仮面ライダーまどか☆555 ──灰色の冀望   作:人生舐めてる

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活動報告に仮面ライダーの設定を載せましたので是非そちらをご覧下さい。うp主の勝手な考察ですが。

後、投稿についてですが、週1の予定ですが、ネタが思いつかないと遅れる場合があります。ゴメンなさい。


2話 薄情者

 百江なぎさは意識が朦朧(もうろう)としていた。

 

 自分が暗闇の中に沈んでいく中で光の戦士が手を差し伸べ、その手を握った瞬間、意識が落ちた。

 なぎさは絶望していた気持ちから、光の戦士の手を握った瞬間安心して眠った。

 

 

 XXX

 

 

 光の戦士は少女が電車の様な化け物から複数の手に掴まれて、食われたように見えた。

 光の戦士は咄嗟に駆け出して助けようとした。

 

「お、おい?しっかりしろよ!」

 

 光の戦士がコスプレしている女の子の手を握った瞬間、その女の子は突然死んだ様に眠った。しかし、息音は聞こえるので生きているのだろう。

 しかし、光の戦士はここがどこか。情報が欲しかった。

 できれば、自分が一言質問してから眠って欲しかった。

 

「……しかたねぇなぁ。」

 

 光の戦士は、とりあえずこの、電車の様な化け物(魔女)の口の中からこの子を引きずり出そうとする。

 その為、この子に掴んでる手を引きちぎる。

 その瞬間、この機械から気持ちの悪い人間か、獣の様な声を足して2で割ったような大声が、この化け物の口の奥から聞こえた。

 

「あー!うるせえ、うるせえ!」

 

 文句を垂らしながらも、女の子を抱きしめながら、まだ掴んでいるだろう口の中の壁から生えている手を、引きちぎり出口(間女の口の中の外)に向かう。

 しかし、口内の膜からすぐさま生えてくる。

 キリが無いので脱出を優先し脱出した。

 生えてくる手の力は、それなりにあるが、頑丈では無いのでちぎる事自体はたやすい。

 脱出は簡単に成功した。

 光の戦士は少女を安全そうな壁際に置き、化け物にいる方向へと、振り向く。

 それと同時に、電車の化け物の様な奴の口の中から再び、手が伸びてきた。

 光の戦士がそれを一発殴ると灰の塵へと変わり霧散する。

 しかし、次から次へと沢山手が奴の口の中から伸びてくる。

 

「キリが無いなぁ……。」

 

 光の戦士に魔女の3本の手が、左腕に掴む。

 

「ちっ!離せ!」

 

 光の戦士は振り解こうとするが、びくともしなかった。

 そして、新たに口から出てきたニ本の腕が光の戦士に思いっきり殴りつけた。

 殴られた光の戦士は、壁まで飛ばされてしまい、壁にヒビが入るほど叩きつけられる。

 

「ぐぁ!……てめぇ…。」

 

 光の戦士はイラついて呟きながら、鎧の襟元を緩めるような仕草を二回する。

 そして、光の戦士はふと、ベルトに装着されているターン式の携帯電話(ガラケー)を見る。

 

 とどめの追撃が、電車の様な化け物から、七本の腕が迫ってくる。

 光の戦士はベルトのバックルから携帯を取り外した。

 それを開け、銃の形になる様な角度(120度)にして、画面に表示されているコードを入力した。

 1・0・3─Enter

『Single mode』

 

 その音声と共に、携帯のアンテナ部分を化け物とそいつの腕に向け、側面にあるボタンを押した。

 すると、携帯のアンテナ部分からSFマンガのように黄色の閃光(ビーム)が放たれる。

 黄色の閃光は、化け物の一本の腕に風穴を開け貫通する。

 勢いは止まらず、そのまま次々へと、迫ってくる化け物の腕を貫通した。

 化け物に到達すると、化け物は悲鳴を上げながら、その光線に押されるかの様な反応を見せる。

 光線が当たっている部分は一層強い光と火花を放ち、鉄が熱で溶けた様になっている。

 光の戦士は今、光線銃として使った携帯に再びコードを入力する。

 1・0・6─Enter

『Burst mode』

 

