仮面ライダーまどか☆555 ──灰色の冀望   作:人生舐めてる

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勝手な主観ですけど正直、終盤の海堂さんミスターJより強いと思います。
海堂→ライオトルーパー6人相手に三原を守りながら時間稼ぎをする。
ワニ→カイザに瞬殺される。

今月で風邪を三度もひきました……お陰で予定より遅れました。ゴメンなさい_| ̄|○





エピソード0《中編》

〜1〜

 

 仲間の死に絶望している巧を他所にファイズを始末しようとする2体のオルフェノクは近づいてくる。

 その時だった。

 突然青い光弾がその2体のオルフェノクに飛んでくる。そこにいた全員がその方向に向く。するとそこには、二人の人影があった。

 

「乾!生きてるか!?」「乾さん!」

 

 海堂直也とデルタ、三原修二だった。その二人は巧の方へ走ってきて海堂はスネークオルフェノクに変身し、ファイズの首根っこを捕まえて叫ぶ。

 

「乾!なにぼけっとしてんだ!?ちゅーかオメェ、世界を救いてぇんだろ!」

「海堂……。」

「ほら立て!はやくしねぇと──ッあー痛い!ってなー!今人がお話してる最中だろうがよ!………て、おめぇか。木場」

 

 海堂がそう巧に文句を言っていると、背中からホースオルフェノクに切りつけられた。海堂は痛そうに背中を抑え、悶絶する。ホースオルフェノクは黙って人間の姿に戻る。

 すると木場勇治は、いつの間にか拾ったカイザのベルトを腰に巻いた。

 913─Enter『 Standing by 』

「変身」『 Complete 』

 木場勇治はカイザフォンをベルトのバックルに挿し、カイザへと変身した。それを見た三原と乾はたじろぎ、海堂は「そうかよ」と呟き自分の影に青色の自分の姿の像を上半身映しだし語りかけた。

 

『木場……そのベルトがオメェの手にあるっちゅーことは草加を()ったんだな?ちゅーか、お前、例え王を復活させて不死身になった後よぉ…なにがしてぇんだ?』

「……人間を滅ぼす」

『で、そんあとは?』

「……。」

 

 木場勇治は何も答えずカイザブレイガンでスネークオルフェノクに切りかかった。しかし、スネークオルフェノクはヒラリと避け、カイザの両腕を掴んだ。

 

『ねーんだろ?だったら辞めとけ!今なら許してやる……ゲンコツ一発でな!』

「……君と話す事など何も無い!」

 

 そう言いながら木場はスネークオルフェノクの組み付きを崩して、二回斬りつける。スネークオルフェノクの硬い体から火花が散る。

 海堂は姿勢を崩しながらもオルフェノクのナイフを作り出す。そして、木場からのカイザブレイガンでの追撃をその2本で受け止め、すかさず右足の前蹴りをし、木場(カイザ)を突き飛ばした。

 カイザは飛ばされ地面に転倒する。カイザは上半身を起こし、ベルトに装着している携帯の「Enter」のボタンを押す。

『 Xceed Charge 』

 その音声と共にカイザのベルトから光が黄色のラインの上を通りカイザブレイガンを持っている手に走っていく。到着すると同時にカイザ(木場)は海堂に目掛けて放つ。

 スネークオルフェノクは咄嗟にナイフでガードするが、カイザの放った攻撃はエネルギーネットだった為に意味を成さなかった。

 

「しまっ──ぐぁッ」

 

 エネルギーネットに縛られたスネークオルフェノクはビクとも動けなかった。それを確認したカイザ(木場)は立ち上がり、カイザブレイガンを逆手から順手に持ち替えた。

 それを見た海堂は頭の中で「ヤバイヤバイヤバイ」と連呼する。カイザ(木場)はエネルギーネットに捉えた海堂に突っ走り、斬り付けようとした。

 

「うおぉぉ──なっ!?ぐぁッ!?」

 

 しかし、瞬間、デルタに後ろから思いっきり殴られ飛ばされる。それと同時に海堂を縛っていたエネルギーネットは解除され、スネークオルフェノクは自由に動ける様になった。

 デルタは(デルタムーバー)を構えて追撃しようとする。対し、カイザもブレイガンを構え撃ち合いに持ち込んだ。カイザとデルタの黄色と青の光弾が飛び交い、カイザとデルタの間に弾同士がぶつかり合った物が花火の様に弾けた。

 

「──ぐぁああッ!」

 ──乾さん!?──

 

 しかし、横から乾巧の苦しむ声が聞こえてデルタは集中が()れてしまい一瞬よそ見してしまった。その一瞬の隙をカイザは見逃さずデルタに攻撃を与える事に成功する。

 

「しまっ──ぐああああ!」

 

 デルタはそれにより大勢を崩してしまう。それを隙と見たカイザは一気に近づいて畳み掛けようとした。

 

「海堂さん!」

 

