プロローグ
「これで…よしっと」
今、私、鈴仙・優曇華院・イナバはお師匠様に命じられ、蔵の掃除と整理をしています。蔵と言っても完全にガラクタを放り込みまくった物置小屋同然ですが…
「この装置にこれを入力してっと…これでここの整理も少しは楽になるかな?」
で、今何をしてるのかというと、蔵にある姫様が月の都から追放される際に盗んd…貰ってきた最新兵器の試作品や、とんでもない妖気を発している刀(確か村正とかいう名前だった気がする)や、旧式(月の都基準で)の物など様々な物を移動させて、お師匠様からいただいた蔵の地下最下層にある近代的な部屋にある特殊な装置に自動で物を整理と掃除をするように命令するパスワードを入力し終わったところです。
「さて、全自動清掃整理システム起動!」
これで少しは楽になると私は思っていました。
ですが、これが私の災難の始まりでした。
『システムエラー、システムエラー、直ちにシステムを停止されてください。繰り返します…』
「ちょ、な、何よこれ!!」
突然装置がエラーを吐き出し、警告音が鳴り響きました。直後、装置が周りの新・旧問わず様々な兵器を浮かび上がらせ、私の周りにまとわりつかせてきます。そして少しづつ装置に向かって吸い込まれていくのがわかり、尚更混乱しています。
「嫌…助けて…誰か!助けて!てゐ!姫様!お師匠様!!」
「鈴仙!!」
私が叫ぶと、お師匠様が私の名前を叫んでこちらに向かって手を伸ばしてきました。
「お師匠様!!」
そして私も手を伸ばし、
あと少しで触れられる瞬間、
私は自分の周りにまとわりついた兵器とともに、
装置が発した白い光に呑み込まれました。
永琳side
私がカルテなどの資料を整理していると、アラートが鳴った。
「何かしら?」
机の上に置いてあったタブレット端末を見ると蔵で異常が起きている事がわかった。どうせ鈴仙が何かミスをしたのだろうと思った。
しかしそれは直後に間違いだと気付かされた。
警告の発信源は蔵の地下最下層、そこには特殊な装置が置いてある。様々な事象やデータを量子演算するだけでなく、傍から見るとくだらない機能まで備えた装置、その名も『オモイカネ』、それが異常を起こしていた。
急いで向かうと鈴仙に兵器がまとわりつき、オモイカネが発する光に吸い込まれている。
「鈴仙!!」
咄嗟に走って手を伸ばす。
「お師匠様!!」
そう言って鈴仙も手を伸ばす。
しかしあと少しの所で鈴仙は光に呑まれてしまった。
『システム正常化確認、命令を実行します』
オモイカネが動き出す。
私の手元に残ったのは静寂だけだった。
いかがだったでしょうか?初めてなので至らない部分や誤字、脱字があるかもしれません。その際は感想などで指摘していただけると嬉しいです。
補足ですが、兵器達は鈴仙に密着してるのではなく、霊夢の陰陽玉みたいに鈴仙の周りを囲みながら浮かんでいます。