ウヅキ「……ここが」
~~~ 黒平安京・本丸内部 ~~~
ウヅキ「侵入自体は簡単でしたね。後は…」
外の方からは、断続的に衝撃が続いている。
ウヅキ(戦闘は……リンちゃん達に任せます。私は、真ゲッターを…!)
ウヅキ「!?」
鬼兵「グゥ…」
鬼兵2「グルル…」
ウヅキ(警備の兵士…。……) チャキッ…
號から託されたマグナムを握り締める。
ウヅキ「!!」 バッ
鬼兵「!?」
ウヅキ「ッ!!」 ドッ
突き出したマグナムの銃口から火が噴き上がる。
鬼兵「!?!?」
マグナムから放たれた小型グレネード弾が弾け、爆ぜる。通路の四方に爆風が拡がっていく。
ウヅキ「うぅ…!」
鬼兵2「っ!」
ウヅキ「くっ…!」 ドォッ
2発目のマグナムを叩き込み、続く鬼兵も破砕。
ウヅキ「ふぅ…」
銃口を下ろし、一息。
ウヅキ「……これ、人の使うものじゃありません」 ヒリヒリ…
反動で痺れる腕を軽く振る。
ウヅキ(…残弾は6発)
ウヅキ「節約しないと、いけませんね…!」
タッタッタッ──。
ウヅキ「!」
鬼兵「……」
ウヅキ「っ……」 サッ
本丸内部を巡回している兵士を認める度に物陰に身を潜め、慎重に内部を巡っていく。
タッタッタッ──。
ウヅキ(かなり入り組んでる……まるで迷路みたい…)
鬼兵「……!」 ウロウロ…
ウヅキ「っ…!」 サッ
鬼兵「……?」
ウヅキ「……」 ホッ
ウヅキ(この調子じゃ、中をいくら調べても埒が明かない…。真ゲッターは大きなロボット……置いておくなら、もっと広い空間がある筈…。この辺りにそんな空間があるとすれば…)
ウヅキ「…地下」
???「こんなところで何をしているのだ?」
ウヅキ「……重要な作戦の最中でも、ずいぶんフットワークが軽いんですね」
晴明「……」
ウヅキ「退いてください。號や莉嘉はともかく、私は貴方に用はないんです」
晴明「図に乗るなよ。小娘風情が、ゲッターから降りて何が出来る?!」
ウヅキ「退いてと、言っているんです!」 ドゥッ
後方に下がるバックステップを入れながら、今度は両手で構えたマグナム・グレネードを放つ。
晴明「そのような玩具で…!」
晴明の眉間目掛けて真っ直ぐに飛翔した弾丸はしかし、瞬時に展開した結界によって弾かれる。
ウヅキ「っ…!」
晴明「縛!」
ウヅキ「!?」
印を結び、宙に浮かび上がった五芒の陣をウヅキに放つ。ウヅキを覆うように展開された陣は、その体を縛り付け、宙に捕らえる。
ウヅキ「ぐ…!」
晴明「その程度の力で、この私を倒すことが出来ると!?自惚れるなよ、雑魚が!」
ウヅキ「っ……」
晴明「貴様ら自身の力など、我らにも遠く及ばない。貴様らが戦えているのは、一重にゲッターの力に過ぎん。所詮貴様等などは、宇宙を汚す塵芥田に過ぎんのだ!」
ウヅキ「だから、貴方と戦うつもりはないと…」
晴明「ならばどうする?このまま握りつぶしてやろうか?んんッ!?」
ウヅキ「確かに、このままやられっぱなしじゃ、いけませんよね」
晴明「捻り潰してやる。己の無力さを地獄で悔いるが良い!!」
ウヅキ「ぐっ…!う、うぅ…!」
ウヅキを縛り上げる力が強くなる。骨が軋みを上げ、肉が悲鳴を上げるが、手足の自由は利かず、動かせるのは辛うじて指くらいのもの。
ウヅキ(指だけでも動けば…!)
