「えーと……
改めて、副担任で、君たち合格組の担当をさせてもらうことになった伊藤です。よろしくお願いします」
今俺と北斗と伊藤先生は、さっきデュエルしたところに戻ってきていた。メンバーは俺含めて3人。寂しい授業だ。
未合格組は、今頃しごかれている頃だろう。御愁傷様です。
ところで……
「先生、緊張しすぎじゃないですか?www」
「そうですよ、なんかもっとこう、力を抜いて……」
「あ、はい、そうですね……
おほん、おほん…
では、授業の内容を説明します。
基本的には、デュエルと座学になります」
はい?マジで?
「おもしろい、たくさんデュエルできるのか!」
北斗さん………
「あ、でもデュエルと言っても、ずっと戦うわけではありません。
先生や友達と戦って、なぜ負けたのかや、ここがいけなかった。
逆に、よかったところなども、一回一回のデュエルで挙げていきます。それを元に戦術を変えたり、デッキの中身を変えていったりとかをします。それと座学では、エクシーズ召喚の利点・欠点などを学びますそれが主な内容ですね。
たまにトップチームの方などが来られることもあるので、その時はまぁ臨機応変に……」
要するに、戦って、検討か……
めんどいな。
「それじゃあ、2人がどれくらい戦えるのかをまずは見せてもらおうと思います。1人ずつ、私とデュエルです」
「ならば、僕から行こう」
お、北斗くん。頑張って。
「デュエル‼︎」
プロの力は興味がある。このデュエルを使って見極めて……
「グヘェェ!」
やられんのはや!え、なに?今2秒ぐらいしかたってなくね?オービタル7はいないぞ⁉︎ヤベェな……なにをやったのか、全く見ていなかった。さて、俺の番だ。
「君は、少しは歯ごたえがあるのかしら?」
なんか性格変わってる?
どうでもいいが、北斗のデッキにはトレミスM7は入っていなかった。
うん。ほんとどうでもいいな。
「いきます!」
「デュエル‼︎」
「俺からいきます!俺のターン!俺はフォトン・スラッシャーを特殊召喚!自分フィールドにモンスターがいないとき、このモンスターは特殊召喚できます。さらに俺は、フォトン・クラッシャーを通常召喚!」
「レベル4のモンスターが2体……
またパラディオスか?」
「俺はレベル4のフォトン・スラッシャーとフォトン・クラッシャーでオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ、ランク4!輝光帝ギャラクシオン‼︎
「いきなりエクシーズ召喚してきたわね…」
「パラディオスとは違う……
別のエクシーズモンスター……」
「ギャラクシオンの効果発動!オーバーレイユニットを二つ使うことで、デッキから銀河眼の光子竜を特殊召喚する!」
「デッキから特殊召喚だと⁉︎」
「なに……?
あの赤い剣は……」
「闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!
光の化身、ここに降臨!
現れろ、銀河眼の光子竜‼︎」
「ドラゴン……」
「攻撃力3000……なるほど……それがあなたの切り札なのね……?」
「……切り札……うーん……確かにキーカードではありますが、切り札というわけではありません」
「そうなの?なら是非、あなたの切り札を見せてもらいたいわね」
「なら、引きずり出してくださいよw」
「言うじゃないの」
「w楽しみにしてます。俺はこれでターンエンドです」
伊藤先生がどんなデッキを使うかはわからないけど、銀河眼の光子竜はバトル時に除外できる。とりあえずは……おっと危ない、説明フラグを立てちゃうとこだった。
「なら、あなたの切り札を引きずり出してあげるわ。私のターン、ドロー!」
さて、どう来る?
「私は爆走特急ロケット・アローを特殊召喚!」
はい?
「このモンスターは自分フィールドにカードがなければ、特殊召喚できる!さらに私は、深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイトを通常召喚!このモンスターはリリース無しで召喚できる!ただしその場合、攻撃力は0となる!」
まさか伊藤先生のデッキって……てか、ヤベェ、これでレベル10のモンスターが2体……
「私はレベル10のロケット・アローとナイト・エクスプレス・ナイトでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろ、超巨大空中宮殿ガンガリディア‼︎」
《超巨大空中宮殿ちょうきょだいくうちゅうきゅうでんガンガリディア/Skypalace Gangaridai》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク10/風属性/機械族/攻3400/守3000
レベル10モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊し、
相手ライフに1000ポイントダメージを与える。
「超巨大空中宮殿ガンガリディア」の効果は1ターンに1度しか使用できず、
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
あぶねー、グスタフきたかと思った。破壊を優先したのかな?どちらにせよ、バビロンはないはずだ。
「ガンガリディアの効果発動!オーバーレイユニットを一つ使うことで、あなたのカードを一枚破壊して、1000ポイントのダメージを与える!私は、銀河眼の光子竜を破壊!」
ギャラクシーアイズが破壊されちゃったな……まぁ別にいいけど
「さらに1000ポイントのダメージを受けてもらうわ」
「チッ……」
カイト LP 4000→3000
「この効果を発動したターン、攻撃できない。私はこれでターンエンド。さて、あなたの切り札を見せてちょうだい」
どんだけ切り札見たいんすか?てか俺の切り札って、なんだろうか?とりあえず、ランク8以上を出す気はない。
「その程度なら、必要ないですね」
「なんですって?」
「俺のターン、ドロー!俺は手札から魔法カード、アクセルライトを発動!このカードを発動するターン自分は通常召喚できないが、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、デッキからレベル4以下の〝フォトン〟または〝ギャラクシー〟モンスター1体を特殊召喚することができる!」
「デッキから特殊召喚……」
「俺はレベル4の、銀河の魔導士をデッキから特殊召喚!」
「攻撃力0……?」
「さらに相手フィールドに表側表示モンスターがいて、攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚に成功したことにより、魔法カード、地獄の暴走召喚発動!
