異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる 作:往復ミサイル
重々しく、荒々しいエンジンの絶叫。草原を踏みつけて蹂躙するのは、この世界を走り回っているどんな馬車よりも重い車体と、その両サイドの金属のキャタピラだ。
まるで獰猛な肉食獣が自分の縄張りを他の猛獣たちに知らしめるかのように、その金属の巨大な怪物は草原を蹂躙しながら突き進む。搭載されたエンジンの咆哮で他者を威嚇し、それでも盾突いて来るような愚か者には徹底的に鉄槌をお見舞いする。文字通り圧倒的な力を持つ捕食者に必要な獰猛さを、この金属の猛獣は兼ね備えている。
あくまで猛獣と言うのは比喩表現に過ぎないが、この最強クラスの兵器のルーツを調べてみれば、あながち間違った比喩表現でもないだろう。
俺たちが乗っているその猛獣の名は――――――『レオパルト2A4』。ドイツの誇る
このレオパルト2が開発される前、ドイツ軍は『レオパルト1』という戦車を採用していた。人間で例えるならば、レオパルト2の父親にあたる戦車である。
そして、レオパルト2にとって祖父と言えるのが――――――第二次世界大戦で連合軍の戦車を血祭りにあげ、兵士たちから恐れられた『ティーガーⅠ』や『ティーガーⅡ』である。どちらも機動性が最悪という大きな欠点があるが、戦車砲の集中砲火を喰らってもほとんど装甲で弾き返してしまうほど堅牢な装甲と、一番装甲の厚い正面の装甲をあっさりと貫通してしまうほどの破壊力の主砲を搭載していた強力な重戦車だ。
今ではその猛威を振るった祖父(ティーガー)たちを遥かに上回る怪物が世界中の軍隊で採用されているが、ドイツの戦車は他国の戦車に置き去りにされたというわけではない。大きな戦果をあげた祖父たちの技術を生かして
新型の戦車であるレオパルト2だが、特徴的な楔形装甲と呼ばれる装甲を装備していないせいなのか、そのフォルムはエイブラムスやチャレンジャーのように近代的な戦車よりも、第二次世界大戦で活躍した祖父(ティーガー)に似ている。しかもティーガーⅠのような形状により近づけているのは、砲塔の周囲や車体の側面などに装着されている〝シュルツェン”という名称の装甲だ。かつての第二次世界大戦中のドイツの戦車も、このように装甲を取り付けて戦ったという。
最新型の戦車を敢えてこんな古めかしい外見に改造し、真っ白な塗装にしたのは………こいつの〝持ち主”の趣味なのだろう。砲塔の上にある装填手用ハッチから身を乗り出し、傍らにマウントされている汎用機関銃のMG3の銃床に片手をかけながら、俺はちらりと隣の車長楊のハッチから身を乗り出す金髪の美少女の横顔を見る。
ここが戦車の砲塔の上ではなく学校の屋上で、身に着けている服も迷彩服ではなく私服か制服だったならば、俺は余計な事を考えずに見惚れてしまっていた事だろう。
冷たい風の中でたなびく長い金髪に彩られているのは、目の前の荒れ地を真っ直ぐに見据えるエメラルドグリーンの瞳。厳しい性格のような印象を与える目つきだけど、どこか悲しそうな雰囲気も纏っている不思議な目つきだ。普段はかなり活発な彼女だけど、こういう時はこんな表情になる。
そんな彼女に、俺は惚れてしまったのだ。
「なあ、クラン」
「ん? どうしたの?」
「こいつの燃料ってあとどれくらいかな?」
レオパルト2の砲塔の上を軽く叩きながら、俺は彼女に尋ねる。
「さあ? 燃料なら木村に聞きなさい」
「はいはい」
彼女の名は『クラウディア・ルーデンシュタイン』。俺たちは『クラン』と呼んでいる。ドイツから日本の大学へとやってきた留学生で、付き合ってからはもう3年経っている。最初は彼女と付き合うとは全く思っていなかったんだけど、大学の屋上で今のような表情をする彼女に見惚れてしまい――――――数日後に、この戦車を操縦する友人たちに背中を押されて告白し、付き合う事になったのである。