晴明「くっははははっ!!ゲッターに乗った貴様を倒せぬのは心残りだが、これはこれで良い余興になった。貴様らの仲間も、直ぐに後を追わせてやる」
ウヅキ「勝ち誇るのは、少し早いんじゃないですか?」
晴明「……?」
ウヅキ「!」 ズドッ
拘束されても、決して手放さなかったマグナム・グレネードを撃った。
晴明「何ぃ…!?」
弾丸を放つ先は、真下。
ズワォッ
グレネードが炸裂し、床面がけたたましい轟音と共に爆ぜる。
晴明「くっ…!ぬぅ…ッ!」
思わぬ衝撃に怯み、晴明の術が解ける。宙へと放り出されたウヅキは、そのまま破壊された床面から更に下、覗きだした奈落の闇へと消えていった。
晴明「……」
──。
~~~ 黒平安京 ~~~
號 「レッグブレード!!おらぁッ!!」
烈迫の気合いと共に放たれたレッグブレードは、しかし空を斬る。
窮鬼獣《……!!》
號 「にゃろぉ…!ちょこまかちょこまか逃げやがってぇ…!」
剴 「下手に敵を追うな、號!精彩を欠いた動きは、無駄にエネルギーを消耗させるだけだ!」
號 「つってもよぉ~。野郎にこうも好き勝手動かれたんじゃ、マニュアル通りに動けっつぅ方が無理だぜ」
渓 「確かに、アタシ達のゲッターとじゃ、相性悪いかも」
剴 「今さら相手を変えてもらうわけにもいかないだろう。ここは、多少リスクを負うことにはなるが、肉を斬らせて骨を断つ、だ!」
號 「追いかける訳じゃなく、向かってきたところをぶっ飛ばしてやる訳か、面白ぇ!!」
渓 「どのみち長期戦に持ち込まれるわけにはいかないね…」
剴 「まだまだ正念場だ。気持ちで負けるな、渓!」
渓 「うん…!」
號 「さぁ、どっからでも来やが……れぇ…!?」
渓 「きゃあ!」
不意に、コックピット全体に大きな衝撃が走り、視界が左に大きく揺れる。周囲の廃墟を薙ぎ倒しながら、ゲッター1号が転倒したと理解した所で、左から飛んできた何かが衝突したのだと悟る。その何かとは、
號 「痛つつ…。おい莉嘉ァ!ちったぁ周り見て飛んできやがれ!!」
莉嘉「無茶言わないでよ!こっちだって自由に動けない中必死に…!」
美波「莉嘉ちゃん、前を見て!」
窮鬼獣《!!》
饕餮鬼獣《!!》
莉嘉・號「「!!?」」
もつれて倒れ込む2機のゲッターに同時に迫った鬼獣の一撃を、咄嗟に立ち上がって躱す。
莉嘉「くっ…!」
號 「おら、やりゃぁ出来んじゃねぇか」
剴 「……。この結界のせいで、空中戦を得意とするアークは、思うように戦えないみたいだな」
號 「変形も出来ないってかよ?」
剴 「出来ない訳じゃないだろうさ。しかし、この状況に、あの敵の数だ。タイミングを掴むのも、至難の技だろう」
號 「けっ、晴明のトコに乗り込んだウヅキは何やってんだ…!」
剴 「敵拠点の内部がどうなっているかは、分からないんだ。ウヅキさんを信じて、今は待とう」
號 「それがさっき俺に、肉を斬らせて~とか言った奴の言葉かよ」
剴 「無茶は承知の上だ。今はやれることを、全力でやるぞ!」
號 「あいよ。結局、目の前の奴を叩きのめさなきゃならねぇんだ。最後まで足掻いてやるよッ!」
渓 「……」
渓 (プラズマエネルギーの残量は約60%だけど……このままじゃ…!)
莉嘉「くっ…!」
マクドナル「フハハハハハッ──!」
莉嘉「!!?」
稲妻が連なるように襲い掛かる重力光線を掻い潜り、ゲッターアークを上昇させ、辛うじて往なす。
美波「莉嘉ちゃん、ゲッターを上昇させ過ぎると…!」
莉嘉「!?……きゃあッ!!」
上空を天幕のように覆う結界に接触し、雷に打たれたような衝撃が奔る。
莉嘉「うぅ…」
かな子「高度を取る時は気を付けなきゃ…」
莉嘉「気を付けろって言われても…うぅ…!」
美波「とにかく低い高度で、地表を広く使って躱して!」
莉嘉「むぅ~…!あの結界さえなかったら自由に戦えるのにぃ~!」
マクドナル「精々苦しむがいい!!」
莉嘉「っ!」
続けざま放たれる重力光線を往なし、時には廃墟を盾にして躱していく。が、
渾沌鬼獣《──!!》
莉嘉「!?」
眼前に現れた渾沌鬼獣が大顎を開いて覗かせた牙。ゲッターアークを急制動させることで、その口に飲み込まれずに済む。
