ワンサマーとプレデター   作:噛ませ犬

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 本当は翌日投稿のつもりでしたが、予定より早く書き終わった為に投稿しました。


第14話

「グォォォ!!」

 

 ケルティック達を静観していたゼノモーフ、クイーンの近くにいたゼノモーフ達がケルティック達を殺す為に中心部に向かっている頃、ケルティック達は自分達に襲い掛かってくる数匹のゼノモーフ達と戦っていた。

 数ではゼノモーフ達が少し勝っていたがケルティック達が押している。何故なら、ケルティック達は左肩に着けているプラズマキャノン砲を使って戦っていた。

 しかし、ケルティック達がプラズマキャノン砲ばかり頼っている訳ではない。ケルティック達は自分の得意武器である槍やリストブレイドも使っている。

 その為か、ゼノモーフ達は一匹、また一匹とケルティック達に殺されていく。そんなプレデター達に、一匹のゼノモーフがケルティックに襲い掛かる。

 刹那、ケルティックの左肩に着けられているプラズマキャノン砲の砲口から、青い光を発する電気の球体ーープラズマ弾が放たれ、プラズマ弾は襲い掛かってきたゼノモーフの顔を吹っ飛ばし、顔の無くなったゼノモーフの身体はその場で倒れる。

 微かに痙攣を起こしているがそれは直ぐに治まった。

 

「グルルルルル……」

 

 ケルティックはゼノモーフを倒したのを確認した後、着けてるマスクで辺りを伺う。近くにいるスカーやチョッパーも着けてるマスクで辺りを伺う。

 近くにはゼノモーフの気配はない。あるとしらたら、さっき殺したであろうゼノモーフ達の屍が辺りに転がっている。

 宇宙生物達はケルティック達に襲い掛かってきた。だが、プレデター達の返り討ちされ、殺された。プレデター達が悪い訳ではない、彼等は正当防衛かつ儀式の為に致し方ない事である。

 その間に、ケルティック達は近くにゼノモーフ達がいない事を確認した後、武器を戻す。

 

「グルル……」

 

 ケルティックは右腕にあるコンピューターガントレッドを操作し始める。すると、ガントレッドの上から、赤い映像が流れる。

 映像には、このピラミッド全体が映し出されている。それでも、ケルティックはコンピューターガントレッドの操作の手を止めない。

 刹那、映像に映し出されているピラミッドが黒く変わり、建物内が見え始める。それだでなく、ある人影や数十匹の生物がオレンジ色で映し出されていた。

 人はケルティック、スカー、チョッパーであり、生物達はゼノモーフ達である。しかし、ゼノモーフ達は未だピラミッド内にうようよいて、三十匹はいない。

 それを見たケルティックは再び唸り声を上げ、チョッパーは何も言わず俯く。しかし、スカーは何も言わず、ケルティックがコンピューターガントレッドで流した映像で違和感を感じていた。

 それは、ピラミッドの最深部にいるクイーンに対してだった。

 クイーンは最深部にいながらも身体を拘束され、辺りに護衛の筈のゼノモーフが一匹もいない。普通なら、クイーンは子孫を残す為の重要な存在の筈。

 なのに、肝心のゼノモーフ達はクイーンをほったらかしにしている。スカーはその事をケルティックやチョッパーに指摘しょうとした直後、周りの壁や地面が変わるように動き始める。

 ケルティックはコンピューターガントレッドを操作するのを止め、辺りを見渡す。スカーとチョッパーも建物が動いたのに驚きもせず、戸惑いを見せない。

 それに、これは第二の試練でもあった。その試練は迷路であった。

 その第二の試練はピラミッドの中が一定時間を過ぎたら、建物内が迷路のように変わり始める。勿論、それは一定時間であり、また一定時間を過ぎれば変わる。

 それはプレデター達にとって独りで戦う事になれば、迷う危険もある。それも、独りで戦うプレデターには関係ないが、辺りにはゼノモーフがいる為、危険も伴っていた。

 ケルティック達は建物内が変わっていく中、何もしていない。そして、彼等の周りのピラミッド内は変わった。

 ケルティック達の後ろは壁だが目の前と左右には奥深くにまで続く通路があった。それはまるで、ケルティック達は一人で行動しなきゃいけない事をも意味していた。

 ケルティック達はマスクに備えられている赤外線で通路の奥を確認する。通路の奥にはゼノモーフはいない。ケルティック達は赤外線モードから別の赤外線モードへと切り替えるも、やはりゼノモーフはいなかった。

 

「グルル……グォォォ」

 

