今回は、少し長めに書いてみました。
「---危ないッ!!」
「え?」
空から落ちてきた少女が、ケンジに向かって声を上げた。
しかし、ケンジの反応は遅れた。その少女の姿に目を奪われていたから。
見た目は、12歳くらいだろうか。エシルやレストよりも年下のように見える。華奢な外見のせいか、より一層「儚げな印象」がある。
しかし、なにより目を引くのが肩を少し過ぎたセミロングの白金色の髪。そして、この世のものとは思えないほどの端整な顔。その中にある紫紺色《バイオレット》の瞳だ。
それらは、この少女を人外である、『精霊』と思わせるには充分だった。
(まさか、『精霊』なのか・・・・?)
・・・・そういえば、さっき少女は「危ない」とケンジに向かって叫んだ。
---刹那、
「おいおい。こういう場合はどぉすんだ? 『殺していいのか?』 ・・・・ったく、事前に連絡くれってんだよ」
ゾクッ!
まるで、冷たい手で背中を撫でられたような感覚がケンジを襲う。
・・・・これが、『恐怖』。
ケンジの前に立っているのは、たった一人の少年。
少し長めの黒髪に、ラフな服装が目に入る。端整な顔立ちだが、嫌な笑みを浮かべている。
「何だ。お前は・・・・?」
「俺か? 俺は、『アストラル・ゼロ』出身の闇精霊。名はないが、通り名は『一直線上《ドストレート》』。悪いが、お前も殺すことにするぜ。『実験』に支障が出るとマズイんだよ」
「『アストラル・ゼロ』?」
・・・・どこだ、それ? 聞いたことないぞ、そんな地名。
「お前は・・・・『アレイシア精霊学院』の生徒か? 最近、堕精霊《フォール・スピリット》どもを狩りまくってるみたいだな・・・・共闘仲間の間柄、『かたき討ち』ってのさせて貰うぜッ!」
そこまで言うと、少年・・・・ドストレートがケンジに向かって突っ込んできた。
・・・・速いッ!
その速度は、まさに『人外』。一瞬でケンジの前に立ち、少年はさらに笑みを深くする。
「ハハハッ!」
そして、笑いながらケンジを殴り飛ばした。ケンジと歳は変わらないくらいの少年が、いとも簡単にケンジを吹っ飛ばす。
「・・・・ッ!」
ケンジは、神楽《しんら》を抜こうとしたが・・・・・・間に合わなかった。
なぜなら、もう目の前にドストレートが立っていたから。
「な!?」
今度は、左からの攻撃。その人外的なスピードに、ケンジはまたも吹っ飛ばされる。
しかし、ケンジは空中で神楽を抜いた。そして、すでに迫って来ていたドストレートに・・・・
「神楽流剣舞 一ノ型 神楽斬撃・・・・ッ!!」
逆刃刀、神楽《しんら》を全力で叩き込んだ。さらに、
「神楽流剣舞 二ノ型 神楽瞬身・・・・ッ!!」
ケンジは、高速移動で距離を取った。
しかし、ケンジはすぐに神楽を構える。
---ドストレートの周りに黒い渦のようなものが出現していたから。
恐らく、あれで身を護ったのだろう。ドストレートはほぼ無傷だ。
「・・・・面白れェーよ。お前」
「?」
「俺のスピードに付いて来るなんて、大したもんだぜ」
(なんだ? この『殺気』は・・・・ッ!)
ケンジが一直線上《ドストレート》を睨むが、ドストレートは構わず続ける。
「けどなァ。ここから先は、破滅への一直線上。・・・・だが、安心しな。お前は迷う必要なんてない。何故なら、道は『一直線』だからよォッ!!」
「ッ!?」
セリフと共に、ドストレートが突っ込んで来る。
---間に合わないッ!
