ハイスクールD×D 『観測者の書』を記し者   作:ただのファンだよ。

21 / 24
お久しぶりです。
長いこと更新できずにすみません。


第三話 『観測天使の婚約相談』

「いやー、リアスの『女王』が淹れてくれたお茶は美味しいものだな」

 

「痛み入りますわ」

 

今、私たちの前で朱乃さんが淹れたお茶を飲んでいるこの人は『ライザー・フェニックス』。

フェニックス家の三男らしい。

 

先程から話を聞いているとこの人は、リアスさんの『婚約者』らしいのだ。

 

「いい加減にしてちょうだい!」

 

あら?

突然、激昂したリアスさんの声が響き渡る。

 

どうかしたのですか?

リアスさんの方を見ると、ソファから立ち上がったリアスさんがライザーさんを睨んでいた。

それに比べてライザーさんはニヤけた表情をしている。

 

「ライザー!以前にも言ったはずよ!

私はあなたと結婚なんてしないわ!」

 

「ああ、以前にも聞いたよ。

だが、リアス、そういうわけにはいかないだろう?

キミの御家事情は意外に切羽詰まっていると思うんだが?」

 

「余計なお世話だわ!

私が次期当主である以上、婿の相手くらい自分で決めるつもりよ!

父も姉も一族の者も皆急ぎすぎるわ!

当初の話では、私が人間界の大学を出るまでは自由にさせてくれるはずだった!」

 

なりほど、要するにリアスさんはライザーさんと結婚するのが嫌な訳ですか。

 

口論を続けているリアスさんとライザーさん。

すると、誠奈さんが話しかけて来た。

 

「あ、あの先生」

 

「ん?どうしました?」

 

「その、部長は…」

 

「つまりね、部長はグレモリーの人達は純潔の悪魔を途絶えさせないためにフェニックスさんと婚約されたんだよ」

 

「…なるほど」

 

私の代わりに祐希さんが誠奈さんに答える。

 

「ーーを司る悪魔としては、耐えがたいだよ!」

 

すると突然、ライザーさんの怒号と共に炎が発生する。

 

あぁ!部室に火が!

 

そして、リアスさんも全身から魔力を放出し始めた。

一発即発な雰囲気を漂い始める。

 

仕方ない、止めますか。

 

「ーーお嬢様、ライザーさま、落ち着いてください。

これ以上やるのでしたら、私も黙って見ているわけにもいかなくなります。

私はサーゼクスさまの名誉のためにも遠慮などしないつもりですよ」

 

私が止める前に、先に注意し威圧しだすグレイフィアさん

その威圧、怯える二人。

 

私が出るまでもなかったようですね。

 

「……最強の『女王』と称されるあなたにそんなこと言われたら、俺もさすがに怖いよ。

バケモノ揃いのサーゼクスさまの眷属とは絶対に相対したくないからな」

 

あぁ…確かにあの人たち怖いですからねぇ。

昔、サーゼクスさんのラッキースケ、ゴホォ、ゴホォ。

とにかに、あの時はやばかった。

鬼の形相でやってくるからね、サーゼクスさんの眷属たち。(本人は赤面して俯いていた)

 

うん、思い出したら寒気が。

 

「…?

だ、大丈夫ですか!レヴァウスさん?」

 

顔を青くしている私を心配してくれるアーシアさん。

やはりいい子ですね。(ポロリ)

 

「な、泣いているのですか⁉︎

レヴァウスさん‼︎」

 

「だ、大丈夫ですか!?先生!」

 

「えぇ、大丈夫です」

 

『・・・・・・』

 

ん?皆さんこちらを見てどうしましたか?

 

「なぁ、リアス。

さっきから気になっていたのだが、何故ここに人間がいるんだ?」

 

「…彼は、私たちの教師よ。

もちろん‘‘こっち”のことも知っているわ。

私の進路の事だから聞いてもらおうと思ったのよ」

 

えっ、聞いてませんよ。

 

「…フンッ、たかが人間に話す必要はないだろに」

 

「「ムッ」」

 

ライザーさまの言葉に頬を膨らませるアーシアさんと誠奈さん。

 

「…コホン、こうなることは、旦那さまもサーゼクスさまもフェニックス家の方々も重々承知でした。

ですので、最終手段と取り入れることとしました」

 

「最終手段?