 光の戦士はその音声と共に化け物に向かって再び、黄色の閃光を携帯から放つ。

 今度は弾丸の様に三発放たれる。

 化け物はそれに当たると、少し苦しむ程度だった。

 余り効果が少ないのだろうか。

 光の戦士は、再び三発放ち、化け物が苦しんでいる瞬間、駆け出し、一瞬にして距離を詰め、口のある場所へ移動した。

 1・0・3─Enter

『Single mode』

 

「ここならどうだ?」

 再び番号を入力して、口の中に向かって、光の戦士は携帯から光線を放った。

 化け物はいままで以上に絶叫を上げながら、体をうねらせ、暴れだした。

 それでも、光の戦士は、振りほどかれない様に片腕でしがみつきながら、休まず化け物の口の中に光線を注ぎ続けた。

 8秒くらい注ぎ続けると化け物はとうとう、体の全てが燃え尽きたかの様に動かなくなり、

 巨大な体が灰色へと変化し、砂の人形の様に崩れていき。

 灰の塵へと還っていった。

 

「ん?あ?いつの間に外にでた?」

 光の戦士は化け物を倒し、瞬きをした瞬間、

 いままで歪な遊園地の建物のアトラクションの中にいたような空間から、いつの間にか外にでていた。

 辺りを見回すと、場所は路地裏のような場所だった。

 光の戦士は「まぁ、いいか。」と一言、言って一息つき、壁にもたれかからせていた少女を背中に乗せその場を後にした。

 

 

 

 XXX

 

 

 

 なぎさは夢を見ていた。宙に浮きながら何も無い空間にいた。

 そんな夢だ。

 夢の中で思い出す。

 自分は負けた。

 魔女に。

 そして、闇の奥へ沈んでいったことを。

 でも、誰かが引きずり出してくれた。

 

 ──私を助けてくれた人は一体誰なのですか?どんな人?──

 ──確か……光…。──

 ──光を……体中に光を持っていた人が、助けてくれたのです……──

 ──あの光が……欲しい…です。──

 ──光、光、光……。

 

 なぎさは、夢から覚めて瞼を重たそうにして目を開けた。

 疲れていたのか視界がぼやける。

 わかる事は誰かに背中で担いでもらっている事だ。

 担いでいる人物は、なぎさが目が覚めた事に気がつき、振り向いて様子を確認するため声をかけた。

 

「ん?あ、気がついたか?」

「あなたは……誰なの…です?」

「誰でもいいだろ?とりあえず落ち着ける場所に移動するぞ?」

 

 

 

 

 なぎさはオンブされたまま落ち着ける場所へ運ばれた。

 その場所は、公園だった。

 適当なベンチに丁寧に降ろされ、座らされた。

 座ったと同時に、自分にオンブしていた人物のベルトに目がいく。

 

「そ……それは…。」

 なぎさは手を伸ばして、運んでくれた人に装着されてるベルトに触れる。

 見覚えはあった。

 魔女の結界の中で自分を助けてくれた、光を纏った戦士がつけていたものだ。

 

「ん?これか?コレは……

 て 、おめぇ、腕が折れていたんじゃぁ……。」

 

 そう言って、なぎさの腕を触る。

 軽く何度も握ったり、さすったりを繰り返した。

 袖をまくり、様子をみる。

 すると、ドンドン痣が引いているのが見えた。

 そして、なぎさがはめていた指輪が光っているのに対し驚き、質問する。

 

「なんで、痣がどんどん引いて……それに、この光っている指輪はなんだ?」

 

 なぎさの体は自動的に魔法を使用して治癒力を促進させていた。

 なぎさは体をビクッと震わせ、戸惑う。

 

「え、あ、あの……これは、ですね……。」

「まぁ、いいや。」

「え、あの……?」

「それよりもコレって、なんだ?」

 

 なぎさがすぐに答えなかったのか、アッサリとすぐに興味を無くす。

 思い出した様に、急に話題を切り替え、黒い玉に装飾された物をなぎさに差し出した。

 

「グリーフシード……!」

「あ?グリーンシール?」

 

 

 

 なぎさはグリーフシードを受け取り、傷を治して全て説明した。

 自分が魔法少女である事。

 魔法の事。

 魔女の事。

 歩きながら説明していた。

 自分のありとあらゆること、教えられること全てを……しかし、

 