「---我が雷よ! 悪しき魔物を、討つ糧となれッ! 『聖なる雷光《ホーリー・スパーク》』」
まだ幼さを残す、美しくも頭に響いてくる高めの声が聞こえた。その声の主は、さっきの『少女』だろう。
刹那、ドストレートの周りに白金色の魔法陣が出現した。その魔法陣から、幾つもの『雷』がドストレートに降りかかる。
「ハッ! 邪魔だ!」
しかし、ドストレートは『片手』で雷を振り払う。そのまま、
「『エクレール・ティアニス』ッ! お前の相手はもう少し後にしてやるよ。だから今は・・・・ゆっくり寝てなッ!!」
ドストレートが叫んだ瞬間、周りの黒い霧が一気に少女・・・・エクレール・ティアニスに襲いかかる。
「危ないッ!!」
今度はケンジが叫んだ。
そして、黒い霧に突っ込む。
「神楽流剣舞 三ノ型 神楽彗閃・・・・ッ!!」
黒い霧がケンジに襲いかかる瞬間に、ケンジが黒い霧を斬り裂いた。
「まだまだッ!」
ケンジは一瞬で体勢を整えると、ドストレートに向かって駆け出す。
「ッ!?」
これにはドストレートも驚いたのか、反応が遅い。
---チャンスは・・・・今だ!
「神楽流剣舞・・・・」
ケンジが刀を振りかぶると、
「調子に乗るなよッ! 三下がァッ!!」
ドストレートの周りに、再び黒い霧が出現する。
---それも、さっきの『倍以上の量』が。
黒い霧が、一瞬でケンジの視界を埋め尽くす。
「闇色に包まれろッ! 『闇夜の舞踏会《ダークナイト・ダンスパーティー》』・・・・ッ!!」
「ぐはッ!!」
ケンジの身体に、『言葉では決して表せないほどの激痛』が走る。
気を抜けば、意識が飛んでいただろう。・・・・それほどの攻撃が『直撃』した。
(・・・・やっぱ、『精霊』か)
さっきドストレートは、自分のことを『闇精霊』と言った。『アストラル・ゼロ』という、聞いたこともないような場所から来たとも。
(確か、『アストラル・ゼロ』って・・・・エシルが言ってた『もう一つの精霊界』のことか)
「・・・・まぁ、考えるのは・・・・後で充分ッ!」
ケンジは刀を中段に構え、
「神楽流剣舞 ニノ型 神楽瞬身・・・・ッ!!」
一瞬で、少女・・・・エクレール・ティアニスの前に移動する。
「え!?」
ティアニスが、ケンジの高速移動に驚く。
「・・・・安心していいよ、味方だから」
ケンジが優しく語りかける。しかし、まだティアニスは警戒しているようだ。
「『エクレール・ティアニス』、だったっけ。君も『精霊』なんだろ?」
「・・・・・・はい。『精霊界』から送られた、『堕精霊討伐部隊』の『雷精霊』エクレール・ティアニスです」
「『堕精霊討伐部隊』?」
・・・・初めて聞いたぞ、そんな部隊。
「---それより、早く逃げてくださいッ! あの『闇精霊』は危険過ぎます! あなたのような『人間』が戦える相手ではありません!!」
「・・・・・・確かに、『人間が精霊に戦いを挑む』なんて無謀すぎるな」
「じゃあ、早く・・・・」
「---だったら、『武偵として戦いを挑む』だけだッ!」
「ッ!?」
ケンジは再び刀を構えた。そして、ティアニスを護るように前に出る。
「ハッ! 調子に乗るな、さんし・・・・」
ドストレートが声を上げようとした瞬間、
「---ちょっと、黙れよ」
バキィィィイイ!!
