―――青い海、白い鳥・・・そして風に打たれるワタシ、タマゴ・ボーロ。
なんとも美しい風景なのだろう
これがジパングの言葉でいう、「幻想的」な風景なんですヨネ
ワタシは、今船に乗っている
目指すは「ジパング」
あの――マルコ・ポーロ、といった有名な冒険家でさえ踏み入ることのなかったこの国はどのようなところなのだろう?
あのワタシの心の師匠であるマルコによると、「黄金の国」だそうだ
しかし、その情報も噂でしかなく、正確な情報では無いらしい
その証拠に、妖怪と呼ばれる魔物と人間が共存しているとか何とか・・・
つい最近も、あの「元」の国の襲撃を撃退したといわれている
一体どんな国なのだろう・・?
その好奇心から、地元ヴェネチアからはるばる船に乗ってきたのだ
付き添いとして、アランとビリーが来てくれた
二人ともとても親切で、身寄りがいなかった自分にとって、本当の家族と言ってもいいものである
そんな仲間とともに、新天地を目指す
そして、記録をとってあのマルコのように歴史に名を残すのがワタシの夢だ
船に揺られ、数週間がたった
アランがおもむろに目の上に手をかざし遠くを見て言った
「島が見えたぞ」
その言葉に安堵と同時に緊張が体を走った
「あれが、本当にそのジパングとかいう島なのか?」
ビリーが尋ねる
「とりあえず寄ってみよう。何故だかワクワクが止まらないんだ。じっとしてなんかいられないよ」
興奮気味に言ったワタシを、二人はあきれた笑いでこちらを見た
そして島の海岸に船が止まった
「まず、現地の人に話を聞こう。言葉が通じるといいが・・・」
アランが不安気味に言う
「例の国の言葉なら話せるらしいぜ、タマゴのやつ」
と、ビリー。
「少しだけなら・・・でも任せて、ちゃんと勉強してきたから」
「本当か?お前のことだから、違う言語とか勉強してそうなんだが・・」
ビリーが鼻で笑う
三人は荷物を持って海岸の砂浜を内陸に向かって歩く
目の前は大きな森で覆われていた
「これじゃ、人間に会えないかもな・・・」
「食料の問題もある。早めに見つけないと・・・おいっ!」
いきなり大声を出したビリー
「後ろ!!」
――後ろ?
後ろがどうしたんだ
言われた通りに振り向く
が、時すでに遅し
目の前には大きな口
あまりのことに目を閉じる
「危ない!!」
アランの声がした
横に押し倒され、片手で受け身をとる
――どうなった?
先ほどまで自分のいたところに目を向ける
絶句
アランが大量の血を流しながら倒れている
声を出す暇もなかった
状況が読み込めずにそこに竦んでいた
アランのそばに駆け寄ろうにも、できない
いるのは、一匹の獣
その光景を一から見ていたビリーは、よろけながらも後ろの森に走り去って行った
それを獣が追いかけ、森に入る
そしてしばらくの沈黙のあと、肉を引き裂く音とともに、叫び声が聞こえた
残されたタマゴは、アランのもとに四つん這いに駆け寄った
首から上が無くなっている
言うまでもない
・・・死んでいる
「アラン!!」
彼はワタシをかばって死んだのだろう
なんてことだ
「アラン!!!」
何のためにここへ来たのだろう
夢のため?
夢って何だったか・・・
ジパングの記事?
そんなのではない
それなら、さっきまで叶っていたのではないか?
