仮面ライダーまどか☆555 ──灰色の冀望   作:人生舐めてる

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光の戦士、光の戦士と書いていると何故かウルトラムァァァァァンを思い出します。特にマン兄さんか、ティガとかその辺りを。

え?森羅万象?……チョコ買ってないので知らないです。

あと、一回投稿ミスしました。不完全な物を読んでしまったみなさんに不快な思いをさせてしまいました。
そうなったのは私の責任だ。だが私は謝らない。(建前)本当にごめんなさいぃぃ!(本音)
原因は、ゴルゴムにいる、ユグドラシルという組織の手下の眼魔に取り憑かれたディケイドアイコンで変身した乾巧って奴の仕業なんです。

はい。長い茶番ごめんなさい。本編どうぞ





3話 依存による克服

 巧也はあの魔女と戦ったあの日以来、低くくぐもった声が真っ暗な夢の中で聞こえてくる。

 ──人間を殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……──

 巧也は、聴くたびに頭がおかしくなりそうだった。この三日間、寝るたびに毎回聞こえてくる。

 その声が聞こえるたびに目が覚めてしまう。

 

 そして、今日で四日目。

 

 ──殺せ……殺せ…──

「ぐっ……!……ちっ!またあの声かよ……うっぜぇなぁ。」

 

 巧也が眠るとやはりあの声が聞こえた。目が覚めると、身体は汗だくになっており、呼吸も少し荒くなっていた。

 上半身を起こし、人差し指と中指で襟元を緩める仕草をする。

 このまま放っておいても、いずれいつも通りの夢になるだろうと、いずれ聴こえなくなるだろうと……高を括るが、そんな気配は無い。

 それでも、バカのひとつ覚えみたいに寝ようと頑張る。

 

 水だけ飲んでまた寝ようと、リビングにふらふらと足取りを取りながら移動した。

 蛇口から水道水を出して、コップに注いで飲んで、一呼吸大きくする。

 ──はぁ、くそ。イライラする。──

 そのまま、寝室に移動しようとすると。

 

「たーくん……。」

「まどかか……」

 

 まどかがリビングに入ってきて話しかけてきた。

 まどかは最近、巧也が夜中に目を覚ましてしまう事を知っていたのだ。

 そして、とうとう気になって今夜、巧也の後を追い、話しかけた。

 まどかは、顔色の悪い巧也に対し、心配の声をかける。

 

「たーくん、ここのところ顔色悪いよね……悪い夢でも見たの?」

「……いや、なんでも無い。」

 

 そう言って、巧也は自室へ戻ろうとする。

 が、巧也は服を掴まれまどかによびとめられる。

 

「ゴメン、たーくん……たーくんの事、心配で眠れなくなるから……いっしょに……」

「……やめろ。」

 

 鹿目巧也は素直にいう事を聴かずにまどかを突っ撥ねて、自室に籠もってねた。

 まどかは巧也が心配だった。巧也は絶対に他人に甘えようとしない男の子だった。

 血の繋がった母親以外とは。

 

 

 

 

 

 

 鹿目巧也は、今年で(まどか)と同じく11歳になる。

 まどかは巧也の姉にあたる。血は繋がっていない、義理の姉弟だ。

 いつも、巧也の事をたーくんとあだ名で呼んでいる。

 

 巧也は、まどかの事が好きだった。

 好きになった理由はいたって単純だ。

 自分を絶対に裏切らないと約束し、 その約束を絶対に破らない確信があったからだ。

 いつも巧也はまどかが、怪我や危険な目に会う確率がほんの僅かでも、取り除こうと必死になる。

 まどかは、巧也のその必死さの裏に何があるかを知らなかった。

 

 

 

 

 

 巧也はイジメを受けていた。

 身体が弱いと言う理由だけで、目をつけられてしまった。

 巧也の身体が弱くなった理由は、家の火事の所為で喘息になってしまったからだ。

 

 まどかは見てもいられず助けに入った。おかげで、まどかもイジメを受けてしまった。

 

 そんなまどかに対し、巧也は

 ──……どうせ、こいつも俺を裏切る──

 と思っていた。

 

 そんな巧也は仲良くなって、後から裏切られるくらいなら今の内に突き離しておこうと考えていた。

 しかし、巧也がなんども嫌がらせに近いことをして突き離そうとも、自分(巧也)が悪いのに、何故かまどかが謝った。

 そんな巧也はとうとうキレて、やつ当たりしながら、激怒しながらまどかに文句を言った。

 

「いい加減にしやがれ!なんで俺に付きまとうなって何度言ったら、わかるんだよ!?俺の事なんて、ほっといてくれよ!」

 

「ゴメン、ほっておけないの……巧也くん、とても寂しそうで、可哀想だから。」

 

「お前に何がわかる……、何がわかるんだぁッ!?

