仮面ライダーまどか☆555 ──灰色の冀望   作:人生舐めてる

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そういえば、前回、途中までしか書いていなかったのを投稿ミスしていて申し訳御座いません。
もし、投稿され立てを見た方は直しましたので、是非、見てください。

前作品の反省点、
カイザに残酷性が皆無だった。

今回投稿が1日早くなったのは乾巧のお陰です。


4話 上っ面の仮面

 

 

 夕方、陽は完全に沈んでしまい、少しだけ明るい。

 

 百江なぎさは考えていた。これからどうしようかと。

 そんな彼女にキュウべえは、なぎさの最近の行動に対して指摘する。

 

『なぎさ、君は最近、使い魔《しか》殺していない。そのせいで、ソウルジェムがどんどん濁っていってる。早く魔女を倒さないと、いざって時に魔法が自由に使えなくなる。』

 

 なぎさは、キュウべえの言葉に対し、わかっている。と、伝えるように無言で頷く。

 

『どうしたんだい?魔女と戦うのが怖くなったのかい?』

 

 その質問になぎさは黙り込んだ。

 図星だった。

 あの時、奇跡的に偶々たまたま、光の戦士……いや、巧也が通りがかって助けてくれたお陰で助かったのだ。

 しかし、なぎさは魔女に喰われる闇に落ちる感覚と死の恐怖が、体中に染み付いてしまった。

 魔女の結界の入り口を見るたびその思い出し、身体から震えが止まらなくなり逃げてしまう。

 最早なぎさは、まともに魔女と戦う気力は失われ、使い魔(弱い物)しか倒せない精神状態であり、四日間ずっとそれを続けていた。

 そのせいでグリーフシードを使い切ってしまい、なぎさのソウルジェムはまた簡単に濁ってしまった。

 

 ──なぎさは、どうしたら……──

 

 なぎさはふと携帯の画面を見る。そして、連絡先の鹿目巧也に目がどうしても目が行ってしまう。

 巧也だけが、唯一、人間として相談できる相手なのかもしれないからだ。

 

 ──話したい……辛いのです……たすけてほしいのです──

 ──でも……──

 

 巧也を巻き込んではいけないと思い、目をつぶり、携帯の画面を閉じる。

  ──……このままじゃいけないのです。でも……──

 

 考え、悩んでいると、突然なぎさは名前の知らない自分より年上の女の子に後ろから話かけられる。

 

「あなた、魔法少女?」

「え?」

 

 なぎさは声のする方へ振り返る。だいたい見た目の年齢は中学生くらいだろう。

 ふと、その女の子の手に目が行く。

 其処には自分と同じ指輪をしている魔法少女の証があった。

 

「ちょっと来てもらえる?」

 

 

 

 

 

 なぎさは、知らない魔法少女に連れて行かれ完全に人気のない、廃工場に来る。

 なぎさは、この時少し期待していた。

 もしかしたら、仲間になってくれると思っていたからだ。思い切って聞いてみる事にした。

 

「ここまでくればいいかな。」

「あ、あの……。」

「ん?何?」

「もしかして、あなたは魔法少女なのですか?」

「うん。正解、」

「も、もしかして、仲間になりに来てくれたのですか?」

 

 なぎさのその言葉を聴いて、相手は大きな声で高らかに笑い、なぎさに答えを返す。

 

「仲間に?違うね。もしかしてそれ、ギャグでいってる?」

 

 なぎさは、相手の言葉に戸惑う。

 なぎさは悩む。仲間になりに行く来てくれたのでは無いのなら、一体何をしに自分に話しかけてきたのか。

 悩んでいる内に相手の魔法少女は口を開く。

 

「私はね、貴女にここの街の縄張りを貰いに来たの……いわば、貴女に決闘しに来た。」

 

 言うとその魔法少女は戦闘態勢(魔法少女)へ姿を変え始める。

 

「私は優しいからね。一応警告。さあ、変身しないと……死ぬよ?」

 

 なぎさは、突然のことで理解ができず、驚きを隠せなかった。

 魔法少女同士で戦うことをおかしいと思いとっさに言い放つ。

 

「やめてください!あなたは魔法少女なのですよね!?人を守る──」

 

 なぎさの言葉にまた相手の魔法少女は大声で笑って答えた。

 

「違うね!魔法少女は選ばれた存在さ!誰よりも、何処の誰よりも選ばれた人間さ!