今更ながら後悔する
―――なんならいっそ・・・すべて幻想の隅に消えてしまえばいい
そう願ったとき、目の前にあの獣が現れた
ずっとこちらを見ている
ビリーはどうなったのだろうか
低音の唸り声をあげながら、一気にこちらに飛びついてきた
動けなかった
叫べなかった
食われるのかと思った
しかし、なかなか食べようとせず、しきりに顔の匂いを嗅いでいた
足は竦んで動かすことすら難しい
その恐怖に耐えきれず、ワタシはまた—――
目をつぶった
◇
鳥の声/かすかな日差し/静かな風という、これを心地の良い朝と言わずしてなんと言えばいいのか。
と、思ったが・・・それはたったひと時の幻想に消えていった
「おいっ!霊夢、なんかすごいぜ」
その言葉だけでは何を言いたいのか、2割もわからないと言いたいところだが、朝からそんな気力は無い
静かにその声の主―――霧雨魔理沙を睨んだ
「まぁ、そんな顔すんなって」
そういった彼女の顔は、どこかニヤニヤしていたような気がした
「どうせしょうもないことでしょ?」
「まぁ、否定はできないな」
「一々私に報告しに来ないでちょうだい・・・せっかくの休日なんだから」
その言葉に、魔理沙は笑いながら返した
「いや・・・そしたら霊夢、毎日がせっかくじゃないか」
それにはめんどくさかったので反応しなかった
「まぁ、聞くだけ聞けって・・・」
そういった魔理沙は、返事を聞こうともせずに続けた
「今朝、いつもより早く目が覚めたんだぜ。天気も晴れだったから、当然キノコ狩りに行ったんだぜ」
朝早く起きて天気がいいと、キノコ狩りに行くことが当然であるかのように話を進めてもらっては困る
しかし、これも人の趣味なのだから仕方がない
私が、家でお茶をすするのが好きなようなものなのだ・・・ろうか?
「キノコを採集し終わって、ちょうど帰ろうとしていたんだぜ。そしたら―――」
静かに耳を傾けた―――のが間違いだと気づいた頃にはもう遅かった
「おっ、そんなに聞きたいか?そうかそうk」
「うるさい。続けなさい」
なんか説教されてる感じだぜ・・・と魔理沙が言ったので、軽く絞めてやった
「そ、そしたら、人が倒れていたんだぜっ、痛っちょ、ギブ!悪かった!」
かなり痛そうだったのでやめてやった
反省は――全くしてない
「で?それのどこがすごいのよ。ただの外来人でしょ?」
乱れた帽子の位置を直しながら、魔理沙は答えた
「私も最初はそう思ったんだ・・・でもただの外来人じゃないみたいだぜ?」
「どこがよ?」
「まぁ、見に来い。倒れている外来人の存在を知ったんだから、無視する訳にはいかないだろ?」
それに私は、軽く笑いながら答えた
「あんたの発言の信頼度を考えなさい」
ちぇっ、と魔理沙は口を尖らせた
「でも・・少し気になるわね」
「ああ、私も気になるな」
「で、その外来人はどこで行き倒れているわけ?」
「勝手に殺すなよ・・・ここからさほど遠くないぜ。じゃ、早速案内させてもらうぜ」
箒を取り出し、それに跨いだ魔理沙は後ろを振り返って言った
「遅れんなよ」
「言われなくても」
魔理沙は迷うことなく前を向きなおし、空中に浮いた
今度は振り返ることなく、一直線に発進した
私は、魔理沙が神社の境内を出るまで眺めていた
そして、彼女が去る姿を見ながら・・・
―――このまま放っておいていいかしら
なんて何気に酷い冗談を考えながら、結局彼女の後をついていくことにした
今から追いかけても余裕で追いついた
地味にこちらを気遣っているのだろうか?
魔理沙がねぇ・・・
それについての真偽さておいて、急に高度を下げた魔理沙は、一度振り返って首で何かしらのジェスチャーをした
おそらく、ここで降りるという意味なのだろうか?
