Angel Beats! ~永遠の日々に終止符を~ 作:ぼっち
どうにか第二話を更新することが出来ました~
今回のお話は過去に何があったのか分かる内容となっております~
作中で出てくる事件は原作の方でも登場するので宜しければチェックしてみてください!
まぁ登場キャラクターは自分で作ったんですが(笑)
とにかく今回もゆるーく書いております!
お気に入り徐々に増えてきて嬉しい限りです。
評価もありがとうございます!
意見・感想ありましたらぜひぜひ頂戴したいです~
あとご了承なのですが、、次回予告のセリフが訳ありで変更することがございます。。
すいません;;
ではでは、第二話お楽しみくださいませ!!
その集団を見掛けたのは、何年も前の話だった。
いや、何十年も前の話かもしれない。
ある日、生徒指導の新しい先生がやってきた。
ザ・体育会系って感じの男教師で何やら周りとは違う暑っ苦しい男であった。
これは、この学園全生徒集会の朝礼のこと。
「おーーーはよーーーございます!!!!!」
多分この挨拶で生徒の中の半分くらいはドン引きしたと思う。
いくら生気を感じないといっても、『一応人間』ではあるから苦手を感じる生徒が多かった。
そこら中から同じ言葉が聞こえてくる・・・。
"朝っぱらからうるせーよ"
「皆様、今日からこの学園の生徒指導係を担当致します"今泉幸平"って言います!!!"今ちゃん"って呼んでくれ!どうぞよろしく!!」
"呼ばねーよ"
今泉は続けて告げる。
「この学園はマンモス校。しかし、生徒会もしっかりしていらっしゃる!!もちろん委員会も!そこに先生は驚いた!」
人数が多すぎるが故に、統率など無理だと思っていたってことか。
まぁ分からない話ではない。
「特に生徒会長、"立華奏"さん!!彼女は素晴らしい!彼女は1年生にして絶対的推薦で生徒会長を任命され、まさに彼女は精明強幹だ!」
"無駄に難しい言葉使うな"
たちばな かなで。
もう長い間生徒会長をやっている女子だ。
俺と神がつるみ始めた時からもう彼女は生徒会長だった。
彼女は俺と同じように歳はとらないのか。
そして居続けるのか。
この学園に―――。
俺達は閉じ込められてるんだ。
きっとそうに違いない。
「皆!彼女を見習うように!そして困った事があったら何でも先生に相談してくれ!恋愛、部活、勉強、進路、なんでも構わない!」
今泉は吠えるように。
「みんな仲良くしよう!!!誰でもウェルカムだ!!!」
馬鹿か。
生徒の反応を見てみろ。
お前の頭はお花畑か。
「でも先生は―――――」
声のトーンが変わった気がした。
気のせいか?
「この学園の風紀を乱す悪い行いをする生徒とは―――とことん戦うぞ」
その日から学校の規律が厳しくなった気がする。
授業をサボることは愚か、時間外活動は一切出来なくなった。
前に、カップルが女子寮の一室で夜を明かした事があったそうだ。
その生徒は別れることになり、謹慎処分と重い罰を受けた。
俺自身も夜は大階段でボーとする事が多い。
だか、夜は時間外活動に当てはまる。
いつも通り、俺は階段に寝そべり、満天の夜空を見上げていた。
するとヌッと視界に満面の笑みの今泉の顔が。
「尾形相馬。君は悪い子か?」
俺は朝まで厳重注意を受けた結果、解放された。
これでも刑は軽かったのかもしれない。
行き過ぎた先生が出てきたもんだ。
だが、俺は気付いていたよ。
『コイツも周りと同じ・・・"人間の形をしたナニカ"だって―――』
今泉は一切の風紀を乱す行為を許さなかった。
だが、そんな奴でも手を焼いた集団がいた。
それが"あいつら"だった。
まずこの学園とは違う制服を着る。
授業に出ない。
いきなりライブを行う。
食券を奪う行為。
時間外活動の毎日。
存在したのだ。
今泉がどれだけ厳しかろうと真っ向と立ち向かっていた集団が。
すぐに噂は広まり俺の耳にも届いた。
そして、"事件"は起きたのだ。
***************************************
しばらくの間、時が止まった気がした。
体中に電撃が走ったかのようだった。
俺にはそのくらい衝撃的な出来事であった。
落ち付け―――。
勘違いかもしれない。
この子は明らかに着ている服が青髪の奴らの集団と同じ制服だ。
風紀を乱す集団なんだ・・・。
嫌でも今泉の顔を思い出す。
「あの・・・?」
「えっ、あ・・・どうぞ」
何を言っているんだ俺は!!
とっさに許可してしまった―――。
とっとと食べ終わってここから去ろう。
紫色の髪の女性は胸を撫で下ろしたような素振りをみせる。
そっと俺の目の前に自分の持つトレーを置き席に座る。
トレーにのるのは肉うどん。
ほぼ全ての生徒から愛される人気メニューだ。
―――――。
そういえば。
さっきの女の発言が気になる。
誰がどうなって・・・『消えた』って・・・?