莉嘉「うぅ~……鼻打った~!」
美波「あの顎に粉砕されると考えたら、軽傷だと考えなくちゃ」
莉嘉「もぅ…。上は雷、下は獣!これなんだ……って」
かな子「礼さんの真似ですか?」
莉嘉「今の状況だよ!も~ぅッ!!」
グン、とゲッターアークを急旋回。百鬼ウザーラの重力光線と、饕餮・渾沌2体の鬼獣の追撃を何とか躱す。
かな子「は、反撃する隙もありませんね…」
美波「この攻撃の中、無茶をするよりはいいよ。このまま、チャンスを見計らって!」
マクドナル「ふふふっ、手も足も出んか、ゲッターロボ!」
莉嘉「多勢に無勢で、調子に乗ってぇ…!」
美波「ちょっと、莉嘉ちゃん!?」
ゲッターアークを反転。追いすがる鬼獣と、ウザーラの攻撃に向き合う。
マクドナル「覚悟を決めたか?」
莉嘉「……」
かな子「莉嘉ちゃん…?」
莉嘉「……っ!」
百鬼ウザーラの重力光線が降り注ぐタイミング、後数秒で直撃する刹那のタイミングでその光線を躱し、
莉嘉「ここで…!」
ゲッターアークが躱す方向を予想していたのか、2手に分かれた鬼獣の内、渾沌鬼獣とかち合う。
莉嘉「トマホーク…!」
意を決した眼差しで、対する渾沌鬼獣にトマホークを振り上げ、
莉嘉「トルネードッ!!」
トマホークの刃に込めたエネルギーを放ち、渾沌鬼獣を粉砕した。
莉嘉「へへっ、やりぃ…☆」
マクドナル「ぬぅ…っ」
美波「無茶苦茶よ…」
かな子「けど、厄介な鬼獣を1体倒せました!」
莉嘉「これで形勢逆転!とはいかないけど、イーブンには持ってこれたよ!」
マクドナル「これだけの窮地に晒されながら、まだ諦めず、尚も足掻くか」
マクドナル「やはり恐ろしい…!恐ろしいものよ、ゲッターは!」
莉嘉「ま~たゲッター?アンタが戦ってるのはゲッターだけじゃない。アタシもだって忘れてるんじゃない?」
マクドナル「然り。しかし、貴様だけの力でここに立っていられたか?これまで生き残ってこられたか?今の貴様と言う存在を形作っているのは、ゲッターロボの力に於いて他にあるまい?」
莉嘉「それは…!」
マクドナル「本来ならば鬼は愚か、トカゲにも勝てぬ脆弱な存在…。それを悪魔にも抗えるほどに支えているのは、紛う事なきゲッターの力。宇宙をも蝕み喰らい尽くす進化の力よ!!」
美波「宇宙…?進化……ゲッター…?」
美波(前に弁慶さんも言ってた…。ゲッターロボと言う一部分だけが、歪に進化していたって。ゲッターが、戦うために進化しているんだとしたら、それは…!)
マクドナル「特に貴様達の宇宙は異質。ほんの短期間の間にあらゆる時間のゲッターが揃いすぎた。貴様らの宇宙が他の宇宙を喰い潰すのも、最早時間の問題。故に、滅ぼさなければならない!」
莉嘉「うっさい!だったら何!?アタシ達が力を持っているから、それが気に食わないから滅ぼすって言うの!?」
マクドナル「否。貴様らが滅びることこそが、宇宙本来の正しき姿なのだ!」
莉嘉「はぁ!?」
マクドナル「貴様らが滅びる事で宇宙は静寂を取り戻す!他の宇宙を侵さぬ静かな宇宙に!」
莉嘉「何……勝手に他人の宇宙の形を決めちゃって!アタシ達が力を手にするのも、ゲッターに乗って戦うのも、そうやってアンタみたいのが攻撃してくるからじゃん!!」 シュバッ
かな子「莉嘉ちゃん!?」
高ぶる激情と共にトマホークを構えて百鬼ウザーラに突貫を図るゲッターアーク。
莉嘉「っ!!」
勢いよく振り下ろすトマホークは、しかし百鬼ウザーラの表装に弾かれる。
ウザーラ《──!!》
反撃の重力光線を躱し、再び距離を取る。
莉嘉「くっ…!」
かな子「私達が戦ってたものより、大分装甲も固くなってます。考えなしじゃ、勝ち目ないですよ」
莉嘉「ならどうすれば…」
かな子「よく見てください。ウザーラの中心には、制御塔を兼ねる人型の本体があります。マクドナルがウザーラを操ってるとすれば、居場所は間違いなく其処です」
莉嘉「じゃあ、其処に攻撃さえ届けば…!」
かな子「そう、届きさえすれば…」
ウザーラと饕餮鬼獣の猛攻は続いている。
莉嘉「こんな状況の中で、あそこをピンポイントに攻撃しなくちゃいけないなんて…!」
かな子「それも、並大抵の攻撃じゃありません。アークの渾身の一撃を叩き込むんです!」
