鎮守府見聞だよ!
俺は、提督との会談が終わった後、長門と共に執務室を後にした。
「咲夜、あんな提督だがよろしく頼む」
「あぁ、分かってるよ」
そんな話しをしながら曲がり角を曲がろうとしたらピンク頭をした艦娘が飛び出してきた。
「どうもぉ~青葉です、取材してもいいですか」
「えっと....」
といきなり出てきた青葉に困っていると横から長門が助け舟を出してくれた。
「青葉今は、咲夜の案内をしているんだ、取材なら今夜の夕食時にでも紹介するからそれ迄待て」
「咲夜さんって言うんですか」カキカキ
「う~ん残念ですが今は、名前だけで我慢します、咲夜さん後で取材絶対受けてくださいね」
そう言うと、青葉は走って何処かに行ってしまった。
「長門助かった」
「いや、こちらも身内が迷惑を掛けた」
青葉の襲来?があった後、何事も無く中央塔を出ると長門が今後の予定を話してきた。
「先ずは、ドックに向かうその後は、工廠を見て食堂に向かい昼食を取るそしてまた、ここ中央塔の執務室に戻ってきて案内は終了だ」
「なにか質問はあるか?」
長門が聞いてきた。
「いや、特には無い」
「そうか、では案内するから付いてきてくれ」
そう言うと、長門は歩き出したのでそれに付いていくことにする。
そうすると目の前に、一つの建造物が目に入ってきた。
「さぁー付いたぞここがドックだ」
「このドックは、戦闘などで傷ついた体を修復する為に使われている、少ない時は、娯楽として入る奴もいるがな」
と長門は、ドックについての簡単な説明をしてきた。
「ここ迄で何か質問はあるか?」
「いや、大丈夫だ」
「そうか、では次に行くぞ」
長門がそう言って、次の目的地に行こうとしていると声が聞こえてきた。
「Hi長門ぉ~そちらのnewfaceは、誰デス?」
「ん?金剛かこいつは、咲夜だ、今日付で着任した」
「英国で産まれた帰国子女の金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!」
金剛がゲーム時代に聞いたのと同じ感じに挨拶をしてきたのでこちらも挨拶をすることにした。
「俺は、重装甲護衛型双胴式戦艦の咲夜だよろしく」
「What?聞いたこと無い戦艦ネー」
「金剛その事に付いては、歓迎会の時に話すから今は、待ってくれ」
「了解したネー」
そう言うと、金剛は、中央塔に向かって行った。
「では、改めて行くか」
そう言うと、当初の目的地に向けて歩きはじめた。
「ここが、工廠だ」
長門がそう言って、巨大な扉を指差した。
「工廠は、中の見学もするか?」
長門は、見学をするから聞いてきたのお願いすることにした。
「あぁ、頼む」
「分かった、入口はこっちだ付いてきてくれ」
建物の横に来ると人サイズの扉があった。
「ここから、入ってくれ」
「分かった」
中に入ると鉄と油の臭いと資材やらが散らかった部屋が見えた。
「ここで、開発や建造などを行う、咲夜も開発する事が有るだろうから開発の仕方を説明しとくぞ」
そう言うと長門は、巨大な装置の前までやって来た。
「開発は、先ずこの装置に資材の量を入力して横に付いてるレバーを引けば開発できる」
長門が装置の説明を終えた頃に俺達が入ってきた扉から艦娘が入ってきた。
「あら、姉さんどうしたの?そちらの方は?」
「おぉ、陸奥か、こいつは、今日から着任する事に成った咲夜だ」
「咲夜こっちは、私の妹の陸奥だ」
「戦艦陸奥よ、よろくね」
「咲夜だ、よろしく」
「で、姉さん達はここで何してたの?」
「いやなに、咲夜に鎮守府の、案内をしていたんだ」
「そういう、陸奥こそどうしたんだ、何か開発しに来たのか?」
「えぇ、そうなのよ」
「それなら、丁度良かった咲夜に開発の説明をしていてな1回こいつにやらせてもいいか?」
「いいわよ」
そう自分は蚊帳の外で勝手に話が進みいつの間にか開発をする事になった。
「という訳だ、咲夜さっき説明した通りに開発してみろ」
「俺はまだ、開発するとは言ってないだが...」
「何か言ったか?」
