東方・銀髪少女の血の運命-吸血鬼は天国を目指す- 作:文々。社広報部部長 シン
本当に更新遅くなってすみません!中間考査が終わったのでこれからはもっと更新ペースを早めていきたいと思います。
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それでは本編へどうぞ
第6話 Fateful day(運命の日)①-銀髪少女は店へ行く
1988年1月16日9時00分
もう夜の凍えるような寒さはなくなり、窓からはこの寒い時期には心地よい朝日が差している中、私は目を覚ました。むくりと上半身だけ起き上がらせ、周りを見渡して自分が寝ていたことを理解した。
「夢、か。」
そう、私は夢を見た。真っ白な空間に天使がいて、その天使と話をした。話した内容は覚えていないが、難しいようなことを言っていたということだけは覚えている。重要なことを話していたと思うんだけど…忘れた。そして最期にその天使が被っていた仮面をとった瞬間に夢は終わった。なので天使の顔は見ていない。どんな顔だったんだろうか。
気になるが、今となってはもうどうやっても見ることはできないので考えを今日やることの準備についてへと変えた。
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10時00分
私は孤児院をでて、準備のためにカイロの町を歩いていた。ついでにこの町にいるのも最後なので見ておこう。そう思いながら私は目的地へと歩く。
いつも通りの街の店、ではなく路地裏に入り、奥へ進んでいくとつく店。
《おいしいジュース屋》
表向きはジュース屋だが、裏メニューを頼むと奥に連れてかれ、その正体が分かる。非合法銃火器取扱店だ。銃、爆弾、スタンガン、ナイフなど銃火器じゃないものも多くのものを扱っているらしい。ここは噂によると誰にでも商品を売るそうだ。なので私はここを選んだ。合法店に行ってもこの年齢じゃ売ってくれないからね。
その店に入るとドアについていた小さいベルがカランカランと鳴った。すると店の奥から古ぼけた帽子をかぶり、ボロボロの服を着た70代くらいで優しい雰囲気を纏う、腰の曲ったお爺さんが出てきた。
「おやおや。こんな汚い店に来るなんてどうしたんだい?お嬢ちゃん。」
「(そこまで汚くないけどなぁ)ジュースを飲みに来たの。」
「おお。そうかいそうかい。何が飲みたいんじゃ?」
「んー…じゃあ
そう、この《トマトジュースに黒いストロー》が裏メニューなのである。
老人は眉をピクッと動かし、
「間違いはないかの?」
と聞いてきたので、首を縦に振ると老人は「そのに座ってなさい」と言い、店の奥へと消えていった。
老人がいなくなって暇になった私は店の中を見渡した。ジュースが入っている瓶がずらりと並ぶ棚にカウンター、何個か置いてある椅子。なんの変哲もない普通の店の内装だ。それにチリ一つなく、部屋の隅々まで掃除が行き届いている。なのに何でこんなに人がいないのだろうか。路地裏だからかな?
そんなことを考えていると老人が戻ってきて、「こっちに来い」と言われたのでついて行った。戻ってきた老人はさっきのような優しい雰囲気ではなく、怒っているかのようなピリピリとした雰囲気を纏っている。しかも古ぼけた帽子とボロボロの服から高級感漂う中折れハットとスーツに変わっていて、曲がっていると思っていた腰は真っ直ぐ伸びている。腰を曲げていたせいでわからなかったが、身長が180くらいある長身だ。私は、こうやって表と裏のスイッチを切り替えるのか、と感心しながら店の奥進んでいった。
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「で、お前はそんな小さいくせに何でこんなところを知っているんだ?」
最初は分からなかったが、店の奥には長い階段があった。そして、そこを降りているときに老人は聞いてきた。
どうするか。誤魔化してみる?いや、何されるかわからない限り正直に言っておこう。
「調べたの。」
老人は一瞬訝しんだ目でこっちを見ていたが、すぐに、
「ほう。どうやって調べたかは知らんがこんなちっこいのにここまで来るとはな。モノを買って何に使う、なんて詮索はしない。どんなに小さくても客は客だ。俺は客にモノを売るだけだ。」
といった。
老人はそれっきりなにも話さず、カツンカツンという階段を降りる音だけが響いていた。
はい。変なお爺さん登場です。この人は結構な重要人物になる予定です。
更新遅くなって本当にすみません。
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