莉嘉「アークの、渾身の一撃…」
マクドナル「くっくっくっ…!苦しめ、精々苦しむがよい!」
饕餮鬼獣《!!!》
重力光線の雨で逃げ道を塞いだところに、饕餮鬼獣が襲い掛かるのを、トマホークを盾にして何とか防ぎきる。
莉嘉「ぐぅぅ~…!!」
美波「……」
かな子「絶対に諦めちゃダメだよ、莉嘉ちゃん」
莉嘉「当ったり前じゃん!こんな廃墟みたいなくたびれたトコで、やられてなんてたまるかーーーッ!!」
飛び上がった饕餮鬼獣の下を潜り抜け、百鬼ウザーラの重力光線を躱して、大地を強く踏みしめながら勇ましくトマホークを振り仰ぎ、百鬼ウザーラに斬り掛かる。
マクドナル「…フンッ。単調な」
が、百鬼ウザーラがこちらに背を向けたかと思うと、ゲッターアークに向けられたのはその尻尾。大木よりも図太いウザーラの尻尾によってゲッターアークは弾かれ、城壁を成す黒平安京外縁の壁面に叩き付けられる。
友紀・號「「莉嘉ッ!?」」
檮杌・窮鬼獣《!!!》
號・リン「「ぐっ…!」」
莉嘉「ぐっ……うぅ…!」
かな子「大丈夫!?莉嘉ちゃん!」
莉嘉「えへへっ…!このくらいヘーキヘーキ!リーナだって、もっとヤバい状況を、乗り越えてきたよ…!」
かな子「それは…」
美波「李衣菜ちゃんであって、莉嘉ちゃんじゃないよ」
莉嘉「それはそうだけど…」
美波「……やっぱり、私達は滅びるべきなのかもしれない」
かな子「!? 美波さん!?」
莉嘉「何言ってるのさ、美波!?」
美波「何もかも可笑しいじゃない!私達が今こうしている事も、鬼とかそう言う、決して抗えない筈の存在と戦えていることも!」
莉嘉「だったら何!?それじゃあ美波は何のためにここまで来たの!?そうやってリカ達が滅びるべきかどうか、見定めるためなの!?」
美波「それは…」
莉嘉「忘れないでよ!アタシ達の後ろには、リカ達が帰らなきゃいけない世界は!今目の前のアイツに、滅ぼされようとしてるってことを!!」
美波「……」
莉嘉「アタシが何でゲッターに乗れてるのとか、どうして戦えるのとか、そうやって考えることはあるよ。けど、そうやって考える前に、今やらなくちゃいけないのは、マクドナルを倒すこと。そうしなきゃ、卯月だってリーナだってお姉ちゃんだって、美波の弟さんだって!誰一人も守れないんだ」
美波「……」
かな子「ウザーラが来ます!」
莉嘉「!?」
突っ込んできたウザーラの体当たりを、ゲッターアークを飛翔させてやり過ごす。
かな子「莉嘉ちゃん!」
莉嘉「大丈夫。高度は考えてるよ」
マクドナル「敵を前にして仲間割れか?相変わらず、人類と言うのは度し難い」
莉嘉「うっさい!アンタなんかにリカ達の気持ちなんか分かるもんか!宇宙とか世界とかデッカいこと言って、何万って言う命を踏みにじるアンタに、アタシ達の悩みが分かるもんか!」
マクドナル「貴様らこそ!踏み滲られる虫けらの気持ちなど、考えたこともあるまい?」
莉嘉「……!もうホントに頭来た!今さら泣いて謝ったって知らないんだからぁ!!」
ダブルトマホークの柄を突き合わせトマホークランサーとし、ゲッターアークはその攻める手を弛めない。
──。
~~~ ??? ~~~
ウヅキ「──…っう…ん」
目を開く。しかしそれすらも実感出来ない程の漆黒の空間を視界は招き入れる。
いやに重く感じる身を起こすと、肌にジメっとした感触が張り付くここは、先程までの黒平安京内部のような造られた空間ではなく、空洞や洞窟のような自然的な空間のようだ。
ウヅキ(…そうだ。私は、晴明に襲われて……逃れるために…)
思い、上空を見上げるが、その上空すら、落ちてきた場所が分からない程漆黒に染まっている。
ウヅキ(かなりの高さから落ちた、その筈だけど…)
手足に意識を通すが、痛みを感じることはなく、自身が思う通りに動く。筈。
ウヅキ(兎に角、ここに留まっているのも危険、か)
晴明が追い掛けてくるかもしれないし、何よりここは敵地だ。そう思い直し、両足に力を入れ、立ち上がる。
ウヅキ「……」
やはり特に不調を感じることはない。落下の弾みで、號から託されたリボルバーを何処かにやってしまったようだが、兎も角、自分はここまで頑丈だったかと思い直していると、