 何故、人間を一々守らないといけない?魔女や使い魔を、何も知らない人間を!

 守ったところで誰も評価してくれない、やる意味なんて無いじゃないか?」

 ──ちが……──

 

 なぎさは「違う」と否定したかったが、否定は出来なかった。心の奥底でその言葉を受け入れてしまったからだ。

 なぎさは今まで人を助けるために使い魔を倒してきたが、誰も評価してくれない。

 なぎさに対して、「良いことをした」と誰も、言ってくれたことなかった。

 

 だから、なぎさは毎日何をやっても満たされないことばかりだった。

 だから、あの時、巧也を求めた。

 

 魔法少女はなぎさに向かって宣告する。

 

「いいか?何故私が仲間にならない理由は簡単だよ。

 仲間になったら、グリーフシードでソウルジェムの穢れの回収が効率悪くなる。

 それに、あんたは使い魔まで倒すから魔女の出来が少なくなる。お判り?

 だから、あなたに決闘を申し込んだ理由がそれ。」

 

 それだけ言うと相手はなぎさに殴りかかる。

 なぎさは、鳩尾を叩かれ、前かがみになり悶絶する。

 

「どうした?変身しないのか?」

 

 なぎさは、変身はしない。息がし辛いが何とかがんばって返事をする。

 

「私は……戦いたく無いのです。」

「言わずもがなわかると思うけど、私は貴女を殺すつもりよ?」

 

 その警告を無視してなぎさは変身しない。ずっと前かがみのままだ。

 それでも容赦なく、相手の魔法少女は殴る。

 

「うっ!ゲホっ!」

 

 なぎさはまた殴られ、悶絶する。

 相手も間を置いて又、なぎさに殴りつける。

 なぎさは、苦しいはずだ。でも、魔法少女に変身しない理由はあった。

 今変身すると、なぎさは魔女と使い魔を倒す為だけに魔法を使うと誓いが、破られた気がした。

 しかし、

 

 ──このままじゃ……このままじゃ……──

 

「そのままだと死ぬぞ?なぎさ?」

 

 突然横から男の子の声が聞こえてきた。二人の少女は聞こえた方向へ振り向いた。

 其処には奇妙で大きなベルトをした男の子が此方へ歩いて近づいてきた。

 なぎさのまた会いたかった人だ。

 

「……巧也。」

「探したぞ。アホ。」

 

 魔法少女は小さな声で「一般人か……」とつぶやき巧也に話しかける。

 

「君、悪いけどここから去ってくれない?」

「……よく無いなぁ。」

「は?」

 

 巧也は魔法少女の言葉を無視して呟く。

 

「よく無いなと言ったんだ?聞こえていなかったのかなぁ?」

「はぁ?何が?」

「アンタはだいたい中学生くらいだろ?なのに、年下の無力な女の子に向かっていじめるなんて……。情けないなぁ。」

 

 巧也は首を横に振りながらやれやれと言わんばかりの仕草をする。

 魔法少女はその言葉に少しイラついた。

 

「関係無い君にとやかく言われる筋合いはないね。」

「ない?あるさ。其処にいるのは俺の大切な知り合いなんだよ。」

「大切な知り合いって……面白く無いギャグだね。」

「……とにかく、そいつに手を出すな。」

「私に命令するな!」

 

 そう言って魔法少女は武器を取り出し巧也の隣にある壁に武器をぶつける。

 壁に武器がめり込み、やがて壁は崩れ、大きな穴が出来上がる。

 巧也は視線を大きな穴を一目見て、また魔法少女の方へ向きなおる。

 魔法少女は巧也へ警告した。

 

「次は当てるよ?」

「お前、本気か?俺は、魔法が使えないんだぞ?」

「本気さ。死にたくなければサッサとどっかに行ってくれない?」

 

 巧也はため息をついて、魔法少女に質問し始めた。

 

「俺に殺意があるのはわかった。一ついいかな?君は今まで、魔女の使い魔を殺して社会に貢献しようと思ったりしたかなぁ?」

「……君、使い魔を知っているの?」

「今アンタが殴っていた、なぎさのお陰でな。」

 

 そう言って、巧也はなぎさの方へ指をさす。

 

「で、どうなんだよ?人の為に使い魔は倒すのか?倒さないのか?」

「魔女の使い魔を倒すなんて、よっぽどのバカぐらいだよ。ましてや人の為になんかはね。」

 

 巧也は魔法少女からその言葉を聴いて、ガッカリした様にため息をついて、呟き、携帯電話を取り出しコードを入力し始めた。

 

「俺の知り合いを傷つけ、俺に殺意を向け、使い魔を倒さないか……野放しにはできないな……」

 ─9.