 が、スネークオルフェノクが羽交締めをし、それを阻止した。羽交締めしながらスネークオルフェノクはデルタに言う。

 

「ココは俺が何とかする、お前は乾を援護しに行け!」

「で、でも」

「行け!今はコイツと二人っきりになりてえんだよ!」

 

 海堂にそう言われてデルタは巧の方へと向かっていく。

 海堂がそれを見送ったて安心したと同時にカイザが力任せにスネークオルフェノクの羽交締めを振りほどく、それと同時に肘打ちをし、カイザブレイガンで連射する。

 スネークオルフェノクはそれを上半身を後ろに逸らし回避する。

 それと同時にスネークオルフェノクは頭の頂上についている一本の長い髪を自分の腕の様に操り、自分の背中、股の間からくぐらせ、カイザギアに巻きつけてカイザ(木場)から引き剥がし奪い取った。

 

「せいや!」

「しまった!?」

 

 引き剥がされたカイザ(木場)は強制的に変身が解除される。それと同時に木場はホースオルフェノクへと変身し、海堂はカイザのベルトを装着する。

 913─Enter『 Standing by 』

「変身()!」『 Complete 』

 低く濁った音声と共に海堂はカイザへと変身した。それと同時に直ぐにホースオルフェノクへと突っ走しりながらカイザフォンで牽制する。ホースオルフェノクはガードしそのままカイザ(海堂)へと走っていった。お互いが手の届く距離になると攻撃を交わす。

 しかし、カイザ(海堂)の拳は当たらず、ホースオルフェノクが持っていたカイザブレイガンの剣の攻撃だけがカイザに炸裂した。

 しかし、海堂はやられるだけでは済まさずにカイザブレイガンをもぎ取り、取り戻す。

 

「──へへ、取ったぞ!」

『 Ready 』

 

 海堂は台詞を吐きながら、カイザブレイガンについたミッションメモリーをカイザスマッシュ(カメラ)に差し替え、装着する。

『 Xceed Charge 』

 カイザ(海堂)の攻撃を阻止しようとホースオルフェノクは銀の大剣を作り切り掛かった。

 

「うおおおおお!」

 ──木場!──

 

 カイザ(海堂)はそれを肩で受け止めた。

 そして、武器を持ってない空いている手で剣を掴んで、ホースオルフェノクを動けなくする。

 

「グッ、痛てえなぁ……この──バカヤロォがぁぁああ!」

 

 その叫び声と共にカイザ(海堂)は思いっきりホースオルフェノクの頭を殴った。

 それによりホースオルフェノクは地面に叩きつけられて転がる。

 

「グッ!うッ!……──糞っ!」

 

 ダメージが大きく、頭に衝撃がキた為か、上手く立ち上がれず地面に転がって元の人間の姿に戻ってしまう。

 カイザ(海堂)はホースオルフェノクの剣を棄てて、木場(ホースオルフェノク)に近づいていく。

 

「こ、殺せ!」

 

 木場は自分の負けを認め、生を諦め、海堂に死をもらう様に懇願するが。

 海堂はそれを拒否するように首を振り、カイザの変身を解除した。それに困惑し、木場は質問する。

 

「な、何故だ!何故止めを刺そうとしない!?」

「……俺様はよぉ。人間をまもりてぇから戦ってんだ、おめぇも俺様と同じ、人間だからな……殺さね。」

「ち、違う!たとえ君がそう思っても俺は……!」

「ちゅーか、さっきゲンコツ一発で許してやるっつーたろ?そゆわけだ。そこで大人しくしとけ。」

「ま、待て!海堂!海堂ぉおお!」

 

 ──木場、今のおめえは最低で最悪だ。全然お前らしくねぇ……ちゅーか、人間として生きている方がオメェらしいぞ。──

 

 海堂は木場の叫びを無視し、木場を置き去りにして乾達の戦っている場所へと向かった。

 

 

 

 

 

 〜2〜

 

 

 海堂がアークオルフェノクと乾達が戦闘してるところに到着すると、ファイズはファイズの強化形態、ブラスターフォームへと既に変身していた。ブラスターフォームになればどんなオルフェノクを圧倒する形態と思われていた。

 ……そう、思われていただけで、アークオルフェノク(オルフェノクの王)にはかなわなかった。デルタとの二人がかりでもだ。

 ファイズとデルタはアークオルフェノクの青色の爆炎の攻撃で吹き飛ばされた。

 

「ぐああああ!」

「ゔあああ!」

 

 不味いと思った海堂はカイザの専用ビーグル(サイドバッシャー)を呼び出し、戦闘形態にし、ミサイルを発射した。発射された大きな6つのミサイルは割れて、中から小型のミサイルが飛び出し、アークオルフェノクを目掛けて飛んで行った。

 

「どけぇ!乾!三原!」

「「!」」

 