ウヅキ「……?」
暗闇の中で、何かが光った。蝋燭は愚か、光源らしいモノが1つもない空間なのだ。光るものがあれば嫌でも目につく。
ウヅキ(あれは…)
ある程度の警戒はしつつ、出口の手掛かりもないので光を目指す。
足元を確認しながら、ゆっくりとした歩調で進み、光の正体がハッキリとする近くまで歩み寄る。
ウヅキ(刀…)
地面に突き刺さって立った、ヒビ割れ錆び付いた、朽ちた日本刀だった。
ウヅキ(けど、何で…)
ヒビ割れていることも、錆び付いている事も一目見た瞬間に分かると言うのに、その刀は光源もなく光っている。いや、刀自身が光を放っている。
ウヅキ(……っ)
罠か、それとも晴明の幻術か。思いを巡らせど沸き上がる好奇心で、刀の柄に手を振れる。
カ ァ ッ
ウヅキ「これは…!?」
ウヅキが柄に振れた瞬間、刀がその刀身から放つ仄かに緑を湛えた光を強めた。
『おぉ…!この輝き……初めて見たが…』
ウヅキ「っ…!誰ッ!?」
突如響いた自身とは別の声に、思わず刀を地面から抜き放って、構えながら周囲を見回す。が、刀が照らし出した先には、人影らしいものはない。
ウヅキ「……?」
『ははっ、そちらではない。こちらだ』
ウヅキ「!?」
言われ、背後に振り返る。すると其処には、
ウヅキ「…死体…?」
洞窟の岩壁にもたれ掛かるように倒れ朽ち果てた、古い日本の甲冑を身に纏った遺体が、横たわっている。
遺体?『我は頼光……源頼光。かつて、その童子切丸を賜り、晴明打倒の命を受け、そして果たせなかった。憐れな武士だ』
ウヅキ「みなもとの、らいこう…?それに、童子切丸…」
言われ、自身が手にした刀に目を落とす。
頼光『その刀の名だ。朝廷が天より授かったとか、鬼の棲み付いた山を一刀の元斬り伏せたとか、そう言う逸話を持つモノだ』
ウヅキ「そうだったんですか…」
とてもそうは見えない、と言う言葉は胸にしまっておく。
頼光『長く待ち望んでいた。童子切丸の、真なる担い手が現れるこの日を。晴明に立ち向かい、しかし後一太刀及ばず、この暗闇の中で己が無力と屈辱に苛まれる日々を堪え忍び、ようやく…』
ウヅキ「私が、ですか…?」
頼光『如何にも。其方が手にした瞬間の童子切丸の輝き…。それは在りし日の私にも導き出せなかったものだ。其方こそ、紛う事なき童子切丸の担い手』
ウヅキ「……。大したことないですよ、私は。どんなに優れた力があっても、大切なものを何一つ、守ることも出来ませんでしたから」
頼光『…そうか。其方もまた、戦いの中で苦悩する身であったか』
ウヅキ「……」
頼光『…其方、名は何と申す?』
ウヅキ「…シマムラ・ウヅキ」
頼光『ふむ。ウヅキ、か。良き名だ』
ウヅキ「ありがとう、ございます?」
頼光『ウヅキよ、私の頼みを聞いてもらえないだろうか』
ウヅキ「頼み、ですか…」
頼光『その童子切丸を用い、晴明を討ってはくれまいか』
ウヅキ「晴明を…?」
頼光『黒平安京の地下深くへと落ち延び、我が身滅びても尚、艱難辛苦に耐えて今日までここで新たな童子切丸の担い手となる者が現れるのを待ち侘びていたのは、一重に晴明の首級を上げる、その一念があってこそ』
ウヅキ「……」
頼光『時は流れ、最早我が故郷たる都も存在せぬであろう。しかし、晴明の暴虐、悪逆の為に数多の民が泪を呑み、多くの同志達が私の眼前で散っていった』
頼光『それだけの犠牲、それだけの想いを託されながら、私に出来たことは、晴明に一太刀浴びせることだけ。奴がその傷から立ち直り、今尚のうのうと生きていると思うと、腸が煮え繰り返る…!』
ウヅキ「…そう言われても、困ります」
頼光『一方的で、不躾な頼みであると言うことは、重々承知している。しかし、既に血肉の果てた我が身では、皆の悲願を遂げられぬのだ!』
「こんな所に居ようとは……しかし、やはりしぶといものだな?ゲッターのパイロットとは…」
ウヅキ「!? 晴明…!」
頼光『晴明…ッ!!』
晴明「ふんっ。死に損ないが2人、か…。1人は最早悪霊紛いの物の怪だが…」
頼光『悪霊か。確かに、貴様への未練と、貴様の最期を見届ける為に、今日まで永えてきた!』
