」

恐竜『キシャァアアアッ!!』

コモド「っ……私に牙を向くと言うか…?」

鉄甲鬼「形勢逆転だな。1人で尻尾を巻いて逃げると言うのなら、見逃してやる」

コモド「ぐ…!ぐ、ぐぅぅ…!!」

恐竜『グルルル…ッ!!』

コモド「ぬぅ…ッ!この屈辱、決して忘れん!忘れぬぞ!!」

 

ダッ──。

 

鉄甲鬼「行ったか。さてと…」

ナーガ「……」

ガンリュ-「ナーガ様!ご無事で…」

ナーガ「…助けて頂き、ありがとうございます」

ガンリュ-「いえ、我々にとっても、全くの偶然でした」

ナーガ「…そうですね。貴殿方も、このマシーンランドを、制圧しに来たのでしょう?」

ゴズロ「制圧?いえ、我々は…」

ナーガ「同じことです。このマシーンランドを、戦いのために利用するつもりで、ここに来た筈です」

ゴズロ「それは…」

鉄甲鬼「えぇ、貴女の仰る通りです」

ガンリュ-「鉄甲鬼さん!」

鉄甲鬼「私達の任務は交易マシーンランドの解放…。しかし、作戦完遂後は、急進派の勢力を退けるため、活動拠点として協力頂くことになるのは、紛れもなく事実でしょう」

ナーガ「何故そこまで、強硬に事態を解決しようとするのです!?もっと平和的に、分かり合う方法はある筈です!」

鉄甲鬼「急進派の人達にも、貴女のような考えを持った者がいれば、或いは」

ナーガ「……」

ガンリュ-「現状、多くのマシーンランドが、急進派勢力によって制圧されました」

ゴズロ「急進派によって制圧されたマシーンランドに待っているのは、グールによる圧政だ。言論の自由も許されず、逆らう者に待っているのは、死」

鉄甲鬼「急進派のやり方に沿う、と言うのも戦いの終わらせ方の1つでしょう。しかし、その先に待っているのは、強硬な恐怖政治による支配と、地上を取り戻すための、人間達との戦いです」

ガンリュ-「それでは、これまでの恐竜帝国と何も変わりません。本当の平和、真に争いのない世界を実現させるには、今我々が、血を流さなくてはいけないのです!」

ナーガ「それでも…!同族同士、傷付けなくても…!みんなで手を繋げる道が、何処かに…!」

芳乃「そうしてー、未来を閉ざしてしまうのでしてー?」

ナーガ「…!」

芳乃「未来を開く者はー、今に抗える者ー。如何なる力を前にしてもー、己を貫ける者でしてー」

ナーガ「けれど、自分の命の為に、他人の命を奪うのが、正しいことなの…?」

芳乃「死人に口はないのですよー。残念ですがー」

ナーガ「……」

芳乃「生きとし生ける者達はー、倒れて行った者達の無念を背負いー、また、彼らの夢を叶える為にー、生きるのでしてー。決して一人で生きるのではなくー」 スゥ…

恐竜『グルルゥ…♪』

芳乃「ご心配なくー。1人で悲しむのではなくー、皆、支え合うのでしてー。それを望む者が集まればー」

 

甘えてくる恐竜をあやしながら芳乃は言う。

 

芳乃「共に生きましょー?人とハ虫人が手を取り合う架け橋にはー、そなたが必要でしてー」

ナーガ「……」

 

統治城全体を振動が襲う。

 

ナーガ「これは…」

鉄甲鬼「外の戦闘……統治城に近付いているようだな」

ゴズロ「外と言うと……莉嘉達か」

ガンリュ-「ここも何時までも安全と言うわけではありません。ナーガ様!」

ナーガ「……っ!」 ダッ

ガンリュ-「ナーガ様!?」

 

──。

 

鉄球鬼獣「ガァッ!!」

莉嘉「こンのぉ~~~!!」

 

上空から襲い掛かった鉄球鬼獣を、左手のトマホークを投擲して斬り断つ。

 

かな子「莉嘉ちゃん、左!」

莉嘉「──!?」

ドラゴ「こっちだ」

 

ゲッターアーク(ピクノドン)の蹴りが、脇腹に刺さる。

 

莉嘉「ガッ…!」

鬼獣’s「「「!!!」」」

 

衝撃で吹き飛ぶゲッターアークに、鬼獣の群れが殺到する。

 

