強盗共の給料日   作:頭文字F

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初代の最初のステージです。

登場人物は2ですが...。


FIRST WORLD BANK

 

 

 

FIRST WORLD BANKへ向かうバンの中。

4人は目の前の強盗に集中しようとしていた。

 

『よし、お前ら。もうすぐ着くぞ。気を引き締めろ。』

 

Bainが無線でそう伝える。

 

その無線が入った直後、4人は武器の弾を装填。

マガジンを入れ、スライドを引く。

 

『いよいよだな。まずは、銀行のマネージャーを拘束して、キーカードを奪うぞ。基本はPlanAだ。...PlanBに移行したら、とことんやってやれ。』

 

 

『ああ!血が騒ぐぜ...!』

 

 

『...俺はECMジャマーを持ってきた。いざという時は通信出来ないようにするから安心してくれ。』

 

 

『...フフ、ターミネーターみたいになれるかな?』

『『『それはないぞ、Wolf。』』』

 

3人して否定されたWolfは拗ねてしまう。

身体は大人。精神は子供の典型だな。

 

 

『よし、到着だ。野郎ども!やってやれ!!』

 

Bainの掛け声とともに、4人ともバンから降りる。

スーツの裏側に隠したマスク、武器。

...マスクを着けたら、強盗開始の合図。

 

4人はとりあえず下見を始める。

警備員や監視カメラ。それらの存在を全て知らせる。

 

 

『...ん?いた!マネージャーだ!!』

 

 

Bainが無線でそう知らせる。

4人はそのマネージャーを拘束しようと近づく。

そして4人とも、マスクを装着し、拳銃を取り出す。

 

 

「Get down on the ground!!」

『地べたに伏せろ!!』

 

 

『何だお前らは!?...う、撃たないでくれ!!』

 

『ならキーカードを寄越せ!!』

 

 

そう言われたマネージャーは渋々キーカードを取り出す。

 

 

『よし、なら大人しくしてろ。』

 

 

そう言ってDallasはそのマネージャーの手首を拘束。

そして警備員や監視カメラの死角へマネージャーを連れて行く。

 

 

『ここで伏せてろ。もし叫んでみろ。頭をブチ抜くぞ。』

 

『わ、わかった...。』

 

 

マネージャーを脅し、叫び声を上げないようにさせる。

 

4人は見つからないように気をつけながら2階へ。

2階にはサーバールームがある。

この中の配電盤と、残り2つの配電盤をショートさせる。

 

 

『よし、配電盤をショートさせたな。次は一階のオフィスへ行け。PCをハッキングして、金庫の暗証番号を盗んでやるんだ。』

 

『よし、俺が行く。お前らは先に金庫前へ。内通者と合流出来たら知らせてくれ。』

 

『分かった、気をつけろよ、Hoxton。』

 

 

Hoxtonはこちらに小さく頷いてから1階へ。

他3人は、金庫の前へ。

その金庫の前には内通者がいた。

 

 

『お前がそうか?』

 

『えぇ。もう一人は?』

 

『ハッキング中だよ...。』

 

 

無事、内通者と合流したDallas達は、Hoxtonへ無線をかける。

 

 

『Hoxton、内通者と合流した。』

 

『分かった、こちらも残り10秒ほどでハッキングが終了する。

...よし、番号を言うぞ。

 

8472だ。』

 

『了解。こちらに戻ってきてくれ。』

 

 

そしてDallasは無線を切り、暗証番号を内通者に伝える。

 

 

すると...。

 

 

『...開いた...!行くぞ!!』

 

 

 

 

一方。

 

 

 

 

『見つからないように戻らねぇと...。』

 

Hoxtonは警備員や監視カメラの視線を躱し、金庫前へ戻ってくる。

 

 

だが。

 

 

『ん...?何で金庫が!?』

 

 

最悪なタイミングで警備員が金庫に気づいた。

...閉まっていたはずの金庫が開いているのだから..,。

 

 

『異常事態発生、異常事態発生!!すぐに増援を寄越してくれ!!』

 

 

...金庫に気づいた警備員は、即座にアラームを鳴らし、増援を呼ぶ。

 

 

ファンファンファン!!!!!!

 

銀行内に鳴り響くアラーム音。

これだけでPlanAは失敗だ。

...だが強盗は終わっていない。

 

 

『PlanBだ!!』

 

 

警察と真っ向勝負のPlanBに移行。

 

 

『クソッ!見つかったのか!!野郎ども、サーバールームにサーマイトが置いてある!!取りに行け!!』

 

『俺が行く!待ってろ!!』

 

 

そう言ってChainsが金庫を飛び出す。

そしてChainsと入れ替わりでHoxtonが金庫へ入る。

 

 

『すまない...。』

 

『なに、お前のせいじゃないさ。』

 

 

Chainsは軍人時代の射撃センスを発揮し、異常事態を発見した警備員の頭を確実に撃ち抜く。

 

そして全力疾走すること10秒後。

 

 

『これか、サーマイト!!』

 

 

Chainsがサーマイトを発見。

今、警察は特殊部隊などを導入し、陣形を組み立てている。

少しでも遅れると、蜂の巣だ。

 

そんなことを考えながら、金庫へ戻る。

そして金庫へ入ったと同時に...。

 

 

「Don't die.」

『死ぬなよ。』

 

 