晴明「なれば今すぐ滅してくれよう。二度と現世へとまろび出でぬようにな」
頼光『っ…!』
晴明「…だが、先ずは」
人差し指と中指を立てた右手を、そのまま右へと突き出す。頼光と会話する隙を突き、童子切丸で斬り掛からんとするウヅキを、その姿勢のまま空中に固定した。
ウヅキ「くっ…!」
頼光『ウヅキッ!!』
晴明「油断も隙もない。小賢しいだけの猿など、黙って隷属しておれば良いものを」
頼光『晴明~~~っ!!』
晴明「悔しいか?だが何も出来ぬであろう?魂魄のみとなった落武者風情に」
頼光『……っ』
ウヅキ「ぐっ……くっ…うぅ…!!」
拘束から逃れるよう身を捩って足掻くも、晴明の術中に嵌まった肉体は、それ以上の動きを見せない。
晴明「つくづく、愚かなものよなぁ。…丁度良い」
そう言って、拘束したウヅキを宙に浮かべ、そのまま何処かへと歩き出す。
頼光『待て、晴明ッ!』
晴明「精々吠えているが良い。貴様の相手は、最早飽いた。地に魂を縛られた憐れな姿のまま、虚空の時を生きるておれ」
──。
ウヅキ「──…うっ」
どのくらい連れ回されたか、視界が開け、明るい空間が現れた。
ウヅキ「ここは…」
先程までの空気、雰囲気をぶち壊すかのように、鉄と機械で打ち付けられた、格納庫のような無機質な広い空間に出る。
晴明「さぁ、10年来の再会ぞ。此奴も待ち侘びておったであろう。主の帰還をな」
ウヅキ「うっ…!」
術を解かれ、前方に投げ出される。倒れ込みながら、僅かに面を上げた、その視界には、
ウヅキ「真ゲッターロボ…」
左胸のゲッター炉心を中心に、何やら大小様々なチューブのようなものでグルグルに拘束された、真ゲッターロボの姿が。
ウヅキ「これは…」
晴明「マクドナルの試行錯誤の名残だ。孔明は真ゲッターの炉心を、何やら利用する手立てを考えていたようだが……私には欠片も興味がない」
ウヅキ「興味がない?…同じ、仲間なんじゃないんですか?」
晴明「同志とは、ゲッター打倒と言う志を同じくするのみ。根元の思想、思惑は各々それぞれだ。ゲッターを倒す為には一枚岩であらねばならぬ。と言うわけではない」
ウヅキ「……」
晴明「貴様に最後のチャンスをやろう。真ゲッターロボに乗り、我と戦え」
ウヅキ「どうして、こんな回りくどいやり方を?こんなことをしなくても、貴方達で勝手に真ゲッターを破壊して、私達を殺せば良かった。違いますか?」
晴明「ふんっ。それでは面白くないだろう?」
ウヅキ「面白く、ない?」
晴明「湧かぬのだよ。血湧き肉躍る戦いがあってこその生命!奪い、奪われ、また奪い返す。その応酬があってこそ、得られる物に万感たる想いが宿ると言うものだろう?」
ウヅキ「貴方の言っていることは、全く理解出来ません、ね!」
振り向き様、構え直した童子切丸を、下から斬り上げるように振るうが、その動きはまた晴明の術によって止められる。
晴明「自惚れるな、と言った筈だ。貴様らはゲッターの寄生虫。ゲッターなくしては生きられぬ。憐れで矮小な生き物なのだ!」
ウヅキ「勝手に、決めるな…!」
晴明「…?!」
童子切丸の刀身が輝きを増していく。
晴明「これは…!」
ウヅキ「何でもかんでも、貴方の思い通りに行くと…!」
刀身が振るえる。童子切丸に、力が籠る。
ウヅキ「──思うなッ!!」
気迫の篭った斬撃が、晴明の術を斬り破った。童子切丸の刃が、白銀の弧を描き、咄嗟に身を引いた晴明の鼻筋を撫でる。
晴明「くぅ…!?ば、馬鹿なぁ?!」
死人のように血色のない、晴明の白い肌の鼻筋から垂れた紅の線がつぅっと顎へと伝い、落ちていく。
晴明「我が術を破るだと…?人間如きが…!」
ウヅキ「これは…」
思わず、手元を見やる。錆び付き朽ち果てた剣。そう思っていた童子切丸が、まるで生まれ変わったように、刀身から白銀の輝きを放っている。
晴明「この…!」
ウヅキ「……っ!」
緑の輝きを強めた童子切丸を、正眼に構え直す。
晴明「調子に乗るなよ、女郎が!貴様など…!」
ウヅキ(確かに、私に特別な力なんて、ない。あるとすれば、この童子切丸と呼ばれた刀に。だから…!)
ウヅキ「やぁあああああッ!!」
晴明「!?」
ウヅキ(今は、刀の力を信じます!!)