莉嘉「うぅ~~~……ンッ!!」

 

鬼獣達の攻撃が直撃する寸前、ゲッターを強制的に分離させ、包囲網を潜り抜ける。

 

莉嘉「チェーーンジゲッターーーッ!アーーーック!!」

 

敵勢を視界に収められる上空で、合体。

 

莉嘉「ふぅ~…。間一髪~」

かな子「大丈夫?莉嘉ちゃん」

莉嘉「うん☆多勢に無勢でも、まだまだこれから…!」

美波「直ぐに攻勢が来る…!構えて!」

莉嘉「来るなら来てよ!さっきのお返し──!」

 

ゲッターアークのエネルギーを収束させる。

 

莉嘉「本家本元の~~……サンダーボンバァアアッ!!」

 

バリバリバリバリィッ

 

鬼獣’s「「!?!?!?」」

 

サンダーボンバーを炸裂させ、再び殺到した鬼獣群を灰塵に帰す。

 

美波「やった…?」

かな子「今ので、かなりの数の鬼獣は倒せたけど……でも…」

莉嘉「最後に厄介なのが…!」

ドラゴ「ふっ、そのゲッターの動きは、粗方分かっているからな」

莉嘉「っ! 皮肉のつもり!?」

ドラゴ「雑魚共の始末に随分と体力を使ったようだが、どうかな?」

莉嘉「まだまだ…!今から泣いて土下座したって……うぉ!?」

 

ピクノドンの手刀。ゲッターアークが大きく仰け反った。

 

莉嘉「ふ、不意打ちは卑怯…!」

ドラゴ「最早語る言葉もあるまい。一思いに逝け!」

莉嘉「もう勝った気分になっちゃって~…!えいっ!」

 

追撃を仕掛けたピクノドンに蹴りを放ち、一度距離を離す。

 

ドラゴ「むっ?」

かな子「けど実際問題、向こうの方が素早いですよ。このまま正面からぶつかっても、じり貧になっちゃいます」

美波「私達、3人の力を合わせて、活路を見出だすしかないわ!」

莉嘉「美波の言う通り、かな!」

ドラゴ「思い通りには!」

莉嘉「オープンゲット!!」

ドラゴ「くっ…!」

 

ピクノドンの攻撃に合わせ、ゲッターを分離。

 

美波「チェンジ!ゲッターキリクッ!!」

 

木々を縫って合体し、木の影からピクノドン目掛け突撃。

 

美波「ドリルアームッ!!」

ドラゴ「ぐっ…!」

 

回転するドリルと、ピクノドンのトマホークが鍔迫り合う。

 

ドラゴ「この程度の攻撃では…!」

美波「ドリルパンチッ!!」

ドラゴ「!?」

 

鍔迫り合いの状態で、ドリルパンチでドリルを撃ち出し、強引に体勢を崩す。

 

美波「オープンゲット!」

かな子「チェンジゲッターカーンッ!!」

 

ピクノドンが怯んだ隙を突き、ゲッターカーンにチェンジ。即座に手足を収納し、カーンローバーになる。

 

かな子「スパインクラッシャー!!」

ドラゴ「おぉぉ…!?」

 

高速回転するカーンローバーが、ピクノドンを地面に叩き付けた。

 

かな子「っ…! 手応えはあったのに!」

美波「倒しきれない…?何て装甲なの?!」

ドラゴ「並のメカザウルスならばやられていた。俺程度では付け入る隙もない高速合体…。流石にやる!」

莉嘉「へへんっ☆どんだけそっちがアタシ達をマネしようと、1つの体じゃゲッターの3つの力を、全部真似するなんて無理でしょ?」

ドラゴ「それはどうかな?」

莉嘉「え!?」

ドラゴ「このメカザウルス・ピクノドン、見くびってもらっては困る!」

 

ゲッターアークの姿を模したピクノドン。その背が隆起し、複雑に変形。さながら阿修羅のように左右の肩から副腕が伸び、右側はドリルアーム、左はカーンの車輪へと、変形していく。

 

莉嘉「何それ!?……キモ…っ」

かな子「そこで出る感想がそれですか…?」

美波「…似たような能力を持った相手が、前にもいたけど…」

莉嘉「だって見たまんまじゃん!ゲッターアークはあの姿が格好いいのに!ドリルとか車輪とか付けちゃって、小学生のプラモの改造じゃないんだから!」

ドラゴ「姿などどうでもいい。貴様らに勝てさえすればなァ!」

かな子「きゃっ…!」

 

