オロチ血族の風の神父(ロール)が異世界でオロチ(ギルマス)復活を企む話 作:最強の尖兵
喋ってばっかりで全然進まん。作者の脳みそが足りなさ過ぎて鈍足で困る。
「失礼しますよ」
強風とともに現れる神父服のような服を着た金髪の髭男。(髭は黒)
突然の登場に、現場にいた陽光聖典の面々驚きを隠せずにうろたえている。
つい先程まで場を圧倒していたマジックキャスターと全身鎧の戦士は冷静に現れた男を観察している。
しかしその中で、一人だけ。陽光聖典隊長、ニグン・グリッド・ルーインは現れた男に見覚えがあった。ニグンは、その現れた男の名前を叫ぶ。
「な!?げ、ゲーニッツ!?」
「うるさいですねぇ。あなたには今は用がありません。少し黙ってなさい」
そんなニグンに首だけを向けて、ニグンだけを威圧し黙らせる神父風の男。
黙らせた後、マジックキャスターへと首と体を向け、マジックキャスターへと自己紹介をし始めた。
「……さて、改めまして。はじめまして、マジックキャスター殿。
「ほう……?ソコの塵芥と元同僚か。なにかな、彼を助けに来たとでも言うのかね?」
「……あぁ、いえいえ。ソコの
「ゲーニッツ貴様!私のことを狂信者とはどういうことだ!それに元法国と言うのも!!」
ゲーニッツに狂信者と言われたニグンがゲーニッツに食って掛かる。ゲーニッツはさも面倒くさそうにニグンへと振り返ってサラリと返事をした。
「黙っていろといった筈ですが……まぁいいでしょう。人類のために他国の戦力を殺せ、と命ぜられてその通りに行動している。
なぜ人類救済に、国は違えど人類を守るために戦っているものを殺そうとするのですか?矛盾しているではありませんか。あなたは狂信者その者ではないですか。
ふたつ目の質問ですが、元法国。これでわかるでしょう。抜けました、つい先程」
「ば、馬鹿な!六大神の教えに従うのが間違っているとでも言うのか!更には六大神のご威光を受ける我が法国を抜けただと!?馬鹿なことを!この異端者めぇ!!」
「異端者も何も、ハナッから法国には従っていません。全ては我らがオロチの為に行動していただけに過ぎません」
「オロチ?なんだそれは!?」
「このh……いや、あなたには教える必要がありませんね。さて……あなたとの話は終わりです。《チェーンウィンド/風の戒め》」
話の最後に魔法を放ち、ニグンを見えない鎖で、風の鎖で口まで塞ぎ、雁字搦めに拘束する。
「お待たせしてしまい、失礼いたしました」
「本当にね。脆弱な下等生物如きが、我らが至高の御方を蔑ろにするとは!万死に値するわ!」
「よい、アルベド。下がっていろ」
「……分かりました」
ゲーニッツの謝罪に憤怒を露わにする全身鎧の戦士。それを鎮めるマジックキャスター。
「こちらの部下が失礼しました」
「いえ、こちらも待たせてしまいましたので。さて、改めて自己紹介です。現在【この世界の組織】には無所属であります、ゲーニッツです」
「ふむ…………ご丁寧にどうも。我が名はアインズ・ウール・ゴウン。アインズと呼んでいただければ幸いです」
「ほう……?」
各自の自己紹介にお互いに引っかかる事があったのか、両方共少しの思考が挟まる。
「ふむ、アインズ殿ですな。……さて、今回コチラに伺わせていただいたのは、私の目的の為に貴方様と友好関係を築かせていただこうかと思いまして。……有益そうな御方とのコネクションと言うのは、目的のためにも出来る限り繋いでおきたいのですよ」
「……その目的とは?」
ゲーニッツの目的を問いただすアインズ。返答次第では、目の前のこの男を排除するつもりである。主の考えを察してか、後ろに付き従う戦士もいつでも動けるように体に程よく力を入れる。
「貴方なら……問題は無いでしょう。……はるか昔、この星の何処かに封印されたと言われる、星の意思『オロチ』をこの時代に復活させようとしてます」
「星の……意思……だと?」
「えぇ。まぁ詳しい詳細は省かせていただきます。早い話がそれが私の主……ですよ。オロチ復活ために必要な物と場所が少々ありまして。そのための情報交換なぞをお願いしたいのですよ。いかがです?」
ゲーニッツの口から出てきた目的の内容は途方も無いものだった。己が主を復活させたい。これはわかる。問題はその主の存在……星の意思というものだ。途方も無い存在が居るということに、唖然とするアインズ。しばらくすると注視しなければ分からない、淡い光が彼を包み、その光が消えると彼の感情も落ち着いたようである。
そして考えた。情報交換と言っていた。ならばと条件をつけてみることにした。
「……条件がある。とある事情により、こちらもここらへん一体の情報がほしいのだ。先にその情報を貰いたい」
「えぇ、構いませんとも。それではこれで交渉は締結ですね」
アインズが出した条件はすんなりと受け入れられた。
「あぁ、情報はこの後、我が本拠地にてお聞きしたい」
「アインズ様!このような下等生物を栄えあるナザリックへ招くというのですか!」
「アルベド!」
「し、失礼いたしました……」
「よい…………一つだけ今、聴きたいことがあるのだが」
「はい?なんでしょうか?」
一段落ついたのでアインズは先程から気になっていたことをゲーニッツへと問いかける。
「先ほど……ソコの塵芥が呼び出した
アインズがオモチャと称した威光の主天使。ニグンが言っていた、この世界では魔神を討伐したという最高位天使だという。ゲーニッツの言動から、強者のソレを嗅ぎとったアインズは、彼が倒したと予想していた。
「あぁ。
「いえ、お気になさらずとも問題ありませんよ。ただ、私の力を思い知らせることができなかっただけですので」
正確にはあの主天使でダメージを負う感覚を感じてみる予定だったが。という言葉は言わずに返答する。
「さて。話も纏りましたし、そろそろ行きませんか?」
「そうですねぇ、そうしましょう。ところで、あそこに転がっている
「……ッ!」
急に話を振られたニグンがびくりと体を震わせる。目の前のマジックキャスターと元同僚から逃げようと、縛られた体を引き摺って逃げようとする。
「あぁ……こちらで情報を吐かせたいのでアレとその部下たちは私達の方で頂きたいのですが」
「ふむ。まぁ私としてはアレに興味がありませんから、どうされようと構いませんとも」
「ありがとうございます。それでは私の拠点の方に送ります。《ゲート/異界門》」
アインズが唱えた転移魔法でできたゲートの中へと陽光聖典の面々が放り込まれていく。数分もすれば、彼らは全員アインズの拠点へと送られていた。
「これでよし。さて、私はあそこに見える村へ、脅威が去ったことを知らせに行かねばなりません。なので、ゲーニッツさんは私の部下のアルベドに付いて行ってもらい、先に私の拠点……ナザリックへと行ってもらおうかと思います……アルベドよ、聞いての通りだ。こちらのゲーニッツ殿をナザリックへとお連れしろ。大切な客人だ。失礼のないようにな。とりあえず玉座の間へと案内しておけ」
「了解いたしました……ゲーニッツ様。どうぞこちらへ……」
「ありがとうございます。それでは、アインズ殿。また後ほど」
アルベドと呼ばれた戦士と、風を操る神父は、アインズが開いたゲートへと入っていくのであった。
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