威勢良く、大上段から斬り掛かった。童子切丸の刃は、瞬時に展開された晴明の結界を容易く切り裂き、
晴明「お゛っ……!?」
晴明の右肩口から左脇腹へと、袈裟に斬り付けた。
晴明「ぎゃぁぁぁああああああああッ!!!?」
声が裏返る程の雄叫びと共に、鮮やかな血の噴水が、晴明の体から迸る。
晴明「おのれ…!おのれおのれおのれおのれおのれ──!おのれッ!!シィマァムゥラ~ウヅキィ~~~ッ!!」
憎々しげな叫びを残しながら、晴明の姿は、まるで幻のように消えてしまった。
ウヅキ「……」
頼光『やったな、ウヅキ』
ウヅキ「頼光、さん…」
頼光『我が魂魄も、肉体の軛から解き放たれたらしい。ウヅキが童子切丸を抜いた時に。私はもう、現世に別れを告げねばならぬらしい』
頼光の姿が光に包まれ、足元から消えていく。
頼光『最後の最後に、良いものを見られた。遂に我が同胞達との悲願を…』
ウヅキ「まだ終わってません」
頼光『何?』
ウヅキ「あの程度で終わるくらいなら、きっと貴女でも悲願は遂げられてましたよ」
頼光『…ははっ。確かにな。そうかもしれん』
ウヅキ「けど、大丈夫です。後はゲッターが、晴明を倒しますから」
頼光『ゲッター、か』
そう言って、正面に聳えている真ゲッターロボを見上げる。
頼光『我が時代にはなかった、巨大な鎧だな。これを使い、お前が晴明を倒すのか?』
ウヅキ「それは……まだ、分かりません」
頼光『そうか。私にも分からないな。こんな巨大なものは、私の時代にはなかったからな』
ウヅキ「けど、ゲッターは他にもあります。黒平安京の外で、私の仲間が戦ってくれています。あの人達なら、きっと」
頼光「ウヅキの同志、か。ならばその言葉を信じるとしよう」
頼光の体が、上半身まで消え掛かる。
ウヅキ「……」
頼光「ウヅキよ。最後に一つ、覚えていてほしい。足掻くことが出来ると言うのは、生きているからこそ、なのだ」
ウヅキ「足掻く、こと…?」
頼光「先程の太刀筋、其方は晴明の思い通りにならぬと、必死に生き足掻こうとしたから、出来たことではないか?」
ウヅキ「それは…」
頼光「足掻ける、と言うのは素晴らしいことだ。少なくとも、暗闇の地下深くで魂だけの存在となった私には出来得なかったことだ。強い意思があり体があるから、人は最後まで足掻き続けることが出来るのだと」
ウヅキ「……」
頼光「力を恐れ、捨ててしまうくらいなら、利用してしまえ。生きる為に。其方はまだ生きていると言うことを、忘れないでくれ…──」
スゥ……
ウヅキ(頼光さん…)
頼光の言葉を胸に秘め、その歩みは真ゲッターロボのコックピットへと──。
~~~ 早乙女研究所 格納庫 ~~~
美世「──ふぅ…。最終チェック終了!何時でも行けるよお養父……隊長!」
弁慶「おう!…何とか、形にはなったってトコか」
美世「本当はコイツ用の自律回路も仕上げたいとこだったんだけどね」
弁慶「仕方ねぇだろ。巨大昆虫相手の戦闘データじゃ足りねぇってんだからよ」
美世「そうだけど…」
弁慶「航空機を1つ飛ばして、戦闘でゲッターを支援しながら…。肝心のトコの設定も上手く行ってねぇコイツを独り立ちさせるまでには、時間が足りねぇんだ」
美世「だからって、廃棄になってるゲットマシンのコックピット抜き出して無理くりくっ付けるのも、大分ハードだったんですけど?開発を手伝ってくれた整備班の人達も、設計データから見直しだ~って、嘆いてたくらいだし」
弁慶「俺ァ昔気質な質でな。やっぱコンピュータなんかより人の手で飛ばした方がずっと信頼出来るのよ」
美世「だからって…」
弁慶「今はそんな話してても埒が明かねぇ。問題は誰が操縦するか、だが…」
通信士『車戦隊長!研究所のレーダーがレディコマンドを捉えました。こちらに真っ直ぐ向かって来ている模様』
弁慶「何ィ!?レディコマンドだけか?」
通信士『ゲッターをはじめ、他の機影は確認出来ません』
弁慶「どう言うことだ…?」
美世「茄子が帰ってきたの?」
弁慶「あぁ、ともかく様子を見に行くぞ。もうすぐ肉眼で見える筈だ」
美世「う、うん…!」
──。
茄子「ふぅ…」
美世「大丈夫だった?茄子……って、額から血が…!」
茄子「ここに戻ってくるまでに、追撃してきた鬼獣に何度か襲われまして…」
弁慶「機体もかなりやられちまってるな…。無事に戻ってこれただけでも運が良かったか」
茄子「えへへ…」
弁慶「何があった?」
美世「そうだよ。他のみんなは?」
茄子「黒平安京で、戦ってます。結界に閉じ込められて、私だけ、入る前に…」
弁慶「成る程な。それを知らせに来てくれたか。助かったぜ」