ゲッターカーンに、ピクノドンがコピーした車輪が襲い掛かる。

 

かな子「ぐっ…!」

ドラゴ「はははっ!動きが鈍いぞ、ゲッター!!」

 

車輪によって、殴り飛ばされる。

 

かな子「うあ゛ぁあ…!」

 

吹き飛ばされ、城壁に衝突。崩れた瓦礫と共に、へたり込む。

 

かな子「うぅ…」

莉嘉「かな子、しっかり!」

美波「ここは、統治城の近くまで来ちゃったみたいね…」

莉嘉「城の中にはニオン達がいる筈だよ!ここで戦うのはマズいんじゃ…」

かな子「…何とか、ここから引き離さなきゃ」

ドラゴ「フンッ!」

かな子「!!」

 

ピクノドンのドリルアーム。その腕部を掴み、辛うじて直撃を抑える。

 

かな子「ぐ、ぐ……ぐぅ~っ!」

 

ゲッターカーンの眼前に迫る、ドリルの切っ先。

 

莉嘉「かな子、分離して!」

かな子「うぅ…!それしかないですね…。──オープンゲット!!」

ドラゴ「ぬっ!」

莉嘉「チェンジゲッターアーーック!!」

ドラゴ「ゲッタービーム!」

莉嘉「!?」

 

ゲッターアークの合体の直後、放たれたビームを間一髪、身を翻して躱す。

 

莉嘉「あっぶな~…」

美波「こっちの合体直後を狙ってくるなんて…」

ドラゴ「合体した直後は動きが止まる。そこを狙ったつもりだったが…」

かな子「まだ未熟な、私達の連携を狙われたみたいですね」

美波「さっきのは上手く躱せたけど、次また上手く行くとは限らない…!」

莉嘉「だったら、アタシが決着を着けてやる!ゲッタートマホーク!!」

 

トマホークを携え、突撃。

 

莉嘉「やぁあああッ!!」

ドラゴ「フンッ!」

 

2つのトマホークが激突。

 

莉嘉「ぐぬぬぬ…!」

ドラゴ「どうした?焦りが太刀筋に出ているぞ!」

 

ガギンッ

 

莉嘉「きゃああッ!!」

 

攻撃を弾かれ、地面に勢いよく叩き付けられるゲッターアーク。

 

莉嘉「まだまだぁ…!」

かな子「…!?統治城の外に、人が…!」

美波「え!?」

 

ナーガ「──」

 

美波「ハ虫人の……女の人…?」

ドラゴ「姉さん…!」

莉嘉「姉…?!お姉ちゃん…?」

 

ナーガ「ドラゴ…!もう止めてっ!!」

 

ドラゴ「姉さん…!今更何を…」

ナーガ「これ以上の戦いなんて無意味よ…!これ以上傷付くのは、もう止めて…!」

ドラゴ「姉さんこそ、現実を見ろ!ゲッターの力無くしては、脆弱な存在…。こんな奴等と対等になどなれるものか!こんな奴等、俺が潰してやるッ!!」

ナーガ「止めなさい!!ドラゴッ!!」

ドラゴ「……ッ!」

ナーガ「何故分からないの!?争いはまた新たな争いを生むだけ。貴方の戦いは、貴方自身の自己満足でしかないのよ!!」

ドラゴ「……何故だ」

ナーガ「ドラゴ…!」

ドラゴ「何故そこまで、サル共の肩を持つ!?奴等の支配を受けることが、我々にとって正しい未来だと言うのか!!」

ナーガ「支配とか、そう言うのじゃないのよ!お互いに手を取り合い、共生するためには…!」

ドラゴ「2つの種族に、共生などあり得ん!あるのは支配するか、されるか。それだけだ!」

ナーガ「違う!お互いのわだかまりを捨てれば、必ず手と手を取り合える筈よ!私達が諦めてしまうのは、ダメなの…!」

ドラゴ「……はぁ、もういい」

ナーガ「ドラゴ…?」

ドラゴ「姉さん…。姉さんは俺にとって、かけがえの無い家族だった。父も、母の顔も知らない俺にとって、貴女の存在は限りの無いものだった」

ドラゴ「けれど、姉さんが、ハ虫人の誇りを捨て、サル共に恭順する道を選ぶと言うのなら、そんな貴女はもう要らない」

ナーガ「ドラゴ…!」

ドラゴ「せめて、俺の中で生きてくれ、姉さん!」

 