付き合ってからすぐに知って驚いたんだが、彼女が銃や戦車などの兵器に詳しいミリオタだったのだ。俺も同じくドイツ系が専門分野のミリオタだったため、付き合ってから更に意気投合し、友人たちからは凄まじい怨念を向けられる羽目になった。
どうして現代兵器に詳しいのか疑問だったんだけど、その原因は彼女の家系だった。彼女の父親はドイツ連邦軍の現役の戦車兵で、レオパルト2A6に乗っているという。更に彼女の祖父もドイツ連邦軍の戦車兵でレオパルト1に乗っていた退役軍人で、更になんと曽祖父はスターリングラード攻防戦からベルリン攻防戦まで純白のティーガーⅠに乗り、連合軍からは『ホワイトタイガー』と呼ばれて恐れられながら生き残ったベテランの戦車兵だという。
そんな戦車兵一家に生まれたのだから、彼女が影響を受けないわけがない。レオパルト2A4をティーガーⅠのような形状に改造し、真っ白に塗装しているのも曽祖父の影響を受けている証拠だろう。
「ねえケーター、今夜は野宿でもいいかしら?」
「いいんじゃないの? 木村と
彼女と出会った時から、クランは俺の事を『ケーター』と呼んでいる。俺の本当の名前は『小笠原敬太(おがさわらけいた)』なんだけどね。どうやらなかなか『ケイタ』と発音できないらしく、どうしてもケーターと伸ばしてしまうという事と、彼女の父親が『ペーター』という名前で似ているという事で、ずっと俺はケーターと呼ばれている。
「ねえ、2人とも。今夜は野宿でいい?」
「俺は別に問題ないよ」
「俺もー」
車内から返事を返したのは、大学の友人であり、同じくミリオタでもある2人の男たちである。
車体の前の方にある操縦席に腰を下ろし、どういうわけか常にガスマスクを装着している身体のでかい男は『木村剛(きむらつよし)』。さすがに大学にいる時はガスマスクはつけてないけど、一緒に遊びに行く時は基本的にあのガスマスクを肌身離さず身に着けているというかなり変わった男である。おかげで大学で一番ミステリアスな男と言われている。
砲塔の中で砲手の座席に座る小柄な男は『小川勝太(おがわしょうた)』。身長は大学生としては低すぎるとしか言いようがない154cmで、しかも童顔であるため、クランや俺たちには悪ふざけで『
大学での生活を送りながら、俺たちはよく4人で遠くまで遊びに行ったり、一緒に買い物に行って休日を過ごしていた。そして大学を卒業したら、出来るならばこのドイツからやってきた彼女と結婚したいとも考えていたんだけど………ミリオタの仲間たちと過ごしていた楽しい毎日は、ある休日の買い物帰りに終わりを告げることになる。
ああ、あんなことになるとは思っていなかった。―――――まさか、学生寮に戻る帰り道にある山道で交通事故に巻き込まれ、4人とも死ぬ羽目になるなんて。
カーブで対向車に激突され、右前方から激突された俺たちの車は見事に弾かれてガードレールを直撃。更に対向車を避けようとした後ろの車に追突され、そのまま崖へと車ごと放り出される羽目に。
崖の底を流れる川へと転がり落ちていく中で、俺は隣にいる筈のクランの手をしっかり握っていた。あの時、運転していたのは俺だ。俺があのクソッタレな対向車をちゃんと避ける事が出来れば、彼女や仲間たちを守る事ができた筈なのに………。これじゃ、ペーターさんに合わせる顔がないじゃないか。
猛烈な未練を抱きながら、仲間たちと一緒に死んだと思った直後――――――俺たちは谷底ではなく、奇妙な端末を手にした状態で草原に立っていたんだ。
最初は我が目を疑ったし、その草原があの世なんじゃないかとも思ったよ。でも、今でも迷彩服のポケットの中に入っている端末に『17歳に若返った状態で異世界に転生した』という事を告げられた挙句、その端末には信じられない機能が搭載されていたんだ。
なんと、これはポイントを消費することで好きな武器や能力を自由自在に生み出す事ができるようになっているんだ! しかも、まるでゲームみたいに敵を倒せばレベルも上がるし、ステータスも上がって強くなれる!
