ストライク・ザ・ブラッド 真祖の妹の妹 旧   作:桐響 蒼歌

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投稿遅れました。
ちょっと手違いで製作中の設定集を投稿してしまいました。
すみませんでした。


二章 戦王の使者
二章 戦王の使者 一


今日は九月半ばの水曜日。午前六時。

朝、私は、暁家へお邪魔していた。

「お邪魔します。凪沙さん」

「別にそんなにかしこまらなくてもいいって言ってるでしょ。綾花ちゃん」

「…なるべく頑張ります。じゃあ、雪菜さん。縫いますか?」

「そうですねじゃあとりあえず測りましょうか」

「いやぁ、男子全員土下座して雪菜ちゃんに頼むなんて、まあ、男子の気持ちもわかるけど」

「そ、そうなんですか?」

「雪菜さんは可愛いからだろうね」

まぁ、私も可愛いと思うししょうがないね。

「ありがとうございます」

「じゃあ、採寸したし仮縫いする?」

「そうだね。じゃあ…」

「凪沙。悪ィ、先に朝飯食わせてくれ。コーヒー飲むなら、おまえのぶんも淹れるけ…」

…え?

なんでお兄ちゃんが…

「ど…」

「…どうして姫柊が…ここに?」

「せ、先輩…⁉︎」

「こ、古城君⁉︎なにやってんの____!」

そして雪菜が胸を隠し旋回をしてお兄ちゃんに後ろ回し蹴りを食らわせていた。

そして少し遅れて雪菜がきゃあああああ、と悲鳴をあげた。

「…大丈夫?」

「…勘弁してくれ」

私は雪菜に悲鳴より先に回し蹴りが出るんだ…と言いたそうなお兄ちゃんの代わりに雪菜に言っておいた。

まぁ、私もそう思ったし、ただ、覗きはいけないと思う。

___________________________________

「あの、先輩…鼻血…本当にもう大丈夫ですか?」

雪菜がモノレールの中でお兄ちゃんに訊いた。

「まあ、なんとか。俺の方こそ悪かったな。のぞくつもりはなかったんだけど」

「いえ…そのことは、もう怒ってませんから」

そう言い雪菜は私も手加減せずに蹴ってしまいましたしと言っているようだ。

「そ、そうなのか」

「ええ、まあ…先輩がいやらしいのは最初からわかっていたことですし、警戒を怠った私の責任です」

「え?」

「事故を装って先輩があのような行動に出る可能性は、失念するべきではありませんでした」

「なんで俺が覗きをするのが当然みたいな扱いになってるんだよ⁉︎あれは本当に事故だろ。いや、反省はしてるけど!」

「そうですよ雪菜さん。先輩なら事故じゃなくてもやりますよ!」

「綾花、俺のことをそんな風に思ってたのか」

「駄目だよ、雪菜ちゃん。この変態君をそんな簡単に許したら!」

「もう信じられない。ホントあり得ない。だいたいあれのどこが事故なのよ、ノックもしないで女の子の部屋に入ってくるなんて。古城君ってば最低。昨日、寝る前に言っておいたでしょ。明日の朝、雪菜ちゃんと綾花ちゃんがうちに来るからって」

「あー…そういや、なんだかそんなことを言われたような気がする…」

「けど、姫柊がうちで着替えるなんて話は聞いてなかったぞ。朝っぱらからお前らなにやってたんだよ」

「だーかーらー、そういう変な想像するのやめてよね。球技大会で使う衣装の採寸と仮縫いをやってたんだってば」

「…球技大会の衣装ってなんだ?普通に体操服かジャージだろ?」

「違うよ。試合じゃなくて応援の時に着るチア衣装だよ。クラスの応援にチア部のユニフォームを使うわけにはいかないでしょ。だから新しく作ることになったの。細かい作業は家庭科部の子がやってくれるし、材料費は男子が出してくれるんだって」

「チアのユニフォーム…って、姫柊が着るのか?」

「そんなつもりはなかったんですけど、どうしても断りきれなくて…」

「クラスの男子全員が、土下座して雪菜ちゃんに頼んだの。姫がチアの衣装で応援してくれるなら家臣一同なんでもする、死に物狂いで優勝目指して頑張るって」

「男子全員、土下座?」

「普通ならそんなのドン引きなんだけど、なにしろほら、相手が雪菜ちゃんだし、男子がそう言いたくなる気持ちもわかるから、女子も協力しようって話になったんだ」

「それでおまえも一緒になってチアをやるのか」

「へっへー、いいでしょ。あ、もしかして古城君も応援して欲しかった?」

「いやそれはべつにどうでもいい」

「えー、どうして⁉︎嬉しくないの⁉︎」

「たかが学校の球技大会で、そんな気合を入れた格好で妹に応援されたら恥ずかしいっての」

「「は、恥ずかしい…格好」」

「いや、違う。姫柊に応援されるのが恥ずかしいとかそういうのじゃなくてっていうか綾花もやるのか」

「私もクラスの男子に頼まれたから受けてみた」

「は?なにそれ?雪菜ちゃんはよくて、あたしに応援されるのは恥ずかしいわけ⁉︎」

「そうじゃねーよ。学校の球技大会なんて遊びみたいなもんだから、わざわざ俺の試合なんか見に来なくていいって言ってんだよ」

「…古城君、もしかしてまだ気にしてる?その…去年の大会のこと」

「大会?」

「ああ、違う。それは全然関係ねーよ」

「本当に?」

「綺麗さっぱり無関係だ。それに俺は別にバスケが嫌いなわけじゃないからな」

「そうなんだ。じゃあ今度の球技大会で、古城君の試合がまた見られたりするのかな」

「希望どおりの種目に出られるとは限らないけどな」

「仕方ないなあ。まあ、そういうことならやっぱり応援してあげるよ。ね、雪菜ちゃん、綾花ちゃん」

「そうですね…私も応援します」

「そうだね。応援しよっか」




本当に遅れて申し訳ありませんでした。
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