ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー『夏――待ちわびて』   作:鍵のすけ

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「オリ主と9人の女神の奇跡の物語」でお馴染みのキャプテンタディーさんです!By企画主催者


どうもキャプテンタディーです!

今回、ラブライブ!サンシャイン!!の合同二次創作企画に参加し、話を書かせていただきました。

まず、こういう企画に参加するのが初めてなので、凄くドキドキしている自分がいます。

話に関しましては、シンプルな恋のお話です。

キャラがちょっとブレてたり、設定と違うところも多々あると思うので、そこはご了承ください。

長くなってしまいましたがよろしくお願いします!
それでは本編をどうぞ。



高海千歌、恋のお話

これは、私のちょっとした恋のお話。

 

「それで千歌、結局どうするの?」

 

「どうするってなにも…」

 

「千載一遇のチャンスなんだよ千歌!千歌なら出来るよ!やれるだけやってみなよ!」

 

「う…うん……」

 

私の小さい頃からの幼馴染の果南ちゃんと、友達の曜ちゃんに言われて、大きなため息をつく私…。

 

これが私、高海千歌!

 

とここで、私からの重大な発表です!

 

私…高海千歌はある人物に恋をしています!恋だよ恋!私…恋しちゃってるんだよ!?

 

えっ?誰に恋をしてるって?

 

そ…それはちょっと……言えないかな?///

 

性別はもちろん…男性の人だよ!

 

その人は、私が通う浦の星女学院からちょっと離れた共学の高校に通っているみたいなの。

 

えっ?何でそんなに名前とか詳しいのかって?

 

それは知るには、今から2日前に起こった出来事まで遡らなければなりません。

 

 

2日前…

 

 

「おっ、お嬢ちゃん可愛いね〜!』

 

「な…なんですか…?」

 

「俺らと一緒に遊ぼうよ〜!」

 

「や…やめてくださいっ!」

 

本当は果南ちゃんと曜ちゃんと3人お出かけするのに、待ち合わせ場所で待ってたんだけどね…。

 

その間で、とあるチャラい2人組の男が私にしつこく話しかけてきて、私をどこかへ無理やり連れて行こうとしてきたの。

 

「ほら行こうぜ!お兄ちゃんたち、楽しい場所知ってるからさ〜!おいでよ〜!」

 

「やぁ…やめてください〜!」

 

激しく抵抗しても、男に腕を掴まれていたため、私は逃げることもできなかった。

 

早く果南ちゃんが来て欲しいと思っていたけど、それだと私は連れ去られちゃう。

 

だから私は、心の中で叫んだの。

 

 

『誰か助けてっ!!』

 

 

ってね…。それでその心の叫びが届いたの。

 

「あの…何してんすか?」

 

「「あぁっ!?」」

 

チャラい人たちは声の聞こえた方向に首を振り、私もその方向へ顔を向けると、そこには1人の男子高校生がいたの。

 

その人こそが…その僕っていう人だったの…。

 

「その子、とても嫌がってるじゃないですか」

 

「んだとてめぇ!!」

 

「ヒーローごっこじゃねえんだぞ!!」

 

1人の男が怒って、彼に向かって殴りかかったの。私は人が殴られるのが見たくなくて、殴られる瞬間を見ないように目をぎゅっと閉じたの。

 

 

パシッ!

 

 

そしたらそんな音がして、恐る恐る目をゆっくり開けると、殴ろうとしていた男の拳を彼の左手が止めていたの!

 

私はそれを見てびっくりしちゃった!

 

だって、殴るのを止めるのって…凄くない?

 

「余裕だね…こんなパンチ…」

 

「てめぇ…調子こいてんじゃねぇぞこの野郎!」

 

「ぶっ潰してやる!」

 

私の腕を掴んでいた男の人も、私の腕を離して彼の元へと近づいていく。

 

手をボキッボキッと鳴らして、いかにも彼のことをやろうとしている雰囲気を醸し出していた。

 

それでも彼は、余裕の表情を見せていたの。

 

制服のブレザーを脱いで、ワイシャツの袖を捲り、いかにもファイティングポーズをとる。彼は…すごくやる気みたい。

 

すると彼は私に向かって口を動かしていました。声は全く聞こえなかったけれど…

 

 

『安心して、大丈夫だから…』

 

 

って言ってるように口が動いていたの。まるで私を助けてくれる王子様のようだった…。

 

「覚悟はできてんだろうな…クソガキ!」

 

「安心してください。あなたたちは終わる頃には、地面に這いつくばってる頃だと思うので…」

 

「てめぇ!クソガキが〜!」

 

「オラァ〜!!」

 

そしてとうとう喧嘩が始まっちゃった。

 

 

バキッ!ボコッ!ドカッ!

