東方・銀髪少女の血の運命-吸血鬼は天国を目指す-   作:文々。社広報部部長 シン

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どうも、シンです。

投稿遅くなってすみません。全然書く気力が起こらなかったり、忙しかったので書くのが遅くなりました。

UAが6000超えましたありがたいです。これからもよろしくお願いします。

それではどうぞ


第15話 Fateful day(運命の日)⑩銀髪少女はオモチャを探し、吸血鬼は敗北する

 

[Silver-haired girl side]

私は足りない一つの()()()()を探して廊下を歩いていた。

 

「どこ行ったのかしら?…まぁ、見当はついてるけど」

 

居なくなっていた奴は今日コアのことを虐めていた集団の頭、ガキ大将だった。奴なら少しは頭が回るので警察に電話くらいするだろう。そして電話はこの孤児院に一つしかなく、置いてある場所は院長室だ。

それで今、院長室に向かって歩いているのだが、ふと疑問が浮かぶ。

 

「そういえば私、院長の顔を知らないわね」

 

そう、私は1度も院長に会ったことが無ければ、顔写真ですら見たことがない。いつも出掛けていていないと思っていたが、もしかしたら職員の●●●でさえあった事がないのでは?だとしたら何故存在を隠す?………考えても時間の無駄だ、どうせ答えには辿り着かないだろう。

無意味な考え事を止めて廊下を進んでいると院長室が見えた。院長室の前に着くと私はドアを4回ノックし、ドアノブを回す。しかし、ドアが開くことはなかった。内側から鍵がかけられているようだ。

 

「鍵を開けて下さいな」

 

と言っても室内からは返事ならまだしも、物音一つすら聞こえない。

 

「そう、勝手にじゃあ入らせてもらうわよ」

 

私が話し終わったと同時に時が止まり、ドアノブに手をかけた。

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

[Vampire side]

 

承太郎を追い詰めていたわたしはポルナレフの奇襲を退け、承太郎の息の根を完全に止めようとした。しかし奴は余力を残しており、逆にわたしが追い詰められてしまった。だがここで殺られてしまうわけにはいかない。わたしはジョセフの血を吸い取り、首と体が完全に()()()()先程とは比べものにならないパワーを手に入れた。

 

「最高に『ハイ!』ってヤツだァァァハハハハハーッ!」

 

そして今、わたしは時は9秒も止められる。承太郎を圧倒し続けたわたしは間髪入れず時を止め、奴を殺す為のものを探した。奴に近づけば何をしてくるかわからない。それならば大きく、重いもので押し潰せばいい。

わたしはロードローラーを見つけて承太郎がいる橋に戻っている途中にとある孤児院の前を通りかかった時、わたしは()()を感じた。しかしそんな事など構っている暇はない。わたしは承太郎の下に向かって走っていき時を止めてから7秒経過した時、奴にロードローラーをプレゼントしてやった。

 

「ロードローラーだッ!」

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」

 

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!」

 

承太郎は最後に悪足掻きをしたがわたしの力には敵わなかったようだ。奴は蚊が人の手に潰されるようにロードローラーに潰されてしまった。

 

「やったぞ!これでこのDIOを超える者はいなくなったッ!」

 

わたしは潰れた承太郎を確認するためにロードローラーから降りようとした時、異変に気がついた。

 

「!?ま…まったく…か…体が動かん⁉︎」

 

そう、体が動かなかったのだ。()()()()()()()()()()()()()()

 

「動ける時間はそこまでのようだな、DIO!」

 

承太郎は生きていた。そして奴はわたしの後ろに立っている。ロードローラーに潰されてなどいなかった。奴が!

 

「俺が時を止めた」

 

時を止めた!

承太郎がわたしになにか話しかけているがまったく頭に入ってこない。肩を掴まれ、掴んでいる手に力が入れられる。わたしは吸血鬼であるはずなのに掴まれている肩が妙に重く感じる。

グァギイィッ!

と鈍い音が聞こえると同時に両膝があらぬ方向へ曲がり、時も動き出す。承太郎のスタープラチナに膝を蹴られたのだ。

ロードローラーから吹っ飛び、地面に打ち付けられたわたしは膝の怪我のおかげで立ち上がれないでいた。動悸が激しい、冷や汗が滝のように流れる、呼吸が荒い。そんなわたしの前に立ち、見下ろしながら承太郎は言った。

 

「おめーの脚が()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

ビシビシと音を立てながら膝が治っていく。

 

「西部劇のガンマン風に言うと…『ぬきな!どっちが素早いか試してみようぜ』というやつだぜ………」

 

こ…()()()()()()()()。しかし……しかし!…承太郎…やはりお前は人間だ…。ごく短い時の流れでしか生きない人間の考え方をする…。このDIOには()()()()()…あるのはたったひとつの思想だけだ…()()()()()()

『勝利して支配する』!

()()()()()…それだけが満足感よ!

 

そう思いながらわたしはゆっくり立ち上がっていく。

 

過程や…!

方法など……!

 

「どうでもいいのだァーーーーーッ」

 

わたしはまだ治りきっていない脚で地面を踏み込み、傷口から血を噴き出させる。その血は承太郎の顔にかかり、承太郎は目をつぶった。その隙を突き、わたしのザ・ワールドで承太郎に向かって蹴りを放った。

 

「どうだ!この血の目つぶしはッ!勝ったッ!死ねいッ!」

 

「オラァ!」

 

承太郎はスタープラチナの拳でザ・ワールドの蹴りを受け止めた。スタープラチナの拳が砕け、わたしは勝ちを確信し、口角を吊り上げた。

しかし!その確信も束の間、ザ・ワールドの脛の部分が砕けた。

 

「なっ…!!!」

 

亀裂がどんどん広がっていき、脚が砕け、その亀裂は腰から胴、遂には頭にまで入り、体が裂けてしまった。そしてザ・ワールドの本体である私も同じように体が裂けてくる。

 

「うぐおおおああああ!?なああにィィイイイッ!」

 

体が完全に裂け、形を保てなくなり崩れていき、意識も遠のいていく。承太郎がコチラを見ている。

 

「ば…ばかなッ!………こ…このDIOが……このDIOがァァァァァァーーーーーーッ」

 

 

私はここで死ぬわけにはいかないッ!死ぬわけにはいかないのだァァァァ!

完全に頭が破壊され意識が途絶える直前、承太郎の声が聞こえてきた。

 

「『てめーはおれを怒らせた』」

 

そしてわたしの意識は闇に落ちた。

 

 

 

 

 

 

 




少女が院長室に行き、DIOが承太郎にやられる回でした。

視点変更が見辛くてすみません。

登校途中に自転車の後輪のシャフトが折れて最悪でした。遅刻はしなかったけど、持って帰るのがめんどくさかったですね。自転車にはちゃんと乗ろう。

それではまた次回
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