茄子「いえ、私じゃ足手まといで、何にも出来ませんでしたから」
弁慶「そんな事ぁねぇさ。號達に今、力が必要だって事が分かった」
茄子「力…?」
美世「そう!前々から開発が進んでた”アレ”が遂に完成したんだ!」
茄子「アレ…?もしかして、”アレ”が…!」
弁慶「おう。尤も、有人操縦に切り替えた影響で、パイロットがいねぇんだが…」
茄子「私が行きます」
弁慶「…いいのか?傷の手当ては…」
茄子「車隊長は司令から基地を任されてるでしょう?だったら、今マシンを動かせるのは、私だけです」
弁慶「だが…」
茄子「皆、一生懸命戦っているんです。私が、ここでゆっくりしている訳には行きません…!…っつぅ」
弁慶「おい、無茶すんな!」
美世「……」
茄子「無茶、では…」
弁慶「精密検査してねぇんだ。頭以外も、骨が折れてるかも知れねぇ」
茄子「でも…」
美世「私が乗る」
茄子「え…?」
美世「私が操縦するよ」
弁慶「だが、お前は車以外の操縦はてんで出来ねぇんじゃ…」
美世「そ、そんなこと言ってられる状況じゃないでしょ?私だって、一応訓練は受けてる」
弁慶「それで、適正がねぇとかさんざん愚痴ってたんじゃねぇのか…」
美世「うっ…!だけど!今の状態の茄子を行かせるよりずっと良くない?!」
弁慶「そりゃぁ、そうだけどよ」
美世「決まり!時間もあんまりないんだし。私着替えてくる!」 タタッ
そして──、
美世「うぅ…。あぁは言ったものの、実際やるとなると緊張するなぁ…。え~っと、これが高度計で、これが……気圧計?あとこれは…う~…」
茄子「水平器、ですよ~」
美世「茄子!精密検査は?って右腕ギプスか~」
茄子「はい…。ちょっとヒビが入ってるだけみたいですけど…。やっぱり美世ちゃんに任せるしかないみたいです」
美世「う、うん…!任せて…!」
茄子「はい。これを」
美世「これは…?」
茄子「急ぎですけど、願を掛けたお守りです。美世ちゃんが號達のところに無事に辿り着けますようにって」
美世「辿り着いてからが本番なんだけどね」 アハハッ
茄子「大丈夫です。美世ちゃんなら出来ます。自信を持って下さい」
美世「うん…!私も、私に出来る全力で、頑張ってみるよ!」
弁慶『準備はいいか?何時でも出せるぞ!』
美世「あっ、了解!それじゃあ…」
茄子「はいっ。いってらっしゃい♪」
美世「うん。いってきます──!」
──。
~~~ 黒平安京 ~~~
マクドナル「むっ!?」
號 「見ろよ!上空を覆っていた結界が…」
友紀「晴れていく!もしかしてウヅキが…!」
マクドナル「まさか…!晴明様がやられるなど…!」
莉嘉「いよいよ、アンタしかいなくなったんじゃない?」
マクドナル「ぬぅ…!」
リン「油断禁物だよ。今はこっちを油断させるため、何処かに潜んでるだけかもしれない」
渓 「けど、それじゃあ結界が消えたのは…」
リン(…まさか)
剴 「……?見ろ!中心の本丸が…」
剴の驚きと同時に本丸の存在を掻き消して、地下深くから天目掛けて立ち上ったのは、
友紀「何、あれ……キレイ…」
リン「ゲッター線の光…」
友紀「この光、全部!?私達のゲッターだって、これだけの量は…」
美波「この光、見覚えがある…!」
かな子「はい。このエネルギー量、間違いありません」
號 「どう言うことだ!?ウヅキが真ゲッターを破壊したんじゃないのか?」
かな子「いいえ。ゲッター炉心を暴走させたとしたら、もっと広範囲に爆発が広がる筈です。この反応は寧ろ…」
渓 「むしろ?むしろ何なの!?」
莉嘉「っ! 見て、出てきたよ!」
膨大なゲッター線の輝きに包まれて、黒平安京の地下から、それは姿を現す。
剴 「あれは…」
號 「見間違える筈はねぇ。ありゃ…!」
渓 「真ゲッターロボ…!」
かな子「この世界の…!」
美波「…? 私達の知ってる真ゲッターと、少し違うような…」
友紀「え?」
リン「いや、あれは、私が乗ってたものとも、少し違う…」
友紀「どう言うこと…?あれは、奪われた真ゲッターじゃない?」
リン「いや、そんな筈は…」
かな子「そうですよ。真ゲッターロボは、2機も3機も作れるものじゃありません。あの反応そのものは、間違いなく真ゲッターです」
渓 「じゃあ、一体…」
莉嘉「……」
光が収束して、真ゲッターロボが明確にその姿を晒す。その姿は、
莉嘉「黒い、真ゲッターロボ…!」
つづく
予告
遂に、10年の沈黙を破り、甦った黒い真ゲッターロボ。
鬼獣を相手に苦戦する號達の元にも、一筋の希望が届けられる。
黒平安京での戦いが大詰めを向かえる中、莉嘉、美波、かな子は、今一度心を1つに出来るのか?
次回、『輝き共に』