カイト編   作:シェルター15

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VSバレット

「……カイト、お疲れ」

 

「おう…ふー」

 

「疲れてるなw」

 

「思ったより、ゴンちゃん強かった……」

 

「ああ、お前のライフが100まで削られたのなんて、初めて見たよ」

 

「w以外とそうでもなかったりするけどなw」

というか100は鉄壁ライフだからな。勝確だ。

 

 

「これで3勝1敗。どうやら我々LDSの勝ち越しですな」

 

「くっ……」

 

「それでは例の件、頼みましたぞ」

 

「わかっておる…」

 

「親父殿、この男権現坂、己の不甲斐なさを痛感する!あと一歩のところまで追い詰めていながら、不動のデュエルを貫き通せなかった!」

 

「そうじゃ、昇!おかげでこのあとの打ち上げ費用、我が権現坂道場持ちになってしまったではないか!」

 

「打ち上げ?」

 

「なんだそれ?」

 

「そんなんあんのか?北斗」

 

「いや、僕も初めて聞いた…」

 

「まぁ良い。ともかく、5戦目と行こう」

 

………………

 

「いや〜、食った食った」

 

「BBQは久しぶりだな」

 

「ここ最近、ニート生活してたからなぁ〜」

 

現在打ち上げ中^o^

 

「この男権現坂、貴殿を男と見込んで、お頼み申す!」

 

「どうわぁ⁉︎なんだおま…」

 

「俺にエクシーズ召喚をご教授願いたい!」

 

「エクシーズ召喚を……⁉︎」

 

「そうだ。俺は新しい不動のデュエルを探していたのだが、今日のデュエルで確信した。エクシーズ召喚こそ、新しき不動のデュエル!」

 

「いや、なんか盛り上がってるところ悪いけど、エクシーズ召喚は教えられないよ」

 

「なんと⁉︎」

 

「エクシーズ召喚だけが答えじゃない。例えば融合もあるし、シンクロ召喚だってある。それにペンデュ……いや、新しい召喚法だってあるかもしれない。というか超重武者はエクシーズに向かないし。それに、不動のデュエルだってまだ極められてないんじゃないの?グレート・ウォールの効果を使わなければ、多分俺負けてたし」

 

「なんと‼︎……だが確かにそうかもしれん……俺はどうやら焦っていたようだ…今日お主に負けたことで、答えが見つかったと……

不動のデュエルは、動かざること山の如し!じっくり探すことにしよう」

 

「そうそう。それがいいって。そんじゃ、俺から1つ、ヒントをやるよ」

 

「ヒント?」

 

「そう。既存の召喚法には、魔法を使わず、レベルが違くても、強力なモンスターを呼び出すことができるものがある。お前がそれをマスターしたとき、不動のデュエルはまた1つ次のステージへ進むだろう」

 

「フルモンデッキだからこそ、活かせるカード……」

 

「それと、特別だ。もう1つ教えといてやる。これは基本中の基本だけど、お前は本当の意味に気がついていないみたいだからな。

デュエルとは、モンスターだけでは勝てない。罠だけでも、魔法だけでも勝てはしない。全てが一体となってこそ意味をなす。そして、その勝利を築きあげる為に最も大切な物は…ここにある」

 

「モンスターだけでは勝てない……全てが一体となって……そして、一番大切なもの……」

 

「そうだ。一応言っておくと、フルモンがダメなわけじゃないぞ?

ともかくフルモンデッキだろうと、これは共通だ。

とにかく、俺が教えてあげられるのはここまでだ。答えは自分で見つけ出しな」

 

「ご指導、感謝する。次に会うときはこの男権現坂、お前が言ったことをマスターして、新たな不動のデュエルの地平を開いているだろう。今日は様々な教え、ありがとうござる!」

 

「おう、がんばれよ〜」

 

「それでは」

 

「…あいつ、カイト、お前の今日の対戦相手じゃないか。あんなに苦しめられたのに、普通に接してるし…むしろ、相手にアドバイスのようなものまで……」

 

「苦しめられたからこそだなw

敵に塩を送る…ってわけじゃないけど、強い相手と戦うのは、すごくワクワクするじゃん?」

 

「確かにそうだが……

それに、彼について何か知ってるみたいだったし……」

 

「気のせいだwww」

 

「それならいいが……」

 

「ともかくせっかくのBBQだ。もっと食うぞ!」

 

「お、おい!まだ食うのかよ」

 

………………

 

「いや〜楽しかったー」

 

「そうだな…だがもう暗くなり始めている。早く戻ったほうがいい」

 

「真面目かよwこのままゲーセン行こうぜwww」

 

俺たちは今、帰路についている。と言っても、今日のグループの中に俺と北斗以外に寮生はいないため、2人で帰っている。おい!荒木!