 その声に戦っていたファイズとデルタは反応して素早くアークオルフェノクと距離をとり、サイドバッシャーの攻撃に巻き込まれないようにする。

 サイドバッシャーの攻撃はアークオルフェノクに全弾みごとに命中し、アークオルフェノクの周り全てを爆炎と煙が覆い視界を奪った。

 

「やったか!?」

 

 三原はアークオルフェノクが今の攻撃で倒れている事に期待の声をあげるが、その期待は煙が晴れると同時に裏切る事となった。

 アークオルフェノクは五体満足で立っており、ガードしていたであろう腕が少し火傷程度で済んでいた。

 

「う、うわああああっ!」

 

 そのアークオルフェノクの姿を見て、──なんで倒れない?なんで倒れないんだと、三原は心の中で叫びアークオルフェノクに突っ込んでいった。

 

「三原っ!」

 

 巧は三原の焦燥が目に見えたので、声を掛けて呼び止めようとするが、言うことを聞いてくれず、三原はそのままアークオルフェノクに突っ込んでいった。

 デルタは(デルタムーバー)でアークオルフェノクを狙撃しながら突っ込んでいくが、まるで攻撃が効いていないのか、まるで埃が当たった程度にしか感じていないのかアークオルフェノクは棒立ちで防ぐ仕草さえもせず、デルタに歩み寄る。

 

「うわぁぁぁあああ!」

 

 デルタは思いっきりアークオルフェノクに殴りかかるが、その攻撃もビクともしない。アークオルフェノクは自分を殴ったその腕を見て、掴む。掴んだと同時に砕けるような鈍い音がその場に鳴り響く。

 

「う、あが、ぐああぁあ!」

「うおおおお!三原を離しやがれ!」

 

 デルタに続くようにカイザが叫びながらアークオルフェノクにブレイガンで切りかかる。が、その攻撃も効果が薄かった。

 アークオルフェノクは鬱陶しそうにカイザの横腹を裏拳で殴り飛ばす。

 

「──がぁああ!」

「海堂!」

 

 海堂を突き飛ばした攻撃でアークオルフェノクの胴体がガラ空きになり、巧はそれを見逃さなかった。

『5532──ENTER』

 ファイズブラスターで金のファイズポインターを飛ばし、アークオルフェノクに当てて後方へ押し込んで行った。

 それと同時にデルタ(三原)は解放され、地面に転がる。

 

「うぐっ!」

「三原!」

 

 デルタは苦しむように腕を押さえていた。ファイズ()デルタ(三原)の側へ行く。すると、デルタの腕が変な方向へ曲がっており戦慄する。

 ──海堂が居なかったら……今頃……ッ!?──

 

 アークオルフェノクの方から軋む声が聞こえてくる。アークオルフェノクはもうファイズポインターに縛られてもう動けないであろうに、ゆっくりだが、力振り絞り、金のファイズポインターに手を掴む。

 そして、自分に刺さった剣を引き抜くかの様にファイズポインターを徐々に抜こうとする。

 

「あ、あいつ!」

「しぶとい……!」

 

 アークオルフェノクはもう、全て引き抜こうとした。その時だった。

 アークオルフェノクの背中から人影が見えた。その人間が背後からアークオルフェノクを羽交締めにした。

 

「海堂!」「海堂さん!」

「このやろ……いい加減大人しくしやがれ!」

 

 犯人は海堂(カイザ)だった。カイザ(海堂)の力と、ファイズポインターの力で完全にアークオルフェノクは動けなくなり、無防備な状態となる。

 海堂は羽交締めにしたまま、大いに叫んだ。

 

「やれぇええ!乾ぃ!やっちまいやがれぇぇぇ!!」

 

 その声が巧に届くと、巧はフォトンブレイカーを投げ捨て、上空に高く舞い上がり、アークオルフェノクに目掛けてファイズブラスターで強化されたキックを放った。

 ファイズはまるで大気圏に突入した隕石の様に深紅の焔に包まれ、アークオルフェノクに目掛けて突っ込んで行った。

 

「うおおおぉぉーーーっっ!」

 

 強化されたクリムゾンスマッシュがアークオルフェノクに炸裂する。

 その瞬間、大爆発共に…ファイズブラスターの大きな光のエネルギーの余波が、炸裂した部分から地面と水平に、方向対称に吹き出しながら回転し、周囲の景色を包み込んだ。

 

 

 

 

 

「……それが(人間として)(生きる者)のやり方なのか?海堂、三原、乾。」

 

 彼らと、アークオルフェノクの戦いを見ていた一人のオルフェノク(人間)は、その光景を見ながらそう呟いた。

 

 

 To be continued…




海堂(カイザ)が勝てた理由は海堂さんの草加以上の頑丈さ+根性。そして、ホースオルフェノクが激情態じゃなかった事です。

前編、後編で終わらす予定だったのに……ゴメンなさい、文字数が思ったより多くなったんです!

じ、次回こそ、まどマギ要素だして後編でエピソード0終わりにする予定です!
見てくれた皆さん。ありがとうございます!
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