 いい事しいの出しゃばりが!偽善者!お前は──」

 

 巧也は、一人になろうと必死になり、相手が嫌な気分にさせる言葉を連発させる。

 ──裏切る!こいつもどうせ裏切る!少し嫌な事言えば怒って、どうせ俺から──

 突き放す為、必死なり何度も同じ言葉を繰り返した。

 

 まどかは、そんな巧也をそっと優しく抱きしめて言う。

「うん、大丈夫。怖がらないで……大丈夫、大丈夫だよ……巧也くん。

 わたしが、どれだけ危険な目にあっても、私は…たーくんの味方でいてあげる……側にいてあげるから、ね。」

「っ!…………うるせぇ…!

 うるせぇ!うるせぇ!うるせぇッ!」

 巧也はまどかは押し退けて、逃げていった。

 

 その日の翌日から巧也は、少しずつだが、まどかの言うことは聴くようになった。然し、まどかが巧也に甘えさせる事だけは駄目だった。

 

 あの言葉を聞いてから巧也は、まどかのことを信用するようになったからだ。

 ──アイツとは違うかもしれない、少し信用してみよう──

 と思って、彼はいつも、まどかにくっつこうと思う様になった。

 まるで親から離れたくない子供のように。(まどかが少し離れてと言えば素直に離れる)

 

 そして、喘息が治ったと同時に、まるで病気持ちだったのが嘘の様に、自分やまどかをいじめていた奴らを逆に追い詰めた。

 それも徹底的に裏で、肉体的にも精神的にも追い詰めた。

 相手が年上だろうが年下であろうが女子であろうが、少しも容赦はしなかった。

 

 

 

 そもそも、巧也が何故、人を信用しなくり一人になろうとしたのか。何故、巧也が人は自分を最優先して裏切るとう人間不信に陥ったのか。

 理由は、彼の母親が原因だった。

 

 巧也の家族は母子家庭だった。

 巧也自身、父親の顔は覚えていない。離婚した理由は仕事関係らしい。

 それでも、巧也は幸せだった。休みの日、巧也は母親と話をするのが何よりも楽しみにしていて、母親を誰よりも一番信用していた。

 彼の住んでいたマンションが深夜に火事が起きた。

 巧也の家族全員が避難警報で目を覚ました頃には廊下まで煙が回っていた。

 

 突然の出来事でパニックになり巧也は母親に抱きつきながら一緒に避難をしていた。

 ──このまま、母さんの側にいれば助かる。きっと、母さんが助けてくれる。──

 

 そう思っていたのだが、母親は突然、巧也をまるで邪魔者扱いする様に突き飛ばして何処かへいった。

 その瞬間、巧也は身体に染み付いていた、

 安心。

 信頼。

 その全てが、自分の中から霧散した様な気持ちになりその場から動けなくなった。

 ──母さん!母さん!──

 何度もその場で母親に助けを求めたが、母親は戻ってきてくれなかった。

 追いかけようし、足取りを進めるがショックが大きくて直ぐに転び、床にうつ伏せになり気絶する。

 その後、奇跡的に早めにレスキュー隊に巧也は助けられて、喘息を持つ様になったが命は助かった。対し、母親はマンションから避難できたものの一酸化炭素中毒で亡くなってしまった。

 

 その日から巧也は、人は危険な目にあえば本性を現し、裏切る生き物と思う様になった。

 しかし、まどかは違った。

 いじめられている自分を何としても助けようとしてくれ、まどか自身までがイジメの対象になっても、巧也がまどかにひどい事しようとしても。

 巧也の身代わりなろうとして、巧也自身から突きはなそうとしても、巧也を守ろうとおもい、決して巧也を裏切ろうとはしなかった。

 それが、巧也がまどかを信用した理由のだった。

 

 その後、巧也はまどかの家族に引き取られ、名前を変えて生きていくことになった。巧也にとっては夢のような話だった。

 まどかは義理の姉になり、巧也にとって母親の代わりみたいなものになった。

 

 しかし、巧也はまどかに重い責任感を持たせていることに気がついていなかった。

 ──誰も助けてもらえなかった巧也くんを、()()守らないといけない。私が守らなければ、誰が巧也を守るの?──

 

 ──巧也は私が守らないといけない。──

 ──巧也が危険な目にあったら直ぐに私が側にいないといけない。──

 ──巧也が悲しんでいたら直ぐに私が側にいないといけない。──

 

 ──そうしないと又……じゃなくて!二度と、巧也を…ひとりぼっち(寂しい目)にはさせない……!──

 

 

 

 

