ユリに恋した鬼   作:幸運 タク

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十一話

エンリやネムの元を離れたユリとゼロはモモンガのもとへと歩いて行くとモモンガたちが戦士風の身なりの人間達と話しているのがみえた

「私はアインズ・ウール・ゴウンだ」

 

 

 

 

 

「モモンガさんはなんでギルドの名前を言っているんだ?」

ユリに問うと

「わかりませんがここはモモンガ様に合わせるのが得策かと思います」

「そうだね」

そういうとモモンガたちのもとへと近づいて行った

 

 

 

 

 

 

「ゴウン殿こちらの方々は?」

アインズに問いかける戦士

「私の仲間のゼロさんとユリです」

「そうですか。私はリ・エスティーゼ王国、王国戦士長ガゼフ・ストロノーフと言いうものだ」

「ど、どうもゼロです」

「ユリ・アルファと申します」

「モ、アインズさんは何の話をしているんですか?」

モモンガと言いかけたゼロに一瞬焦ったような表情(表情は見えないが)をしたアインズ

「私たちが何者かを戦士長殿に説明していたんですよ」

「ゴウン殿の仲間という事はゼロ殿もお強いんだろうな」

「い、いやいや僕はそんなことないですよ」

「謙遜を。しかしこの村を救っていただいて。ありがとう」

「戦士長!周囲に複数の人影。村を囲むような形で接近しつつあります」

騎兵の声が響いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確かにいるようだな…」

ガゼフ達もゆっくりと村に近づいてきている人影を確認する

「いったい彼らは何者なんでしょうか?狙いはいったい…」

アインズが問いかける

「ゴウン殿たちに心当たりがないという事は答えは一つでしょうね」

アインズとガゼフの視線が交差する

(なんなんだろう…)

ゼロはまだわからない

「憎まれているんですね戦士長殿は」

(あぁ~そういうことか!)

やっと気づくゼロ

(ゼロさん今気づいたな…)

ゼロのわかりやすい表情で気付くアインズ

「戦士長という地位についていたらしょうがないことなんだが…ほんとに困ったものだな。多分今回攻めてきているのはおそらくスレイン法国の者。このような事をするという事は特殊工作部隊群・・・六色聖典だろうな」

ガゼフは肩をすくめる

 

 

 

 

 

 

「あれは炎の上位天使?見た目は似てませんか?」

アインズはゼロに問う

「確かにこれは似てますね…でも魔法まで一緒なんですかね?」

「どうなんですかね?でもその可能性は高いですね」

ぶつぶつと二人で話し合っているところに

 

 

 

 

 

「ゴウン殿、ゼロ殿。良ければ雇われないか?」

「・・・・お断りします」

アインズが答える

「え…」

ゼロは固まるがアインズがそう言うので反論はしない

「王国の方を用いて、強制徴集というのはどうだ?」

「最も愚劣な選択肢を選ぶものだ・・・などと暴言を吐く気はございませんが、国家権力も含めまして何らかの力の行使をするのならば、こちらも抵抗させていただきますよ」

(モモンガさんもガゼフさんも怖い…)

ゼロはすでにビビっている

 

 

 

 

「スレイン法国と戦う前に全滅してしまう」

「冗談がうまいな」

二人の腹の探り合いを見てゼロは終始ビビっていた

 

 

 

 

 

ガゼフは二人の事を細かく観察していた。

(アインズ殿はいったい何を考えているんだ…ゼロ殿はなぜこんなに怖がっているんだ?本当に強くないのか?)

 

「どうかしましたか?」

アインズがガゼフに問う

「いや、変わった仮面だと思ってな。これであのモンスターを支配するとは。マジックアイテムという事なのか?

「そうですね。非常に希少価値の高いものでね。もはや決して手に入れることが出来ないアイテムなんですよ」

そう言って嫉妬のマスクをなでるアインズ

 

(あれって嫉妬のマスクだよな…なんでつけてるんだろ)

ゼロはアインズが自分の顔が骸骨だから隠していることに気付いていない

 

 

「では、ゴウン殿、ゼロ殿お元気で。この村を救ってくれたこと、感謝する」

そういうとアインズに手を差し出すと握手をする

「村人は私の名に懸けて守りましょう」

そういうと小さな彫刻の人形を渡すとガゼフは外に出て行った

 

 

 

 

 

 

 

 

「行っちゃいましたね…っていろいろ聞きたいんですけど!」

ゼロは今までの疑問をモモンガに聞こうとすると

「聞きたいことはわかりますけど後にしてください。でも大丈夫ですよ、あの人たちは見殺しにはしないですから」

ゼロが一番懸念していることを最初に行ってゼロを黙らせる

「そ、そうなんですか。でもどうして?」

「一応、相手の実力を知りたいんで」

「なるほど、でもあの人やられそうですけど…」

「じゃあ、行ってきますね」

「僕は・・・?」

「ここにいていいですよ。暴れられても困るんで」

「は、はい」

 

アインズはガゼフと入れ替わった

ボロボロのガゼフを見て

「勝てないとわかっている戦いを挑むなんてすごいな…」

「そうですね」

ユリとゼロが話しいる間に外では一方的な戦いが行われていた

 

 

 

 

 

 

 

スレイン法国の者達を倒したアインズ達と合流する

「すごかったですねアインズさん。今回何もできなかったですよ…」

「ゼロさんがあの時飛び出さなかったらこの村を助けなかったですから。ある意味ゼロさんのおかげですよ」

二人が話しているところにガゼフが来る

「お二人はこれからどうするんですか?」

「私たちはこれから出立するつもりです。どこに行くかが決めておりませんが」

「もう夜ですので…。失礼ゴウン殿のような強者には不必要な心配でしたね」

「いえいえ、私などまだまだです」

ガゼフはアインズの事を強者と分かったようだがゼロの強さをまだ理解していない。

 

「ゼロ様も非常にお強いですがね」

それに気づいたユリが少し感情を表に出しながらガゼフに言う

「そ、そうか。ゼロ殿もいるなら余計に心配する必要もないのか」

「はい」

ユリに気圧されるガゼフを見て

「はぁ~ユリよ少し落ち着くのだ」

「も、申し訳ございません」

アインズからたしなめられてあやまるユリ。

(強いと思われたくないんだけどな…)

どこまでも弱気なゼロであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、この村ですることももう完全に終わったと判断したアインズは

「さて、帰るかわが家に」

そう言うと一行はナザリックへと帰っていった。

 

 

 

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