後悔するかもしれません。
内容を思いつきで書いてしまったので、もし続けるとしたならば、食い違えるところがあるかもしれません。
あと、ロリを期待した人はすみません!
まだ幼女は登場しません
僕は夢を見た。
夢を見ること自体は当たり前なのだが、何かが変だ。
五感がしっかり機能する。記憶にはっきりと残る。
「…………」
!?
唇に何かが触れて…
「………んっ…。」
…って、キスしてない!?したことないけど!!
今、僕の唇に、きめ細やかなしかし弾力のあるぷっくりとした小さめの可愛い唇が触れてない!?
「…………」
あ、離れた…
「…………」
また唇が!?
ん?でもさっきと違う気がする…
って、あ…
そこから、思い出すことは出来ない。
「今野くん、ちょっと手伝ってくれない?」
また僕か…
「了解!」
気前のいい返事をする、だがこんな振る舞いをしても、彼女はきっと僕を都合のいい道具としか見てないんだろう。
「ありがとう、助かるわ。」
絶対ありがたく思ってないだろうと思うくらい軽い返事。
僕に頼めば何でもしてくれると分かっていて、彼女は故意に僕を指名したのだ、絶対に。
「じゃあ、これでホームルームを終わります。起立、礼。」
僕を含めクラスのみんなが機械的に椅子から立ち上がり、斜め25度くらいの軽い礼をしながら適当に「ありがとうございました」と挨拶をした。
ホームルームが終わり放課後になる。僕は帰宅部なのですぐさま帰ればいいのだが、僕は教室の掃除をしないと帰れない。別にボランティアでやっている訳では無い。学校にはちゃんと掃除当番、という制度がある。
ただ、みんな僕に頼る。僕は掃除をすることを『強いられて』いるのだ。
最初はそりゃみんな掃除をしようとするが、既に掃除道具を持っている僕の姿を見ると、「あ、してくれるの?」と分かりきっていることを問いてくる。してくれるの?と問うことによって僕が断りづらい状況を作り上げるのだ。
そして、中学時代から(今は高校1年生だ。)僕を知っている友人が「あいつはああいうことしたがるんだよ。何故か知らないけどな。」と半笑い気味に言うと「へぇ~、そうなんだ。」と僕の利便性に気付き、今後も上手く使ってやろうという思惑が見え隠れするニヤケ顔で返事をした。
それがクラスのみんなに伝わり、誰も掃除しなくなった。僕が掃除をするだろうと決めつけているから。
はぁ、とため息をつき憂鬱になっていると、教室の扉がゆっくり開いた。
「やっぱりいる!!」
その言葉と同時に、教室の扉が壁に叩きつけられた。
そこには肩より下くらいの髪を一つにくくり、いかにも青春してますみたいな袖を捲ったカッターシャツを着ている女子が立っていた。
「いつもより少し遅いな。もう終わるぞ。」
「腕があがってるわね、翔也。ってそうじゃなくて!」
華麗なノリツッコミだ。まるでツッコミをされるために掃除を行っていたかのような清々しさがある。
「まだやってるんだね…そんな面倒臭いことやめたらいいのに。」
「面倒を引き受けるのが僕の役目なのさ。ドヤッ」
「ドヤ顔と僕がウザイ。」
「ドヤ顔はいいけど、僕の『僕』を否定されては困る。」
「はいはい…というか、終わったんでしょ?早く帰ろうよ。」
彼女が僕を催促する。どうせ暇で家に帰ってもやることがなくて僕にメールを贈ってくるくせに、なにを催促する必要があるのだろうか。
「分かったよ。」
ただ、そんな小言を垂らすと咲希が不機嫌そうに僕の腕を抓るだろうと予測が出来たので、咲希相手でもそんなことは言わない方がいいだろうと思い、頭の中で留めた。
咲希の抓りはマジで痛い。皮膚が持っていかれそうになるくらいだ。どこでそんな技を習得したのだろう?とどうでもいいことを考えながら荷物を手にし、咲希と共に教室を出た。