「いや、何でもない」
まぁ、開発してみたかったっていえば嘘では無いがいざ開発となると緊張するな。
ペンギンがで出なければいいが..。
戦艦だし、無難に砲のレシピでも回してみるか。
そう考え、うろ覚えのレシピの数値を打ち込んで行く。
良し、これで良かったはず。
「それじゃ、開発するぞ」
そう言うと俺は、装置の横に付いているレバーを引いた。
そうすると装置の中で音がし出し段々と、大きくなっていき音が止むと、水蒸気を上げながら扉が開いて完成したものが出てきた。
「.....」
「なぁ、咲夜これはなんだ?」
「えっ?あぁ、これは、56cm75口径3連装砲だな」
でも、おかしいな艦これでは、こんな砲は無かった筈なのに....もしかして俺が開発したからか。
「やはり、お前はとことんわからん奴だな」
長門は、何処かおかしな奴を見る目でそう言ってきた。
「大本営でも、試作51cmが最大なのにそれを超えて56cmなんて」
と陸奥は、信じられないといった感じに目を見開いてそんなことを呟いていた。
「姉さん、彼女は一体何者なの?」
「陸奥その事については、咲夜の歓迎会で話す」
長門がそう言うと陸奥は、少し考え返答した。
「.....はぁ~、わかったわ」
「すまんな」
「咲夜だったかしら後でお姉さんに色々教えてね」
陸奥は、そう残して開発を始めてしまった。
「はぁ....また、提督に報告する事が増えたな」
そんな呟きが聞こえてきていたたまれなく成った。
「その、何かすまん」
「いや、お前が気にすることではない」
「では、いい時間に成ってきたから食堂に行くとしよう」
「あぁ」
工廠を出て食堂に向かっている途中で新たな艦娘が出てきた。
「あっ、長門さん今からお昼ですか?」
「吹雪かそうだがお前もか?」
「はいそうなんですよ、あの所ではそちらの方は?」
「こいつは、今日着任した咲夜だ」
「でこっちは、吹雪だ」
「えっと、特型駆逐艦吹雪ですよろしくお願いします」
「咲夜だよろしくな」
「そうだ、長門ご一緒してもいいですか?」
「私は構わない」
「俺も問題ないぞ」
「ありがとうございます」
そう言って、吹雪はお辞儀をした。
新たに吹雪を加えた3人で食堂に向かう事になった。
その途中で吹雪に質問された。
「咲夜さんの艦種ってなんですか?」
「ん?俺の艦種は双胴戦艦だ」
「双胴戦艦?それってなんですか?」
「簡単にいうと船2隻をくっ付けた艦だな」
「へぇ~凄いですねぇ~」
そんなやり取りをしてるうちに食堂に到着した。
「まだ空いているな早めに注文するぞ」
そう言うと長門は、カウンターに歩み寄っていった。
「咲夜は、どれがいい?」
「ん~それじゃこのAランチを頼む」
「了解した」
「咲夜さんはAランチにしたんですね、私はどうしようかなぁ~」
吹雪がどのランチにするから悩み出した。
それを見て微笑ましくなり自然と笑っていたら吹雪に気付かれた。
「もぉ~咲夜何笑ってるんですか」
「ごめんごめん吹雪が余りに可愛らしかったから」
「か、可愛らしい.....」
吹雪は、顔を赤くして俯いてしまった。
「全く何をしているんだお前達は」
長門がこちらを呆れながら見ていた。
「すまんすまん」
「まぁいい、吹雪は早く注文しろ、咲夜料理を受け取って席に向かうぞ」
「はっはい」
吹雪が返事をしてどうしよどうしようとしてるうちに俺と長門は、料理を受け取った。
「吹雪先に行っているぞ」
吹雪に声を掛けて席に向かった。
少し待っていると吹雪がやって来た。
「す、すみません遅くなりました」
「そんなに待っていないから大丈夫だよ」
俺がそう言うと吹雪は、安堵した様だった。
「では、食べるか」
「そうだな」
「はい」
「いただきます」
そう長門が音頭を取った。
「「いただきます」」
next time
誤字脱字等々ありましたらアドバイスの程よろしくお願いしますm(_ _)m
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