神々の力を操る少女   作:OECH

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第三話

 「ここね・・」

 

ナギと翡翠はロンドンの街の一角にある”漏れ鍋”の前にいた。

 

 「お嬢、ここで合ってるの?」

 

 「ええ・・・入るわよ」

 

そう言って二人は中へ入った。

 

 「いらっしゃいお嬢ちゃん、何か飲むかい?」

 

中に入ると、店の主人が優しく出迎えた。

 

 「ホグワーツに入学するんですが、どこで教材が買えますか?」

 

 「え?・・・・ああそれなら裏口を使いな」

 

店の主人は、一瞬驚いたが事情をすぐに把握しナギの質問に答えた。

 

 「どうもありがとうございます」

 

ナギは礼を言った後、裏口から出て行った。

 

 「あら?」

 

 「?お嬢、行き止まりだよ?」

 

裏口からでると、そこには大きな壁しかなかった。

 

 「・・・なるほど。翡翠、この壁魔法がかけられてる」

 

 「え?」

 

 「ちょっと待ってて」

 

ナギは両手に魔力を込め、壁に押し付けた。

 

 「(私の光の力で開けれるかも)」

 

すると、壁の一部分がバラバラになり、いろんな店が並んだ大通りが出てきた。

 

 「・・・すごい・・・・」

 

 「・・・賑やかな場所ね・・」

 

ナギと翡翠は初めて見る景色にしばらく呆然としていた。

 

 「ダイアゴン横丁か・・・」

 

 「・・・お嬢・・・店多いね・・」

 

 「あなたにも買い物リストを渡すから、手分けをして買いましょう」

 

 「うん・・分かった」

 

ナギと翡翠は二手に分かれ買い物を済ませていった。

 

 

 

 「翡翠、終わった?」

 

 「うん、あとは杖だけだね」

 

 「そういえば・・あなた達って杖いるの?」

 

 「いらないけど、橙が欲しがると思うからね」

 

 「どうしてかしら?」

 

 「橙はお嬢とお揃いの物があるとすごく喜ぶんだよ」

 

 「?なぜ?」

 

 「う~ん・・お嬢にはわからないようにしてるけど、僕達式神のなかで橙が一番お嬢のことが好きなんだよね~・・主として」

 

 「・・・//そ、そう・・・」

 

 「言っておくけど、皆もお嬢のことが大好きだよ」

 

 「ふふ、ありがとう」

 

ナギの顔が真っ赤になったが、翡翠の続きの言葉を聞いて微笑みに変わった。

 

 「ここね・・翡翠着いたわよ」

 

 「すごく古そうな店だな~」

 

二人は目的地である杖の店に着いた。

 

 「すいませ~ん、誰かいますか~?」

 

次の瞬間、店の奥から男が出てきた。

 

 「いらっしゃい お嬢さんは新入生かな?」

 

 「はい、ナギといいます」

 

 「わしの名前はオリバンダー ここにある杖は全て世界に一本しかないものじゃよ」

 

 「へえ~」

 

翡翠は世界に一本という所に少し驚いていた。

 

 「では、利き手はどちらかな?」

 

 「両利きです」

 

 「なんと、ではより多く使う手はどちらかな?」

 

 「(単純な力なら左だけど・・器用なのは右なのよね)・・・右手で」

 

 「少し触ってもよろしいかな?」

 

 「ええどうぞ」

 

オリバンダーがナギの手に触れたとき、店の中に優しい風がふいた

 

 「こ、これは・・・なんと素晴らしい魔力!!」

 

 「どうしたんですか?」

 

ナギは急に興奮しだしたオリバンダーを不思議に思った。

 

 「すごく『強大』、それだけではなく『優しい』・・・こんな魔力は見たことがない」

 

 「(そんなにすごい力があるのかしら?)」

 

 「・・・しかし・・・あなたに合う杖があるかどうか・・・」

 

 「え?どういうこと?」

 

 「・・・・いや、お嬢さん少し待っていてもらえないかな?」

 

 「構いませんが・・あ」

 

ナギが答えた瞬間、オリバンダーは店の奥へ飛んで行った。

 

 「・・・・翡翠・・どう思う?」

 

 「さあ・・・それよりお嬢、無防備すぎるよ」

 

 「?何のこと?」

 

 「今はおじいさんだったからよかったけど、お嬢は女の子でさらにすごく可愛いから簡単に体を触らせたらダメなんだよ」

 

 「・・・・//わ、わかったわ」

 

ナギと翡翠が話してる間にオリバンダーが帰ってきた。 

 

 「この杖はどうかな?」

 

 「・・・・!この杖・・」

 

ナギが杖を持った瞬間 店に飾ってある花が咲き、散らかっていた杖箱が片付き、店中を覆っていた埃が消え去った。

 

 「素晴らしい この杖に合う人物が現れるとは・・」

 

 「どういうことですか?」

 

 「この杖に使われている材料は、大昔遠い東の国で採ったもので、今までこの店に来た魔法使いを選ぶことは無かったのじゃよ」

 

 「(東の国って・・まさか日本!?)」

 

 「あなたには素晴らしい素質がある。その杖に選ばれたのだから・・あなたの幸運を祈りますぞ」

 

 「ありがとうございます・・・あと彼の杖を・・・」

 

 「少し長話しすぎましたな、すぐに探しましょう」

 

 

 

数十分後・・・

 

 「ハァ~、やっと終わったよ」

 

 「以外に時間が掛かったわね」

 

ナギと翡翠はオリバンダーの店を出て、通りのベンチに座っていた。

 

 「そういえばお嬢、フクロウは買ったの?」

 

 「いらないから買ってないわよ」

 

 「そっか、そうだよね」

 

 「それに家に帰ったら自分で作るし」

 

 「え、また式神を?」

 

 「ええ、連絡手段用のね」

 

 「(橙の仕事がまた増えそうだな~)」

 

 「さあ、帰るわよ翡翠」

 

 「は~い」

 

ナギと翡翠は自分達の家へ飛んで行った。




完全なオリジナル展開です。

次の話では式神達が大騒ぎです。




主人公の寮が全然決まらない・・・どうしよう(・_・;)
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