ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー『夏――待ちわびて』   作:鍵のすけ

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「ラブライブ!~胸(ポケット)にはいつも転学届~」でお馴染みのカゲショウさんです!どうぞ!By企画主催者


どうも、カゲショウです。
実はも何も、こういった企画に参加するのは初めてで、いざ前書きで何を語ればいいのか分かりません!!
しかもかなり豪華な作者様に挟まれて最後らへんとなると、結構プレッシャーを感じております(笑)しかも被災してちょっと執筆が出来なかった時期もあり、締め切りに間に合うかもひやひやした作品でもあります。
ですが、一応カゲショウらしく書けたつもりです。よろしくお願いします!



ごく一般的な恋愛物語

「好きな人が出来ました」

 

 空高く、窓から吹いてくる風が少し肌寒く感じ始めるようになった秋の昼。

 母が作ってくれた手製の日の丸弁当を机に、僕の対面で購買のパンを頬張る親友に唐突に告白してみた。

 親友はもさもさと咀嚼するのをやめて、明後日の方向に向けていた視線を僕に向ける。僕の親友はイケメンで感情の起伏が小さくてイケメンで無表情クールで有名だけど、流石に親友の突然の告白に驚きを隠せないのかな?

 そう思って優越感を感じている僕に、親友は変わらぬ表情でパンの無くなった口を開いた。

 

「そうか」

 

 それだけ言ってまた視線を明後日の方向へ向け、もっさもっさとパンを食べ始めた。何か食い方が寝起きのおっさんみたいな食い方だなぁと激しくどうでもいい事を思ったのは、親友がソフトフランスパンを半分ほど食べ終わった所だった。

 そしてそれ以上のコメントが無い事に気づいたのもほぼ同時だった。

 

「って、え? それだけ?」

「そうだが、何か問題でも?」

「問題が大ありだよ!! 何でそんなドライなのさ!!」

「興味がないから」

「クールすぎだよ! でもそんなところもカッコいい!!」

 

 なんて親友だ。コイツがびっくりすると思って昼ご飯時に唐突に暴露したのに……驚くどころか凄くドライな反応をされるなんて予想外だよ! もっとこう、「マジで?」とか「びっくりぽんや!」とか「それって……俺の事?」とか反応が欲しかったのに!! このドライ星からやってきたドライアイスマンめ、カッコいい!

 そんな不満を唇噛みしめながら親友を睨んで思っていると、箸休めの『おいしそうな牛乳』を飲むのをやめて、親友が呆れたような眼で僕を見る。

 

「あのさ、元々他人の恋愛に関してそこまで興味ないのに、そんな事突然言われてもドライな反応しか返せないのは分かってただろ?」

「他人じゃなくて僕達親友じゃないか!」

「気のせいだろう」

「そんな! 僕が信じていた事は嘘だったというの!?」

「何でいちいちそんな大げさなんだよ……」

「知らないよ!!」

「知らないのかよ」

 

 自分の事さえ分からなくなる時ってあるよね。そう、例えば恋をしてしまった時のように……。

 キメ顔でそんな事を思っていると親友にひかれた。具体的には椅子ごと十センチくらい後退された。心の溝を感じるよ、親友ぅ……。

 えぐえぐと大の高校二年生が涙を流しながら日の丸弁当を食べる。あぁ、しょっぱい。ご飯がしょっぱ……酸っぱい。梅超酸っぱい! これが青春!!

 

「…………で、何だ?」

「? ??」

「お前は数十秒前の自分の発言すら忘れるのか、鳥人間」

「コンテストに出たことは無いよ?」

「そういう意味じゃ……いや、まぁいいや」

 

  何かを言いかけたけどすぐにやめて、最後の一口のソフトフランスパンを口に入れた。頬が少しだけ膨らんでるその姿はさながら木の実を頬張る小動物みたいで可愛かった。おっさんみたいな親友はいなかったんだね!!

 

「で、だ。さっさと要件言ってくれるか? 俺はこの後寝るって用事が入ってるんだが?」

「えっと、何の事でしたっけ?」

「お前に好きな人が出来たとかなんとか。そんな感じの話」

「おお! そうだった!!」

 

 すっかり忘れてたよ。何でそんな大事な事を忘れたりしたんだろう? あれ、そもそも何の話してたっけ?

