読むならばネタバレOKという方のみでお願いします。
今回は現実世界でのお話といった感じです。
「う…いや…いか…ないで…だ…んだ…」
「…綾花さん起きませんね」
「あぁ。…そういや姫柊、お前って綾花のこと知ってるか?」
「先輩。流石にそれは失礼だと思います。同じクラスの人を知ってるかって」
「ち、違くて、獅子王機関での綾花のことを知ってるかって聞こうと思ったんだ」
「…見たこともないです。ただ、この雪霞狼が最初に選んだのは綾花さんだということは知ってます。でも、綾花さんが雪霞狼を持つのを断ったらしいです」
「えっ!そうなのか?」
「はい。ですがなんで受け取らなかったのでしょうか?」
「…槍が普通に使いにくかったとかか?」
「ですが彼女は今、他の槍を持っていますよ?」
「…なんでだ?起きたら聞いてみるか?」
「そうですね聞いてみましょう」
「そういやちょっと前に綾花から"思い出したら教える"って言われたんだけどなんなんだろうな」
「思い出したら伝える?何をですか?」
「あぁ、俺は俺が真祖になった日の事を思い出そうとすると頭が痛くなるんだ。そしてその日の記憶もないんだ」
「先輩は元から真祖ではないんですか?」
「あぁ、元々はこの島に住んでた普通の人間だ。ただ、あのバカ、先代の第四真祖にこの体質を渡されちまったんだ」
「そうなんですか」
「いやぁぁぁぁぁぁ!」
「「‼︎」」
「はぁはぁ、今のは何?…何だろう思い出せない…痛っ」
「おい。綾花?大丈夫か?」
「………先輩?」
「おう。さっきお前はヴァトラーの話を聞いてる最中に倒れちまったんだが覚えてるか?」
「…あんまり覚えてないです。…ドレスにシワが(´・ω・`)」
「そ、そうか。じゃあとりあえずヴァトラーに話は聞いたし帰るか?」
「はい。そうですね」
「…うん」
___________________________________
「そういやさっき結構うなされていたけどなんの夢を見ていたんだ?」
「…それが、全く思い出せないの。思い出すと頭が痛くなるし、なんか気持ち悪くなりそう」
「まぁ、思い出せないならしょうがないな。じゃあ帰るか」
「…そうですね」
___________________________________
…外に式神がいる。
あれの術者は結構上手いなぁ
でも、流石に私みたいな体質なわけないか
とりあえずあれの術者の人と話してみたいなぁなんで、お兄ちゃんの部屋を覗いているのか?と
…ん?あそこになんか見たことあるような顔がいる。
よし。行こう。
___________________________________
「なんて…破廉恥な…」
「やはり、あの男には相応の裁きを下す必要がありそうね」
「へぇ、その"裁き"ってなんですか?」
紗矢華が後ろを振り向くとそこには声の抑揚のない少女がいた。
「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「…静かにして下さい。近所迷惑です。」
「…もごっ!もごっ……………………ぷはぁ!」
「落ち着きましたか?」
「落ち着くも何もいきなり後ろに立たないでよ!びっくりするじゃない!」
「…そうですか。で、"裁き"ってなんですか?」
「私の雪菜を汚される前にどうにかしようとしていただけよ」
「…多分そんな事をするのは危ないと思いますよ」
「関係ないわよ。私はただあの男を抹殺するだけよ」
「そうですか。では私は学校に行ってきます」
「あ、うん。いってらっしゃい…」