仮面ライダーまどか☆555 ──灰色の冀望   作:人生舐めてる

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ごめんなさいタイタンフォームくらいの更新スピードで。

ストーリーは決まってるのに筆が進まない。
ナンダコレハ?


9話 忘れた物

「巧也……オメェその事故の時、一回……死んでいる。」

 

 海堂の答えに巧也は呆れたに言う。

 

「何を言ってるんだ?海堂さん?俺は今ここで、生きている。」

「信じられないのも無理はねぇ……だが、カイザに変身できるのが証拠だ。」

 

 ──カイザに変身できるのが証拠?──

 

 巧也は海堂に言われ、カイザのベルトを見る。何が証拠かの意味がわからず、ただ海堂の言葉に巧也は呆れるしか無かった。

 そんな巧也の様子をヨソに海堂は質問を始める。

 

「ちゅーか、後なんでオレ様方を助けたんだ?スマートブレインにそのベルトを貰ったのなら、オレ様を捕まえるのがお仕事だろ?」

「……。」

 

 巧也はその海堂の質問については自分でもわからなかった。

 巧也はその時の瞬間を思い出すよう、爪を噛みながら深く考えた。

 ……徐々に、思い出していく。あの時、何となく海堂を助けたくなったのもあるがそれよりも本格的な理由があった。

 其れを巧也は海堂に告げる。

 

「なんか………あのライオトルーパーを破壊したくて、したくて、しょうが無かった。」

「な、なんじゃそりゃ?」

 

 巧也がまともに答えても、海堂は呆れて余り信じなかった。

 海堂はそろそろ本題を出そうかと思い一呼吸する。そして、意を決したように、「よし」と言って巧也に告げる。

 

「まあいいか……後、いいか、そのカイザのベルト……オレ様に譲ってくれねーか?」

「ん?なんで?」

「お前はぁ。其れを……スマートブレインに貰った。でも、オメェはスマートブレインのお仲間さんであるライオトルーパーを殺してしまった。」

「……………あ。」

 

 巧也は気づいたかの様に、口を開ける。

 巧也の様子を他所に海堂は話を続ける。

 

「でだ、オレ様に盗まれた事にすればいい。そうすれば大丈夫(でぇじょーぶ)だ。解るな?」

 

「………。」

 

 巧也は考えに考えた。確かに海堂に渡せばライオトルーパーを殺した犯人は海堂になすりつける事ができる。

 そして、渡さなければライオトルーパーより大量きて自分が殺される可能性も考えた。

 そして、渡せば海堂さんも安心してカイザでSMART BRAINと対抗する事ができる。

 だけど、巧也はカイザのベルトを渡そうとは思わなかった。

 

「海堂さん。先程俺があの兵隊さん(ライオトルーパー)と戦っていた時、俺の存在に気づいてなかった……そして、あんたがファイズに変身して倒してしまった事にすればいいのでは?」

 

「そりゃ……」

 

「あと、海堂さん。残念ながらカイザは俺の自衛手段に必要不可欠な物です。魔女の存在もありますし……。」

 

「あ?魔女?」

 

 海堂は魔女の単語に首を傾げ、興味を持つ。巧也は信じて貰えないだろうが、全て話そうと思った。

 そうすれば、多少なりともカイザのベルトを諦めてくれる可能性があがるからだ。

「聞いたことないです?魔女というものは………」

 

 

 

 

 

 

 巧也はあらかじめ自分の言える全て話した。魔女の成り立ち、魔法少女のコト、なぎさの事を。

 しかし、巧也の予想どうり海堂には信じて貰えなかった。

 

「魔女か……いささか信じられねーなぁ。ちゅーか、俺じゃなくてもそんなの信じないと思うゾ?」

「カイザやさっきのライオトルーパーも充分ファンタジーみたいなもんだと思うんすけど?」

 

 確かにそうだと海堂は思い。どうしてもカイザのベルトを渡して貰いたいのか、自分の知ってることを話そうとした。

 

「頼む!鹿目!オメェのカイザのベルトを渡してくれ!さもねぇと、オルフェノクの王が復活して世界が滅びるんだ!」

 

 ──オルフェノクの王?──

「オルフェノクの王って何ですか?」巧也は王のワードに興味を持ち、尋ねる。

 

 海堂は「しまった」と言わんばかりの顔をした。海堂自身は世界が滅びる事だけを言うつもりだったが、勢いで王の事まで言った。

 巧也は何となく理解して言う。

 

「まさか、あんたは……SMART BRAINは、オルフェノクの王を復活させるのが目的?その為に、俺にカイザを?でも、カイザと一体何の関係が……。」

 

「え、えーとだな。そのだな……ちゅーか、鹿目、オメェ、何でオルフェノクについて知ってんだ?」

 