 話の経緯を思い出せないが、まあいい。そんな事より話の続きだ。

 

「そうそう、僕好きな人が出来たんだ」

「おめでとう。で、だから?」

「相談に乗ってくださいイケメンの親友」

 

 机の上に三つ指ついて頭を下げる。前髪が日の丸に触れたような気がしなくもないが、きっと気のせいだろう。

 

「……何か嫌味に聞こえるんだが?」

「まさか!? 僕が君に嫌味なんて言うわけないだろう!?」

「それは分かってるつもりなんだが……まぁいい。取り敢えず前髪についてる米粒とれよ」

「あ、はい」

 

 まさか付いていたとは……ちょっと恥ずかしいな。

 取り敢えず前髪についた米粒をとってパクッと食べる。親友がうわぁと更に三センチほど後退した。泣ける。

 でも流石にここで泣いて日の丸弁当を食べてたらさっきのループになるかもしれないので、何とか涙をこらえて僕は話す。

 

「その子にどうアプローチしていいのか分からないんだ。何かいい方法無い?」

「まずそいつが何者なのか説明するところから始めてくれないか?」

「あ、そうだね」

 

 大事なところを省いてしまった、僕反省。

 僕は一つ咳ばらいをした後、いたって真剣な顔をして親友と向き合う。

 

「えっと、その子は毎朝学校に向かうバスの中で見かける子なんだけどね、すっごく可愛いんだ」

「ウチの学校の奴じゃないのか?」

「多分。あの制服はどこだったっけ……。えっと、浦スターミッションみたいな所。制服姿もすっごく可愛いんだ」

「浦スターミッション? …………………………もしかしてミッション系の浦の星女学院の事か?」

「あぁ、そうそう。其処だよ。あの子はそこの中間服姿もすっごく可愛いんだ」

「『浦』しか合ってないじゃねーか。というかうざいから可愛い言うのやめろや」

「解せぬ」

 

 本当は彼女の可愛さは言葉にすると長いから、簡潔に万人にも分かる表現をしたというのに……。あ、もしかして語尾に可愛いってつけるのが気にくわないとかかな?

 

「バスで談笑してる姿も可愛い。で、その子はね――」

「じゃあな。昼休み終わるまで外で寝てくるわ」

「え、ちょ、待って!?」

 

 席を立って僕に背を向け歩き出す親友。僕はその裾を掴み必死に引き留めた。親友のデレの無いツンデレはちょっとわかりにくいから困るね、まったく……。

 必死に懇願して親友を席に座らせ、話を再開する。

 

「で、その子が好きすぎてたまらなくて毎日心が輝いて仕方がないからどうしたら結婚できるか教えてください!!」

「お前、恋愛が下手なのか思考回路がぶっ飛んでるのかはっきりしてくれないか?」

「しいて言うなら奥手……かな」

「あ、そ」

 

 はぁあああとこれ見よがしに大きなため息を吐いて額を抑える親友。お疲れかな? まだ午後の授業があるのに大変だなぁ。

 じろりと僕を半ば睨むように見て、どんと拳で机に軽くたたいた。

 

「冗談もネタも天然もいらねぇ。さっさと話せ」

「い、イエッサー!!」

「まずそいつに惚れたのはいつなんだよ」

「えっと、春頃です!」

「春……というと半年くらい片思いしてんのか」

「え? いや、一年の春ね」

「片思いこじらせすぎだろお前!!」

 

 流石に自分でもそう思います。奥手だからと言い訳してきたけど、流石にこじらせすぎかなと思い、今日相談した次第です。はい。

 完全に呆れた表情で僕を見る親友を見るのが辛く、窓の外に視線を逃がす。あぁ、秋の空があんなに高く澄み渡ってる……。

 

「……はぁ。まぁそんだけ期間があったんなら何かしら情報は持ってるだろ。名前は?」

「知らないよ?」

「…………お前との間柄は?」

「バスで見かける赤の他人」

「………………会話を交わした回数は?」

「ゼロだよ!」

「………………………………………そいつの容姿は?」

「明るい茶髪のショートで、左耳の上あたりから結ってる短い三つ編みがキュートなんだ。ぴょんって伸びてるアホ毛も悶えるほど可愛い。そして幼さを残した顔に浮かべる屈託のない笑みが凄く素敵なんだ。くりっとした丸くて大きいガラス玉みたいな純粋な瞳とかもうあの子の性格を表してると言えるよね。身長は160位で服の上からは良く分からないけどスタイルも悪くないはず。いや、どんなスタイルでも可愛いんだけどね? それで聞いてるだけで元気のもらえる声が最近の僕の生きる源にさえなり始めたね。こう、伝説のスクールアイドルのリーダーの子を彷彿とさせるけどカリスマ性とかまったく感じなくて、でも誰よりも全力でやるよ! みたいな性格がこれまた魅力的で――」

「おう黙れストーカー」

「ストーカー!!??」

 

 ストーカー。それはある個人に対して付きまとい行為を働く者を指す。最近ストーカー規制法などの法律が整備され始めたが、いまだに被害報告は絶えない。ストーカーの中には凶悪行為を働く者いる。

 要約すれば迷惑野郎である。

 

「僕が、そんなストーカーと一緒…………?」

「こじらせすぎだお前は。もはや一歩手前みたいな所あるぞ……」

「犯罪には走らないよ。困る様な事はしたくないからね」

「……お前が他人に誇れる親友で俺は安心だよ」

 

 中々嬉しい事を言ってくれるじゃないか、親友! 僕も君が大好きだよ! バスで見かけるあの子の次位に!

