東方・銀髪少女の血の運命-吸血鬼は天国を目指す-   作:文々。社広報部部長 シン

8 / 16
投稿がg遅くなってしまい、本当にすみませんでした。
活動報告でお詫びを書きました。そこに投稿ペースのことも書いているので、お手数ですが見ていただくとありがたいです。

それでは本編へどうぞ


第8話 Fateful day(運命の日)③-銀髪少女と銀髪青年

12時00分

 

私はナイフを店主から貰った布で隠し、店をでた。そして路地裏を抜け、大通りへと戻ってきた。そういえば、と時計塔を見てみると長針と短針がどちらも空を指している。もう正午か、と思いながら私は孤児院へと向かっていった。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「DIOの屋敷を見つけ出してDIOの野郎を殺さねーと、ジョースターさんの娘で承太郎の母さんでもあるホリィさんが死んじまうぜ。」

 

身長180cmを超える長身に特徴的な形の銀髪の青年ーージャン・ピエール・ポルナレフはエジプト、カイロの大通りを歩きながらぼやいていた。

 

「手分けして探しているのにちっとも見つかりやしねぇ。1度集まった方がいいんじゃないか?まぁ、12時半に集まるんだからいいか。近くのカフェでも行ってコーヒーでも飲むかな。」

 

と、独り言をつぶやきながらもポルナレフは美人さんを探すのを欠かさない。そして美人さんを見つけ、声をかけ用とした時、子供に当たってしまった。

 

「おっと。」

 

「………」

 

その子供はポルナレフと同じ銀髪で瞳が青い4、5歳くらいの人形みたいな少女だった。人形みたいな、と例えたのはカワイイという理由もあるが、その顔には感情があるようには見えなかったからだ。

 

「ごめんよ、嬢ちゃん。」

 

「…いいえ、大丈夫です。私も前を見ていなかったですから。」

 

こんなに小さいのにシッカリしてるなぁ、とポルナレフは思い、このこの親を見てみたくなった。

 

「嬢ちゃんしっかりしてるな。親はいないのかい?ひとりで買い物に来たのかい?」

 

「親は…いない。私は親がいなくて孤児院で育てられたんです。」

 

「…そうか。ごめんな、そんな事言わせて。よし!じゃあお詫びとしてジュースを奢ってやろう!」

 

「えっ…いや、いらな…」

 

「嬢ちゃんがいらなくても俺が嬢ちゃんになにかしないと気が収まらねぇ!そうと決まれば、あそこのカフェに行くぞ。」

 

と言いながら少女を引っ張っていくポルナレフ、その姿を周りから見るとただの少女を攫おうとしているただの変態にしか見えないのは、当の本人は全く気づかないのであった。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

な、何なのよこの人!いいって言ってるのに強引に引っ張ってきて。これ、周りから見たら犯罪臭が半端ないわよ!

と、思っているけど声には出さない。どうせ捕まるのはこの人なのだから。この人、まさか人攫い?そんな悪い人には見えないけど。いやそんな事はどうでもいい。これからどうなるかが問題ね。車なんかに乗せられたらおしまいだわ。と、考えていると銀髪の青年から声がかかった。

 

「嬢ちゃん、ジュースでもいいが昼は食べたのかい?」

 

と言われ、そう言えばご飯を昨日の夜から食べてな…

 

ぐぎゅるるるるるる

 

物凄い腹のなる音が響き渡る。

…何こっち見てるのよ。私じゃなくてこの人よ!

 

「いやぁ、すまんすまん。俺腹減っちまってさ。」

 

「…じゃあ、ご飯でもいいですよ。」

 

「おお!そうか!ありがとな嬢ちゃん!」

 

「別に…」

 

なぜ自分が出す金なのに礼を言っているのかわからない。

 

「じゃああそこのレストランにするか。」

 

「わかりまし」

 

きゅるるるるるる

 

「「……。」」

 

…そうよ!私よ!なんか文句ある!?昨日の夜から何も食べてないのよ!

 

その腹の音を聞くと、銀髪の青年が笑いだした。恥ずかしい。笑いが収まってきた青年は言った。

 

「なんだ、嬢ちゃんもお腹吸いてたんじゃねぇか。そんな大人ぶらないで『私もお腹空きました』って言ってくれれば良かったのによ。」

 

そんな恥ずかしいことできるか。

 

「まぁいい。早くなにか食おうぜ。」

 

悔しいが賛成だ。

 

そんなこんなでレストランに着き、注文をとる。今気づいたが、このナイフどうしようか。床に置くのも危ないし、かといって机の上も危ない。うーむ困った。そう悩んでいると銀髪の青年から声がかかった。

 

「嬢ちゃん、食事の時それ邪魔になるだろ、俺が持っててやろうか。」

 

「いえ、大丈夫です。」

 

この人に持たせたらナイフだってバレてしまうのでダメだ。まぁ邪魔だけど自分で持ってるしかないか。と思っていると料理が運ばれてきた。美味しそうな匂いが食欲をそそる。じゃあ早速…

 

「おっと、嬢ちゃん。食べる前にやることがある。俺の知人から教えてもらったんだけどな。極東の国、日本を知っているか?」

 

「うん。」

そのくらいは知っている。

 

「日本ではな、飯を食べ始める時に『いただきます』と言って、食べ終わる時に『ご馳走様でした』と言うらしいんだよ。」

 

「そーなんだ。」

それは知らなかった。

 

「だから、使ってみようぜ、嬢ちゃん。」

 

「うん。」

 

「じゃあ、『いただきます』。」

 

「『いただきます』。」

 

美味しい。うん。普通に美味しい。

 

 

 

私達は食べ終わると一緒に『ご馳走様でした』と言う。そして銀髪の青年がお金を払い、店を出た。

 

「じゃあそろそろお別れだ。ちょっと友人と集まらなくちゃいけなくてな。」

 

「そうですか。ありがとうございました。」

 

「気にすんなって。」

 

「では。」

 

「おう。」

 

私は孤児院へと向けて歩きだそうとした時後ろから声がかかった。

 

「夜は危ないからあまり外に出るなよ!嬢ちゃん!あと、嬢ちゃんは大人になったら別嬪さんになるぞ!」

 

と言われたので、軽く会釈をし、私は歩き始めた。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「ポルナレフ!どこ行っておったんじゃ!集合時刻が過ぎとるではないか!」

 

「すまねぇ、ジョースターさん。カワイイ女の子とお茶してたんだ。」

 

「何をやってるんじゃ、まったく。」

 

「やれやれだぜ。」

 




ポルナレフと銀髪少女の邂逅回でした。

誤字等ございましたら教えていただけるとありがたいです。
質問、意見まってます。
もしよければ感想、評価、よろしくお願いします。

追記:日付などを消しました。あとがきも少し変えました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。