東方・銀髪少女の血の運命-吸血鬼は天国を目指す-   作:文々。社広報部部長 シン

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どうも、シンです。

寒いですね。うちの母がノロウイルスにかかってしまって大変でした。皆さんも風邪をひかないように手洗いうがい歯磨きを欠かさずしましょう。

それではどうぞ


第14話 Fateful day(運命の日)⑨パーティ本番と逃げる少年

私は首から引き抜いたナイフをテーブルクロスで拭うと食堂のドアの方に目を向けた。ドアには5~6人の孤児が集まっていて、必死にドアノブを回している。ガチャガチャと何度もドアノブを回す音は聞こえるが一向にドアは開く気配がない。ドアが開かないことに焦れた一人の孤児が悲鳴のような声で叫ぶ。

 

「このドアなんで開かないんだよ!」

 

直後、それを見計らっていたのかのように時が止まる。私がその孤児の後ろに移動すると、時は動き始める。そして孤児の叫んだ疑問に対する答えを耳元で答える。

 

「私が開けれないようにしているのよ」

 

「!?うわぁぁ!」

 

自分が叫んだ直後にそれに対する答えが耳元に囁かれたことと、その答えた相手がさっきまで遠くにいたはずの私だった事に驚いた孤児は腰を抜かしてしまった。私がいることに気がついた他の孤児たちは私から逃げるように離れていった。

 

「な、なんでっ…後ろに…」

 

「秘密よ。まぁ、聞いたところであなたはもう死ぬんだから意味無いわよ」

 

そう言うと孤児は小さな悲鳴を上げ、後ずさりをし始めた。そんな速度が出るはずもなく、歩いてそのあとを追った私にすぐに追いつかれてしまう。そして私はその孤児の髪の毛を掴み、体を持ち上げた。

 

「痛い痛い痛い痛い!やっ、やめてくれ!」

 

私の方が身長が小さいのでその孤児はほぼ膝をついた状態だったが、どうやら痛いようだ。

 

「五月蝿いわ。少し黙ってなさい」

 

私は孤児の喉を切り裂いた。

 

「………!………!………………」

 

孤児は首を切られた後、口をぱくぱく動かして何かを言おうとしていたが言葉は出てこない。喉に血が詰まって声が出なかったのであろう。孤児は何も言うこともなく倒れ込み、動かなくなった。

 

「あーあ、死んじゃった」

 

こいつらなんて死ぬ直前の恐怖に満ちた顔を私に見せるだけの玩具に過ぎないのになんでこんなに早く死ぬんだろう。ああ。つまらない。つまらない。

 

「まぁ」

 

私はまだ生き残っている孤児たちを見て

 

「まだこんなに孤児(オモチャ)があるんだから、私をもっと楽しませてくれるわよね?」

 

と言い、私は狂った笑みを見せながら孤児たちがいる方に歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17時15分

花京院が最後のエメラルドスプラッシュを放ち、息絶えた頃、孤児院の食堂は血の海になっていた。人間だったもの(肉塊)がそこらじゅうに転がり、その殆どが首を切られている。そんな鉄臭い匂いが充満する部屋に一人、少女が立っていた。その少女は不思議なことに床が血で覆い尽くされているにも関わらず、その珍しい銀髪や衣服、靴にさえ血がついていない。そんなおかしな少女は何かの数を数えて首をかしげていた。

 

「…?何回数えてもあと1個()()()()が足りないわね。……ん?」

 

その幼い容姿とは裏腹に大人びた口調で独り言を呟く少女は食堂の通気口が開いていることに気づいた。

 

「…そうゆうこと。私とかくれんぼがしたいのね。いいわ、遊んであげる」

 

そう言うと少女の姿は掻き消え、いつの間にか食堂のドアは開いていた。

 

 

少女がいなくなった食堂には血の滴る不気味な音だけが響くだけだった。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

17時15分

孤児院の廊下を一人の少年が走っていた。

 

「はぁっ…はぁっ…。何んなんだだあいつは……人間じゃねぇよ」

 