 愛情表現の為に抱きつこうとしたけどデコクラッシャー(別名デコピン)をくらい、あえなく断念。

 若干痛む額を押さえつつ、僕は親友に助言を乞うた。

 

「それで、こんな奥手な僕が彼女と結婚するためにはどうすればいいの?」

「まず最終目標があれだが、無難に挨拶から始めるしかないんじゃないか?」

「という事は彼女にこれから毎朝「おはよう」を言えば良いわけだね!!」

「最初はそれだけでいいが、ある程度回数をこなしたら少しずつ会話を広げるように気をつけろよ」

「成程! 流石親友、頼りになる!!」

「そいつはどーも。じゃ、俺は寝るからな」

 

 照れているのか少しだけ鉄皮面を赤くさせてそっぽを向き、机に突っ伏してしまった。そんな親友も可愛いと少し思いつつ、ありがとうと小声で呟いた。

 高く澄み渡る空。無限に広がりゴールの見えない空は、これからの僕の人生のようでなんだか少しだけ怖くなる。

 だけど、僕はそれ以上にこれから先の誰も知らない未来に期待せざるを得なかった。

 

「小さな事から一歩ずつ。頑張るか」

 

 教室の喧騒の中に、その言葉は飲み込まれていった。

 

 

○●○●○

 

 

「フられました」

 

 翌日の昼、昨日に引き続き澄み渡る秋空から涼風が吹き込む教室で母特製ののり弁(海苔と白米のみ)を食べながら親友にそう告げた。

 親友は購買で買ったチョコチップメロンパンを咀嚼している口を止め、数回瞼を開閉した後に表情を変えずメロンパンを机の上に置いた。

 

「お前さ、取り敢えず一から説明する癖をつけようぜ」

「オッケー。取りえず回想入るね」

「漫画じゃないんだから一から十まで口で説明しろよっ!!」

「いひゃいいひゃい!! わひゃった! わひゃったはら!!」

 

 軍艦のサルベージよろしく、右親指と人差し指で僕の左頬を釣り上げてくる。冗談抜きでかなり痛い! 指先で最少面積をつまんでくるからかなり痛い! 青春は甘いだけではない、苦いだけでもないんだね!! 痛いよ!!

 必死に懇願してようやく指を放してもらえたので、ひりひりする頬を押さえながら、今朝の経緯を親友に語る事にする。

 

 

 そろそろ朝も肌寒くなり始めた朝、僕はいつもの時間に起きて身支度をし、朝食の磯辺上げと昆布の佃煮を食べて家を出た。

 バス停でバスを待つ間、今日もあの子に会えるだろうかと踊るほどの胸は無いけれど胸が躍った。そしてそれと同時に、今までにない緊張感も襲ってきた。

 

「と、取り敢えず今日は挨拶だけ……いや、何か一言でも会話をした方が……っ」

 

 そう、昨日親友に言われた事を実践するからだ。

 今まで奥手で話しかける事すら困難だった僕だけど、やっぱり好きな人だから一生傍にいたい。いきなりは無理だけど、一歩ずつ歩みを進めよう。今日はその記念すべき第一歩なんだ!

 ドキドキと心臓が僕の寿命をどんどん縮めていく中、バスが来たので大きく深呼吸を一つして乗車口から乗り込んだ。

 まだ人がそんなに多くない時間帯、バスの中はがらんとしていて空席が酷く目立っていた。もっとも、ここら辺は若者の人口がそんなに多くないから多くてもそんなに変わらないんだけど……。

 苦笑しつつがらんとした車内を見回し、ある一点で僕は視線を動かすのをやめさせられた。

 

「ぁ…………」

 

 その子はバスの最後尾席の窓際に座って窓の外を眺めていた。

 秋の優しい朝日が当たって淡く反射する明るい茶髪、そして左耳上辺りで結った三つ編みがバスの振動で上下左右に尻尾のように揺れている。

 まだ少しだけ幼い顔にはいつものような花丸笑顔ではなく、何処か物憂げな大人びた様子でガラスの瞳で遠くを見ていた。

 いつもとは少し違う彼女。どうしたのだろうと心配な気持ちはある。

 でもそれ以上に物憂げな彼女の普段とのギャップが愛おしすぎて、僕はその場から中々動けなかった。

 ……………………ミカエルあたりの方ですか?

 

「はっ! トリップしてる場合じゃない。挨拶をしなきゃ……」

 

 パンパンと両頬を思いっきり叩いて気合を入れる。大切なのは第一印象なんだ、とちらないように、だけど自然に笑顔に……。

 その事を頭の中で反芻しながら揺れる車内をバランスを取りながら進む。

 ドクンドクンとなっていた心臓が彼女に近づくにつれて強く聞こえる。血流が良くなりすぎて顔が熱い。

 おはようございますって言って前の席に座ればいいんだ。取り敢えず今日はそれだけでいいんだ……っ!