「・・・・かはッ!!」
ドストレートが、『吹っ飛んだ』。
「・・・・え?」
ティアニスも驚きを隠しきれていない。
この場で唯一、冷静なのはケンジだけだ。
・・・・『瞬身狩り《イグニション・ハント》』。これが、ドストレートが吹っ飛ばされた理由。
「悪いが、ここから先は『神楽演舞』を舞わせて貰うぜ!」
ケンジの胸部中央に、『白銀色の魔法陣』が出現する。
---ケンジの胸には、『エシルとの契約刻印』がある。そして、今から使う技は『エシルの力』が必要だ。
「いくぜッ!」
刹那、神楽《しんら》が白銀色に輝く。
「神楽流剣舞 六ノ型 神楽天衝《かぐらてんしょう》・・・・ッ!!」
ケンジが神楽を振り降ろすと、『白銀色の斬撃』がドストレートに向かって放たれた。
「ッ!?」
しかし、ドストレートは黒い霧を全身に纏い防御。・・・・だが、
「頼んだぜ、レストッ!」
今度は、ケンジの右手に『緋色の魔法陣』が現れる。
ケンジの右手に『レストとの契約刻印』があるためだ。
「神楽流剣舞 七ノ型 神楽炎撃《かぐらえんげき》・・・・ッ!!」
---ケンジの持つ神楽《しんら》が、『炎を纏う』。
神楽が刃の部分に『激しい炎』を纏うと、ケンジは一気に駆け出す。
そのまま、ドストレートを『斬り裂いた』。
「・・・・がはッ!!」
炎に包まれながら、ドストレートは霧が晴れるように消えた。
・・・・終わったのか?
「-----三下にしては、よくやった方だぜ。・・・・だからお前さァ」
「ッ!?」
「---いい加減、楽になれェッ!!」
「・・・・うッ!」
いきなり、ドストレートが『ほんの十メートルくらい先に現れた』。そのため反応が少し遅れた。
黒い霧を大量に纏ったドストレートが、驚異的な速度でケンジに接近してくる。
「---させないッ! 『輝きの超電磁砲《シャイニング・レールガン》ッ!!」
しかし、突然ケンジの前に『ティアニス』が現れると、まるで『レーザー・ビーム』のような技でドストレートを吹っ飛ばした。
「ティア、ニス?」
「・・・・・・『あなたを信じます』」
「え?」
「あなたは、わたしを護ってくれました」
「・・・・当然だろ」
「だから、わたしもあなたと『共に戦います』」
『精霊』と言っても、見た目はたった12歳くらいの少女。恐らく、ケンジに出会う前からドストレートと『一人』で戦っていたのだろう。こんな、抱きしめれば壊れてしまいそうなほど華奢な身体で。だから、ケンジは首を『縦には振らなかった』。
「・・・・ッ! どうしてッ!?」
「ティアニス。力を『貸してくれないか』?」
「え?」
「今の俺じゃ、アイツは倒せないんだ」
いくら神楽《しんら》が名刀でも、『対精霊用武器《アンチ・スピリット・ウェポン》ではない』のだ。
下位精霊程度なら、問題なく倒せる。しかし、ドストレートはどう考えても『最高位精霊』。
『人型』をしていることが、何よりの証拠。もちろん、ケンジの横に立っているエクレール・ティアニスも『人型』をしているので『最高位精霊』だろう。
---要するに、『神楽《しんら》では、ドストレートは倒せない』
しかし、まだ『諦めることもない』。
なぜなら、『精霊の力を貸して貰えばいいのだから』。
神楽にティアニスの力を纏えば、まだ勝機はある。それに、
「少女を戦わせるなんて、俺にはできないんだよ」
確かに、ティアニスも参戦した方がこちらが有利になる。けど、そんなことして勝っても『ヒーロー』じゃないだろう。
(まぁ、「力貸して」って言ってる時点で『ヒーロー』じゃないか・・・・)
『ヒーロー』・・・・キンジなら、一人で勝つんだろうな。
---『ヒステリア・モード』
キンジの隠された体質。その力は、『今のケンジ』では相手にもならずに敗北する。実際、ケンジは一度『ヒステリア・モード』に呆気なく敗北した。
「---力を貸してくれないか?」
もう一度、ケンジは告げる。
