仮面ライダーまどか☆555 ──灰色の冀望   作:人生舐めてる

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今回は仮面ライダー555メインの話です。
まどマギが一ミリも関係ないです。
見たくない人は、ブラウザバック推奨です。

え、そんな事より本編すすめろ?、
すみません、許してください!なんでもしますから!

今回の話は本編とは一応関係ありますが……。後、ファンフィクションです。




エピソード0《前編》

 〜1〜

 

 

 人目につかない廃工場の場所でローズオルフェノクとファイズが戦っていた。

 

 ファイズの装着者は乾巧。

 乾巧は、オルフェノクの王の復活を阻止しようとしていた。しかし、それをローズオルフェノクがさせまいと、ファイズの前に立ち塞がり、ファイズを始末しようといていた。

 

 戦い始めたファイズは ファイズエッジ()を使って応戦していたが、素人目でも明らかにローズオルフェノクに追い詰められていた。

 ファイズのベルトは並のオルフェノクを簡単に倒せる程、装着者に力を与える。しかし、ローズオルフェノクの実力が並のオルフェノクよりも桁違いに強かったのだ。

 

 ローズオルフェノクは自分の得意な攻撃(使徒再生エネルギーのある薔薇の花弁)でファイズを翻弄していた。薔薇の花弁(花びら)は一枚一枚、高速に吹雪のように舞い散りファイズに触れるたび爆発し、ダメージを与えた。

 ファイズはソレを撃ち落とすなりファイズエッジで切り落とすが、数が多すぎて捌ききれずダメージを受ける。

 

「ぐ、うああ!」

 

 ファイズは爆発の衝撃で転がる。転がりながら、ファイズエッジからファイズインパクトへとメモリーを付け替え右拳に装置し、ベルトに装着したファイズフォンのエンターキーを押す。

『 Xceed Charge 』

 それと同時にファイズは立ち上がり、ローズオルフェノクへ向かって殴りかかる。

 

「やあああ!」

 

 しかし、ファイズの突き出した拳はローズオルフェノクが裏拳によって弾かれてしまう。弾かれた衝撃でファイズは懐ろどころか、身体全身がガラ空きになり、ローズオルフェノクは弾いた逆の拳でファイズの装甲部分に思いっきり殴り、ふき飛ばす。

 

「ぐあっ!」

 

 殴り飛ばされたファイズは痛みと衝撃で身体が軋んで地面に這い蹲ってしまう。殴られたファイズの装甲は拳の形に凹んでいた。

 それでもなおファイズはゆっくりだが、力を振り絞って立ち上がった。

 

「そろそろ、ファイズのベルトを返して貰い、裏切者のオルフェノクである貴方を始末させていただきます。」

 

 ローズオルフェノクは疑問に思っていた。

 ファイズの装着者、乾巧はオルフェノク(怪物)でありながらも人を守る為に戦っていた。

 乾巧は自分が化物だと理由で人間に差別され、蔑まされる存在だと知っても、実際に周りから恐れられても、なお人を守る姿勢が一切揺るがず、意志を貫きとおしている。

 ローズオルフェノク、いや、村上はソレを不思議で仕方がなく乾巧に質問する。

 

「それにしても何故、貴方は自分が人であり続けようとするのですか?貴方はオルフェノクだ。それ以外に生きる道はありません。」

「俺は人間である事を捨てたりはしない……──何があってもな!」

「オルフェノクとして生き、王の力を受け入れれば死の運命から救われる!貴方は死ぬのが怖くないのですか?例え人と同じ様に……いや、それ以上長く生き続けとしても、貴方は人間に裏切られるのが怖くないのか!?」

「怖いさ……だから一生懸命生きてんだよ!──人間としてくだらねー事で傷ついたり、人を愛したり愛されたり、そうやって、泣いたり笑ったりして生きていきたいんだよ!」

 