 

 

私にはもうどうすることも出来ないので、そこから離れ喧嘩が無事に終わることを願っていました。

 

そして願わくば、助けてくれた彼に勝ってほしい。

 

「オラッ!」

 

「ぐはっ!こ…この…」

 

「くたばりやがれ!クソ野郎ども!」

 

「ぎゃああああぁぁぁぁ!!」

 

凄い…。その言葉しか出てこなかった。

 

彼は2対1という状況で人数的に不利なのに、2人をメッタメタにしてる。この人…格好いい。

 

そして…決着がついた。

 

「オラァ〜!!」

 

「ぐっ!かはっ…!」

 

彼は男の腹にパンチして、それを食らった男の人はお腹を押さえながら地面に崩れ落ちた。

 

彼は喧嘩する前に言った通り、本当に私に絡んできた2人の男を地面に這いつくばらせていた。

 

「ク…クソが…」

 

「早くここから失せるんだな…」

 

私はこの時、上から目線ってこういうことだったんだなって初めて知った私であります。

 

「ちっ!覚えてろよ!!」

 

あっ、あの男の人たちどっか行っちゃった。私を助けてくれた彼が追い払ってくれたんだ。

 

「君…大丈夫?怪我はない?」

 

そして彼は優しく私の元に駆け寄ってくれた。心配そうに私を見つめて…尋ねてきました。

 

「は…はい!大丈夫です!」

 

私は彼を安心させるように元気よく答えた。

 

「ほっ。良かった…」

 

それを聞いた彼は安心して胸を撫で下ろす。

 

私は、彼のその言動や優しさに触れていって、もうその時にきっと…私は彼に“好き”という好意を持っていたのかもしれない。

 

そんな気がした…。

 

「あの…助けてくれてありがとうございます!」

 

「良かった!それじゃあ…僕は行くね!」

 

「えっ?あ…あの…!」

 

すると彼はそう言って、颯爽とその場から立ち去ってしまった。私は声をかけたけど、声に反応しないで振り返らずに行ってしまった。

 

出来れば色々と話したかったのに…。

 

「んっ?これは…?」

 

そう思っていた時に、地面に小さい手帳のようなものが落ちていた。それは私を助けてくれた人の生徒手帳だった。

 

それを拾った私は、その時に助けてもらった彼の名前を知った。

 

「これって…助けてもらった人の名前なのかな?」

 

「お〜い!千歌〜!」

 

その後、待ち合わせ時間の通りに果南ちゃんと曜ちゃんが来てくれた。

 

「ごめんね千歌。待った?」

 

「ううん大丈夫!でもね私、ちょっと変な人たちに絡まれちゃって…」

 

「えっ!?大丈夫だったの!?」

 

曜ちゃんは私の話を聞いては驚いて、私にそう尋ねてきたから私は彼のことを話した。

 

「うん大丈夫!ある人に助けて貰ったんだ!」

 

「「ある人?」」

 

それで、私は2人がここに来る前に、起こった出来事をすべて話した。

 

チャラい人たちに絡まれ、僕って名前の人が私を喧嘩してまで助けてくれたこと。それを2人に真剣に話したら、2人もすぐに納得してくれた。

 

「大変だったね…それ」

 

「でも、助けてもらって良かったね千歌!」

 

「うん…。それでね2人とも…」

 

私はそして、私にとって大事なことを2人に話す。

 

「あのね…私その人に、その…恋しちゃったかもしれないの…///」

 

「「えぇ〜!?」」

 

2人は最初は信じられないといった表情をしていたけれど、私は2人に話し始める。

 

「だってあの人を見てた時、胸がなんだか凄く熱くなってて…顔も少し熱くなってたの…」

 

「「……………」」

 

私の話を聞いていた2人は、しばらくの間は無言を貫いていた。けれど口を開いた時、私に言った。

 

「それは…“恋”ってやつだね、千歌」

 

「そうだね!千歌、それは“恋”だよ」

 

そんな気がしていたけれど、まさか本当に恋に落ちてしまうなんて思ってなかった。

 

「それで…“告白”するの?」

 

果南ちゃんからその言葉が発せられた。一層のこと、彼に思いを伝えたいと思った私は…

 

「………うん///」

 

「千歌はその人と付き合いたいの?」

 

「……あの人が良いって言ってくれれば…///」

 