しかもちゃんと銃まで作れたんだから、俺たちミリオタ4人は大歓喜ってわけさ。さっそく最初に与えられているポイントを使い果たしてまで銃を作りだし、迷彩服まで用意し、中世のヨーロッパや産業革命の頃のイギリスみたいな異世界を、前世の世界の兵士のような恰好で旅しているってわけだ。
ちなみにこの異世界にはダンジョンと呼ばれる領域があるらしく、冒険者の資格を持っていない状態で立ち入ると処罰の対象になるという。幸い冒険者になるためには特別な試験などはなく、個人情報を記載した書類を提出するだけでいいため、すぐに資格を取得できるという。
まあ、さすがに住所とかも書かないといけなかったんだよね。とりあえず前世の世界で済んでた住所をこの世界の言語で書いて誤魔化したけど、それで資格とバッジが交付されたという事は、そんなに厳しいチェックをやっているわけではないみたいだ。ちゃんと仕事しようぜ。
そして仲間たちと共に異世界生活を続けて、もう1年。
俺たちは――――――『オルトバルカ王国』という大国に差し掛かりつつあった。
オルトバルカ王国は、現時点で最も大規模な騎士団を持つ大国である。列強国の筆頭とも言える存在であり、歴史を調べてみるとその中から〝敗戦”という単語を見つけるのは極めて難しい。
最初は小さな国だったんだが、徐々に周辺諸国への侵略と併合を繰り返すことで国土が肥大化していき、今では異世界最強の大国となっているという。しかも産業革命によってさらに工業力が強化されたことにより、最早軍事力では他の列強国を置き去りにしていると言っても過言ではない。
しかし、発展している裕福な国と言う割には、割とその繁栄には地域によって差があるようである。首都である『ラガヴァンビウス』はまさに産業革命の影響で大規模な発展を遂げ、街中には魔力で走る列車が運行しており、街並みは大きな建物が立ち並ぶより近代的な街並みへと変わっているという。
それに対して辺境の村はというと………中世のヨーロッパを思わせる、貧しそうな村である。
鉄道は存在せず、馬車もほとんど走っていない。村に住む人々の主な仕事は農業や狩猟で、しかも農作物を大きな街まで売りに行くには魔物の生息する草原や森を超えていかなければならない。
魔術とか冒険者が実在する夢のような世界だと思っていたんだけど、思っていたよりも過酷な世界のようだ。
その典型的な貧しい村を目にした時、俺たちはやはり野宿になるんだろうなと思いつつ村の入口を潜り、畑や農作物が発する農場の香りに歓迎されながら村へと足を踏み入れた。
「なんだか………ここも貧しい村だな」
「産業革命の影響が届かなかったのかしら?」
貴族とか工場の経営者が利益を独占してるって事か? だから労働者は安い賃金しか払われないし、こんな辺境の村は全く発展しないって事なのか?
まあ、1年だけとはいえこの異世界を旅してきたから、そういう薄汚いクソ野郎は何人も目にしてきた。嫌がる女の奴隷を屋敷へと連れて行って酷使する変態貴族や、何も食べ物を食べられずに痩せこけた哀れな労働者に危険な仕事をさせる資本家。そういう奴らに富を搾取されているに違いない。
「………それにしても、迷彩服でこういう村に来るとさ、やっぱり目立つよね」
「お前は人のこと言えないだろ。とりあえずガスマスク取れや」
「な、何言ってんだ!? これは俺のトレードマークでな――――――」
お前が一番目立ってんだよ、木村。
ただでさえ迷彩服を着てヘルメットをかぶっている時点で目立ってるっていうのに、何でお前はプラスアルファと言わんばかりにガスマスクつけてんだよ。前世からだろ、それ。
それにまさかのプラスベータで、こいつは戦車の外に出る時はメインアームとしてドイツ製火炎放射器のM35を装備している。いや、洞窟の中にいる魔物を焼き払う時は滅茶苦茶頼もしいんだけど、街中でガスマスクと火炎放射器の同時装備は止めろよ。お前は何をしに行くんだ? トーチカの中の兵士でも焼き払いに行くのか?
ほら、村の子供が怖がってるだろうが。あー、奥にいる子なんか涙目になって「ママぁ!」って泣き叫んでるよ………。木村、マジでどっちか外せ。願わくばどっちも外せ。
「はっはっはっ、異世界でもガスマスクと火炎放射器は大好評だな、ケーター大尉殿」
「そうですねー。
「了解(ヤー)!!」
「はぁっ!? ちょっ、ちょっと待て! お前らにはこの機能美が分からんのか!? ドイツ製だぞ!? 高性能なドイツ製………ああ、クランまでぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「あはははははははぁっ♪ ほらほら、観念して外しなさいよ。隊長命令よ?」
俺たちの隊長はクランだ。そして副隊長が俺という事になる。だから木村、観念しろ。ツートップからの命令だ。
小柄な
………ん? おい、待て。夫婦だと?
待て待て。クランは俺の彼女だぞ?
「
「おお、頼もしい!」
「お前みたいな童顔で小柄で童貞の男にクランは渡さんッ!!」
「はぁっ!? 待てお前、童貞は余計だろ!?」
「きゃははははははっ♪
「クランまで………!」
何だこれ。大学の時から変わってねえじゃねえか。
何だか前世を思い出すなぁ………。
「あ、あの………」
「ん?」
「はい?」
木村から火炎放射器かガスマスクを奪い取ろうとしているうちにいつも通りのじゃれ合いになった俺たちを、唐突に弱々しい老人の声が呼び止めた。よくこんな変わった格好の連中に声をかける気になったなと思いながら振り向くと、案の定俺の背後には杖を手にした小柄な老人が俺を見上げながら立っていた。
身に着けている服はボロボロで、頬には火傷の跡がある。古傷というわけではなく、最近付けられた火傷のような傷跡だ。よく見ると手足にも新しい火傷の跡がある。
火傷? 火事でもあったのか?