「そんなのネットの都市伝説で調べたら出てきました。それにファイズの事も……それよりも、あんた何で、ファイズを知ってる!?SMART BRAINは俺にカイザを渡してきたかね知ってんのか!?何故、俺が一回死ぬ様な事故に事故にあったと思った!?」

 

「えーと、そのだな……」

 

「あと5日の日曜日にとある場所への招集がかかっているんだ!そこに集まらないと俺の家族が殺され──」巧也がそう言おうとすると、海堂が咄嗟に巧也の両肩をつかんでたずねる。

 

「それはどこでやるんだ!?言え!」

 

 

 

 XXX

 

 鹿目まどかは自分の家族を心配していた。

 巧也についてだった。理由は最近やけに出かける事が多くなったからだ。帰って来る時間も遅くなっている。

 巧也からは友達と遊んでいるからだと聞いているが、それでも心配だった。

 別に巧也の事を疑っている訳ではない。

 でも、落ち着かないのだ。また何処かで巧也が虐めを受けて無いかと。

 過去に巧也が虐めを受けていた事が今での目に焼き付いている。

 

 誰にも助けて貰えなかった男の子。全てに助けを求めても周り全てに見捨てられた男の子。友達も、家族にでさえも。

 

 まどかがそう巧也について考えていると、玄関の開く音が聞こえた。

 直様まどかは様子を見に行くと期待どうりに巧也が帰ってきた。

 巧也は明るく、まどかに「ただいま」と言った。

 

「おかえり……たー君?」

 

 巧也は何処か変わったような雰囲気を出していた。しかし、今日だけの話ではなかった。

 

 ──数日前からかな?巧也の雰囲気が何処か落ち着いたって感じより、何か、巧也から、()()が無くなった感じが……──

 

 そう感じたまどかは、巧也になんともない話題を持ちかけ巧也と雑談する。しかし、様子はいつもの巧也であるが、まどかからしたら何か引っかかったのだ。

 

 家族四人でゴハンを食べている時だ。まどかが、ふと巧也の方を見ると放心状態だった。

 

「たー君……どうしたの?」

「え、いや、なんでもないよ。」

 

 そう言って、巧也は食事を続ける。まどかは巧也を心配する目で見続ける。

 

 まどかは、最近、巧也について違和感を感じる。

 最近になってよく外へ出かける回数そのものが多すぎる。それも、奇妙な鞄を持ってだ。

 巧也がいない間コッソリと、鞄の中を見てみると、鉄で出来た奇妙なベルトが入っていた。奇妙と言うよりも、まどかには不気味に感じた。

 そう思って眺めていると、巧也に後ろから突然「何をしてるんだい?まどか?」を話しかけられた。

 一瞬とても慌てたけど、切り返して、巧也にこのベルトが何かを質問した。

 巧也は“友達から貰った物”だと答えた。

 

 ──ターくん、多分嘘ついてるよね?──

 

 そう、まどかは思っていたけど言えなかった。

 そう言えば、巧也は自分から距離をとろうとし始めるかもしれないと思っていたからだ。

 いつか、また巧也が苦しみだすかわからない。だから、少しでもいいから、ゆっくりでもいいから本当を事を話して欲しい。そう思っていた。

 

 だから「ターくん。いつでもいいから本当の事、話してね。」と、まどかはそう言った。

 巧也はそれに笑顔で「心配するなと言った。」

 しかし、まどかはこの先、後悔する。この時、絶対に私の側から離れないでと言うべきだったと。

 

 そう、まどかが思いふけていると、巧也に電話がかかってくる。巧也は画面を確認すると、なぎさからだった。

 

「どうしたの?ターくん?友達から?」

「ああ。」

 

 そう言って、電話にでる。

 

「なんだ?……でも、もう暗い時間だ………ああ、そうかよ。……わかった。」

 

 それだけ言うと、電話を切り、出かけようとする。

 出かけようとする巧也をまどかは袖をつかんで止めた。

 

「巧也、どこに行くの?」

「友達のトコ。直ぐに戻るよ。」

「……気をつけてね」

 

 そう言って、まどかは我が子を心配するような目で家から巧也が見えなくなるまで見送った。しかし、

 

 

 ──ターくん、やっぱり、私、ターくんが何をしているか気になる。ターくん、私の側から離れないで!─

 

 そう思って、まどかはコッソリと巧也を追いかける事にした。

 見つからないようにコッソリと、コッソリと追いかけ始める。

 右へ曲がり。

 左へ曲がり。

 ゆっくりと追いかける。

 

 ──ターくん。ターくん!──

 