「ですから、私達、魔法少女は魔女と戦う運命を……あの、聞いている……ですか?」

「……いや、聞く気は無かったんだが、話は一応聞いてた。さっきまで俺がその魔女っていうのと戦ったのは夢であって欲しかったな。」

「……。」

 

 なぎさは、気分が複雑だった。

 自分が勝手に語り始めたのだが、なぎさは少しくらいは興味は持って欲しかった。

 そしてこの男は、怪我が勝手に治っていった事(怪奇現象)に全く興味を持たず、

 十分に怪我が治っていくとわかったやいなや「じゃ、帰れるか?」と言ってそそくさとその場から立ち去ろうとしていた。

 

「まぁ、がむしゃらに戦ったけど、余程じゃない限りもうあんな化け物戦う事にはならねえだろ。じゃあな。」

「どうして、そんななのですか?……貴方は。」

「ん?……何がだよ?」

「どうして、そんなに…そっけないのですか!?魔法少女や、魔女の事についても……。

 魔女によって苦しんでいる人がいるんですよ!?」

 

「……今日は用事があって急いでるんだよ。それに、その、魔女とか魔法少女なんて、俺には関係無いことだ。

 俺を巻き込もうとするんじゃねぇよ…。

 あと、今つけているベルト自身も俺のものじゃ無いんだ…。」

 

 そう言って、金属のベルトを外し、なぎさに見せる。

 

「え?それ……貴方のものじゃ…ないの…ですか?」

 

「ああ、俺がカバンを間違えて取られたとき、その犯人の所に行ったら、そいつがブツブツなんか言いながら勝手に俺の腹に巻きやがったんだよ。

 そんで、すぐにどっかに行ったから(スーツの脱ぎ方がわからないからそのまま)追いかけると、あのお前が言う結界に迷い込んで、魔女と戦ったんだ。(その後、適当に携帯をいじったら脱げたけど。)

 で、コレを交番に届けようと思ってだんだよ。」

 

「……そう…なのですか。」

「ああ、俺が仮にこのままお前の言う魔女退治をやって、人助けをしたところで半分泥棒みたいなもんなんだよ。だから…………

 

 あぁ!しまったぁッ!!あの場所に俺のバック置いたままだった!」

 

 そう言って、なぎさから走って立ち去っていった。

 なぎさは突然の大声に驚き、「待ってください!」と言って後を追いかけた。

 

 

 

 

 さっき魔女と戦った場所へ行き、大声で叫ぶ。

 

「ね、()ぇ!俺のバックが無い!」

 

 置いた場所であろう場所を何度も何度も探すが見当たらない。

 

 そして、振り向いて探す手伝いをしてくれている、なぎさに声をかける。

 

「おい、何してんだおめぇ?」

「な、何ってお手伝いを……」

「頼んでもねーのに、無探さないでくれないかなぁ?」

 

 なぎさに対してあきれたように言う。

 その言葉に対しなぎさは、(やっぱり、性格悪い)と思い顔をむすっとさせる。

 

「人が、手伝っているのにそれは……。」

「……悪かったな、ほら、もおいい。諦めてベルトを届けるついでに遺失物届を出すから……ほら、もおいいよ。探させて悪かったな。

(ココからだと交番より、警察署が近いか……仕方がない、あいつには花だけ買って渡しに行くか……)」

 

 そう言ってそそくさとその場から立ち去ろうとする。なぎさはそのあとからついていこうとする。

 

 

 

 

 

 なぎさは、黙って後からついていっていると、不機嫌そうに話しかけられる。

 

「はぁ……なんでついてくるのかなぁ?俺はこのベルトをお巡りさんに渡せば、俺はただの無力の一般人に戻るんだ。俺にについてくる必要ないはずだけど?」

「そ、それは、あなたに助けていただいて……お礼も何もなしっていうのは……。それに、名前すら教えてもらってないですし……。」

「………。別にお礼なんかいらないよ。もう二度と会うこともないだろうし。」

「それは……そうとも限らないのです……」

「どうだかね。」

「それより、いい加減、お名前くらい教えてください!」

「だから嫌だよ。もう会う必要なんて無いのになんで教えないといけないんだよ……。」

「名前くらい……」

「やだね……て、もう着いたか。」

 

 

 