 そして遂に僕は彼女の目の前まで来た。

 僕の気配に気づいたのか、彼女が少しだけ顔を此方に向けたため視線と視線が交錯した。

 今を逃すわけにはいかない!

 

「あの――」

 

 僕は逸る胸の鼓動を抑えながら、それを表に出さずあくまで自然な笑顔で彼女に声を掛けた。

 

 

「おはようございます。僕と結婚してくれませんか?」

 

 

「………………ぇ?」

 

 背景親友殿。今年……いえ、人生最大のやらかしをしてしまいました、まる。

 いや、ホント凄いやらかしだよね。レベル的に言えばテニスの試合でラケットからユニフォームの試合セット忘れて、パジャマで会場来るくらいのレベルだよ。

 わっはー、やーらかしたぜー!! あの子もすっごい目見開いて固まってるし、ほかの乗客もこっちをばっちり見てるし……恥ずかしっ。でもそんな表情も可愛いっ!

 

「あー、えっと……」

 

 取り敢えず弁明して『いきなりプロポーズしてきた謎の高校生不審者』から、『何かの手違いでうっかりプロポーズした謎の高校生不審者』にイメージを改めないと!!

 

「あの、弁明してもいいですか!?」

「ひゃ!? え、あ、はい!」

 

 困惑と注目されてる事の恥ずかしさからか、彼女はいつの間にか熟れたリンゴのように顔を真っ赤にして口をパクパクとしている。うーん、正直この顔もずっと眺めていたいけど、これからの未来の為に弁明の方が優先かな。

 

「その、操作ミスというかなんというか……さっきのはちょっとした手違いで……。あ、でも結婚したいというのは違わなくてですね!?」

「ぇ、ぁぅ……」

「可愛い! じゃなくて! えっとですね、まとめると去年の春から僕は貴女と結婚したい程愛してるんですが、取り敢えずまず挨拶から始めようって思ったんですけど今日の貴女が凄く綺麗でそれで、その!! 大好きです!!」

「ぁぅぁ~……」

 

 片膝をついて彼女に手を差し出した状態での告白。僕と彼女だけを切り出せばドラマのワンシーンのような光景なのだろうが、場所は揺れる電鉄バスの中で互いがほぼ初対面だということを含めればただの変な奴だよね。僕は気にしないけど!

 完全に茹で上がったタコみたいに……いや蟹みたいに顔が真っ赤だね。太陽ですか? いいえ天使です。

 しかしこのまま反応がないというのも心配だな。別に返事が欲しいわけじゃないけど、ちゃんと弁明できたのかだけは知っておきたいし……。

 僕は片膝付いたポーズのまま少し遠慮気味に彼女に声を掛けた。

 

「えっと……大丈夫ですか?」

「――――――っ!!!!」

 

 真っ赤な顔で急にガタッと席を立ち、ちょうど止まったバスの降車口からお金を投げ捨てるように払って全力疾走で走って行ってしまった。

 完全に取り残された僕と乗客たちは、ただ呆然と走り去っていく彼女の背を眺め続ける事しかできなかった。

 

 

「――とまあ、こんな感じの朝でした」

「オーケー、お前もう黙ってろ。二度と喋るな」

「酷いよ親友!!」

「せっかくアドバイスした先から全てを駄目にしてるお前に言われたかねぇよ!!」

「本当にすんませんでしたぁ!!」

「ちょっとキレ気味に謝るなよ!」

 

 だって僕だって殆ど希望がついえて悲しいんだもん!!八つ当たり位したくなるでしょ!! なんだかんだ少しは気にかけてくれてた親友大好き!!

 こうして僕はありふれているかは分からないけど、そんな悲しみを感じつつ、親友と言い合いながらのり弁を食べるのだった。

 その日ののり弁は、何故か少ししょっぱかった。

 

 

○●○●○

 

 

「ぅーぁー……」

「…………千歌ちゃん?」

 

 お昼なのに少しだけ肌寒い、何の変哲もない筈の昼休み。私こと桜内梨子の前で私の友達で『Aqours』のリーダーの高海千歌ちゃんがお弁当も広げずに机に突っ伏している。

 今朝からどうも心ここにあらずの状態で話しかけても上の空、顔も若干赤いので具合でも悪いんじゃなかなと思ったけど本人が違うって言ってるし……どうしたんだろう?