 

「や…やめてくれ…!た…助けてくれー!」

 

突然、声が聞こえてきた。

 

「なんだ?今の声は……?」

 

「あっちの方から聞こえてきたぞ」

 

「行ってみよう」

 

「ああ」

 

………ピカァァァ………

 

「ぐっ……」

 

「なんだ…?この光は…?この先で光ってるのか…?」

 

「とにかく行くぞ!」

 

紫色の光……まさか……

 

「あそこだ!」

 

「なっ…⁉︎」

 

俺たちの眼の前で、人がカードに封印された。やはりアカデミア……

 

「なんだ…今のは……⁉︎」

 

「⁉︎……見られたか……ん?そのバッジは……お前、エクシーズ召喚を使うのか?」

 

「ああ、使うぞ」

 

この声……聞き覚えがあるな……どこで聞いた……?

 

「ならばちょうどいい。今封印したやつは、全くの期待外れだった。エクシーズの残党は1人残らず叩き潰して、プロフェッサーに私の力を認めさせる!さぁ、デュエルだ!」

 

プロフェッサー……てことは……!

 

「おもしろい。何がどうなってるのかよく分からないが、僕とやろうってんなら容赦しない。行くぞ!」

 

‼︎マズイ!

 

「待て北斗‼︎」

 

「「デュエ……⁉︎」」

 

「どうしたんだ?カイト。そんなに焦って?」

 

「お前は下がってろ」

 

「え?」

 

「俺がやる」

 

「だが……」

 

「エクシーズを使わない奴に、用はない」

 

「安心しろ。俺もエクシーズ次元ならば知っている。エクシーズ召喚だって使うぞ」

 

「⁉︎何⁉︎……ならば叩き潰すのみ!」

 

「お待ちください、セレナ様」

 

またしても聞き覚えのある声だなぁ…

バサッっとマントを脱ぎ捨てた。なんかかっこよかったな今の

 

「…控えろバレット」

 

「そうはいきません。セレナ様をお守りするのが、プロフェッサーより仰せつかった私の役目」

 

「………」

 

「その紫髪の子供ならいざ知らず、この者は相当な強者だ。私が相手を致します」

 

「…分かった……好きにしろ……」

 

「おい、僕が弱いとは言ってくれるじゃないか!カイト、やっぱり僕にやらせてくれ!」

 

「死にたいのか?」

 

「な…⁉︎」

 

「ならば黙っていろ。こいつらは、デュエルで倒すしか道はないんだ」

 

「「デュエル‼︎」」

 

「先んずれば人を制す。私のターン!私はキャリア・センチネルを召喚!このモンスターが召喚に成功したとき、デッキから獣戦士族モンスター1体を手札に加える。私は漆黒の豹戦士パンサー・ウォリアーを手札に加える。さらに永続魔法、獣闘機融合装置を発動!私は通常召喚ができなくなる代わりに、1ターンに1度、手札もしくは場の融合素材モンスターを墓地に送り、獣闘機融合モンスターを融合召喚できる!私は場のキャリア・センチネルと手札のパンサー・ウォリアーを融合!獰猛なる黒豹よ。聖なる闇の番人と混じり合いて、新たなる雄叫びを上げよ!融合召喚!現れ出でよ、レベル6!獣闘機パンサー・プレデター‼︎」

 

早速おいでなすったな……

 

「パンサー・プレデターの効果発動!1ターンに1度、このモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!先攻は最初のターン、攻撃できない。だが効果ダメージならば話は別!挨拶代わりだ。まずは800ポイントのダメージを受けろ!」

 

「ぐっ……」

カイト LP 4000→3200

 

「私はカードを3枚伏せて、ターンエンドだ」

 

手札全部伏せやがった

 

「俺のターン、ドロー!俺は魔法カード、フォトン・サンクチュアリを発動!このターン光属性モンスターしか召喚できなくなる代わりに、フィールドにフォトン・トークン(ATK2000)2体を特殊召喚する!さらに俺はフォトン・トークン2体をリリースして特殊召喚!

闇に輝く銀河よ。希望の光になりて、我が僕に宿れ!光の化身、ここに降臨!現れろ、銀河眼の光子竜‼︎

バトルだ!俺は銀河眼の光子竜で、パンサー・プレデターを攻撃!破滅のフォトン・ストリーム!」

 

「ぐっ……」

バレット LP 4000→2600

 

「だが永続罠発動!鉄楯の獣闘機勲章!自分が受けたダメージ100ポイントにつき1つ、このカードに勲章カウンターを乗せる!さらにパンサー・プレデターの効果発動!このモンスターが破壊されたとき、墓地から融合素材モンスターを特殊召喚できる!」

 

「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンドだ」

 

「私のターン、ドロー!どうした?エクシーズモンスターは使わないのか?」

 

「ほっとけ」

 

「私は再び獣闘機融合装置の効果を発動!場の2体の融合素材モンスターで融合召喚!パンサー・プレデター‼︎

さらに私は鉄盾の獣闘機勲章をリリースして、効果発動!乗っている勲章カウンター1つにつき、パンサー・プレデターの攻撃力を100ポイントアップする!乗っているカウンターは14個。よって1400ポイントのアップ!さらにパンサー・プレデターの効果発動!1ターンに1度、攻撃力の半分のダメージを与える!今度は1500ポイントだ!」