私は恥ずかしがりながら首を縦に振ってそう言った。

 

すると私の言葉を聞いた果南ちゃんは、私に向かってこう言ってきた。

 

「よし!じゃあ私が告白の手ほどきを教えよう!」

 

「曜も多少であれば手伝うよ!」

 

「あ…ありがとう2人とも…///」

 

それで2人は私に協力するようになっていって、私が彼に告白できるように色々と教えてくれた。

 

告白の言い方とか、色々な手ほどきを2人からたくさん教わることが出来た。

 

だから告白もすぐに出来る…そう思っていた。

 

だけどそれから2日たった今でも、私は彼に告白できないで今に至っている。

 

告白する勇気がどうにも湧いてこないの。

 

「どうするの千歌?」

 

「うん……」

 

机に突っ伏している私に、果南ちゃんにそう言う。それに続くように今度は曜ちゃんが話し出す。

 

「今こうしている時にも、あの人が別の人に告白されているかもしれないよ?」

 

「…っ!それは…それで嫌かも…」

 

「だったらこうやって、1人でウジウジ考えても仕方ないよ。考えるより行動だよ千歌!」

 

「曜ちゃん…」

 

私を元気づけてくれる曜ちゃん。その笑顔で言われた言葉に、私はなんだか元気が湧いてきた。

 

「そうだね!ウジウジ考えても仕方ないよね!」

 

「そうそう!その意気だよ!」

 

「うん!私、やってみるよ!」

 

曜ちゃんから貰った元気をみなぎらせて、私はあの人に告白する決心をした。

 

生徒手帳を返すのも兼ねてね…。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜※※※※〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

放課後

 

私は、あの人が通っている高校の校門前まで訪れていた。ちょっと遠かったけどね…。

 

「ここがその彼がいる高校だね…」

 

「うん…。ここにあの人が…」

 

もちろん私の告白を応援しようと、一緒に果南ちゃんや曜ちゃんも付いて来てくれています。

 

「いよいよここまで来たね…」

 

「なにその…ストーリーの最終局面的な台詞…」

 

「いいじゃん別に!気分を盛り上げていかないと、ちゃんと告白出来ないよ?」

 

なぜかテンションが上がってる果南ちゃん。

 

告白をするために手伝ってもらった果南ちゃんや曜ちゃんのためにも、告白は絶対しなきゃ!

 

だって…ここまで来たんだから!

 

私は心の中でそう強く決意を固めた。

 

「まだ学校終わってないのかな?」

 

「きっとそうだね。まだ人が出てくる気配もないし、出てくるまでここで待ってようか?」

 

「うん。果南ちゃんの意見に賛成!」

 

「曜もその意見に賛成!」

 

果南ちゃんの意見に私も曜ちゃんも賛成して、彼が出てくるまで学校で待つことにした。

 

じっと…じ〜っとね。

 

 

そして待つこと5分が過ぎた頃だった。

 

 

「生徒がたくさん出てきたね…」

 

「ちょうど学校が終わったんだ」

 

学校からたくさんの生徒が学校から出てきた。

 

帰宅するのか…どこかへ遊びに行くのかのどちらかだけど、学校が終わったのは間違いない。

 

そんな時、曜が突然声を上げた。

 

「あっ、出てきたよ千歌!生徒手帳に載っている人の顔と同じ人だよ!」

 

「…っ!本当だ!」

 

曜ちゃんの声で私は校門の方に目を向けると、曜ちゃんの言った通り、彼が学校から出てきた。

 

幸いにも、彼は1人。これは絶好のチャンス!

 

「じゃあ2人とも、行ってくるね!」

 

「頑張れ千歌!千歌なら出来るよ!」

 

「うん!頑張る!」

 

手を振ってくれる果南ちゃんや、いつものように敬礼をしてくる曜ちゃんに見送られた私は、彼の元へと勢いよく飛び出していった。

 

私は彼に叫ぶように声をかけた。

 

「あ…あの、す…すみません!」

 

「んっ?」

 

彼は私の声に反応して振り返る。私と目があったとき、彼はハッ!と思い出して私に言い放つ。

 

「あっ、あの時の女子高生…」

 

「はい!この間はありがとうございました!」

 

彼も私のことを覚えてくれていたので、私はこの間のことで彼にお礼を言った。

 

だけど彼は両手を振りながら首も振る。

 

「お礼なんていらないよ。僕は別に…ただ君が絡まれてる前を通りかかっただけだから…」

 

「でも…喧嘩強かったですね!」

 

「まぁ…喧嘩はまあまあ強い方だから、君のこと助けられて良かったよ」

 