 千歌ちゃんの事が心配で私もあまりお弁当が進まない。どうしたものかと頭を捻っていると、教室後方のドアが開いて「ただいまー」と明るい調子で同じメンバーの渡辺曜ちゃんが購買のパン片手に入ってきた。

 

「いやー購買が今日は思ったより混んでて遅くなっちゃった。ごめんね」

「ううん。こっちも先に食べ始めたから」

 

 あははと笑いあう。ただその間も千歌ちゃんはうーとかあーとか唸ってるだけだった。

 

「ねぇ曜ちゃん、今日の千歌ちゃんどうしたの?」

「千歌ちゃん? ……あぁ、ホントどうしたんだろうねぇ?」

 

 にやっと悪戯に笑い、何処か含みのある言い方を曜ちゃんがするとさっきまで唸ってしかいなかった千歌ちゃんがびくっと身体を硬直させた。

 …………曜ちゃんは知ってるのかな?

 純粋に千歌ちゃんが心配だったのと、少しの好奇心から私は曜ちゃんに尋ねることにした。

 

「曜ちゃんは何か知ってるの?」

「ん? まぁ知ってるよー。色々と」

「それ私にも教えてくれる?」

「私は寧ろ話したいんだけど……。こういうのは本人の口から聞いた方が確実だよねぇ? 千歌ちゃんっ」

「ぅぅ……」

 

 曜ちゃんに言われてゆっくりと机に突っ伏していた上体を起こす千歌ちゃん。その顔は熟れたイチゴのように赤くて、私の心配を加速させるほどだった。

 

「曜ちゃーん。どうしよーう…………」

「どうしようって事は……何かトラブルでもあったの?」

「まぁトラブルと言えばトラブルだよねー」

「?」

 

 二人の口ぶりだと千歌ちゃんは朝に何かトラブルに巻き込まれたって感じだけど……なんかまだもやっとするなぁ。

 深刻なトラブルって訳じゃなさそうだけど、あの元気な笑顔がトレードマークの千歌ちゃんが、顔真っ赤にして唸ってると結構大きな問題なのではと心配になる。

 

「曜ちゃん、千歌ちゃんに今朝何があったの?」

「……まぁそのうち広まる事だろうし、言ってもいいか」

 

 ぼそっと曜ちゃんが呟いて私に耳を貸してとジェスチャーをする。

 私は何があったのか知りたくて、素直に机に身を乗り出して耳を曜ちゃんの顔に近づける。耳に少し当たる吐息が少しくすぐったい。

 そしてちょっと悪戯好きな子供のような声音で曜ちゃんは教えてくれた。

 

「千歌ちゃん、今日バスの中でプロポーズされたんだって」

 

 私の中の時が止まった気がした。

 多分私が生きてきた中で一番の衝撃的な話だと思う。現に私の口は何か言いたくて上下するけど、喉の奥から空気は吐き出されていないのだから。

 取り敢えず完全に動揺してしまった頭を落ち着かせるために深呼吸を数回して、だけどまだ少しだけ混乱している脳のまま、千歌ちゃんに問いかけた。

 

「千歌ちゃん、それ、本当なの?」

「…………うん」

 

 千歌ちゃんの言葉で私はもう一度固まってしまう。きっと頭の中では曜ちゃんの嘘なのではと思っていたからかな……。曜ちゃん、ごめんなさい。

 

「しかも、一年半くらい片思いしてた男子から急にだもんね~。嬉しくないわけないよね」

「え、そうなの!?」

「え、えへへへ……」

 

 顔を真っ赤にしてだらしなく頬を緩ませて笑う千歌ちゃん。心なしか頭のぴょこんと出てる髪の毛がぴこぴこ揺れてるようにも見えた。

 ふにゃっとした効果音が似合いそうに笑う千歌ちゃんはとても幸せそうで、見ているこっちもほっこりするような顔だったので、深刻そうな問題じゃなくて、ようやくほっと胸を撫で下ろせた。

 

「千歌ちゃんの思い人はすっごい面白い人だよねー。今までと雰囲気違ったからいきなりプロポーズって……」

「そんな軽い理由でプロポーズしてきたの?」

「えっと、よく覚えてないんだけど、なんか今までずっと好きだったけど間違えてプロポーズしたんだって。……えへへぇ」

「なんというか、凄い人だってことは分かったわ……」

「面白い人だよねー」

「面白いだけじゃないよ? 別にイケメンさんって訳じゃないんだけど、すごい優しい顔してて、杖ついてる人が乗る時とか手を貸してるの!! 声も聞いてるだけで安心できるちょっと低めの声でね? こう、耳元で囁いてほしいとかじゃなくて隣に座ってお話してたい感じの声で――」

「あーうん。わかってる、わかってるからそんなに熱く語らなくてもいいから」

「むぅー」

「あ、あはは……」

 

 好きな人を語ろうとするのを曜ちゃんに止められて、少し頬を膨らませて不満そうな顔をする千歌ちゃん。私はそんな千歌ちゃんの勢いに圧倒させられて愛想笑いしかできなかった。

 さっきから思い切り頬を緩ませてる千歌ちゃんと、からからと笑う曜ちゃん。そして、千歌ちゃんの思い人に少しだけ引いて苦笑いする私という構図は結構奇妙なのではないかと思う。

 

「ま、千歌ちゃんは何の返答もせず全力疾走で逃げ出したんだけどね」

「逃げちゃったの!?」

「うぅ……ごめんなさいぃ……」

 

 曜ちゃん言葉にさっきの好きな人を語ってるテンションとは打って変わって、目に見て落ち込む千歌ちゃん。アホ毛も一緒に萎れてるように見えるのはきっと気のせいだよね?

