夢物語   作:痛み分け

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ひと月に最低一話でも投稿しなくちゃいけない気がしたので、短いですが投稿。
とりあえず、二話分入ってますがつながりはないです。
線で区切りを入れました。









Fate没ネタ

FGO 没ネタ

 

―――――体が硬直する。

動かないといけないなのに、思う様に動いてくれない。

「せん…ぱいっ……」

後輩であり、私のサーヴァントたるマシュの声が耳に入る。その声に何時もの冷静さは無く、焦りや苦痛に満ちていた。

優しい娘だ。自分の心配よりも他人の心配が先。

ただ、その心配も残念ながら無駄になってしまう。

刻一刻と、目の前の大きな化け物は魔力を増幅している。

私に分かるのは、もうすぐ魔力の増幅が終わり放出しようとしている事と、その一撃は全てを壊すに足る事。

THE END、CHECK MATE、GAME OVER…表現は多々あるけれど、意味は大して変わらない。

わたしのぼうけんはここでおわってしまった

本当に?もう終わってしまっていいの?

なんだ、諦めるのか

誰かの声が頭に響いた。

今世の適格者は駄目なようだ

適格者、何に適格したのだろうか?

知らないなら、知らないで良い…いずれ分かる

それよりも、大事なのは今だ

お前はどうしたい?

私は……

悠長に悩んでいる暇がないことくらい分かるだろう

精々、一分程度と言った所か

選べ

何も為せず、何も残せず、無様に焼却の波に巻き込まれるか

最後まで抗うかを

私は、まだ死にたくない。私は、諦めるわけにはいかない。たとえ、ここで散ったとしても。私の心までは、魂までは屈したりなどしない。

その先に絶望があろうとも、か?

絶望?違う。私は希望を掴みに行く。その先を邪魔するのなら、全て蹴散らすだけだ。

呼べ

我が名は勝利者、打ち破りし者 ウルスラグナ

黄金の瞳の寄る辺に従い、我が剣は汝と共に

体から魔力がごっそりと抜かれていく。それと同時に右目が熱く、滾る。まるで何か別の物に変化している様に。

――――突風が巻き起こる。

中心に一本の黄金の剣が現れた。一刻の猶予もないのに、熱に浮かされたように一歩、また一歩ゆっくり足を進める。

剣を握る。頭に同じ声が響く。

振るえ

ふとマシュの方を見て、笑顔をつくる。

化け物を見据え、剣を上段に持ち上げ、振り下ろす。同時に化け物から魔力の塊が吐き出された。

音は無かった。ただの一振りで化け物の放った魔力も化け物も切り裂かれていた。

ジジジ、と言う接続の不良を訴えていた通信機から焦ったような声が聞る。

〈大丈夫かい!?〉

聞きなれた、ロマン・アーキマン、ロマニの声だ。

「何とかね……、マシュは無事?」

「私も、何とか。

ところで先輩、その剣は?礼装のように見えますけど…」

マシュに言われ、改めて剣に目をやるが先ほどの声は響いてこない。

「さぁ?ウルスラグナだとか言ってたけど、なんなのかしらね。」

〈ウルスラグナだって!?〉

「何かすごいやつなの?」

〈ゾロアスター教における戦神だよ!

でも、おかしいな…いくらなんでも神霊と契約、そもそも召喚なんて普通できないのに〉

〈ムフフ…面白い事になっているねぇ〉

「面白いこと、どういう意味ダヴィンチちゃん?」

〈君の右目が黄金瞳に変わっているね

大方神霊を呼べたのもその瞳がトリガーになった、という所だね〉

マシュはじっとこちらの右目を見ると、口を開いた。

「本当に先輩の右目の色が変わっています…。

黄金瞳とは何ですか?」

〈さぁ?〉

「さ、さぁ?」

〈だって、よく分かっていないもの

自他ともに天才と認められる私をしても見たのは初めてだし〉

知らない、分からない、を忌避するダヴィンチちゃんでもお手上げらしい。

〈ただ、後天的に黄金瞳になるケースは史上、類を見るものではなく貴重らしいよ

魔術師的に言うのならば、ホルマリン漬けにしてでも残しておきたいらしい〉

「それは魔眼の類だからですか?」

魔眼、リアル邪気眼のことだ。所謂、オレの瞳に封じ込められた龍が暴走してしまう的な。

〈私が今まで聞いた話だと、見えざる物が見えるとか、人智を遥かに超える演算能力を得られるとか聞いたことはあるよ

実態は分からないけど、ある魔術師は『根源』そのものと例えたらしい〉

大変貴重な事は分かった。

〈詳しい話は後にして、とりあえずこっちに帰ってきなよ〉

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

ソウルイーターの聖剣もしゃべるんだからこじ付けてしゃべらせようぜ!