「何ブツブツ言ってるわけ?サッサと帰りなさいよ。」

 ─1.

「いや、お前にはちょっと……」

 ─3.

少し痛い目にあってもらうぞ?(死んで貰おうかなぁ?)

 ─Enter.

「変身。」

 巧也はベルトのバックル部分に携帯を差し込んでカイザへと変身した。

 魔法少女は理解出来なかった。でも、一つの発想が思い浮かんで、カイザに質問した。

 

「お前、キュウべえと契約した?」

「違うな。」

 

 カイザがそう答えた瞬間、魔法少女は攻撃をした。攻撃は肩へ命中する。

 しかし、カイザの装甲はその攻撃を弾きダメージは通らない。

 

 ──予想どうり、このカイザの装甲は硬いな……衝撃もソコソコ吸収してくれる──

 

 カイザはバックルの携帯を取り出し、コードを入力した。

 1・0・6─Enter『Burst mode』

 

 そして、カイザは。

 魔法少女の両足を躊躇いもなく撃ち抜いた。

 両足を撃ち抜かれた魔法少女は、その場に転がり痛さで悶絶する。

 

「────!」

「俺はただ、そいつ(なぎさ)を助けに来ただけだ。」

 

 それだけ言うと、カイザは魔法少女へ歩みよる。

 魔法少女は落とした武器を拾おうとした。しかし、

 カイザにその手を踏まれる。

 

「あ、足を、どけろ。」

「……」

 

 カイザは無言のままそのまま力を強めていく。

 すると、どんどん鈍い音が鳴り響き、魔法少女は痛さで声が漏れ始める。

 手の骨が完全に複数折れた頃にカイザは魔法少女をサッカーボールの様に蹴って、壁に叩きつけた。その時も骨が折れた様な鈍い音がなる。

 魔法少女は悲鳴を上げてから、小さな咳を繰り返す。

 

「──殺す!お前は絶対に殺してやる!」

 

 魔法少女は完全にキレていた。

 カイザはそれを無視し、冷静にまた携帯から光弾を放ち、肩を貫く。

 カイザは魔法少女が悲鳴を上げても無視する。もう片方の肩も撃ち抜いた。

 魔法少女は四肢がやられ、動けない状態になる。

 

「ゆ…許して…。そ、そいつには、も、もう」

 

 カイザはその魔法少女の言葉を無視し殴り()()()

 髪を掴んで、何度も、何度も、顔や身体全身を。

 ──巧也!それ以上やったら……!──

 なぎさはその光景を見てカイザに恐怖した。それは、戦いや殺し合いですらない。

 もはや、カイザがまるで人を殺すが作業としか思っていない様に捉えられる様子だった。

 だから、なぎさは咄嗟に叫んで、止めようとした。

 

「巧也!やめてください!」

 

 カイザは少し、なぎさのほうにちらっと見る。しかし、直ぐに魔法少女に向かって殴り直す。

 

「巧也!巧也!」

 

 なぎさは巧也に駆け出し、名前を叫びながら背後から抱きしめる。するとやっと巧也は殴るのをやめた。

 

「なぎさ、邪魔しないで貰えるかなぁ?」

「止めてください!それ以上やるとその人、死んでしまうのです!」

 

「殺すつもりなんだけど?」

「っ!」

 

 その言葉を聴いて咄嗟になぎさはカイザを叩いた。

 カイザにはダメージは無いが、なぎさが逆に手を痛めた。

 

「きみは何がしたいのかなぁ?」

「人を殺したらいけないのです!……だから、巧也をとめるの…です。」

「こいつも殺そうとしていたぜ?俺や、特にお前を。

 腑抜けな君の為にやっていると言っても過言じゃ無いね。」

「そ、それでも!駄目な物は駄目なのです!」

「理由や根拠になって無いなぁ……。」

「で、でもこんな事していたら、あなたの家族とか、友達は悲しむのです!」

「…………。」

 

 なぎさのその言葉を聴くとカイザは少し、間を置いて殴っていた魔法少女を見る。

 魔法少女は最早気絶しており、カイザはそれを確認すると捨てる様に離した。そして、変身を解除する。

 なぎさは安堵し気を緩め、その場にへたり込んだ。

 