 

「ぐおっ……」

カイト LP3200→1700

 

「さらにこの瞬間永続罠発動!白刃の獣闘機勲章!相手がダメージを受けたとき、ダメージ100ポイント毎に1つ、このカードに勲章カウンターを置く!」

 

「また勲章……よほど勲章が好きらしいな」

 

「私は戦士だ。勲章の数は、戦士の栄誉の証!」

 

「立派な心構えだ」

 

「白刃の獣闘機勲章に乗るカウンターは15個!そして私はこのカードをリリースして、効果発動!パンサー・プレデターの攻撃力を、その数×100ポイントアップする!よってパンサー・プレデターの攻撃力は、4500となる!パンサー・プレデターで、銀河眼の光子竜を攻撃!」

 

「銀河眼の光子竜の効果発動!このモンスターがバトルするとき、このモンスターと相手モンスターを除外できる!」

 

「そうはさせん!罠発動!ブレイクスルー・スキル!

お前の銀河眼の光子竜の効果を、ターン終了時まで無効にする!」

 

「なにっ⁉︎」

カイト LP 1700→200

 

「私はカードを一枚伏せて、ターンエンドだ」

 

「俺のターン、ドロー!自分フィールドにモンスターが存在しないとき、フォトン・スラッシャーは特殊召喚できる!さらにフォトン・クラッシャーを通常召喚!俺はレベル4のフォトン・スラッシャーとフォトン・クラッシャーでオーバーレイ!2体の光属性モンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ、ランク4!輝光子パラディオス‼︎」

 

「ようやくエクシーズモンスターを使ってきたか…」

 

「俺はパラディオスの効果発動!オーバーレイユニットを2つ使うことで、相手モンスター1体の攻撃力を0にし、効果も無効にする!」

 

「くっ…墓地のブレイクスルースキルの効果を使えるのは自分ターンだけ…」

 

「さらに罠発動!リビングデッドの呼び声!墓地から銀河眼の光子竜を特殊召喚する!

バトル!銀河眼の光子竜で、パンサー・プレデターを攻撃!破滅のフォトン・ストリーム‼︎」

 

「ただでは転ばん!罠発動!名誉の獣闘機勲章!自分フィールドの獣闘機融合モンスターが攻撃対象となったとき、そのモンスターを破壊し、その素材モンスターを蘇生する!さらにお互いのプレイヤーは、その攻撃力分のダメージを受ける!3000ポイントのダメージでお前も、道連れだぁ‼︎」

 

「……そうはいかない。罠発動!レインボー・ライフ!俺は手札1枚を墓地に送ることで、このターン自分が受けるダメージをすべて回復効果にする!俺はライフを、3000回復する」

カイト LP 200→3200

 

「バカな⁉︎」

 

「自分の効果で自滅しな!」

 

「ぐぁぁぁぁ!」

バレット LP 2600→0

 

俺のディスクに、衝撃の実体化能力はない。もちろんカード化能力もだ。だからバレット本人へのダメージは大したことはないはず。アカデミアへの強制送還システムは、作動しないはずだ。

どうする?このままLDSに連れてくか?

 

「ぐ…うぐっ……セレナ様……」

 

立ち上がりやがった……

このまま逃した方がいいな。俺の手には負えん。

 

「帰るぞ。北斗」

 

「え?お…おい待て、こいつらはどうするんだ?」

 

「今の俺たちには何もできない。それに暫くは、そう易々とこいつらも動けないだろ」

 

「それもそうか……」

 

「おいセレナ、さっき封印したカードを寄越してもらおうか」

 

「……フン……」シュッ……

 

パシッ……「確かに。それじゃあな」

 

「お、おい待てカイト!」

 

「………くそっ、バレット……!」

 

「申し訳ありません、セレナ様……」

 

「チッ……」

 

 

……それにしても、アカデミアはこんな早くから動いてたのか……

一応社長に報告しとくか……?

 

「カイト、今のやつらはなんだったんだ?」

 

「アカデミアだよ」

 

「アカデミア?」

 

「別にそれ以上は知らなくていいことだ。たださっきの奴らには関わるな。見かけたら、すぐに逃げろ」

 

「相変わらず勝手だなぁ……

そういえば、さっき貰っていたカードはなんなんだ?」

 

「カード?ああこれな…

見ない方がいいと思うぞ?」

 

「どういうことだ?」

 

「別にどうしても見たいってんならいいけど……」

 

「よし、見せてくれ」

 

「自己責任な」

 

………………

 

「嘘だろ…⁉︎本物なのか?」

 

「ああ。さっき紫の光が光っただろ?あれが原因だ」

 

「そんなバカな……」

 

「このことは絶対に言うなよ」

 

「あ、ああ……僕もカードに封印なんてされたくないからな……」




主人公が安定のデュエル脳化してきている………
だいぶ活発になってきたっちゃなってきたかな?
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