 何となく、今朝から千歌ちゃんに元気がなかった理由がわかった気がする……。

 いや、まぁいくら好きな人でもいきなりプロポーズされればそういう反応してもおかしくないよね。多分同じ状況なら私も逃げてたし……。

 

「曜ちゃんどうしよーう!!」

「よしよーし。取り敢えず一度落ち着こうねー」

「このまま嫌われちゃったら嫌だよぉ!!」

「大丈夫大丈夫。向こうも一年半片思いできる人だからきっとこれくらいじゃ嫌いにならないから早めに謝ろうねー」

「顔を合わせるの恥ずかしいよぉ!!」

「それじゃ謝れないんじゃ……」

 

 この春で来た友達の新しい一面を知れて嬉しいような、これからの友達の恋路が不安なようなお昼。

 女心と秋の空、男心と秋の空。そんな言葉が日本にはあるけれど、窓の外に見える天気が一向に変わりそうにない空を見て大丈夫だよねと、何故かそう思えた。

…………この後お互い名前すら知らない現状を聞いたら、少し不安になったけど。

 

○●○●○

 

 

「…………ねぇ、親友」

「…………なんだ?」

「告白して二週間しても何の返事もない時ってフラれたって考えていいのかな?」

「まぁ、脈なしと考えるのが妥当だろうな」

「oh…………」

 

 あれから二週間。僕は彼女に会う事は出来たち、挨拶もできた。だけど、その数秒後には全力疾走で離脱されてしまうので進展も何もない状況が続いていた。

 メンタル面にかなりの自信がある僕でも流石に泣くよ? 母謹製のお湯で作ったカップラーメンをすすりながら僕はそう思った。

 

「……ま、元気出せよ。女は月の数だけいるんだからさ」

「それオンリーワンじゃん! 世界に一つだけの花じゃん!!」

「まぁいきなりプロポーズするお前が悪いわな」

「ぐうの音も出ない!! でも励ましてくれてありがとう!!」

 

 欲を言えばもっとちゃんと励まして欲しかったけどね! 多くを望まない、それが親友との正しい付き合い方さっ。

 とまあ少し強がって見たけど、やっぱり心にくるものがあるよね。一年半ほど片思いして思い続けてきたのにフラれたんだから当たり前と言えば当たり前なんだけど……。

 意図せずはぁ、と大きなため息が出てしまう。それを見た親友が流石に気の毒に思ったのか、珍しく心配げな気色を顔に浮かべて声を掛ける。

 

「…………今日、飯でも食わせてやるよ」

「………ありがと」

 

 きっと飯と言ってもファミレスとかじゃなくて、そこら辺のコンビニで何か一品とかなんだろうね。コイツあまり奢ったりするの好きじゃないから。

 それでも珍しく奢ってくれるというのだから、ここは遠慮するわけにはいかないよね! いっちばん高いもの奢ってもらおう!!

 

 

「お待たせしました、アイスコーヒーとアイスティーになります。ごゆっくりどうぞ」

「はい、アイスティー」

「あ、ありがとうございます」

 

 そう言って僕の目の前に座る女の子はアイスティーを受け取り、こくりと一口口に含む。ティーカップを持って飲むその仕草が綺麗で、少しだけドキリとする。

 綺麗な長い髪。雪のように白い肌。全体的に細く、整った顔立ちはそこら辺のモデルさんなんかよりよっぽど綺麗だ。

 彼女は桜内梨子さんといって、どうも僕が求婚した子――高海千歌さんの友達らしい。こんな美人の友達がいるなんて高海さんは凄いなぁ……。いや、僕は高海さんの方が断然好きだけどね?

 僕も彼女にならってアイスコーヒーを一口飲む。ちょっと苦い。

 

「さて、桜内さん。まず聞いてもいいですかね?」

「あ、はい。なんでしょう?」

「…………なんでこの状況になったんだっけ?」

 

 はい、コーヒー飲んでようやく現実に戻ってきましたよ。何この状況?

 何で僕は桜内さんと二人でカフェにいるの? 親友は? 擬人化コーヒーちゃんとのブレークタイムは? 最初からないですね、はい。

 

「なんでって……。私が貴方にお話があるから校門でお待ちして、この喫茶店にはいったんですけど……」

「…………あぁ、そうだったね。うん。ちょっと混乱してたからよく覚えてなかったや」

 

 そうだった。放課後にさっそく奢ってもらおうとしたら校門前に桜内さんがいて、どうも僕に話があるからって言って誘われて此処に来たんだ。あれ? その過程で親友は何処へ?