私にはお辞儀をしているようにしか見えないのだが・・・
とにかく彼女が降りた先には深い森があり、妖怪の山ではない、東の外れの山のようだった
いかにも迷いそうな森であり、外の世界から迷い込んだものには、行き倒れしてもおかしくないような構造である
ここには人間はおろか、妖怪ですら来ないようである・・・のだが、現に霧雨とかいうものがキノコ狩りに来ているので、この予想は間違いであることになる
しかしまぁ、よくこんなところに迷い込んだものだ
死ぬよりかは幾分マシな気もするが、というかその外来人の生死は私たちに関わっているので、そんなことは言ってられない
木々を抜けて地面に着地すると、周りには木と魔理沙と倒れている人間の姿が在った
魔理沙は倒れている人間—――おそらく外来人であろう人に水をあげていた
というか上からかけ流していた
それじゃ、起きるもんも起きないんじゃ・・・と思ったのだが、その外来人は普通にむくりと起き上がり、目を覚ました
「えと・・・名前はなんて言うんだ?」
魔理沙が尋ねる
少し照れ気味なのは、普段人間と関わらないことによる人見知りなのだろう
「・・・?ナマエ・・?」
ありゃ?と首をかしげる魔理沙
この人、見た目からもだが、おそらく日本人ではない
まぁ、見た目外国人でも、もしくはバケモンでも日本語しゃべる人?なんて幻想卿にはゴロゴロいて、それが普通であると思っていたところなのだが、やはり現実はそううまくは行かない
「あーー、その人たぶん日本語わからない・・・んだと思う」
「そんな奴がいるなんてな・・・」
魔理沙も同じ考えだったらしい
「じゃあどうする?このままにしておくか?」
「そんなわけないでしょう・・・戻せるのであれば外の世界に戻すわ」
「なんだその言い方・・・まるで戻せない可能性があるみたいな言い方は」
勘の鋭さにおどろいた
が、それ私が言うか?
「それが・・・」
と・・言いかけたところで、邪魔が入った
「ワタシ・・は、タマゴ・・です。えーーー、ヨロシク」
なんともぎこちない挨拶であったが、何となく言葉は通じるみたいで一安心だ
そしてまたしてもぎこちないお辞儀をされたので、魔理沙と顔を見合わせた後、こちらも少しぎこちなく—――お辞儀をした
「えーーと、タマゴ?だっけか。おいしそうな名前だな」
「ひぃ!食べないでくだサイ!!」
いや、そうじゃなくてだな・・・と魔理沙が軽くこれまでの経緯を話し、自己紹介を軽く済ませ、ついでに彼女の魔法についても教えた
聞くところによると、本名はタマゴ・ボーロ
口には出さなかったが本当においしそうだと思った
「ジパング」という国に船で向かっていたところまでは覚えているようだが、それ以降は何も覚えていないらしい
その時に一緒にいたアラン、ビリーがいるらしいが、この辺りには姿が見当たらない
記憶を失った間に何かが起こったことは確実である
一番彼が興味を示したのは、やはり魔理沙が見せた魔法である
外の世界、つまり結界の外側には、こういったものは一切無い、というのは本当らしかった
久しぶりに魔法を自慢できる相手が出来て、しかもタマゴの食いつきがいいこともあり、彼女の口は回り続け、タマゴのほうもうなずきすぎて、首が切れんばかりである
ということもあり、すっかり二人は仲良くなった
とうとう日が傾き始めた頃、ようやく魔法の話からこれからについての話に移ることができた
「で、あんた、今から外の世界に出すから、ちょっとついてきなさい」
待ちくたびれたこともあり、少しイライラしていたのは周りから見ても明白だった
「外の世界?」
タマゴ氏が反芻する
そうだった
まだ説明してなかったのだ
「あーー、じゃあ、とりあえず私に付いてきなさい」
そういって、霊夢は森の中から浮かび上がり、下を見下ろした
タマゴが目を丸くしてこちらを見ていたが、それを無視して言った
「魔理沙。その人連れてきてくれる?」
「なんで私が・・・」
「私じゃ連れていけないわ・・・男の人を持ち上げるなんて、腕力が持たないわ」
―――要するになんというか、めんどくさかっただけだ
「箒に乗せるのも楽じゃないんだぜ」
そういいながらも、しぶしぶ引き受けてくれた
彼のリアクションが楽しみなのだろうか
箒を取り出して、それに跨いだ魔理沙は、「お前も跨げ」と言って箒の後ろに乗せようとしたが、言葉の意味がいまいちわからないのか、状況がわからないのか、その場で身じろぎするばかりだった
そんな彼を、魔理沙は強引に引っ張って箒に乗せ、「離すなよ」とだけ言って浮かび上がった
人生初フライなんだから、もう少し丁寧にしてもいいと思ったが、そういや自分の初フライはモノゴコロついていなかったので、やっぱり雑でも大丈夫だ
「うわぁ!?」
やはりといった声を上げながら、どんどん小さくなっていく下の光景を見つめているタマゴ氏
その光景を見た後、後ろを振り返ることなく博麗神社に向かった
◆
夢、だろうか
目の前には二つの人影
逆光で顔がうまく見えず、目をしかめる
いや、顔なんて見なくても知っているはずだ
おい、どこに行くんだ
一人がそこから去ろうとした
そのとき、もう一人が何かを手にして—――
あれは――バケツ?
