ときめきメモリアル4 ~the original story ~   作:ユキヒコ

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大変お待たせしました!カイのルートを改めてやり直しまして
カイのキャラを思い出し始め、これなら無理のない感じに仕上がるかなっと
思い投稿を再開することにしました それではどうぞ!


第四話『デート in left shool early 中編』

アイツとの作戦をじっくり話し合って実行した後、

あたしは教室に戻った 皆、6限目の授業の準備しているとこだな

とりあえず、自分の席に座ってると男子の…世良だったな、うん 

そいつがあたしに質問してきた

世良「あのさ、龍光寺さん 立花の奴見掛けないんだけど 何かあったの?」

見るからに運動が得意そうな奴が臆せずに聞きにくる 

その後ろで正宗もあたしに引っ付くようにしつこく聞きに来た 確かに鬱陶しいな

自分で言うのも何だけど評判は悪い方だから近づかないと思ったけど不思議だな

なんてくだらないこと思ってないでクラス全員に聞こえるようにぶちまけてやったさ

 

おっと、でもそれじゃあ分からないだろうから 

作戦実行までの時間まで遡って立花が説明するぞ 

ま、ゆっくりと聞いてくれよっと…

 

「…よっし、んじゃあこれに決定…だ」

龍光寺「あぁ…でもお前、本当にそれで良いのか?」

三回目の確認、いくら見た目が変わってもコイツは本当に優しい奴だな

当然これを実行するのはかなり怖い だけど…

 

「大丈夫だ、それくらいしないとリアリティがなくて逆にアウトだろ?

なるべく嘘を付かずにやり通す それでいいのさ」

龍光寺「ふーん、お前って肝が据わってたんだな

仮病にそこまでの事をする奴なんか居ないよ」

そう言って微笑む龍光寺を見てなんていうか…

勇気が湧いてくる 仮病に勇気もへったくれもないし頭おかしいわ

でもこれで何かが動き出す そう確信した

 

「んじゃ、行くぞ…人が来ないうちに」

龍光寺「そうだな…行こうか」

お互い小声で呟きつつ、そっと理科室を後にして作戦開始することに

その場所は…三階につづく階段の最上段 なるべく水道近くでな

 

「はぁはぁ…!よっしゃ水道だ!やったぁ!

授業も始まっちまうし速攻で飲みに行かなきゃな!」

おれは馬鹿みたいに甲高く芝居がかったような独り言をつぶやき

とおッという掛け声を上げ最上段から飛び上がる!

「いくぞ!必殺スパイダーキィィックゥゥゥ!!」

普段特捜なんか見ない癖して

その技を借りて地面に目がけ飛び蹴りを放つ

と、ここで素早く着地する足を大きく捻る!

そして着地した瞬間におれの足の骨が折れる音が聞こえ激痛を訴えてきた

 

「う、ぐぉぉぉ…!ゆ、夢半ばで…」

龍光寺「おい…!どうした、立花! お、お前…足を…!」

痛みを訴える悲痛な叫びに近くに居た龍光寺が駆け付けわざと目立つような

口調で訴えかけると 一人の女子生徒が来ておれ達に駆け寄ってくる

 

「そ、その子…どうしたの?なんか苦しそうだけど…」

龍光寺「あぁ…コイツが足をひねっちまったんだ 馬鹿な奴だよ…

あたしはこの馬鹿を保健室に連れていくから 

アンタは先生を呼んできてくれ!」

「わ、分かったわ…!すぐに呼んでくるわ!」

その人は疑うこともせずやや青ざめた表情で足早に先生を呼びに行った

そうして保健室へ向かうために担いで貰ったのだ

いやはや…医学での知恵がこんなことに使う事になるなんてなぁ

まぁ………おれはもう医者なんかどうでもいいと思ってるけどな

 

その後おれ達は保健室に行き先生の審査を掻い潜り

後に来た末寺山先生に事情を話して一緒に親と連絡を取る

それでオフクロと話をして龍光寺がおれの鞄を持ってことになって

その間をベッドで待つことにした 我ながら完璧な作戦だったな

逆にうまく行き過ぎて怖い… なんていうかアクシデントが起きると思ったのに

拍子抜けだったぜ… 

とまぁこんな感じだな…んじゃあ龍光寺の視点に戻すぜ?

 

「まぁこんな所だな…あたしはアイツの面倒見なきゃいけないんだ

ごめんな、せっかく来たのに…」

あまり話さないクラスの奴らはあたしの話を聞いて本気であいつを心配した

顔してざわついていた 正宗はそれ以上…だな 立花って結構好かれてんのな

…なんかちょっと良心に響くな こりゃ あたしはサボりなんて慣れてるのにさ

 

根暗な女子「…全く、皆は疑うことも知らないのね…」

「ん?アンタは……」

すると今まで教室の隅に居た暗そうな女子が立ち上がって

呆れた目つきをしながらこちらへ寄ってくる あんま学校行ってない

あたしはすぐにその女子の名前が浮かばない いや会ってないから

完璧に浮かんでこないけどな

大倉「影不二玲奈さんね…」

赤髪「れぇちゃん それどゆことー?」

となんか右耳で耳打ちで教えてくれた …大倉さんだな うん

それで影不二が前に出ると皆そっちへ向いた ちょい棘の入った言葉で来たしな

 

影不二「その呼び方、今すぐやめなさい…でないとぶっ飛ばすわよ?」

赤髪「うひぇ…」

見るからにあたしより近寄りがたい感じだと思った影不二の言動で

チャラっぽい赤髪は青ざめた表情でフリーズ まぁ美しい薔薇にも棘があるって

言うしな…まぁそれは置いてあたしはじっくりとその女を見てやった

なんていうか常に目線が下になって暗い印象がある感じだ そして知的な感じ

あたしは下手なことを言わないように口を紡ぎ影不二の出方を待つ

そしたら隣に居た眼鏡…語堂がやや砕けた感じに聞いてくる

 