 ケルティックは仕方なく、スカーやチョッパーに命令する。ここは三方に別れた方がいい、と。ケルティックの命令にスカーとチョッパーは頷き、ケルティックも頷き返す。

 そして、スカーは左の通路、チョッパーは右の通路、ケルティックは前の通路の方へと歩き始め、そこで別れた。

 

 

 

 

「グォォォ……」

 

 右の通路の方へと歩いたチョッパーは一人、辺りを警戒していた。此処はさっきの場所とは違い通路は広くなりつつあり、天井も少し高い。それに何時ものように古代のプレデターの像が距離を置かれるように幾つも建てられている

 

 しかし、辺りにゼノモーフがいないとは限らない。

 

「シャァァァ……」

 

 すると、チョッパーの目の前から、二匹のゼノモーフが鳴き声を上げながら、チョッパーの元へと駆け寄ってくる。一匹は通路を走り、もう一匹は壁にへばりつきながら走っていた。

 チョッパーは二匹のゼノモーフを見て、プラズマキャノン砲の砲口をゼノモーフに向け、リストブレイドを展開する。刹那、チョッパーはプラズマキャノン砲を、壁にへばりつきながら走っているゼノモーフへと向け撃つ。

 壁にへばりつきながら走っているゼノモーフは避けようとしたがプラズマキャノンの攻撃を受け、吹っ飛ばされる。

 それでもチョッパーは今度はプラズマキャノン砲を、通路を走っているゼノモーフへと向け、撃つ。

 しかし、ゼノモーフは避け、攻撃を躱した。それを見たチョッパーは驚きはしなかったものの、再びプラズマキャノン砲で撃つ。

 今度は命中し、ゼノモーフは吹っ飛ばされる。

 

「シャァァァ……」

 

 だが、チョッパーの後ろにある壁の少し上には、一匹のゼノモーフが壁にへばりつきながら小さな鳴き声を上げる。

 そんなゼノモーフに、チョッパーは気付いていなかった。何故なら、目の前にいるゼノモーフは二匹ではなかったーー奥から、三匹が奥からやってきたのである。

 チョッパーはプラズマキャノン砲を撃ち続け、目の前にいるゼノモーフ達は吹っ飛ばされ、倒される。

 

「シャァァァ!!」

 

 それを好機と見たのか、壁にへばりついているゼノモーフは、チョッパーに襲い掛かる。

 チョッパーは振り返るが、ゼノモーフにのし掛かられるように仰向けに倒れる。

 チョッパーの後頭部に激痛は走らなかった。プラズマキャノン砲を着けてる機械のお陰で、身体には余り激痛は走らなかった。

 

「シャァァァ!!」

 

 ゼノモーフは細長い両腕でチョッパーを攻撃する。チョッパーのマスクには細長い傷が幾つも出来始める。それでも、チョッパーは何とか堪え、ゼノモーフの腹を蹴る。ゼノモーフは吹っ飛ばされ、地面に叩き付けられる。

 その間に、チョッパーは立ち上がり、プラズマキャノン砲をゼノモーフに向ける。しかし、プラズマキャノン砲の砲身が取れた。

 

「!?」

 

 チョッパーは驚くも、倒れているプラズマキャノン砲の砲身を眺めている暇もない。今は目の前にいるゼノモーフを何とかしなければならない。

 

 チョッパーは仕方なく、リストブレイドを展開し、ゼノモーフを睨む。一方、その間にゼノモーフは起き上がり、チョッパーに対し、威嚇に近い鳴き声を上げる。

 一体と一匹の間には距離があるものの、チョッパーとゼノモーフは互いの襲い掛かる。

 二人は抱き合うように体当たりするも、ゼノモーフは吹っ飛ばされる。何故なら、体格差ではプレデターが有利だった為に。

 ゼノモーフは再び地面に直撃するように倒れる。チョッパーはチャンスと言わんばかりに、リストブレイドを……ではなく、腰にある手裏剣を取り出し軽く振ると、ゼノモーフに対して投げた。

 ゼノモーフは起き上がるも、手裏剣で首を真っ二つに切られる。ゼノモーフの首は地面に転がり落ち、胴体は崩れるように倒れる。

 その間に手裏剣はチョッパーの手元に戻り、チョッパーは手裏剣が軽く振り、腰に戻す。

 

「グルル……」

 

 チョッパーはマスクで辺りを確認する。辺りにはゼノモーフの気配はないが、チョッパーは警戒しながらも、プラズマキャノン砲を拾い、左肩に取り付け、再び通路の奥へと向かう。

 しかし、チョッパーがいる先にはゼノモーフは数匹はいる。それでも、チョッパーはケルティックとスカーは再び合流する為に自ら危険の場所に足を踏み入れた。

 

 

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