 

「サーヴァントセイバー、召喚に馳せ参じました。

貴女が私のマスターですか?」

「ええ、そうよ。

単刀直入に聞くけど、貴女はアルトリア・ペンドラゴン?」

「…如何にも。」

「ところで貴女の象徴たる剣はどうしたの?」

「…聖剣ですね。

ここにはありませんよ。いや、私は持っていないというのが正しい。」

「え?」

「全く、どこに行ったのでしょうね。」

 

聖剣エクスカリバー。

伝承では人々の想念により生み出された神造の兵器、通称最強の幻想。

が、訂正をするならば最強の幻想がエクスカリバーなのではなく、聖剣が最強の幻想である。つまり、史上登場する全ての聖剣とは最強の幻想を指す。言ってしまえば、同時期に登場する聖剣とは木から延びる枝葉である。アロンダイトだって、アスカロンだって、ガラティーンだって元を質せば同じなのである。ただ、枝葉の形の違いが聖剣それぞれの能力の違いを生み出してはいるのだが。

そんな中でエクスカリバーは一つ違う所があった。それは自我を形成していた事である。人々の想念に生み出されたがゆえに、想念の代行者としての面を持つための措置であった。ただ、正確には聖剣自体に自我は存在していたが、表に出る事は無かった。理由は単純で担い手を選ぶのは聖剣ではなく、代行者によって選定されるためである。自我が邪魔になると判断されたためでもある。

エクスカリバーに自我が表面化した一因として、エクスカリバーには選定のための剣と言う一面があったからだ。この選定は神が担い手を選ぶ従来式ではなく、聖剣が担い手を選ぶものだった。そうした事から聖剣の自我が表面化した。

 

「聖剣に自我……ね」

「ええ、最初は私も耳を疑いましたよ。

私が選定の剣を抜いた経緯は?」

「確か、貴女の兄ケイ卿の代わりの剣を探したのが切欠だったかしら?」

「そうです。」

 

アルトリアと聖剣エクスカリバーの出会いは、そうドラマチックなものではない。いや、人に言わせれば運命的と捉えるかもしれないが、少なくともアルトリアにすれば偶然であった。たまたま兄ケイ卿の剣が折れ、たまたま代わりに見つけた剣が選定の剣で、たまたまその剣を引き抜くことが出来た、そんな感覚である。自身の相棒たる聖剣は引き抜くところまでたまたまなわけではない、と言うだろうが。そもそも、そんな簡単に聖剣が持ててたまるか、とも言える。確かにあの時代、バーゲンセールのようにポコジャガしていたが。

どうあれ、こうして聖剣とアルトリアが出会った事から王への道が始まるのであった。

 

「聖剣の自我はどんな人だったの?」

「人、ですか。

確かに人以上に人間らしかった。」

 

聖剣にアルトリアはおんぶにだっこであった、というより唯一気を許せるからこそ何でも言えた。アルトリアの悩みを受け止め、時に諭し、時に共に考えた。勿論、弱気になった時には叱咤激励をしてくれた。親のような、唯一無二の親類のような、不思議な存在だった。こんな話があった。

『私は王となるべきでは無かったのかもしれません。』

今よりブリテンを良くしようと動いても一向に良くはならなかった頃に、聖剣に言った。

《お前がそう思うのなら、そうかもしれぬ

が、幾多の担い手を見た我にすれば、お前ほど民のために尽くした者はいない

私欲のために国を滅ぼした担い手が居た、国に平和をもたらした担い手が居た

ただ言えるのは、どの道であろうと満足して逝った者たちばかり

お前は今ここで死んだとして満足できるか?》

『できるわけがありません。

まだ我が母国、ブリテンは滅びから脱却できていないのだから。』

《それは果たすべき債務でしかない

お前の意思がない、とは言わぬが時に思うがままに生きるのもよかろう》

『ですが…』

《何も今すぐでなくともよい

少しずつでいい

歩みを止めなければ、いずれ分かる時が来る》

そう聖剣に諭された。

 