「あっ、あとこれを返しに来ました!」

 

私は制服のポケットから彼の生徒手帳を取り出して、彼に差し出した。それを見た彼は生徒手帳が見つかって、少しホッとしたようだった。

 

「良かった!生徒手帳が一昨日からなくなってて困ってたんだよ。ありがとう!」

 

「…っ!ど…どういたしまして!///」

 

彼の満面の笑顔に見惚れてしまいながら、私は彼の精一杯のお礼を受け取った。

 

彼の笑顔って、こんなに眩しいんだなって思った。

 

「それじゃあ…僕はそろそろ行かないと…」

 

だけど彼は、自分の生徒手帳を受け取ったあと、そう言って帰ろうとしていた。

 

「じゃあ…またね…」

 

彼はそう言って歩き始め、私から離れていく。

 

言うんだ私。せっかくここまで来たのに、生徒手帳を返すだけなんてあり得ない!

 

「あの…!待ってください!」

 

私は彼を呼び止めるように叫ぶ。僕くんは私の声にビクッとしてこちらに振り向く。

 

「えっと…何ですか?」

 

恐る恐る尋ねてくる彼に、私はこう話す。

 

「私、あなたに話があってここに来ました!」

 

「……………」

 

私が彼に向かって強い口調でそう話すと、彼はいつの間にかあの時の真剣な表情を見せた。

 

彼は無言のままじっと私のことを見つめていた。

ていうか見つめられると何だか凄く恥ずかしい///

 

私をじっと見つめていた彼は今度は周りを見渡す。私もそれにつられて周りを見回すと、まだ他に生徒がたくさんいた。

 

それを見越した彼は私にこう言ってきた。

 

「人が多いので、どこかで話せるところへ行きましょう?それならあなたも話せると思うので…」

 

私を気遣ってそう話してくれた彼。

 

私はその彼の優しい気遣いに甘えようと思った。

 

「はい。そうしましょう」

 

「じゃあこっちに。ゆっくり話せる場所を知ってるので、僕についてきてください」

 

彼に言われるがまま、私は彼のあとについて行った。やっと言えるんだ。

 

彼に…やっと告白することが出来るんだ!

 

 

 

〜※〜

 

 

 

彼について行ってたどり着いた場所は、閑静な住宅街にある、とある小さな公園だった。

 

「ここ…ですか?」

 

「うん。僕の家から近いってのもあるけれど、ここなら話せるでしょ?あんなに人がたくさんいる前で話すのも嫌でしょ?」

 

確かに…たくさんの人の前で言うのも気が引けるというか…気まずいような感じがする。

 

「立ってるのもなんだから、ベンチに座ろう?」

 

「はい!」

 

私と彼は近くにあったベンチに座る。ベンチにはまだ余裕があったけれど、私と彼との距離は、少しだけ空いていた。

 

「それで…僕に話しって何かな?」

 

そして彼は、話したいことがあると言った私に問いかけてきた。

 

途端に私の心臓は、ドクンッ!ドクンッ!と脈が早く打つようになっていく。

 

緊張しているという証拠だ。

 

 

ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!

 

 

静まれっ!静まれ私の心臓っ!

 

早くなっている鼓動を鎮めようと、私はゆっくりと深呼吸を数回行った。

 

その様子を隣で見ていたは彼は、心配そうに私に話しかけてきた。

 

「あの…大丈夫ですか?」

 

「はい!大丈夫なので気にしないでください!」

 

「は…はぁ……」

 

心配そうに声をかけてきてくれた彼を私は制して、深呼吸を終えた私は再び彼に向き直る。

 

「それで…私が言った話のことなんですけど…///」

 

「うん。どういった要件かな?」

 

少しばかり興味津々な表情を見せて私を見つめてくる彼。その彼に私は…思い思いに彼に言い放った。

 

 

「私!あなたの事が、好きなんです!///」

 

 

「………えっ?」

 

彼の第一声はキョトンとした声だった。

 

彼を見ると興味津々な表情だったのが、いきなり私が話したのを機に驚きを隠せない表情を見せた。

 

「えっと…君が…僕のことが好き?」

 

「はい!あの時に助けてもらった時に、私…あなたに一目惚れしてしまったんです!」

 

「喧嘩までして、君を助けた時だね?」

 

「私を喧嘩してまで助けてくれて、凄くかっこよかったです。それからなんです、私があなたのことを好きになってしまったのは…」

 

「………なるほど…」

 