Bainが、そう言い放った。

彼のその言葉は...。

 

 

「Go,go,go!!!」

 

 

...警官隊の一斉突入を意味する。

 

 

『クソッ!アサルトが始まっ...は...?』

 

 

...彼らが金庫と思っていたものは...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ、金庫までの道のりだった...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『...!!その床をサーマイトで熔かせ!!!』

 

『なに言ってんだDallas!?どこに金庫なんかある!?』

 

『見てねぇのか!?この下が本物の金庫だ!!さっき上から見たときにバカでかい扉があったんだよ!!』

 

 

そう言ってDallasは、Chainsに床を熔かすように急かす。

...渋々従うChains。

上の階層の部屋にサーマイトを置き、発火させる。

 

 

『熔かしている間、此処を守るぞ!!』

 

 

珍しく、PlanBに乗り気なDallas。

 

 

『おぉ?珍しく乗り気だな!Dallas!』

 

『しょうがねぇだろ!!こうなっちまったもんは!!

Chains!PlanBのリーダーは任せるぞ!!』

 

『了解だ!!よーしお前ら!!!

 

 

 

 

 

撃ちまくれ!!!!!』

 

 

 

 

そう言ってChainsは、バタバタと警官隊をなぎ倒していく。

流石は元軍人、といったところか。

 

 

『そろそろ熔けるか!?』

 

『もう少し...よし!!熔けたぞ!!皆この穴に入れ!!』

 

 

そう言って4人全員穴に入る。

 

 

『すげぇ...!マジモンの金庫じゃねぇか...!!!』

 

『よし!!さっさと行く...クソッ!! "Bulldozer" !!!』

 

 

彼らの目の前に現れたのは...。

 

...Bulldozer。その敵は、分厚い防護服に身を包み、バイザーの厚いヘルメットを装着。

...武器は軽機関銃。あんなものを撃ち続けられてはひとたまりもない。

 

 

『おい!!どうすんだDallas!!このままじゃ全員死ぬぞ!!』

 

『...!Chains!!ヤツの軽機関銃か、手を狙え!!』

 

『わ...わかった!!』

 

 

そう言ってChainsは壁から身を出し、Bulldozerの軽機関銃に2発撃ちこむ。

 

すると、Bulldozerは衝撃で軽機関銃を落とす。

 

これこそが、Dallasの狙い。

 

 

『今だ!!皆、アイツのバイザーにありったけ撃ち込んでやれ!!』

 

 

4人が一斉に、Bulldozerのバイザーを撃つ。

 

...いつしかバイザーはどんどん割れていき...。

 

 

『よっしゃあ!!Bulldozerをツブしたぞ!!!』

 

 

Chainsが嬉しさのあまり、そう叫ぶ。

 

 

『さっさとカネを詰め込むぞ!!』

 

 

そう言ってDallasは、他の3人を引っ張る。

机の上には...。

 

 

『すげぇ...すげぇ!!カネだらけだ!!!』

 

 

札束だらけ。

それらをありったけバッグに詰め込む。

 

 

そして全てのカネをバッグに詰め終わり、出口を目指す。が。

 

 

『バッグをダクトに入れろ!脱出口に繋がってる!!...お前らもしかして正面から逃げるつもりか!?』

 

 

Bainが4人に、そう伝える。

実は、銀行の裏に脱出用の車を配備している。

彼は裏口からの脱出を推す。

 

 

『裏口に車を用意してある!!裏から脱出してくれ!!正面から逃げれるわけないからな!』

 

 

彼は裏口に車を停めてある、と知らせ、裏口からの脱出を提案。

...彼らもまさか本当に正面から逃げれると思ってるわけではあるまい。

頭の良いDallas。こいつがキッチリした指示を...

 

 

『『『『正面からだと無理なのか!?』』』』

『お前らやっぱバカだろ。』

 

 

...訂正。

正面から逃げれると思っていたらしい。

 

 

『...いいから2階へ行け!!そして壁にC4を仕掛けろ!!』

 

 

その指示を聞き、彼らは2階への道のりを急ぐ。

道中で敵を倒しながら、ずっと進んでいくと、目的の場所が見えた。

 

そこにC4を仕掛け、壁を吹き飛ばす。

 

その穴を通り、裏へ続く階段へ向かい、駆けおりる。

そして車が見えた。

 

 

『ゴミ収集車の後ろに、全てのバッグを投げこめ!!』

 

『『『『臭くなりそう。』』』』

『うるせぇよ、贅沢か。さっさと入れろ!!』

 

 

Bainがそう突っ込む。

...声的に疲弊していると感じるな。

 

そしてゴミ収集車にバッグを投げ込む。

 

全てのバッグを投げ込み終わった頃。

 

 

『よし、脱出だ!!皆乗れ!!』

 

『じゃあ...Wolfは後ろだぞ!ゴミ入れるところだ!!』

 

『フフ...映画みたいだな...!!』

 

((((...何が?))))

 

 

今回は奇遇にも、Bainが同意見。

ゴミ収集車の後ろに乗る=映画。

あいつはどんな映画を見てるんだ...。

 

 

そして警官隊の突入が少し緩まったタイミングで車を動かす。

 

 

 

 

彼らの初めての給料日は、無事に成功したのだった。

 

 

 




FIRST WORLD BANKです。
正直言うとPlanBの方が楽なような...
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