 

「すみません、急に押しかけるようなまねをしてしまって……」

「あぁ、大丈夫大丈夫。何か僕に話があったから来たんだよね? だったら邪険に扱ったりはしないよ」

「……ありがとうございます」

 

 ぺこりと頭を下げて、少し申し訳なさそうに微笑む桜内さん。

 うーん、この子は何か大人っぽいよなぁ……。高海さんが天真爛漫な子供だとすれば、それを見守るお姉さん的な? そんな感じがする。

 

「それで、僕に話って?」

「あ、えっと、その……」

 

 僕が話を促すと、少し顔を赤くしてさっきまでまっすぐ僕を見ていた綺麗な瞳がうろうろと寄り道を始める。一体僕にどんな話があるっていうんだろう……。

 桜内さんが何かを言い出せずに、ずっと金魚の模倣をしている間、僕はアイスコーヒーを一口飲んで彼女が何の話をしようとしているのか考える。

 多分このタイミングで高海さんの友達を名乗って僕の前に現れたって事は、それ関係なんだろうね……。

 高海さん関係。僕はフラれてる。言い辛い事。頬の赤さ。二人きり。話。

 これらから導き出される結論は…………。

 

「もしかして…………告白!?」

「へ?」

 

 そうか、そうだったのか! 僕がフラれて傷心の所を狙って告白をしようって事だったのか!! 流石僕、親友から「お前は想像力だけは逞しいな」って言われただけあるよ!!

 言おうとしていることを見抜かれたからか、呆けた顔になる桜内さん。この様子だと本当に正解かな。 

 

「あ、えっと、私は別に――」

「大丈夫、みなまで言わなくても分かってるから。桜内さんが何を言いたいのかは分かってるから」

「多分一ミリもかすってないと思う――」

「ごめん!! 僕は高海さんの事が好きなんだ!!」

「話を聞いてください!!」

 

 真っ赤な顔で声を荒げる桜内さん。ちょっと大人びた大和撫子的な人かと思ったけど、やっぱり年頃の女子高生なんだね。恥ずかしかったら取り敢えず相手を威圧して立場を優位にしようとする所とかそれっぽい~。ぽいぽいぽい~?

 

「ごめんね、桜内さん。僕はフラれたとしても、やっぱり高海さんの事が忘れられないんだ……」

「何か私が告白してフラれた流れになってる!?」

「本当に好きだからさ……」

「…………はあ」

 

 桜内さんは一瞬やさぐれた表情をした後にアイスティーをこくりと飲む。

 そして少しだけ僕を攻めるような眼で僕を見ると、トーンを一つ下げて僕に問いかけてきた。

 

「貴方は…………本当に千歌ちゃんが好きなんですか?」

 

 うっすらと感じる敵意。きっとそれは彼女が高海さんの友達だからなのか、それとも一人の人間として判断したいからなのかは分からない。ただ、彼女が真剣だという事は、テーカップを持つ彼女の手に若干力が入ってる事で容易に理解できた。

…………ここでふざけたら水の一つでもぶっかけられるよね。

 

「好きだよ。どれくらい好きかって言われても”好き”に形は無いから上手く言えないけど、好きなんだ」

 

 きっとこの気持ちに形をつけようとしたら、僕の好きは霞んでしまう。だから形のないままの、ありのままの自分を彼女に伝える。

 伝える相手を間違えてると言われたら何も言えないんだけど、彼女が真剣に聴いているのだから真剣で答えるのが流儀ってもんだよね。

 

「そう、なんですか……」

 

 目をぱちくりと丸くさせて僕を見る桜内さん。そんな風に見つめられると流石の僕も照れちゃうね。

 ちょっと恥ずかしくなったのでアイスコーヒーを飲んで気を紛らわせる。

 

「まぁ、フラれちゃったからこの気持ちは高海さんには迷惑なんだろうけどね」

「……なんでフラれたと思うんですか? 返事はまだ貰ってないんですよね」

「あぁ、まぁ、そうなんだけどね……。流石に二週間も避けられ続ければ嫌われたって事はわかりますって」

 

 寧ろ二週間も避け続けられて、好かれているという結論にいたるのはかなり難しいと思うんだけど……。

 はははと笑ってコーヒーを飲んでみるけど、悲しくなってくる。最初飲んだ時より少し苦いな、これ……。

 悲しみに暮れてコーヒーをちびちびと飲んでいると、桜内さんが大きくため息を吐いて、少し大きめな声で呟いた。

 

「だってさ、千歌ちゃん。早く何か言わないと愛想つかされちゃうかもよ」

「…………へ?」

 

 思わず素っ頓狂な声が出てしまった。

 でもまあ仕方ないよね。だってこの子近くに高海さんがいるみたいに言うんだもの。びっくりするでしょ。びっくりぽんや!! …………え、マジでいるの?