 まどかの頭は巧也の事が心配で頭がいっぱいになる。

 そして、追いかけ、追いかけて曲がり角を曲がった時だった。

 

 急にまどかは、誰かに肩を掴まれる。ビックリして巧也にバレないように声を押し殺す。

 振り向くと、フードを深く被っている男性だと思う人物がまどかの肩を掴んでいた。

 まどかは恐る恐る、話しかける。

 

「だ、誰ですか?」

 

 男はゆっくりと掠れた声でまどかに話しかけた。

 

「ぼくは……君を止めにきた。君は知るべきではない。巧也の今している事も、彼自身忘れた過去も、君は知るべきではない。」

 

「わ、私は知らないといけないの!巧也が心配で心配で……。」

 

「君はただ巧也を慰めればそれでいい。君はそれさえすれば十分。無理に関わるべきじゃない。巧也の闇を君の光で照らし続けて欲しい。」

 

 フードを被っている男はそう言いながら、まどかの目に手を被せた。

 まどかはその手を退かそうとするがビクともせず、深い眠りへと徐々に落ちて行った。

 

「君は、(人間達の中)で生き続けろ。(オルフェノク)に関わるな。巧也は海堂さんとぼくが救い出す。だから君は安心して待っていてくれ。巧也を護ってくれ……。」

 

 そう言って、彼はまどかを運びだし、家まで送った。

 

 

 

 XXX

 

 

 巧也は公園に移動し、なぎさとお互いの姿を確認する。なぎさは巧也を見つけると否や、直ぐに巧也の胸へと飛び込んで抱き締める。

 巧也は「どうした?魔女か」と言って尋ねる。

 なぎさは黙って横へ首を振った。

 

「いや、魔女だろ。」そう言って、なぎさの指輪を指す。

 魔女の反応だった。

「あ、本当……なのです。」

「行くぞ。」

 

 

 

 なぎさと巧也は魔女のいる場所へ移動する。

 9.1.3──Enter 「変身。」

 巧也はカイザへ変身し、なぎさは魔法少女へ変身する。

 二人は結界の中へ入って行き、魔女への場所へ向かっていく。

 

 すぐさま魔女のいる場所へと到着し、戦闘を始める。

 魔女の姿はまるで土山に木のオモチャの犬と組み合わせた様な姿だった。

 魔女は二人の姿を確認するや否やすぐさま、潰しに掛かる。

 カイザとなぎさは簡単に回避する。

 1・0・6─Enter『Burst mode』

 カイザはコードを入力し、カイザフォンをなぎさに渡した。

 

「た、巧也?」

「援護しろ。」

 

 それだけ言うと、カイザは魔女に殴りかかった。巨大の為に、上に目掛けて殴り掛かる。

 何発か殴り、魔女はカイザ鬱陶しく思い、殴り潰そうとした。

 それをなぎさは、カイザフォンで阻止した。そして、自身の武器(魔法のラッパ)を取り出し、両手に地面と垂直に構えた。

 なぎさは、巧也に当たらないよう魔女の顔に目掛けて。

 

 ──怖くない!巧也がいるから怖くないのです!──

 

 乱射し始めた。ほぼ命中し、魔女は言葉に出来ないほど悶絶し始めた。

『&??????%#??¥???????!?』

 

「なぎさ!」

 

 カイザは遠くから、なぎさの名前を呼び、カイザフォンを返してもらう仕草をする。

 なぎさはカイザフォンを折りたたみ投げて返し、カイザをそれをキャッチして、すぐさまメモリを引き抜いて、カイザポインターへセットする。

『Ready』

 足に装着し、カイザフォンをベルトのバックルに装着仕直しEnterを押す

『XceedCharge』

 カイザは飛び上がり、魔女に向かい四角錐のポインターを放ち展開する。

「でぇぇりゃぁぁぁ!」

 カイザは四角錐のポインターの中へ飛び込むように蹴り出す。

 カイザがポインターの中へ入ると同時に魔女を貫通し、背面へ立ち、χの紋章を浮かばせて灰の塵へと返した。

 魔女の結界から現世に帰るのを確認すると、二人は変身を解き、グリーフシードを回収して帰った。

 

 

 帰り道公園へ再び立ち寄り、なぎさと巧也は話しをしていた。

 

「は?俺を呼んだのは魔女退治のつもりじゃなかった?じゃあ、なんで呼んだんだ?」

「その……ですね」

 

「勿体ぶらずに答えてくれないかなぁ?」

「……巧也は、なぎさの事、嫌いですか?」

 

「はぁ?」

「じゃあ、なんで昼間直ぐに帰ったのですか?なぎさの事が嫌いだからですか?」

 

「………。」

 