ピクノドンが、ナーガに向けてトマホークを振り下ろす──。

 

ガギンッ

 

ナーガ「!?」

ドラゴ「っ!!」

莉嘉「ぐぎぎぎ…!」

 

ピクノドンとナーガ。その間に入って、ゲッターアークがトマホークを受け止める。

 

莉嘉「勝手に2人で盛り上がらないでよね…!アタシ達の戦いは、まだ終わった訳じゃないんだから!」

ドラゴ「死に損ないがァ!!」

莉嘉「まだ死んだ訳じゃないッ!!」

 

ピクノドンを弾き飛ばす。

 

ドラゴ「くっ…!」

莉嘉「…ドラゴのお姉ちゃん、か。ちょっとやりにくくなるかな。けど…!」

ドラゴ「遠慮無くトドメを刺してくれる!死ねぇ!!」

莉嘉「ゲッタービーム!!」

ドラゴ「!?」

 

襲い掛かるピクノドンを、ビームで退ける。

 

莉嘉「へへっ、さっきの仕返し☆」

ドラゴ「だが、こんな付け焼き刃で!」

 

シュバッ

 

ドラゴ「!?」

莉嘉「アンタは!!」

 

ゲッターアークのトマホークが、振りかざされる。

 

ドラゴ「くっ…!」

莉嘉「自分の事を心配してくれる人の気持ち、考えたこと無いんだ!」

ドラゴ「何が言いたい!?」

莉嘉「アンタのお姉ちゃんは、ずっとアンタのことを考えて、アンタの身を案じてるってことだよ!」

ドラゴ「そんなもの…!そんなこと、貴様に分かるものか!」

莉嘉「分かるよ!私にだって、お姉ちゃんがいる!だから分かる!!」

ドラゴ「何…!?」

莉嘉「アンタの気持ちだって分かるよ。お姉ちゃんって、ちょっと先に生まれたからって偉そーにしてくるし、何をやるにしたって2言目にはダメダメって、正直鬱陶しいって思う時もあるよ」

 

ゲッターアークとピクノドン、2体の轟撃が激しさを増す。

 

莉嘉「けどそれは、アタシに傷付いて欲しくないから。後悔して欲しくないから!自分の傍にいる、かけがえの無い家族には、明るい未来を送って欲しいからなんだって。アタシは分かった!」

ドラゴ「敵の戯れ言を……聞く気はないッ!」

莉嘉「ぐぅ…!」

ドラゴ「はぁあああッ!」

莉嘉「ッ…!バトルショットカッター!!」

 

ガギィンッ

 

ドラゴ「ぐぅッ!?相手のゲッターの動きが速くなっている…!?」

 

大上段で斬り掛かったピクノドンを、バトルショットカッターで迎え撃つ。

 

かな子「莉嘉ちゃん、スゴい気迫…」

美波「……」

美波(アーク号のゲッターエネルギーレベルが上昇してる…。これは、まるで…)

莉嘉「アンタはァ!!」

 

バトルショットカッターで、ピクノドンの持つトマホークに競り勝つ。

 

莉嘉「そうやって耳を塞いで目を瞑って、自分だけの世界に閉じ籠もって!自分の思う通りにならないからって駄々捏ねて!アタシより年上みたいだけど、まるで子供じゃん」

ドラゴ「貴様ァ…!」

莉嘉「そんな子供に絶対負けない…!他人の気持ちを……大切な家族の気持ちも考えられないような奴に、負けるわけなんかないッ!」

 

ズォォォオッ

 

ゲッターアークが携えたトマホークの刃に、ゲッター線の光が宿る。

 

莉嘉「やぁあああああ~ッ!!」

ドラゴ「くっ…!」

 

ズワオッ

 

ドラゴ「何!?」

 

大きく後ろへ飛び退いて、トマホークの一撃を躱す動きをしたピクノドン。しかし、打ち下ろされたトマホークから、真空刃のように放たれたゲッターエネルギーが、着地したピクノドンを貫いた。

 

ドラゴ「ぐぅ……!?今のは…?アークの力をコピーしたピクノドンに、あんな能力はなかったが……ぐぅッ!?!」

 

吐血。

 

ドラゴ「ガッ……はぁ…っ。これは、ゲッター線の影響か…。このままでは、長くは保んか…」

 