「本当に不思議な人だったのね…」

「はい。

今、というよりある騎士から言われた一言でその意味が分かりましたが。」

「一言、というのは……それは聞いてもいい事?」

「ええ、吹っ切れたことですから。

【王は人の心が分からない】、と。」

「それは……」

「事実でした。

私は自身に王である事を課していた。

それは自身を人の道から外すことを意味している。

人では、人を裁くことはできませんから。

そうして最強を自負していた円卓の騎士たちもちれぢれになり、結末を迎えました。」

「カムランの事ね。」

「そうです。

騎士ベディヴィエールには辛い選択をさせました。」

「聖剣の返還ね。」

「私がセイバーのクラスで現界したものの聖剣を持っていない理由です。」

「そうね、自我を持つのならば完全に貴女の宝具とは言えないものね。」

「ただ、可能性ならあります。」

「えっ?」

「貴女が私を触媒で特定したように、聖剣に私の現界を特定させることが出来れば…あるいは。」

「そう…、会いたいのね。」

「さぁ、どうなのでしょう?

どちらかというと手元にないと落ち着かない、というのが正しい気がします。」

本当にどこに行ったのだろうか?

 

 

「セイバァ、たとえお前の槍であっても我の宝具は止められぬ。

最後の選択をさせてやる。

許しを請い、我の情婦となるのであれば聖杯だろうとなんであろうとこの世の全てをくれてやろう。

そして、特別に我の横で見届ける権利をやろう。

選べ、セイバー。」

「くっ。」

それは事実だ。

いかに聖槍であろうと英雄王の宝具に絶対に打ち勝てるとは限らない。よしんば打ち分けたとして、その余波な計り知れない。

ここまでだろうか?ここまで来たというのに。前回の二の舞でしかないのか…

《見ない間に、ずいぶんと弱気になったものだ》

不意に頭に声が響く。

《いや蛮勇とでも言えた、怖いもの知らずのお前はどこにいったものか》

ずいぶんと遅い登場である。

「使い手より遅く駆けつける武器等聞いたことありません。」

「ふん。

血さまよったか、セイバー。

虚空に話しかけた所でお前を助けるものなどいない。」

「本当にそうでしょうか、英雄王。」

「なに?」

「貴方に唯一無二の親友が居たように、私にも私が私たる武器(相棒)がいる。」

「ほざけ、弁えろよセイバー。

我の前で奴の名を出して無事で済むと思うなよ。

気が変わったわ、貴様はここで死ね。」

《どうやらせっかちな奴と戦っておるようだな、ルキウスを彷彿させる》

「ふふふ、そうですね。

談笑は後にとって置くとしましょう。

来なさい、私の聖剣。」

《おうとも、我が担い手よ》

目の前に烈風が巻き起こり、中心に忽然として金色の剣が姿を現す。

懐かしい姿だ。全く変わりがない。剣に触れる。その瞬間、膨大な魔力が迸る。同時に僅かな違和感がある。

《聖剣事情も昨今は変わっていてな、今のお前は星と契約をしている状態にある

まぁベディヴィエールに感謝せよ

全ては奴が制約を勝ち取ったが故、な》

「流石、私の誇り。」

《その言葉、生前の奴に聞かせればよかろうに》

「駄目ですね、貴方といると無駄話をしてしまう。」

《奴の頭の血管を見よ

鶏冠にきているらしい》

「我を差し置いて、誰と話しているかは知らんが、そのまま無様に死ねぇ!

天地乖離す開闢の星ィ!」

《所詮は世界を砕くだけの一撃

世界を創る聖剣の一撃には敵わぬ》

「ええ。

切り拓け、我が一閃。

約束された勝利の剣!」

振りぬかれた聖剣から極光が斬撃となり、黄金のフレアのように煌めき、英雄王の一撃を砕いた。

「おのれ、おのれ、おのれぇぇぇえぇ、セイバーーーー!」

「消えろ、英雄王。

お前は裁定者足らんとしたが、そのために犯したモノを蔑ろにしすぎた。」

消え去った英雄王の残滓を視界に収め、聖剣が言った。

《ふむ、言い忘れていたことがあった》

「なんですか?」

《お帰り、我が担い手》

「ただいま、私の聖剣。」

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

型月×黄金瞳(スチパン)は誰もが一度は夢想したんじゃないですかね

 

 

んー、色々おかしい所しかなかった。

彼らはきっと適当士郎の家に居候しつつ、剣術道場でも始めるんじゃ無いですかね

ベディヴィエールがチョー活躍する作品がミタイナァ、ミタイナァ

誰か、書いてくれてもいいんじゃよ

 








本文の方にも色々書いてはいますが、今回はこんな感じ。
遊戯王にしてもろくに筆が進んでいない・・・・・・
ゆるして

次はメディナさんが可愛すぎるのでその短編ですかね。
いつ遊戯王書くんですかね。
筆休みだから(震え声)



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