自分はその特殊召喚したモンスターと同名モンスターを、相手は自分フィールドのモンスター一体選択し、お互い手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する!」
「なるほどね。私の場にいるガンガリディアは、召喚できないのを使って………」
「俺は銀河の魔導士を、デッキから2体特殊召喚!」
「これでレベル4のモンスターが3体……」
「俺は銀河の魔導士を1体リリースし、効果発動!デッキからギャラクシーと名のつくカード1枚を手札に加える。俺はギャラクシー・サーペントを手札に。
そして俺はレベル4の銀河の魔導士2体でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ、No.101!満たされぬ魂を乗せた方舟よ。光届かぬ深淵より浮上せよ!S・H・Ark Knight‼︎」
《No.ナンバーズ101 S・H・Ark Knightサイレント・オナーズ・アーク・ナイト/Number 101: Silent Honor ARK》 †
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
「No.101 S・H・Ark Knight」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を2つ取り除き、
相手フィールドの特殊召喚された表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
「(今一瞬、古代表記のローマ数字が見えた気がしたけど……)これがあなたの切り札なのかしら?」
しつこいな
「違いますよ。でもこれでも、十分強いですよ」
明らかに不機嫌になった。でも、このカードが弱いと思われるのは心外だな。ナッシュの切り札の前身だぞ。
アーク・ナイトの効果を教えてやろう!
「俺はアーク・ナイトの効果発動!オーバーレイユニットを2つ使うことで、相手の攻撃表示モンスター一体をこのモンスターのオーバーレイユニットにすることができる!俺はガンガリディアを選択!」
「なんですって⁉︎」
「これで先生のフィールドはガラ空き!俺はギャラクシオンとアーク・ナイトでダイレクトアタック!」
「きゃぁぁぁ」
伊藤先生 LP 4000→0
さて、勝ってしまった。まさか、プロの力はこんなもんじゃないよな?ナメプしていたことにしておこう。カードを一枚も伏せてなかったし。
てか別にパラディオスで事足りたんだよな。やっぱNo.は出さないほうがいいな
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「なんだ……?
今の召喚反応は………?」
「エクシーズ召喚です!
過去最大級のエネルギーを検知!」
「急いで出どころを調べろ!」
「はい!」
私が出す召喚反応よりも強い……一体誰が………?
「⁉︎こ……これは……⁉︎」
「わかったか?」
「あ、はい、検知場所は、このLDS内のデュエルルームの一室です!」
「なんだと⁉︎
その映像を写せ!」
「映像、出ます!」
「こ……これは………」
映し出されたのは、今、今季入学した者たちがデュエルをしているところだった。
そこには3人の男女がいた。
教師と思われる女の人と、その生徒が1人、デュエルをしていた。
生徒のフィールドには、謎のモンスターが2体。
あのどちらかが、あの召喚反応の元だろう。
やがて、生徒が勝った。
「あの男は一体………?」
「社長、あれだけの反応です。エクシーズ次元の者の可能性も………」
「わかっている」
ここ最近何度か、強力な反応が出ていた。あれは、あの男のものだろうか?
「………………
どこから来た者だろうと、LDSにはいっている以上、私の命には従ってもらう。中嶋、そこに行くぞ」
「え?」
「ランサーズに加える者の1人が、見つかったかもしれない」
「わかりました」
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「なら、あそこはこうしたほうがよかったかもね」
「なるほど……そうしておきます」
今俺たちは、お互いのデッキの批評をしている。だからデッキの内容をすべて見せろとのことだ。だから俺のデッキは、ランク8以上とNo.は抜いてある。No.101 S・H・Ark・Knightだけは、さっき見せているから入ってるけど。
あれから何回かデュエルをした。やっぱトレミスM7とバビロンは入ってなかった。この2人にその2枚あげたほうがいいかな?間違いなく強くなるけど。
「さっきデュエルしていたのは、君か?」
なんか突然、針金マフラーに話しかけられた。
あれ、この人確か社長じゃん。どうしたんだろうか?
「さっき?確かにデュエルなら、今何回もやりましたが……」
「なるほど。君の実力が知りたい。私とデュエルしてもらいたい」
「社長と?別に構わないですけど……」
「しゃ、社長さん。どうして急にこの子と?」
先生、また焦ってるよ。
「先ほどとても強い召喚反応が検知された。その発生元はこの子だ。その原因を知りたい。構わないな?」
「え、ええ、まぁ……」
社長とデュエルできるのか。
やったね(^O^)
「では、早速やろうか。本気でかかってきたまえ」
本気で……だったら………
「あの、できれば誰も見てないほうがいいんですけど……」
「どういうことだ?」
「ちょっと、この2人がいるのは都合が悪いんですよ……どこか、別の場所でもいいですか?」
「………………わかった。別の部屋へ行こう。中嶋はいていいか?」
「構いません。それと、デュエルデータもできれば………」
「いいだろう。但し申し訳ないが、召喚反応だけは検知させてくれ」
「分かりました」