「あんたら、変わった格好じゃが………冒険者さんかの?」
「え? ああ、そうです」
「そうか………変わった恰好をしておるが、やはり冒険者さんじゃったか」
一応冒険者の資格は交付されてるし、名乗っても問題ないだろう。ポケットの中から銀のバッジを取り出して老人に見せると、その老人は目を少しずつ開きながら頭を下げ始めた。
「冒険者さんなら………お願いしたい事があるのじゃ」
「お願いしたい事ですか?」
「うむ………」
冒険者の主な仕事は、ダンジョンと呼ばれる領域の内部の調査である。ダンジョンは環境や生息する魔物が危険過ぎるせいで調査が進んでいない領域の事で、調査ができていないためこの世界の地図は空白の箇所が非常に多い。
冒険者たちの目的はダンジョンの調査を行い、管理局に報告する事だ。それで測量部隊が立ち入れるほど安全だと管理局が判断すれば、管理局はダンジョンの指定を解除して騎士団に連絡し、地図の作成のために測量部隊を送り込むという手筈になっている。
だから戦闘力よりも、調査能力を要求される仕事なのだが………稀に魔物の討伐などの依頼をされることもあるのである。そのような場合は管理局の管轄ではなくなるため、結局はクライアントとの口約束となる。両者が契約を守るという確証が持てないため、そのような口約束を忌避する冒険者は多い。
だが………この老人はそのような類の人間か?
「実は………この先にあるザウンバルク平原に厄介な魔物が住み付いておるのじゃ」
「厄介な魔物………?」
やっぱり、魔物の討伐か。
それにしても厄介な魔物って何だ? 口約束で騙されるのはごめんだし、この人は俺たちを騙すような人には思えない。でも、貧しい村だし、その魔物と戦う危険度に見合う報酬を払ってもらえるとも思えない。
とりあえず、話を聞こう。そしてクランたちと話し合って決めるべきだ。
「サラマンダーと言う魔物は知っておるかの?」
「ええ、火山に生息する魔物ですよね?」
サラマンダーは、火山に生息するドラゴンの一種である。
ドラゴンは全般的に戦闘力が高く、中には危険な能力を操る個体も存在するため、討伐する場合の危険度は非常に高い。ダンジョン内で初心者が遭遇した場合の死亡率は平均で87%と言われているほどであり、ドラゴンが生息しているか否かでダンジョンの危険度が左右されることもあるという。
その中でも危険なドラゴンと言われているのが………サラマンダーだ。
全身を堅牢な外殻で覆い、更に灼熱の炎を自在に操る危険なドラゴンである。その熱は剣を溶かし、飛来する弓矢を触れる前に焼き尽くし、あらゆる騎士たちを焼き殺してきたと言われており、討伐する際には氷属性の魔術を得意とする魔術師が3人は必須と言われる。
まさか、それを倒しに行けという事なのか? 明らかに魔術師がいるようには見えないだろ? ガスマスクをかぶった変態はいるけど。
「そのサラマンダーの………変異種と思われる個体が平原に住みついておる。おかげで王都まで野菜を売りに行くこともできんのじゃ。………どうか、あやつを倒してくれぬか? 報酬はちゃんと払う。この通りじゃ………!」
さらに深く頭を下げる老人。周りを見渡してみると、俺たちが冒険者だという事に気付いた他の村人たちが固唾を飲んでこっちを見つめている。首を縦に振ってくれるだろうかと期待しているのだろう。
おいおい、どうする? こっちには現代兵器があるけど、これはちょっとヤバい仕事じゃないか………?
少しビビりながら隣にいるクランの顔を見てみると………彼女はにやりと笑ってから、首を縦に振った。
「いいわ、そんな奴私たちがボコボコにしてあげる!」
「はぁっ!?」
「何ぃッ!?」
「おいおい、無茶だぞクラン! 相手はサラマンダーだし、しかも変異種らしいぞ!?」
そう、変異種らしい。つまり通常のサラマンダーではないという事だ。
しかしクランはビビらない。むしろ楽しそうに笑うと、俺の顔を見上げながらウインクした。
「Gut(いいじゃないの)」
「は?」
「相手にとって不足はないわ。叩きのめしてやりましょう」
や、やる気か。こいつ、現代兵器でドラゴンに挑むつもりなのか?
まあ、でもドラゴンを倒せば俺たちもレベルが上がるだろう。新しいポイントを手に入れるための戦いになるのならば、仮に報酬が払われなかったとしても、少なくとも〝損”にはならない。
それに、俺たちには
かつて連合軍の兵士たちからホワイトタイガーと呼ばれた、クランの曽祖父の再現。スターリングラードの激戦からベルリンの攻防戦まで活躍を続けた戦車と同じ名を与えられた戦車が、俺たちの手元にはある。
いいだろう、叩き落としてやろうじゃないか。
拳を握りしめた俺も、その依頼を受けることにした。