 翌日、巧也はネットで調べ物をしていた。

 それは、昨日の光の戦士になれるベルトについてだ。

 もしかしたら、最近、夜に寝てる時に不気味な声が聞こえる様になった原因と関係があると思い、

 あと、魔女という物とまた戦わないといけなくなると思っていたからだった。

 

 しかし、幾らか候補を調べてもそれらしい物は出てこない。

 

 ──見滝原の都市伝説、ロボット兵器、宇宙服、変身ベルト、メタルヒーロー、メタルマン……ダメだ、調べてもそれらしい物は何も出てこない。──

 

 時を挟んで、1時間程度調べ続けても見つからないため、拓哉は気分転換で別物を調べることにした。

 

「たしか、俺が倒したあの魔女は確か……」

 ──灰になって死ぬ生き物──

 と調べた末に、別物だが気になる物が見つかる。

 

「オルフェノク?」

 

 巧也は都市伝説の纏めらしいサイトに到着し、オルフェノクという物が見つかって、なんとなく調べていく。

 そのサイトに書かれていたオルフェノクという者は、

 

 ──人類が進化した姿、身体は銃弾を弾く鋼鉄の鎧を持ち、力は車を投げ飛ばす怪力を持ち合わせている。──

 と書かれていた。

 写真もボヤけてだが幾つか載っていた。

 そして、読んでいくとそれ(オルフェノク)を全て倒した者がいたと、書かれていた。

 

「アレと違って……赤い?」

 

 意外な所で巧也は、先ほど調べていた光の戦士について発見する。

 しかし、それは自分が装着した物とは別の物であり、似たものが載っていた。

 

「【闇を切り裂き、光をもたらす、英雄のベルト……ファイズ】?

 なんだ…?これは?」

 

 その写真もぼやけて載っていた。

 その姿は、自分が装着していたスーツのラインが黄色ならば、それは赤色だった。

 ──あれは、黄色いファイズ?みたいな物なのか?──

 

 思わぬ収穫が出て、一息つき時計を見る。調べ始めてから3間経過していた。

 巧也は思ったよりも時間が経過していたことに対し、失態を感じた。

 明日、また調べようと思ってパソコンを閉じて伸びをする。

 そして、ふと携帯を取り出して気になることがあった。

 それは百江なぎさについてだった。

 連絡先を交換して4日経過するのに、全然連絡をして来ないのだ。

 ──メールくらいすりゃぁいいだろ……今日は魔女退治が大変だったとか、楽勝だった。とか──

 

 ──…………まさか、魔女退治で死んだとか?──

 巧也はなぎさが、内気な性格で(心配になって、仕方なく)自分かけることを躊躇っている(もしもの事に陥っていたらどうしよう)と思い、少し(とても)気になって、今、電話をかけてみる事にした。

 

 ──トルルルル♪トルルルル♪…ガチャ──

「もしもし、なぎさか?俺だ。巧也だ。今、電話OKか?

 ……………なぎさ? 」

 

 巧也は電話が繋がった事に安堵したが、しばらく待っても向こう(なぎさ)側から返事が返ってこなかった。

 少しイラついて声を大きくして返事してもらう様に話しかけた。

「おい!なぎさ!俺だ!巧也だ!お前を助けた巧也だ!」

 

 するとしばらく間を置いて、なぎさは返事した。しかし、それは巧也の予想しなかった返事だった。

『巧也くんですか?』

「あー、そうだ!やっと返事しやがって……お前なぁ、電話に出たら──」

 

『……巧也くん、もう私に電話しないでほしいのです。あの時はありがとうなのです。

 …さようならなのです。』

 

「おい!なぎさ!?」──プツッ

 

 文句を言う前に一方的に話されて電話を切られていまい、巧也は困惑した。巧也は携帯を握り締めて宙を見て、文句を呟いた。

「あいつなんなんだよ。」

 

 

 

 XXX

 

 

「ごめんなさい……なのです、巧也。」

『君は正しい選択をしたと思うよ?なぎさ。素質がある女の子なら連れてもいいけど、男の子はダメだね。魔法少女に成れないからね。とても危険だ。』

「……うん。」

『でも、今のやり方は相手を刺激させるから、次、彼から電話かかってきたら謝って、もっと優しく突きはなそうとするのをオススメするよ?』

「わかった……なのです。」

 

──巧也……本当は、あなたが電話してきてくれて嬉しかったのです。でも、巧也、貴方は私を助けてくれた恩人でこれ以上……願いを叶えていないのにわざわざ危険な目にあって、死んで欲しくないのです。──

 

──でも……寂しい……のです……。巧也……。──

 

──でも……我慢…です。──

 

 

──また……会いたいな……。──

 

 to be continued……




読んでくれてありがとうございました。投稿ミスとかしましたけど許してください。
あと今回バトルなくて申し訳ない。

あっ!(唐突)主人公の巧哉は小5です。
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