どういうこと、グレイフィア」

 

「はいーーー」

 

グレイフィアさんの提案は、悪魔同士で戦い会う『レーティングゲーム』で決着をつけるのはどうかというものだった。

 

まったく、本当に変わらない者たちですね悪魔は。

何か困るとすぐ、力で解決しようとする。

リアスさんは身内におり提案された案に呆れや怒りを隠せないでいた。

 

「で、お嬢様はこのゲームを拒否すると?」

 

「いえ、まさか、こんな好機はないわ。

いいわよ。ゲームで決着をつけましょう、ライザー」

 

あぁ、やはりリアスさんも悪魔なのですね。

はぁー。

 

「へー、受けちゃうのか。

俺は構わない。ただ、俺はすでに熟成しているし、公式のゲームも、何度かやっている。

いまのところ勝ち星のほうが多い。

それでもやるのか、リアス?」

 

「やるわ。

ライザー、あなたを消し飛ばしてあげる」

 

リアスの返答にニヤリと笑みを浮かべるライザーさん。

 

「承知いたしました。

お二人の意見は私グレイフィアが確認ーーー」

 

「私は反対です」

 

『え?《は?》』

 

「…これは、グレモリーさんの今後についての大切な話です。

それをゲームなんてもので決める訳にはいきません」

 

『・・・』

 

「…レヴァウスさま、これは私たち悪魔の問題です。

あなたには関係ありませーー」

 

「私はグレモリーさんの教師です。

そして、今はグレモリーさんの未来がかかった話し合いです。

それに彼女は私に『話を聞いてもらうために呼んだ』と言いました。

これでもなお無関係などと言われますか?」

 

「……ッ!」

 

さすがの私も今の発言は、頭に来ました。

私は目の前のグレイフィアさんを睨む。

 

「…おい、貴様。

ただの人間の分際で口を挟むな」

 

私の発言が気に入らないのかライザーさんが目を鋭くしながら私を見る。

 

「…そもそもの原因はあなたなのですよ」

 

「なに?」

 

「あなたが、御家のためなんていうくだらない理由でリアスさんとの結婚を早めようとしたからこうなったんです」

 

「…なんだと」

 

私の発言を聞く、怒りの表情を浮かべる。

 

「言わせておけば、ぬけぬけと。

ただの人間が上級悪魔の俺に」

 

「あなたのような、才能に頼ったような人に負ける程落ちぶれていません」

 

「…き、貴様!!!!」

 

「なっ!?」 「おやめ下さい⁉︎」

 

激昂して私に炎を放つライザーさんに、声を上げるリアスさんとグレイフィアさん。

そして私は。

 

「…ッ!」

 

『なっ!』

 

目の前の炎に突っ込む。

 

「はははっ、馬鹿な奴だ。

自分から突っ込むなんてーー」

 

「馬鹿はあなたです。」

 

「なんだと!?」

 

ライザーさんが放った炎の中から無傷で現れる私に驚愕するライザーさん。

私はそんなライザーさんに接近して拳を放つ。

 

「ハアッ!」

 

「ーーーッ!」

 

私の拳がライザーさんにあまりそうな瞬間、グレイフィアさんが私に蹴りを放つ。

私はライザーさんへの拳打をやめグレイフィアさんの蹴りを回避する。

 

「…お二人とも、おやめください」

 

「…まったく、手を出してから言わないでください」

 

「くっ!貴様!!」

 

……ハァ

 

「…なんですか」

 

「貴様も今度のレーティングゲームにでr」

 

「なりません」

 

「な、何故ですか!?

今回のレーティングゲームは非公式のものなので問題無いはずです!!」

 

ライザーさんの言葉を遮り、グレイフィアさんが話す。

それに異議を唱えるライザー。

 

「なんと言おうと、それだけは認められません」

 

「く、くそっ!

貴様!覚えていろよ!?」

 

「嫌です」

 

「ーーーッ!?」

 

ライザーさんはヤケクソ気味に去っていった。




この小説覚えている人いるかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。