咲希との帰り道。女子と一緒に帰るなんてリア充だなぁ。なんて客観的に自分を見るが、そんなこたぁない。
咲希は小学校の頃から仲がいい、ってだけだ。それに中学生になった時は小学校の知り合いが咲希しかいなかったため、余計仲が良いのだと思う。そうじゃなきゃ、良くないんだと思う。
「ねぇ、いつまで続けるの?」
いきなり主語のない文章で僕に切り出して来た。何のことかは僕が一番わかってるけど。
「続けなきゃならないってのを強いられてるんだ。きっともう抜け出せないさ。道具扱いから。」
「いつも通りね…そのネガティブさ加減は。」
「元は僕のせいでもある。それに道具としてでもみんなの役に立てるって思えば、少しは気が晴れないか?」
「『僕』って言うの気持ち悪い。」
「…」
そんなに嫌がることか?一人称は人それぞれだろう。確かに昔は、俺と言っていたけれども。
「役に立ってるのはいいことだよ。誇りを持っていいと思う。」
真剣な表情でそう言った。紛れもない真実の言葉だと察する。
「ありがたい言葉だな。」
「ただ、見返りがないのよね。」
咲希の放った冷たい一言が、僕の体を硬直させる。僕が一番気にしていることだ。咲希も分かってるはずだろ…真実だとしてももうちょっと気を使ってくれてもいいんじゃないか?
「そ、そうだな。」
返事にも動揺を隠せない。
「もう諦めなよ。中学校の時ので分かったでしょ?」
「諦めたくても無理だって…。もう僕が便利屋として成立してしまったんだ。便利屋として機能しなくなった僕なんて用済み用無しの不要人。ゴミ同然の価値のない人間だ。あと、いじめに遭うかもしれないだろ?精神的でも肉体的でも苦痛は受けたくないし、僕はみんなと仲良く、普通の高校生活を送りたいんだ。」
「あんたの言う、道具扱いする人達と仲良くするってこと?」
「…言葉が出ません。」
咲希の冷静な言葉達によって僕の行き場が無くなる。
「まあ、あんたの気持ちも分かるけどさ。悩んでるのなら私も協力してあげるから。」
「そん時が来たら頼りにするよ。」
「また受け流す気でしょ。」
だって、咲希の協力を得たとしても今の便利屋という立場以外で居場所を得られると思えないんだもん…。
僕はただ…
「モテたかったんでしょ?」
「…!!」
「今のままじゃ無理だよ。そう思わないの?」
「…あぁ、そうかもな。」
…
「せめて、何か変えようよ!変えずに後悔するより、変えて後悔した方がいいって言うじゃん?」
……
「わかったよ。前向きに検討してみる。…後悔はしたくないが。」
「大丈夫だって!」
…きっと無理に決まってる。
「あ、そんな話してたらもう着いちゃったね。じゃっ、また明日!」
「ん、またな。」
変わる。か。
いい方向にころがるなんて、思えないけどな。
「――――ふふっ…。」
カーテンの隙間から日の光がこぼれ、僕を照らす。
それは別に祝福しているわけではなく、便利屋としての生活が再び幕を開けることを告げていた。
「……」
僕はゆっくり起き上がる。
いつも通りの朝だ。ただ、今日は少し違った。
「何だったんだあの夢は…。」
キスをした夢。しかも2人と。
気持ち良かった。なんだかふわふわした。
「というか、僕のファーストキスだったんだけどな…。」
自分で思うほどどうでもいい。言ってから気付いた。
「とりあえず、咲希を待たせないようにする為に支度をするか。」
………
「…ん?」
「ちょっと待って。」
「なんでさっきから僕は独り言を喋っているんだ…?」
-続きます-
何度も言いますが初投稿です。
そして3時間クオリティ。
最後まで見てくれた方、本当にありがとうございます。
いないんでしょうけど…
てか、あとがきとか気持ち悪いですね。
小説家気分になってる感じが。
はぁ…
果たしてこれを読んでくれる人はいるのでしょうか?