 巧也は、なぎさに手を差し伸べて言う。

「立てるか?」

 

 

 

 

 

 なぎさと巧也は公園に移動し、話し合いをする。しかし、なぎさの機嫌はあまりよく見えない。

 

「どうして、私を助けてくれたのですか?巧也は私とは関わりたくなかったんじゃ無いのですか?」

「いや、それはな、俺がこのベルト持っていたなかったからさ。」──嘘だけどね──

「……。」

「そして、たまたま、また拾ったんだ。」

「拾った?」

「ああ、。」

「……なんか、理由が大嘘っぽいのです。」

「でも、本当なんだ。お陰で、君は助かったんだろ?」

 

 思い出したかの様に、なぎさは巧也に怒り始める。

 

「そういえばどうして、あの時あの人を殺そうとしたのですか!?」

「ごめん。怒りで我を忘れていたんだ……。知り合ったお前が殺されそうになったからね……。ごめん。そして俺を止めてくれてありがとう。」

 ──9割、嘘だけど──

 

 先ほどから巧也はなぎさに本心から話していない。

 彼の本心は全て、まどかの為だけを思って行動していたことだ。

 だから、彼処であの魔法少女を殺そうとしたのだ。だから、使い魔を殺してくれるなぎさを助けたのだ。

 そして、途中で魔法少女を殺すのを中断した理由は家族が悲しむ、つまり、まどかが、悲しむと言われたからだった。

 

 逆に彼の本心を知らない彼女(なぎさ)は、助けてくれた事を感謝し、ありがとうと言われ、気分が優れていき、彼を許してしまう。

 

「……わかりました。次から気をつけるのですよ?」

 

「ああ、わかった。あと、気持ちはわかるが、物騒な事を大声で言わない方が良いぞ?」

 

 巧也は疲れた様な態度しながら、なぎさと話しながら注意する。

 

「あと、少し落ち着け。お前に言いたいことがあるんだ。」

「…なんなの、ですか?」

「心配したぞ?連絡交換したのに、ずっと連絡してくれないから。」

「……!」

「なんで、連絡しなかった?この四日間。お陰で俺は君を歩いて探さなければならない目にあったよ。」──偶々、帰り道発見しただけなのは秘密にして置くか。──

「そ、それは……」

 

 なぎさはバツが悪そうな顔をする。その様子に巧也はわざとらしくため息をつく。

 

「俺が頼りないと思っていたのか?」

「え、あ、いやその…ちがうのです……。」

「違うのか?……ああ、俺が素っ気ない態度していたから連絡しても無理だと思ったのか?」

「……そ、その。」

「そんで、仕返しする為に俺が連絡した時、あんな素っ気ない態度にしたのか?」

「そ、それは……。」

 

 巧也はなぎさに質問攻めをするが、どの答えも吃るばかりであった。

 ──このまま、質問してもちゃんとしたのは返って来ないな。──

 間を置いて、なぎさに別の質問を始める。

 

「まぁ、いい、お前に魔女の事で聞きたい事があるんだ。」

「聞きたいこと……ですか?」

「ああ。お前、前に言ってたよな?魔法少女は願いから生まれ、魔女は呪いから生まれたと?」

「え、は、ハイ…なのです。」

 

「つまりだ。

 ……魔女が生まれた原因はお前と契約したキュウべえの仕業か?」

 

 

 to be continued...




閲覧ありがとうございました。また見てください。

…あっ!(唐突)
そういえば、なんでキュウべえ君は男オリ主達の前では「魔法少女は魔女になる」の一言で『なんでそれを知っているんだい!?』と言ってあんなにボロを簡単に出すのだろう?

普通に『君達は、この間まで魔法少女について全然知らなかった男の子のいう事を信じるのかい?
(そこにマミや杏子がいた場合)そもそも魔法少女が魔女になる事を君達は、聴いた事や見た事あるかい?どうだい?』
みたいな言葉でカウンターされて、逆にオリ主が怪しまれると思う。



……え?
それは俺が心がコールタールみたいに穢れてる下衆野郎だからそんなことが思いつくだって?
そして、俺が他の作品のオリ主が嫌いで、ハッピーエンドが嫌いだからって?
…………………………ソノヨウナコト、アロウハズガゴザイマセン!

いや、考えているんすよ。どうやったら、感情の無い下衆野郎に対抗する方法を。

後、私はなぎさちゃんの事は大好きなんです信じてください。
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