消えるってどういうことだ。
あいつらは一体何を知っているんだ。
「私の名前は入江みゆきです!」
「え、あぁ。はい」
こいつは何を言ってるんだ。
やっぱり人間っぽい。
ロボットのような感覚がする周りの奴らとは何か違う。
目を見れば、分かる。
何故こんなに胸がざわつく・・・?
「・・・俺は尾形。」
「尾形君ですか。よろしくです。」
「はい」
「みゆきち~~~~~~!!!!!」
今度はまた別なところから声が。
金髪少女が目の前に現れる。
入江と同じ制服を着ている。
「姿が見えないと思ったらこんなところにいたのですかにゃ~」
「う、うん。席が空いてなかったからね・・・」
金髪少女は入江に抱きつくのをやめると、俺の方へ視線を移す。
「みゆきちはこーゆー男がタイプなのか・・・」
「違うから!!!!!」
入江は顔を赤らめながら叫ぶ。
タイプ・・・というと好きな異性の種類ってことか。
―――くだらない。
「席が空いてなかったの!」
「あのみゆきちが自分から声を掛けるなんて・・・お母さん感動」
「なんのキャラなの・・・」
「お前は"なんのキャラなの・・・"って言うだけのロボットか!」
「一回しか言ってないよ・・・」
なんだこいつら。
「NPC君がドン引きしてるぞオイ―――」
「しおりんのせいだよ・・・」
「どーも!あたしは関根しおりです!しおりんちゃんって呼んでね!」
「尾形相馬だ。よろしく」
「なかなか無個性なNPCですなぁ・・・でも麻婆豆腐食べようとしてるってことはマジキチなのは間違いない!!」
小声で何か言ってる。
・・・テンションが高くて疲れる。
「"炎の三年間"も凄かったよなぁ・・・」
チラリと聞こえる謎の単語。
それは青髪の男から発された言葉。
炎の三年間?
「なんだ?炎の三年間って」
音無は肉うどんを啜りながら問う。
「新しく生徒指導について先生が、校長室を俺たち戦線の本部にしている状況を許さなかったんだ。」
青髪男は淡々と答えた。
思い当たる節が一つある・・・。
「それで出てきたのがこれまた天使・・・」
天使―――?
「俺達は瀬戸際作戦を取り、校長室前の廊下に陣取り、ひたすら三年間ドンパチを続けたんだ。」
「すげーな。ちなみに言いたかったのは水際作戦だと思うけど・・・」
「で、三年後、生徒指導の先生が変わって、そのことを問題視しなくなったから天使の猛攻撃も収まったんだ。」
「へぇー。そんなことがあったのか」
「ほいほいと人間を消したり、三年間1人でドンパチやったり・・・脅威だろ?」
「まぁな・・・」
「だから戦うのよ。我らが"死んだ世界戦線"は―――」
「死んだ世界戦線か―――」
脅威。
何が?
死んだ世界戦線・・・?
くそ・・・!!!
どうやら根本的知識が俺には欠けている。
そもそもの話が俺に分からない。
奴らは俺が知らない何かを知っているに違いない。
今の話は今泉ことで間違いないだろう。
だがドンパチってなんだ・・・?
消されるって・・・なんだ?
分からない・・・。
俺は何十年もこの学園に暮らしてるってのに、あまりに無知だ。
知りたい。
もしかしたら神の消息も分かるんじゃ・・・!?
「なぁ入江。」
目の前にいる入江に問う。
関根は真面目に取り合ってくれなさそうだ。
風紀を乱す奴らと話す機会など滅多にない。
今がチャンスだ。
逃してたまるか。
「は、はいっ!」
「これは告白するフラグ!?」
「"神"って人・・・知らないか―――ッ!?」
鼓動が高くなる。
ずっと知りたかった。
その謎が今分かるかもしれない―――。
「じん・・・?」
入江の第一声がそれ。
「はてはて、それはどんな人ですかな?」
関根も知らなそうだ。
「新しく入った人なのかな?」
「うーぬ・・・分からん!!」
「ははッ・・・。だよな・・・」
力なく答える。
何期待してんだ俺は・・・!
何十年も昔のことだ。
知る筈もないか。
なら生徒会長はどうだ?
生徒会長なら知っているかもしれない・・・。
もうこの二人は用済みだ。
「サンキューな。これ、やるよ」
それだけ告げると麻婆豆腐を指さし、二人から背を向けた。
必ず突き止めてやる。
神がどこへ行ったのかも。
この学園の真相も―――。
次回予告
「生徒会長っています?」
「天使に接触するNPCねぇ」
「みゆきちの幸せをあたしはいつでも願ってるんだよ~」
「無事去って逝けたようで、なによりだわ」
「お前、コレなのか?」
「ゆりっぺ、どうする?」
「つまりは―――行き過ぎた奴もいるってことだな?」
「パアアアアアアアアアンチッッッ!!!」
「なんだよそれ・・・ちゃんと答えろ!!!!立華ッ!!!」
#3 《Head Of The Student》