お、おい!何を・・
バシャーーーン!!
―――ふぉ!!??
我ながら奇天烈なうめき声をあげてしまったが、それはただの心の中の声だと気づいたので安心した
さっきのは・・・夢?なのか
しかし、体が濡れているのもあり、最後のは本当であったと思われる
そして目の前には、二人の若い女性がいる
ワタシは何をしていたのだ?
こんな状況になる覚えはないのだが・・・
あっ、一緒にいた二人はどこに行ったんだ?
アランとビリー・・・
「えと・・・名前はなんていうんだ?」
一人の、金髪の帽子をした女性に話しかけられた
顔立ちからして・・・わからない
これはどこの地域の顔立ちだろうか?
しかし今、話しかけてきた言葉はまぎれもなく、ワタシが連日練習していた「あの」言葉だったと思う
「・・・?ナマエ・・・?」
ナマエってどういう意味だったっけ
海の生物だったか?
いやたしかそれは海の生物だったような気がする・・・
「あーー、その人日本語わからない・・・んだと思う」
「そんな奴がいるなんてな・・・」
二人が会話をする
とぎれとぎれの単語は理解できた
「じゃあどうする?このままにしておくか?」
「そんなわけないでしょう・・・戻せるのであれば外の世界に戻すわ」
「なんだその言い方・・・まるで戻せない可能性があるみたいな言い方は」
大体の文を聞いてる限りでは、ワタシはこの言葉が話せないのだと思われているようだ
このままでは、いろいろとまずい気がする
一応この国は、自分達が目指していた国で、二人とはいつの間にかはぐれてしまったが、とりあえず情報は集めておこうと思う
そして、現地の人との交流は、情報を集めるための一番効率の良い方法である
何かしゃべらないと―――
「ワタシ・・は、タマゴ・・です。えーーー、ヨロシク」
うまく伝わったであろうか
とりあえずこの国の作法である「お辞儀」をしておいた
二人は顔を見合わせてはいたものの、こちらに向かってお辞儀をし返した
何となく伝わったみたいだ
ヨカッタ
しかしこの人たちは、こんな山奥に何をしに来たのだろう?
見たところ深い森のようだが・・・
「えーーと、タマゴ?だっけか。おいしそうな名前だな」
おいしそう?って食われるんですか!?
「ひぃ!食べないでくだサイ!!」
いや、そうじゃなくてだな・・・と話を続けた、金髪帽子の人はマリサと言うらしい
ワタシを見つけるまでの経緯から、おいしそうといった理由が、タマゴという食べ物があるからといったところまで色々教えてくれた
そして、マリサさんはついでと言わんばかりに、人差し指を上に立てて、何やら唱え始めた
「よっと」
その声と同時に、指先から何かが出たのが見えた
「—――!?」
流石にこれには驚いた
指先から何か・・・星の形をした光る物体が現れた
冒険家の端くれである以上、ある程度の迷信は信じていなかったのだが、目の前で見せられては信じない訳にもいかない
これは、早速詳しい情報を集めねば!!