 きょろきょろと辺りを見回す。するとちょうど桜内さんの陰になってかくれていた小柄な人影がすっと立ち上がって僕に近づいてきた。

 

「あ…………」

 

 まず目に飛び込んできたのは小柄な体躯だった。本当はそんなに小さくは無いのだろうが、縮こまっている為に僕にはそう見えた。

 そしてこの一年半、見つめ続けてきた見慣れた明るい茶髪のショートカット。左耳の上で結った短い三つ編みとぴょこんと伸びてるアホ毛。

 少し日焼けした健康的な肌には、朱がさして幼い可愛らしい顔は僕を見ていた。

 

「高海……さん……?」

「うん……」

 

 こくんと頷く少女。見間違うはずもない。

 

 彼女は高海千歌さんだ。

 

 何で此処にいたのか。話を聞いていたのか。今日は逃げないのか等色んな疑問はあった、だけどあまりにも聞きたい事ばかりですぐには口に出なかった。

 そんな僕を見かねたのか、桜内さんが話を切りだしてくれた。

 

「さっきは貴方の千歌ちゃんへの好意を疑うようなことを言ってすみませんでした。……後は千歌ちゃんが貴方に伝えたい事があるそうなので聞いてもらえませんか?」

「え? そりゃもちろんバッチコイだし何時間でも聞くけど……」

「ふふっ。ありがとうございます」

 

 薄く笑って、桜内さんは高海さんにほらと促した。

 高海さんはえっと、と暫く言葉をためた後にほぼ九十度の角度で思い切り頭を下げた。

 

「二週間も逃げたりして本当にすみませんでした!!」

 

 店内に響き渡るくらい大きな声だった。勿論そんなに大きな声で謝ったら周りの人たちは何事かと思う訳で……要は店内にいる人全員がこっち見てる。

 だけど彼女はその事に気づいていないのか、ボリュームを下げないまま言葉を続ける。

 

「本当は告白された時凄く嬉しくて、すぐにお返事を返すつもりだったんですけど、パニックになって逃げちゃって……本当にすみませんでした!」

「あ、いや。流石にバスの中でプロポーズされれば誰だってパニックになるよ、うん」

 

 自分でしたことだけど流石に常識外れすぎたよね。親友にも恋愛とは何たるかを切々と説かれたし……散々だったよ。

 申し訳なさと過去の自分への羞恥とではははと笑う。高海さんも少しほっとしたのか、その顔に僕の大好きな笑みを浮かべた。

 その笑顔を見れただけで僕は心が満たされた。隠したナイフとかは無いけど、今なら空だって飛べる気さえした。

 …………あぁ、本当に僕は高海さんが好きなんだなぁ。

 

「高海さん、仕切り直しって感じになって格好つかないけど……もう一度告白してもいいかな?」

 

 周りが一気にざわつく。おいおい、此処にいる全員聞き耳たててるんかーい。司会の端に見える桜内さんも凄い期待した目でこっち見てるし……。

 いや、まぁいっか。バスの中でも周りの人気にせず告白してしまったわけだし、今更恥じらう必要は無いし、大好きを躊躇う理由にはならないもんね!!

 僕はじっと高海さんを見て彼女の返答を待った。

 高海さんは最初こそ目を見開いて驚いてはいたけど、数回深呼吸したら心が落ち着いたのかスカートの端を握って、頷いた。

 

「高海さん」

 

 大好きを伝えよう。なんか今回は凄い珍妙な事になったけど、それでも僕はこの気持ちを彼女に伝えたい。

 いつも見てるだけだった彼女。

 バスの中で彼女を見かけるたびに、愛おしくて、心が満たされていて。でも接点すらない事が苦しくて、悲しくて、もどかしくて……。そんな全てが重なり合ってできた僕の大好きを高海さんに伝えたい!!

 僕は大きく息を吸って、ありったけの気持ちを込めて彼女に伝えた。

 

「大好きです!! もしよろしければ僕と付き合ってください!!」

 

「………………はいっ。此方こそよろしくお願いします!!」

 

 店の中が僕の大好きと拍手で包まれた。




自分の書いたサンシャイン!!の二次はいかがでしたか? え? サンシャインキャラが生かせていない? はい、おっしゃる通りだと思います←
今回のテーマの「告白」を意識していたらこうなってしまいました(笑)ですが、自分としては楽しく執筆できたのでいいかなーと思っております。

自分の前に書かれている千歌とは……というよりヒロイン出番少なすぎだという突っ込みはあると思いますが、実際恋愛って当人同士のドラマより、裏で起こるドラマメインですよね? という考えの下書きました。決していちゃラブを書くのが苦手だから逃げたわけじゃないですよ(棒)

という訳で、今回このような企画を考案して参加させてくださった鍵のすけさん、本当にありがとうございました!! 参加させていただいた事大変光栄に思います!!
読んでくださった読者の皆様も本当にありがとうございました!
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