私は彼を好きになった理由を、彼に全て話した。彼は無言のままじっと話を聞いてくれた。

 

そして彼は私に口を開く。

 

「………ありがとう。君の僕への好きという気持ちは、心に気持ち良く響いたよ」

 

「良かったです…」

 

私は彼の話を聞いてホッとした。気持ちはとてもではないけれど伝わったみたい。

 

でも彼はそのあと、私に向かってしんみりとした表情でこう言い放ったのだ。

 

その言葉は、私にとって非情なものだった。

 

 

「でも…僕はそれに応えられない…」

 

 

「…っ!そう…ですか…」

 

この瞬間…私の恋は終わったんだって思った。

 

彼への思いは届かなかったというのと、全くといって同じようなものだった。

 

彼は口を開いて話を始めた。

 

「でも君の好きという気持ちは届いた。それはとても嬉しかった。でも僕はそれに応えられない。言い方を変えれば、僕は君を大切にすることができないと思ったんだ…」

 

様々な思いが彼の頭の中で混ざりあって、考えて導き出した答えがそれだった。

 

彼にも色々と迷っていたみたいなんだなと、この時に初めてそう感じた瞬間だった。

 

すると彼は私にこう言ったの。

 

「君は…とても可愛いよ」

 

「えっ!?そ…そんな…///」

 

「だから、君は僕よりももっと素敵な人に出会えると思う。僕はそう思っている」

 

彼は、自分を下卑しているように思える言葉なんだけど、なぜか私は、その言葉にどう言えばいいのか分からなくて、どうする事も出来なかった。

 

そして彼はベンチから立ち上がり話を切り出す。

 

「これで話は終わりだから、僕は行くよ。君が素敵な人と出会えることを楽しみにしてるよ…」

 

そして彼はそう言い残し、私をその場に置いて、公園から立ち去ってしまった。

 

でも彼が立ち去る際に、少しだけ申し訳なさそうな表情をしていたような気がした。

 

でもそれよりも…この思いがあった。

 

 

私の恋は…終わってしまったんだという事を…。

 

 

そう考えてしまうと…心が苦しくなる。

 

恋に失敗すると、こんなにも悲しいものなんだなって、私は初めて分かった。

 

 

ポロポロ…ポロポロ…

 

 

いつの間にか私の目から涙が溢れてきて、頬を伝って地面に落ちていく。

 

「うっ…うぅ…ううぅぅ…!」

 

我慢が出来なくなって声に出して泣いてしまう。

 

「失敗…しちゃったね、千歌」

 

「ぐすっ…果南ちゃん…」

 

泣いている時に、私についてきた果南ちゃんと曜ちゃんが慰めようと寄ってきてくれた。

 

「こういう時もあるさ千歌!下を向かないで上を向こう!彼も言ってくれてたじゃん!」

 

「うんうん!千歌には、もっと素敵な人に出会えるって!千歌の恋はまだ終わってない!」

 

果南ちゃんは私の涙を拭い、元気つけてくれた。

 

「だから千歌、もう落ちこまない…」

 

そして曜ちゃんも、私を元気付けてくれた。

 

そうだね。彼は私に可愛いって言ってくれた。

もっと素敵な人に出会えるって言ってくれた。

 

今は彼の言葉を信じよう。そう思った私である。

 

「よしっ!じゃあ2人とも…帰ろう!」

 

「「うん!」」

 

私の声に2人はともに返事して、私と果南ちゃん、曜ちゃんの3人は家に向かって足を運んだ。

 

その途中、果南ちゃんはこう切り出した。

 

「そうだ!千歌が頑張ったご褒美に、何か美味しいものを食べさせてあげよう!」

 

「本当!?やった〜!ありがとう!」

 

果南ちゃんがご褒美をくれると聞いて、私は嬉しくてはしゃぎ出す。それを見ていた曜ちゃんは、苦笑いを浮かべて私を見ていた。

 

そして私たちはそこに向けて足を運び始めた。

 

 

 

私の1つの恋は終わり、新たな恋に向けて、再び全力疾走で走り出します!

 

高海千歌なのでした!

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます!
至ってシンプルな恋物語でしたね(笑)

ではまず先に、今回このような企画に参加ささてくださいました鍵のすけさんにはとても感謝しています。今回は本当にありがとうございます!

このような企画に参加することがなかった自分には、今回参加して良い経験になったと感じました。


さて、まだ企画は続きます。
他のラブライブ!作家陣が書くお話が、次々と投稿されますので、皆さん是非、ご覧になってください!

ご覧にならないとおやつにするぞ!(・8・)
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