廊下を走っているのは銀髪の少女に喧嘩を売った--少女がガキ大将と呼んでいた--少年であった。

彼は少女に倒された後、少女がオカシイ事に気づき、●●●の手が切り落とされた時の孤児たちの絶叫に紛れて食堂の通気口から逃げ出していた。その為、少女に()()()()ことは無かった。少年は少女が自分を追ってくることは分かっていたため、少女に見つかってしまう前に警察へ通報しようと孤児院で唯一電話機のある院長室へと向かっていたのだ。

1分も経たずに院長室へたどり着いた少年は中に入るとすぐ鍵を閉めた。

 

「はぁっ…はぁっ…。電話機は…あった」

 

少年は息を切らしながら院長室を見渡すと電話機が机の上に置いてあることにすぐ気がついた。そして電話を取り、番号を打ち込み、警察へ発信する。少年が長く続く発信音をまどろっこしく思っていると、受話器をとる音が聞こえた。

 

『はい、警察で…』

 

「警察ですか!?助けて下さい!ナイフを持った少女が孤児院で暴れ回ってるんです怪我人も出てます早く来てくださいお願いします!」

 

電話に出た女の警察官が言葉を言い切る前に少年は怒濤のように喋った。

 

『……その暴れてる少女って言うのは何歳?』

 

「5歳くらいです!」

 

『はぁ?………あー、あのね?僕。そうやって悪戯したい年頃なのは分かるけどそんなすぐ分かるような嘘は止めなさい』

 

「えっ?嘘じゃないですよ!」

 

『うんうん、わかったわかった。私達警察は忙しいからこんな悪戯はも止めなさいよ?』

 

と言って電話を切られてしまった。終始呆れたようなものの言い草だった警察官は少年の話を全く信じていなかったのだろう。だがそんな非現実的なことを子供に言われたとしても信じる人の方がおかしいだろう。

 

「クソッ!嘘じゃねぇって言うのに!」

 

少年は悪態をつきながらもう1度警察に電話をかけると、今度はあまり時間をかけずに繋がった。

 

『はい、警察です』

 

「さっきの人ですね?さっき話したことは嘘じゃないんです!信じてください!」

 

『…はぁ、分かりました。君を信じるから場所を教えて』

 

「本当ですか!?場所は……」

 

少年の必死さに信憑性を感じたのか、女の警察官は少年に場所を聞いた。

 

『では、すぐそちらに警察を向かわせます』

 

「ありがとうございます!」

 

少年は受話器を置くと院長室を物色し始めた。すると、机の抽斗から拳銃を見つけて安全装置を外した。

 

「いざとなったらこれで……」

 

少年は机の下に身を隠した。

 

 

 

 

その頃、パトカーに乗った二人の警察官が孤児院へと向かっていた。

 

「めんどくせーなぁ。どうせガキのいたずらだろ?」

 

「仕方ねぇだろ!一応通報があって向かえって言われちまったんだからよ」

 

「あーそーですかい。孤児院みたいなガキ臭い場所俺ァ嫌いなんだよ。」

 

「文句ばっか言ってんじゃねぇよ!そんな文句ばっか言うなら警官なんて辞めちまえ!…って、あそこやばくねぇか?」

 

車を運転している警察官が指を指したのは、一人血塗れの男が倒れていてその近くに黄色ずくめの長身の男が立っている現場であった。

 

「ほ、本当だ。よしお前行くぞ!」

 

「なんだよオメェ、いきなりやる気出しやがって」

 

そう言ってパトカーを出た2人の警察官はもうこのパトカーに帰ってくることは無かった。

 

 




はい、銀髪の少女は十数人を殺しました。やりますねェ!わかりにくかったも知れませんが、黄色ずくめの長身の男とはDIOの事です。2人の警察官が戻ってこなかったのはDIOに殺されたからですね(DIOが承太郎に向けて銃を撃たせた奴らです)。

遅れましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!

新しく「デート・ア・ライブ 風見サンフラワー(https://novel.syosetu.org/107984)
を投稿しました!デート・ア・ライブの世界に幽香が現れた話です。興味がありましたら、是非!

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