しかし、『返事は返ってこなかった』。・・・・その代り、
・・・・ちゅっ
「ッ!?」
いきなり、ティアニスがケンジに『口づけ』をしてきた。
温かくて、柔らかい感触がケンジの唇に広がる。
---すると、『ケンジの左手が白金色に発光した』。
「?」
ケンジが左手に視線を向けると、『白金色の刻印』が刻まれていた。
「・・・・ん」
そこで、ティアニスが唇を離した。
「・・・・・・」
ケンジは口を開こうとするが、混乱しているためなかなか開かない。そのため、まだ唇に『さっきの感触』が残っている。
「雷精霊 エクレール・ティアニスは、あなたの『契約精霊』になります。・・・・これからよろしくお願いしますね、『マスター』」
「えっ、と・・・・」
・・・・何だ、この急展開。
「『マスター』の名前を教えてください」
「お、俺は、神楽 健次《かぐら けんじ》だ」
「ケンジ・・・・・・・・。では、よろしくお願いしますね、『ケン』」
(『ケン』・・・・それって、俺のことか? だったら、こっちも何か呼び方を・・・・)
「じゃあ、『ティア』!」
「?」
エクレール・ティアニスじゃ、長いからな。愛称は『ティア』にしよう。
「よろしくな! ティア」
「・・・・・・『ティア』ですか」
「あっ・・・・。嫌なら別の名前を・・・・」
「いえ、とっても嬉しいです。いい名前をありがとうございます」
「え、えっと。気に入って貰えたのか?」
「はい!」
そうか、なら良かった。
---さて、後は・・・・
「後は、お前を倒すだけだ! ドストレートッ!」
ケンジが叫んだ先、二十メートルくらい離れた場所に立っていた。
---ティアの技が『直撃』したはずなのに、平然と立っている。
「ハハハッ! ここまで楽しませてくれるなんてなァ、おい! いい感じに盛り上がって来たぜ!」
『ドストレート』。もう一つの精霊界、『アストラル・ゼロ』からやって来た『闇精霊』。その力は、あまりにも強大だ。・・・・けどな、こっちも『負ける気はない』。
「さーて、神楽を始めるか」
「盛り上がって来たところ悪いが、お片付けだッ! 十分で終わらせるッ!!」
そして、ケンジとドストレートが激突した。
「神楽流剣舞 一ノ型 神楽斬撃・・・・ッ!!」
「ハッ! 失せろッ!!」
ケンジの攻撃を、ドストレートの黒い霧が防ぐ。さらに、黒い霧はケンジに襲いかかる。
「く・・・・ッ! 神楽流剣舞 ニノ型 神楽・・・・」
「同じ手が通じると思うか?」
高速移動しようとしたケンジの右足に、黒い霧が巻き付いた。そのまま、ケンジの動きを止めた。
「---なァ、『闇と槍』って似てると思わねぇーか?」
「?」
「夜の闇は、いつでもお前を狙ってるぜッ! 『闇夜の槍《ナイト・ランス》』」
ケンジの周りに浮いていた黒い霧が、突然『形を変えた』。
それは、『闇色の槍』。
「じゃあな。楽しかったぜ」
(・・・・マズイ。このままじゃ全身、槍に刺されちまうぞッ!?)
「神楽流剣舞 四ノ型 神楽乱撃《かぐららんげき》・・・・ッ!!」
降り注ぐ槍、すべてを切り刻む。
この技は『対複数用』。
まるで『乱舞』のように全身を使う剣技で、相手は動きを予測することが困難になる。
右足が動かなくても、それ以外すべてを使う。斬るのが間に合わなかったのは、攻撃しながら避ける。
「---よっと」
そして、右足に巻き付いていた黒い霧も斬り裂いた。これで動ける。
(・・・・一発ずつでダメなら、数を増やすッ!)
「神楽流剣舞 八ノ型 神楽連撃《かぐられんげき》・・・・『十二連』ッ!!」
ケンジの攻撃は、『十二連撃』。
さっきから防御されてばかりだったので、今度はその『防御を破る』ことを考えたのだ。
二、四、六、・・・・十ッ!
バシュッ!!
「ッ!?」
遂に、黒い霧を破った。そのまま、
「十二連撃ッ!!」
残り二連をドストレートに、直接叩き込む。
「・・・・がァッ!」
(---いつ攻めるか? 今でしょッ!)