 乾巧はそう言った直後にファイズフォンのメモリーをファイズポインター(デジタルトーチライト型ツール)に挿入する。

『 Ready 』

 そして、ファイズアクセル(リストウォッチ型コントロールデバイス)を取り出し、付属しているメモリーをベルトに付け替える。

『 Complete 』

 その電子音声と共に、ファイズの胸部アーマーが展開して肩の定位置に回転し収まり、複眼の色は黄色から赤へと変わり、エネルギー流動経路はベルト付近を除いて銀色のシルバーストリームに変化する。

 ファイズはファイズの超高速形態、アクセルフォームへと変身した。

 ファイズはすぐさまファイズアクセルのボタンを押し、超高速モードへと移行した。

『 Start Up 』

 その音声と共に、ツールがカウントダウンを開始し始める。

 ファイズはすぐさま目にも留まらぬ速さでローズオルフェノクへの近くへ移動した。ローズオルフェノクを上空へ高く蹴り上げた。

 

「ぐっ!」

 

 そのままファイズは連続で円錐状の赤い光をローズオルフェノクの周りに射出・ロックオンし、ローズオルフェノクに連続でクリムゾンスマッシュ(跳び蹴り)を五発叩き込んだ。

 

「やぁぁぁーーーっっ!」

 

 5方向からやってくるアクセルフォームで強化されたクリムゾンスマッシュにローズオルフェノクは回避する事も防ぐ事も逃げる事さえ出来ず、為すがままに攻撃を受けた。

 

three(3)two(2)one(1)…Time-Out 』

『 Reformation 』

 

 攻撃をし終えたファイズは着地し跪く姿勢をとりながら、電子音声と共に元の黄色い複眼をした、赤いラインの胸に装甲のある姿へと元に戻る。

 乾巧はローズオルフェノクを見ると、人間の姿へと元に戻っておりマトモに動く事すらままならず、満身創痍だった。立とうとしても直ぐに姿勢を崩しそのまま這いつくばった。

 ファイズはファイズエッジを構えながら村上に近づいていく、そして、目の前に来て村上の首元にファイズエッジを添える。

 

「ぐっ……!」

 

 村上は自分はここで終わりだと思い、目を閉じて覚悟を決めた。

 しかし、ファイズは一刻間を空けて首元からファイズエッジを離した。

 そして、乾巧は変身を解除した。巧の目は何処か哀しみを感じる目だった。

 

「今更……私を憐れむのですか?」

「本当にあんたは人間として生きていく事は出来ないのか?」

 

 村上は先程のファイズの攻撃から歯を食いしばりながら、巧に答える。

 

「私は、オルフェノクである事を捨てたりはしない……!オルフェノクが自分がオルフェノクになって後悔した様に……人間が、人間に生まれてきた事を後悔させなければならない!オルフェノクには、オルフェノクのリーダーが必要なんだ!」

 

「……そうかよ。」

 

 巧がそう言った直後の事だ。

 

「!?」

「──な、ぐ!?」

 

 巧の顔の右側から何かが通過した。それが村上に当たり、村上が拘束される。オルフェノクの命の防衛本能なのか、村上はローズオルフェノクへと自然と変身していた。

 巧は見覚えがあった。村上を拘束しているものはカイザブレイガンのエネルギーネットだった。巧は振り返り、カイザの姿を確認する。

 

「草加!」

「どけ!──でぇりゃあああ!」

 

 カイザは巧に聞く耳を持たず、押しのける。そして、カイザはローズオルフェノクにつっぱしり、処刑するかの様にカイザはローズオルフェノクの首を切断した。

 瞬間、村上は青い炎に包まれながら、巧に近づいていった。

 死に向かいながら乾巧の両肩を鷲掴みしながら大声で言い放つ。

 

「──こ、コレが人間だ、乾巧!…いずれ貴方も、木場勇治も!私と同じになる!同じ死の運命を辿るだろう!」

 

 村上は言い終えるとその場に倒れ、薔薇と灰が混ざり、その場に崩れ落ち、頭が薔薇の花弁の舞になり散っていった。

 乾巧は村上の最後と思われる光景を一部始終瞬きを許さず、ずっと見ていた。

 対し、草加は水を差すかの様に乾巧に話しかける。

 