影不二「ふん、そこに居る龍光寺って子は問題行動ばかりを起こす

所謂不良少女なのよ?少し見方を変えて考えなさいな」

嫌味な感じを漂わせた言動で皆に問いかける 何ていうか良い性格してるよ

この影不二は …とりあえずあたしはコイツの答え次第での

言い訳の準備をして考えておこうと頭を働かせる

 

語堂「…まさか、龍光寺さんがやったって言いたいの?」

影不二「…えぇ、最上段に居る立花君を後ろから突き落として

足首を捻らせる…なんてこと わけなく出来るわ さ、どうかしら?」

あられもない濡れ衣を着せる言葉をあたしに突きつけるこの影不二玲奈

一瞬バレたのかと思ったが なんてこともないあたしの印象を悪くするだけの事

だったら大丈夫だとほっと一息ついて軽く流してやろうと思ったら

 

世良「それは言い過ぎじゃあねぇの?影不二」

美見籤「所詮は噂じゃない それに惑わされて

本当の龍光寺さんを見ようとしないのって酷いと思う」

まさかのクラスメイトが反論しあたしの側についた事に

ちょいビビった こいつらマジか…ってね 

こんなあたしの言うことに信じたのかよって

 

影不二「何を言ってるのよ…現に今日も学校をサボってる

すでにこの女は真っ黒 嘘だって平気で付くに決まってるわ」

語堂「あのさ…影不二さん、そうやって物事を悪く見るの良くないよ?

あたしは分かるの 彼女の目は嘘を付いてないってさ」

赤髪「うんうん、真っ直ぐおれ達に面と向かって説明する

そんな龍光寺さんが嘘を付くなんてとても思えないよ

考えすぎだって」

そんなあたしの肩を持つ二人の反論やクラスの熱気に

次第に反論できず口ごもった影不二 ちょっと悪いことしちまったとは思った

別にあたしを悪く思うのは間違ってないしその噂も当たってるのはあるしな 

だから持ち上げまくりなクラスの連中を少し呆れた眼差しを送りたくなったな

だって…あんま会話してないのにあたしが良い奴だと決めつけられてるんだ 

あたしを温かく迎えてくれるのは嬉しいけど、なんかお人好しすぎるよなって思う

…まぁそんな感じで心の中でぼやいたあたしは立花を任され教室を早々と出て行った

 

赤髪「…やるもんだねぇ…クラスの皆を騙すなんて 度胸があるわな」

ユキヒコ「うん…でも悪い子だね…二人共」

赤髪「あぁ、全くだ…まぁおれらは気にしませんよ 

これ以上の協力はしない、好きにやりゃいいのさ」

ユキヒコ「うん、後悔するのは二人だ 必ず報いが来るさ」

 

正直、あそこまでされると罪悪感を感じてしょうがなかったよ…

サボるなんて慣れてるからへっちゃらって思ったのにな…

にしてもあの正宗が怒らなかったのは何でだろうな

…まぁどうでもいいか と疑問を適当に流していると聞き覚えのある声が

あたしの耳に響かれ振り向いてやった …やっぱり皐月だ

体操着を来ていて体育へ向かう所だったんだな…はぁ面倒くさい 

少しむくれた表情であたしを見ている

 

皐月「もう、またサボろうとしてるの?ダメよ ちゃんと授業に出なきゃ」

「あー…悪いと思ってるよ…でも今回は違うんだって」

注意をかけてくる皐月に対して目を逸らして言い訳を口にする

正直苦手だよ…お節介というかなんというか 

でも、あたしが持っているもう一つの鞄を見て神妙な顔をして

質問してくる あたしは簡潔に皐月に説明した

 

皐月「そう…あの子、怪我したのね…ご家族に連絡したの?」

「あぁ、おばさんが中央駅で待ち合わせにした これで文句はないな?」

皐月「…えぇ、事情は分かったわ 

じゃあ、私 もう行くわね しっかりとエスコートするのよ?」

念を押してくる皐月に口裏合わせて早々に退場させてやった

流石に皐月にはバレるかとかなり警戒してたが アイツも人だな

心の中で安堵したあたしは皐月の後ろ姿を見ることなく保健室へ

 

んじゃ、あたしの視点は終わり 立花に戻すぞ

 

六限目の教科書を5分間にらめっこしてると扉が開く音がした

末寺山「おかえりなさい…龍光寺…さん」

龍光寺「先生、荷物は持ってきました 後はあたしに任せてください」

 

保険先「しかし…いいのかしら?ここで待って保護者のお迎えを…」

龍光寺「いや、立花のお母さん…明美さんは隣町のひびきの中で教師やってるし

なかなか抜け出せないと思うからなるべく近くにした方が帰って助かるんですよ」

龍光寺が納得がいくような上手い言い訳を考えてくれた

何せオフクロがひびきの中に赴任してる事を気遣ったように言ってくれたからな

これにはさしもの先生達も信じ込んでおれを託した

そして正門まで抱えられたまま移動することに

不謹慎だがちょっとドキドキしたな…おれも男だなと悲しくなってきたよ

コイツはただの幼馴染だってのに…

あと、なんか校庭を歩く途中で何かの視線を感じたんだが…

気のせいだよな?

 

こうして、少年は無事に少女との遊びへと足を踏み入れる

果たしてどうなることやら…

 

後編へ続く

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