ケンジは素早く体勢を整えると、神楽《しんら》を構えた。
「神楽流けん・・・・」
「---いい加減、楽になれェッ!!」
刹那、ドストレートの背中に『漆黒の翼』が出現する。
「『黒の・・・・翼撃』ッ!!」
「ぐはァッ!」
ケンジにその、『漆黒の翼』が直撃した。その衝撃でケンジは、かなりの距離吹っ飛ばされた。そのまま離れた場所にあった廃屋に突っ込む。
「ケンッ!」
ティアの声が聞こえたが、反応できない。
「・・・・ごほッ!」
さっきの攻撃は・・・・正直ヤバい。ケンジの身体がそれを証明している。
身体が思うように動かない。
---ここまでか?
そんな考えが頭に浮かぶ。ケンジは、ゆっくりと『目を閉じた』。
「・・・・誰が諦めるかよ。・・・・まだ神楽は終演しちゃいねぇーだろうがッ!」
しかし、すぐに『目を開ける』。
「神楽流剣舞 ニノ型 神楽瞬身・・・・ッ!!」
ケンジは一瞬で廃屋から姿を消した。
「後は、お前だけだ。エクレール・ティアニス」
「ッ!?」
ドストレートが、一歩前に進んだ。
しかし、『一歩で止まった』。
「---そろそろ、終演の時間だぜ」
なぜなら、ケンジがその先に立っていたから。
「ケンッ!」
さっきとは違う、安堵のような声でティアが叫ぶ。
「ハハハハハッ! ホント面白れェーよ、お前!」
ドストレートが、楽しそうに笑う。
「そうだな。そろそろ『遊び』も終わりだ。・・・・・・死ねよ、三下ァッ!!」
セリフと共に、ドストレートがケンジに突っ込んで来る。
「教えてやるよ、『一直線上《ドストレート》』」
「あァ?」
「どんなに速い『ストレート』でも、『ど真ん中』なら簡単に打ち返せるってなッ!」
ケンジが、神楽《しんら》を上段に構える。
「歯ァ、食い縛れよ『精霊』ッ! 『武偵』の技は、ちっとばっか響くぞッ!!」
ケンジの左手・・・・ティアとの『契約刻印』が、白金色に発光する。
そして、ケンジの持つ神楽が『白金色の雷を纏った』。
「なッ!?」
ドストレートはその光景に驚愕し、動きを止めた。
「神楽流剣舞 奥義 神楽聖雷《かぐらせいらい》・・・・ッ!!」
---今日創ったばかりの『新技』が、ドストレートに炸裂した。
ケンジの視界は、まるで目の前に『一本の雷』が落ちたかのように、白金色に染まった。
視界が晴れた頃には、ドストレートの姿は消えていた。
「ケンジ。説明してください」
「ケンジさん。どういう事ですか?」
「えっと、そ、その・・・・これには、深い訳が・・・・」
「「では、全部話してください」」
「勘弁してください!」
現在、ケンジは正座している。身体の至る所に激痛が走っているのに・・・・。
すべての原因は、たった一人の『少女』。
「---ケン。大好きッ!」
今も、ケンジの身体に抱きついているのは『ティア』だ。
---『精霊界』から来た、『雷精霊』のエクレール・ティアニス。しかし、今はケンジの『契約精霊』。
「だから、ティアは『新しい契約精霊』で・・・・」
「「嘘ですね」」
「ホントだよッ!!」
エシルとレストを説得するのは、まだ当分掛かりそうだ。
『契約精霊が、三人もいる精霊使い《スピリット・ユーザー》』なんて普通、信じる方がバカな話だ。・・・・・・けど、信じて貰うしかない。
だって俺・・・・神楽 健次が、『契約精霊が、三人もいる精霊使い《スピリット・ユーザー》』だからな。
(さーて、神楽(説得)を始めるか・・・・)
できれば早めに終演してくれと、ケンジは切に願った。
Go for the next!!!
どうでしたか?
感想など書いてくれると嬉しいです。