「敵なら早く殺すべきだ、何をかんがえているのかなぁ?いったい……ま、どうでもいいけどね。」

 

 それだけ言うと草加はその場から去っていった。

 巧はその場に突っ立て、村上の灰が風によって掻き消されるまで見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 〜2〜

 

 

 

 草加は真理、啓太郎、鈴木照夫(預かった子供)、の場所へ向かっていた。鈴木照夫は殺さなくてはならない、自分の義父(とおさん)から奴の体にアークオルフェノクがいる事を教えて貰ったからだ。まだ復活していない今、絶好のチャンスだった。相手が何も知らない子供だろうが、草加に躊躇(ためら)いはなかった。

 暫く時間が経過し、そろそろ真理達のいる場所が近くなってきた所だ。すると、こっちへセンチピードが走って向かっていた。

 

 ──オルフェノクの王を守る気か!?……ん?──

 

 しかし、センチピードオルフェノクを見据えると様子が変だ。何かからに怯えて逃げている様だった。草加、カイザがいるのにもかかわらず、そのまま無視して去って行った。

 草加は首を傾げるばかりで、センチピードオルフェノクが逃げて来た方向を見る。

 

「なんなんだ?!あれは?」

 

 すると、其処には首に鳥の翼の様な大きなマフラーを巻いており、顔がバッタのようなオルフェノクがいた。そのオルフェノクは普通のよりも一回りも大きく、雰囲気も違っていた。

 そのオルフェノクは青い炎ごと石化した北崎、ドラゴンオルフェノクを食べていた。

 その異様な光景を見て草加は戦慄する。しかし、目の前にオルフェノクがいたら草加は自分と流星塾の仲間の復讐のために殺さずにはいられない。それは本能に近い性分だった。

 草加はそのオルフェノクに向かって駆け出し、コルドスマッシュをしようとした。

『 Xceed Charge 』

 ──どんなオルフェノクかわからないが、隙だらけだッ!──

 

 草加は四角錐の形をしたポインターを発射し、そのオルフェノクを捉えて蹴り穿とうとした。

 

「でぃやぁああああ!」

 

 しかし、そのオルフェノクはカイザポインターにマークされていても平然と動いたのだ。そのまま、突っ込んでくるカイザを鬱陶しそうに弾いた。弾かれてカイザは地面に転がる。

 

「ぐあっ!──なにぃ!?な、なんなんだ、こいつは!」

 

 するとそのオルフェノクの隣に木場勇治が現れる。

 

「我々の王に手を出すな!草加雅人!」

 

 その言葉と同時に木場はホースオルフェノクへと変身した。ホースオルフェノクは巨大な剣を魔法の様に作り出しカイザに襲いかかった。カイザに2度、斬りつけて蹴り飛ばした。

 

「ぐああっ!」

 

 蹴り飛ばされた草加は確信した。ホースオルフェノクのセリフとあのバッタのオルフェノクの強さからして、あのオルフェノクこそが自分の探していたオルフェノクの王、アークオルフェノクだと。

 カイザは蹴り飛ばされた直後、首を振り少年(照夫)を探した。すると草加にとって幸運な事に直ぐに発見できた。直ぐさま草加はカイザブレイガンで撃ち抜こうとした。

 が、それを見抜いたホースオルフェノクが盾を投げカイザブレイガンの照準をずらし阻止する。

 

「草加!」

 

 そこへ追いかけて来た巧と合流する。

 555─Enter。「変身!」『 complete 』

 巧はファイズへと変身し、直ぐにバイクからファイズエッジ()を抜き取り、ホースオルフェノクに応戦する。

 ホースオルフェノクとファイズは剣を交えながら会話する。

 

「乾!君はオルフェノクだ!何故そこまで人間に拘る!?君が……俺たちが!オルフェノクとして蘇ったのは一体なんだったんだ!?」

「知らねえよそんな事、俺らが生き返った(オルフェノクである)意味も、オルフェノクの力の意味なんてしらねぇ。──お前こそ、本当に理想を捨てたのか!」

「そうだ!その証拠に君を倒す!」

「──そうかよ、なら俺はお前の理想を継ぐ!」

 