マリサさんは、僕の片言の言葉をしっかり理解して、丁寧に教えてくれた
彼女は普通の魔法使いであり、それはこの国では普通に認められているということ
しかし彼女は、れっきとした人間だという
ますます不思議が広がる
そんなことを話しているうちに、とうとう日は暮れはじめ、もう一人の女の人がイライラし始めているのが見えたので、ここらで話を切ることにした
「で、あんた、今から外の世界に出すから、ちょっとついてきなさい」
やはりイライラしている
この人も魔法使いなのだろうか?
だとしたらこの格好は・・・?
じゃなくて―――
「外の世界?」
とりあえずオウム返し
彼女は小さい溜息をつきながら言った
「あーー、じゃあ、とりあえず私に付いてきなさい」
悪い人たちではなさそうだし、何より命の恩人なのだから、断るなんていう選択肢は初めからなかった
しかし、それからの二人の会話はあんまりわかんなかったので、とりあえず二人を見ていた
すると、マリサさんが箒に跨りながら、こちらに向かって何かを話しかけていた
—――やっぱり何言ってるかわかんない
ぼ~っとしていると、しびれを切らしたのか、マリサさんが私を掴んで箒を跨がされた
一体箒になんて乗って何をするんですか?
「離すなよ」
まぁ、言われたからにはそうします
その瞬間、突然体が宙に浮いて—――そしてある程度の高度を保ったまま—――
ワタシは人生で初めてフライした
◇
魔法使いがいて、空飛べる人がいるなんて知らなかった
もう一人の人に限っては、箒も何もなしに飛んでるなんて・・・
飛びながら声がかれるくらい叫んでしまった・・・
そらあの元の国も追い返されるのも無理はない
これも情報としてしっかり残さないと・・・
ということで、現在地は箒なしで飛んでいた—―レイムさん宅である
彼女の家はどうやら山頂にある神社のようだ
とすると、彼女は巫女か何かだろう
「えと、タマゴさん。森に入るまでのことは覚えていないのね?」
「お、覚えてまセン」
「そ」
はいお茶と言って、自分の前の机にお茶を置かれる
一口すすってみたが、これはおいしい
お茶ってこんなにおいしかったのか
「で、話さなきゃいけないことがあるんだけど・・・」
そういって一息入れる
「・・・ここは幻想卿という地域で、日本、「ジパング」の東部にある地域よ」
おお、やはりここは「ジパング」であったか
「行きなり言っても信じてもらえないかもしれないけど・・・ここの地域はその他すべての地域から隔離された世界よ。その境目には結界が張ってあって、そう簡単には突破できないわ。」
んーー、何を言ってるのか
「その結界をかいくぐる方法としては、紫・・・ある妖怪に連れ去られるか、すべてに忘れられるか・・・よ」
すべてに忘れられる・・・?
「紫に連れ去られたのであれば、今すぐにでも外に返してあげることができるのだけど・・・残念ながらそうではないみたい」
「あなたは・・・すべてに忘れられてここに来た。れっきとした幻想卿の人間よ」
ここの言語がいまいちわからないのであろう
何を言っているのかわからない
ここから出られない?
そんなことはない
「あなたの人間としての生活は保障するから安心して。この山を下りたら人里があるから・・・これからはそこで生活してもらうけど・・・わかった?」
わかったもなにも・・・
いや、こういう信仰心が強い人はそんな話を信じていることがあるのだ
別にレイムさんがおかしいのではなくて、そういう伝統なのであろう
彼女の忘れられた人間、という言葉に何か引っかかる気がするのは、たぶんあの二人と会えない事にあるのだろうか
とりあえず、今は落ち着け
生活はさせてもらえるみたいだし、今は従っておこう
しばらくここで情報を集めたいし、アランとビリーも探さなければいけない
「ありがとうございマス」
そういって、彼女に従うがまま、人里へと降りて行った
主人公の名前の由来は、結構前にやったお泊り会の時に、寝てる友人の鼻の穴に詰め込んだ伝説のタマゴ・ボーロです