バサッ、と翼を開いて、ピクノドンが後退していく。

 

莉嘉「逃げるの!?」

美波「待って、莉嘉ちゃん」

莉嘉「!?」

美波「深追いは禁物だよ。難敵を退けられただけ、良しとしましょう?」

莉嘉「……」

 

鉄甲鬼「囮役、ご苦労だったな。ゲッターアーク」

かな子「鉄甲鬼さん!ザウルスチームの人達も」

ガンリュ-「お陰で、こちらは目的を果たしましたよ。今頃、外の無人メカザウルスは、無力化させられた筈です」

ゴズロ「手柄は、貰った」

かな子「そっか…。それじゃあ、作戦は、成功…」 フゥ…

芳乃「帰って勝鬨を上げるのでしてー」

莉嘉「アタシ達の勝ち…。あ……」

 

ナーガ「……」

 

鉄甲鬼「ナーガ様、でしたな」

ナーガ「…はい」

鉄甲鬼「このような手段で拝謁したこと、御許し下さい」

ナーガ「いえ…。今は統治者と言う立場でありませぬ故、どうか気を楽にして下さい」

鉄甲鬼「しかし、このマシーンランドをよく知る者、と言うのは間違いないでしょう。ここを拠点とし、指揮を執っていた急進派の者達も撤退しました。であれば、我々が敬意を払うべきは、貴女になります」

ナーガ「…そうですか」

鉄甲鬼「それを踏まえた上で、幾つか許可して頂きたいことがあります」

ナーガ「許可して頂きたいこと…?」

鉄甲鬼「1つは、我々、穏健派勢力の部隊の駐留。そしてもう1つは、この交易マシーンランドを、急進派勢力との戦いの為の拠点として頂きたいのです。その為の許可を」

ナーガ「……。分かりました」

鉄甲鬼「有り難う御座います」

ナーガ「1つだけ、いいでしょうか?」

鉄甲鬼「無論です。どうぞ」

ナーガ「話を、させて下さい。貴殿方を指導する者と、穏健派の統治者と…──」

 

──。

 

ドラゴ「カハッ…!くっ…!ゲッターロボ……対ゲッター線処置を万全に施したピクノドンのコックピットまでも貫いてくるとは…!」

 

再びの吐血。吐き出されたモノが、シートの足元に赤黒い血溜まりを作る。

 

ドラゴ「ぐっ……ぐ……ぐぅ…!死なん…!俺は死なんぞ!この惨めなまま……死んでたまるか…っ!」

 

『おい!何時まで黙っている!?聞こえているだろう!返事をしろっ!!』

 

ドラゴ「マシーンランドからの脱出艇…。乗っているのは…」

コモド『貴様っ!乗っているのは分かっているぞ!ドラゴ!!いい加減返事をせんか!』

ドラゴ「コモド……様…」

コモド『貴様ァ…!マシーンランドを捨てておめおめと逃げ出すとは!』

ドラゴ「お互い様でしょう?貴方こそ、ナーガ様はどうされたのです?」

コモド『う~、うるさいっ!貴様に統治城の防衛を任せたのが失敗だったわ…。名誉挽回の機会を与えてやる。精々感謝するのだな』

ドラゴ「名誉挽回の、機会…?」

コモド『俺を本丸まで護衛しろ。無事に帰還出来たならば、今回の失態については不問にしてやる』

ドラゴ「……」

コモド『どうした?早く復唱せんか!』

ドラゴ「アンタを生かす意味が、俺にあるんですかね?」

コモド『は?』

 

グシャァ

 

ピクノドンが脱出艇を握り潰す。

 

ドラゴ「……キャプテン・コモドは、反体制派勢力と果敢に戦い、名誉の戦死を遂げられた。そう伝えておきますよ。ふふふっ…!」

 

ドラゴ「俺がキャプテンになる!俺が兵を率いる、力を得る!そうすれば、忌まわしいゲッターも、姉さんだって、必ず──!」

 

つづく

 




予告 

新たな拠点として、交易マシーンランドを手に入れた穏健派勢力。
急進派勢力を退けるため、各地のマシーンランドを解放する戦いを繰り広げる莉嘉達。
そしていよいよ戦いは、急進派マシーンランド本丸へ。
恐竜帝国の、ハ虫人同士の戦いは、いよいよ決戦へ──。

次回、『暴竜の城』
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