 なぎさと、一緒に歩いて話していると警察署に到着した。

 中に入り、ベルトを出して自分の名前を書いていく。

 なぎさは横から見て、その名前を呟いた。

 

「名前……鹿目(カナメ)巧也(タクヤ)って、言うんですね。」

「……勝手に見んじゃねーよ。」

 

 続いて遺失物届けを書いてると、

 それを見た警察署の職員が、思い出したかのように言った。

 

「ああ、鹿目巧也くん?きみの落し物、もう届いているよ?」

「え?」

 

 

 

 

 

 警察署からなぎさと共に出て行き、本来の用事を済ませる為、駅に向かおうとすると、なぎさがまた話しかけてくる。

 

「落し物、見つかって良かったですね。」

「ああ、良かったけど、なんで俺にまだつきまとうんだい?

 もう、俺には力なんて持ってない、唯の軟弱な人間なんだけど?お前にデメリットしか無いぞ?」

「それは…その……

 なんででしょう……?」

「……はぁ?お前なぁ……。」

 

 質問を質問で返され、巧也は混乱し頭を押さえる。

 巧也は一人になりたいし、用事を済ませたい為、次の言葉をなぎさに言う。

 

「もおいい、今日は帰って休んでろ。また、俺が魔女の結界に迷い込んだら会うだろ。じゃあな。」

 

 そう言って立ち去って行こうとすると、なぎさに服を掴まれてしまい、

「……あの、れ、連絡先、教えてください。」

「……あぁ。(適当にはぐらかして、二度と会わない作戦失敗か…。)」

 

 巧也は、ここで連絡先を教えるのを断ると言う手はあったのだが、面倒くさくなって諦めた。

 それに、ぶっきらぼうな態度をこのまま続けていたら勝手に向こうが嫌ってくれると思っているからだ。

 

 巧也はなぎさと連絡先を、交換して別れさせた。別れた後、時計を見て驚いた声を上げた。

 

「チクショウ!今から走ってギリギリか!?」

 

 巧也は走って駅へ向かって行った。

 

 

 

 XXX

 

 

 

 なぎさは、走って行く巧也を見送って言ってため息を吐く。

 そして、いつの間にかいたキュウべえにいきなり話しかけられる。

 

『どうしたの?なぎさ?』

「キュウべえ……。」

『やっぱり、あの子が戦ってくれる仲間になってくれなくて残念なのかい?』

「う、うん。それもあるですけど……。」

『けど?』

「な、なんでもない……です。やっぱり、戦ってくれる仲間になってくれなくて残念なのです。」

『……僕はよくないと思うよ。力を持ってない彼を側に置こうとするのは。』

「え?」

『君は、本能的に寂しさを紛らわしたいから彼を側に置こうとしている。

 でも、彼は僕と契約してないし、出来ないし、魔女の結界へ何回も行っているといずれ死ぬよ?君よりも早く。そうなったら責任は君が取らないといけないんだよ?』

「……。」

『君の為にも、彼の為にも、彼を巻き込まないようにしよう。彼もそれ望んでいる。』

「……うん。」

『彼とは、余り関わらないようにと考えておこう。いずれ彼の気持ちが変わって、彼自身から魔女の結界に連れて行って欲しいと言われないうちに……。』

「わかったのです……キュウべえ。」

 

 

 

 XXX

 

 

 

 鹿目巧也は今日やるべき用事を全て済ませて帰っている途中、なぎさと魔法少女について思い出し、呟く。

 

「何故、女は願いを叶える権利を持って、男の俺にはないんだ?まぁ、死ぬのはごめんだから別にいいが……。

 それにしても、なぎさという子、あんな死ぬ()いをしてまで叶えたい願いはなんだ?……まぁいいか、下手に俺がなぎさに関わってまどかが、なぎさの言っていた(キュウべえ)と契約して危険な目に合わなければそれでいい。」

 

 ──それより、君と友達になって裏切られるのはごめんだからな──

 

 

 

 

to be continued...




オマケ

光の戦士(カイザ《913》)
 武器・カイザフォンのみ
変身者→鹿目 巧也(カナメ・タクヤ)

魔法少女
・百江なぎさ
魔法
詳細は不明なため、投稿者の独自解釈でシャボン玉に包まれた物は消滅する。(投稿者が無知なだけだと思うので、詳しく知っている人がいたらお願いします!)
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