人の心情とかって書くの難しいです。
会談だよ
ソファーに、座ると提督が声を上げた。
「では、先ず自己紹介からしましょうか」
そう言って、小宇坂提督は、自己紹介を始めた。
「私が、この鎮守府の提督の小宇坂 茉莉枝で、階級は少佐よ」
「私は、秘書艦の長門だ改めてよろしく頼む」
「俺は、咲夜です、よろしくお願いします」
「自己紹介が終わったところで始めましょうか」
「では、先ず貴女の事について、教えて貰えるかしら?」
「分かりました」
「こちらに、艦の詳細を書き出して来ましたのでご覧下さい」
そう言って、俺は、提督達に紙を渡した。
「あら、えらく準備がいいのね」
「ええ、聞かれると思いましたの事前に準備していました」
「そう、こちらとしては、助かるわ」
「見させてもらうわね」
「どうぞ」
提督と長門は、俺が渡した紙の内容を見始めたすると、読み進めるに当たって顔色が段々と悪くなってきたので心配して声をかけてみる事にした。
「えっと、顔色が悪いようですが、大丈夫ですか?」
「えっ?えぇ、大丈夫よ」
「ところで、聞きたいのだけどここに、書かれている事は、本当かしら?」
「本当です」
「そ、そう」
そう言って、提督は黙ってしまった。
そうすると、今度は、長門が話し掛けてきた。
「この双胴式とはなんだ?」
「双胴式とは、書いて字のごとく2つの船体をくっ付けた船の事です」
「それは、どういったメリットがあるんだ?」
「メリットは、主に排水量の増加による大重量の兵装が搭載出来る事ですね」
「なるほど」
「では、この核融合炉とはなんだ?」
「核融合炉は、天龍達にも説明しましたが、水素などを、核融合させて発電するものです」
そう説明すると、長門はよく分かっていないようだった。
「えっとですね、わかりやすく言うと原子力発電の延長線上のものです」
この説明であってるよね?俺もそこまでくわしくないからなぁ妖精さん連れてくれば良かった。
などと考えていると、(ガタッ)という音が聞こえて前を見てみると長門が、立っていた。
「原子力だと!」
「どういう事だ!」
と長門が大声を上げてきた。
「長門落ち着きなさい」
「っ...すまない、取り乱してしまったな」
「いえ、大丈夫です」
「それに、安全対策はしっかりしてますので大丈夫ですよ」
「そうか」
そう言うと、長門は複雑そうな顔をして黙ってしまった。
「ごめんなさい」
そう提督が謝ってきた。
「いえ、本当に気にしてませんから」
「そう、ありがとう」
「長門は、その余りいい印象を持っていないから取り乱してしまったのよ」
そう、提督が言って思い出した、長門の最期は、原爆の実験に使われて人知れず沈んだのだ。
その事を、思い出し何て軽率な発言をしたのだろうと考えていたら声をかけられた。
「そんな、顔をしないでくれ」
顔を上げると長門がこちらを見ていた。
「確かに私は、余りいい印象が無いがもう終わった事だ気にしないでくれ」
俺は、そんなに酷い顔をしていたのだろうか、逆に励まされてしまった。
「す、すまない」
「あぁ」
「それじゃ、次の質問行ってもいいかな?」
提督が明るい声を上げて話しを再開させた。
「はい大丈夫です」
「貴女の戦力に付いては、大体分かったわ」
「だから、今度は貴女自身の事について教えて貰えるかしら?」
「と言うと、どの様な事を知りたいのでしょうか?」
「そうね、先ず貴女は、何処から来たのか教えて貰える?」
「分かりました」
「と言っても、教えられる事は殆ど無いですけどね」
「俺が気が付いた時には、海の上でしてその前の記憶が無いんですよ」
「えっ?」
「えっと、それはどういう事かしら?」
「そのままの意味ですよ」
「気が付いたら海の上にいて取り敢えず陸地を目指していたら天龍達が交戦しているのに気付き加勢して今ここに居る状態です」
「本当に何も覚えていないの?」
「所属とか」
「はい、何も覚えていません」
「そう...」
「すみません」
「あっ、ごめんなさいね」
「貴女を責めてる訳では無いのよ」
「はい」
「陸地を目指していたと言ってたけど、何処か宛はあったのかしら?」
「いえ、宛は無いです」
「そう....良かったらこの鎮守府の1員になる気はあるかしら?」
「....少し考えさせて貰っていいですか?」
「分かったわ」
「そうね、入るにしても入らないにしても、ここの事が何も分からないんじゃダメだろうからこの鎮守府を案内するわ」
「その後に、返事を聞かせて貰っていいかしら」
「はい、ありがとうございます」
「それと、この事を大本営に報告しなくちゃいけないのでも、貴女の不利になる様な事にならない様にするから安心して」
律儀だなぁ、あぁ、だから天龍達も律儀だったのかそんな事わざわざ伝え無くてもいいような事なのに、伝えてその上こちらを気遣って、この提督は真っ直ぐなんだ。
この提督の下なら安心出来るかもしれない。
まだ、死ぬ前?前世でこういった小説を読んでたけど、自分の私利私欲のために艦娘達を道具の様に使い捨てる奴や暴行等々行う奴がいた(小説だけに限った話ではないが)。
だから、入るかは様子を見てからしようと思っていたけど今ので確信した。
この提督はいやこの人は、そんな事は絶対にしない人だと。
そう考えていたら自然と口が開いた。
「提督、今きめました」
「??何を決めたのかしら?」
「はい、俺この鎮守府に入ります」
「えっ?本当にいいの?まだ、見て回ったりとか詳しい説明とかしていないけど」
「はい、もう決めましたから」
「そう...それじゃ鎮守府の見回り終わったらまた、ここに来てくれるかしら詳しい説明とかするから」
「はい!」
「参考までに、何故ここに入ろうと決意したか教えて貰っていいかしら?」
「ちょっと恥ずかしですけど」
「貴女なら安心出来ると思ったからです」
「わ、わたし?」
「はい」
「そう....うん、ありがとう」
「これからよろしくお願いしますね」
「こちらお願いします」
「それじゃ長門と一緒に見回り行って来てちょうだい」
「了解!」
そう言うと、咲夜と長門が執務室を出ていった。
一人だけ残った執務室では、1人の提督が悶えていた。
「『貴女なら安心出来ると思ったからです 』ってあぁぁいい、いいわあの娘凄くいいわ!」
大淀が定時報告に来るまで提督は、悶えていたそうな。
next time
次回は、鎮守府見聞です、色々な艦娘出して行きたいです。
誤字脱字、アドバイス等々ありましたらご指摘の程よろしくお願いしますm(_ _)m
また、評価など付けてもらえたら幸いです。