 巧也は面倒な事になったと思い、頭を掻く。

 巧也はなぎさの事を利用する為に優しくした。だけど、懐かれ、しつこくされると彼自身のカンに触り嫌いになっていく。

 それでも巧也は裏の感情を押し殺し偽りの優しさを押し付けた。

 

「なぎさ、もしも俺が嫌いならお前の電話に答えない。だから……」

「巧也は……」

 

「ん?」

 

「巧也は、なぎさの事を……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 ──ピクッ──

 

 なぎさの言葉に巧也は、キレた。だが、表情や顔や言葉を殺し心の底へ押し殺した。

 巧也はむしろ怒りを通り越して一周回って落ち着いていた。

 いや、怒りよりも、なぎさへ別の感情が湧いていた。

 

 巧也はゆっくりとなぎさに近づいた。

「た、たく…や?」

 そして、側へきて、

 ゆっくりと、

 

 抱き寄せた。

 

「た、巧也!?急に…そ、そんな!」

 

 巧也は優しくなぎさを抱き寄せ、鼓動が聞こえるぐらいギュッとして、互いの肩に互いの顎を乗せるように抱き寄せた。

 そして、巧也は優しい声で言った。

 

「俺は、お前を一人にしない。」

「え?」

「お前の側には俺がいる。」

「え……えぇ!?」

 

 巧也はゆっくりと離れて、なぎさの顔を見て言う。

 

「周りが裏切っても、俺は……裏切らない。俺は……そんな屑な人間じゃない。俺はそんな奴と同じにならない。」

 

 なぎさの顔は赤く染まっていく。

 そしてなぎさは思った。

 

 ──巧也はやっぱり、優しくて素敵なのです!ああ……好きになって良かったのです……あれ?──

 

 しかし、なぎさは巧也の目をよく見ると気がついた。

 何処か悲しそうな目をしていた。

 見覚えはあった。かつて自分も同じ顔をしていたからだ。

 

 本当に世界で一人ぼっちになった時の顔だった。

 

 ──どうして、巧也がそんな顔をしているのです?強い巧也が……どうして?──

 ──どうして?……あ。──

 

 なぎさは、やっと気がついた。

 なぎさは、巧也の闇(苦しみ)を一切知らない。

 優しさしか、知らない。自分が好かれて、優しくして貰えばそれで良いと思っていた。

 なぎさは、自分の恋と愛の感情の薄さに気がついて後悔した。

 

「じゃあ、今日は遅い……帰って、寝ような。また、明日、会おうか、話くらいは聞いてやるからな。じゃあな。」

 

 それだけ言うと巧也は、なぎさに微笑んで帰って行った。

 なぎさは巧也の背中を見送りながら声がその場の空気に溶けるほど小さく呟いた。

 

「ごめんなさい……なのです。巧也の事、何も知らなかったのです。」

 

 なぎさは少し泣いて、後悔して帰って行った。

 

 ──なぎさは、馬鹿なのです…自分勝手……過ぎたのです。──

 

 ──キュウべぇと契約してヒーローを目指していたはずなのに、これじゃあ、ヒーローどころか、人として最低なのです……──

 

 ──なぎさは他の魔法少女と同じように、自分の事しか考えてなかったのです──

 

 ──巧也、ゴメンなさいなのです──

 

 ──巧也はなぎさが幸せにするのです──

 

 

 To be continued……

 




オマケ

あと五日で集まらないと殺される←4話読んでください。

なぎさの言葉に巧也はキレた←早い話7.5話読んでください。


オマケのオマケ


草加「ご機嫌よう。閲覧中の皆、今日は何の日か覚えているかなぁ?」
巧也・まどか・なぎさ・三原「「カイザの日!」」
草加「そうだ、カイザの日だ。だから俺を祝え!」
全員『カーイーザ!カーイーザ!クーサーカ!クーサーカ!』

巧也「ところで、どうして最近、このssの更新速度が遅いんだ?」
草加「それは、乾巧って奴の仕業なんだ。」
巧也「いや、根拠ないでしょ、それ乾さん、関係ないですよね?」
草加「本当にそうかなぁ?奴の登場する予定や話数を作者に考させてこのssの遅れさせていると一概には言えないかなぁ?奴は腐っても原作の主人公だからね……。」
巧也「た、たしかに!」
三原「じゃあ、俺が死んだのも?」
草加「主人公を目立たせるための乾巧って奴の仕業なんだ。」
まどか「私も主人公なのに登場回数が少ないのも?」
草加「それも、乾巧って奴の仕業なんだ。」
まどか「たっくん最低!」
三原「最低!」
巧也「最低……。」
乾巧「俺が知るかよ……。」
鹿目タツヤ「ぼくがねーちゃんに何をしたっていうんだ……。」

次回もみてください!
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