 そう言って、再び剣を交え闘い始める。互いに剣でガードしてはの繰り返しだった。

 そこへカイザが割り込むかのように邪魔をし始めた。

 

「乾ッ!俺にコイツにケリをつけさせろ!つけなければ気が済まない!お前はあっちをやれ!それに奴は俺では倒せない!貴様の強いファイズのベルトじゃないと倒せない!」

 

 そう言われて巧はオルフェノクの王を見る。オルフェノクの王は巧を値踏みするような目で見ていた。

 

 ──……オルフェノクの……王。──

 

 

 

 

 

 

 

 〜3〜

 

 

 

 海岸でファイズとカイザはオルフェノクと戦っていた。

 オルフェノクの王とファイズが戦い、ホースオルフェノクとカイザが戦っていた。

 オルフェノクの王は復活とは程遠い状態で、恐らく強さはファイズブラスターより少し強い程度だろう。

 確実に倒すために今、三原(デルタ)を呼んでいる。デルタが来るまで時間を稼ぐ為に今は普通のファイズの状態で戦っている。

 しかしブラスター(パワーアップ)状態でないファイズは圧倒され、防御に専念している。

 

 一方、ホースオルフェノクとカイザの戦いはホースオルフェノクの力が勝り、カイザを圧倒していた。

 

 ──馬鹿な、何故やつに押し負ける?負けてたまるか!奴を倒して、真理の心を取り戻すんだ!──

 

『 Xceed Charge 』「でぃやぁぁああああ!」

 

 カイザは押し負けているのにムキになり、コルドスマッシュ(必殺技)をホースオルフェノクに放つ。対し、ホースオルフェノクは自分の剣を盾代わりにし攻撃を防ぎ、かつカイザを弾き飛ばした。

 

「があっ──クソ!」『 Ready 』

 

 カイザは攻撃が弾かれた事に苛立ちを隠さずにカイザブレイガンを構えホースオルフェノクに突っ込んだ。対し、ホースオルフェノクは今のカイザの攻撃で剣が壊れてしまい、肉弾戦に持ち込むことにした。

 カイザは二、三発カイザブレイガンでホースオルフェノクを斬りつけるが、やがて、ホースオルフェノクがカイザからカイザブレイガンを奪い、逆にカイザを切り刻み始めた。

 

「ぐぁぁあ!!」

 

 カイザはそのまま、受けたダメージで転倒する。カイザの装甲に負荷が激しくかかった為か、草加のカイザの変身が自動で解除されてしまった。

 

「あ、ああ……ぐっ!」

 

 ──草加!──

 

 ホースオルフェノクはもう動けない草加に、使徒再生エネルギーの塊の青い炎の塊を手のひらにかためて、ソレを放った。

 

「ハッ!」

 

 その攻撃が草加に命中し、草加の身体がその炎に包まれた。

 

「ぐあぁぁーーーッ!!」

 

「草加ぁ!」

 

 草加は身を焦がし、焼き尽くす青い炎に包まれ、痛みに絶叫をあげた。

 草加はもう助からないだろう。

 草加に心配し、巧、ファイズはアークオルフェノクを他所に駆けつけた。そんな巧に草加は肩を掴んで言い放つ。

 

「ッなぜだ………?守るべきもののない空っぽの貴様が生き残り──何故俺が死ななきゃいけないッ!?」

 

 巧に放った言葉は逆恨み、妬みが混ざった、必死の叫びだった。

 草加の体はどんどん青い炎に燃やされて灰に塗り替えられていく。その状況に草加は絶望する。

「──!?っ、い、嫌だ……俺は生きる!生きて……────」

 

 その言葉と共に草加の体は全て灰に代わり崩れ落ち、塵になった。

 

「──あ……ああ……!」

 

 巧の掌には、草加(なかま)(遺体)が残っていた。

 

 

 

 To be continued……

 




あ、今回平成ライダーvs昭和ライダーの仮面ライダー555sideの妄想ファンフィクションです。
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