振り向くと光に満ち溢れた世界があるのにも関わらず僕は蒼き闇に潜む何かを求めて手を伸ばした
きっと僕の手には届かないその至宝に向かって両手を差し出した
息が苦しい…目が霞む…闇に沈みゆく僕の意識…手を伸ばせ…
ー信じよ…されば救われん…求めよ…されば与えれん?ー
そんな声が聞こえた気がした…水中で
夢を見ていたのかもしれない…溺れるような水場なんか見当たらないこの荒野を旅する僕が溺れる何てあり得ないのだから
寝起きの悪い僕がボーッとしてると
「お前、朝っぱらからなにボケッとしてるんだよ?さっさと朝メシ出してくんねぇかな?」
不寝番のカンさんが料理人のスキルを持つ僕の顔を見て食べる物を要求してきたから呆れ気味な声で
「はぁ?未だ飯の時間には早いんじゃないの?」
僕の代わりにそう答えてくれたのは班長のマナさんで本人は嫌がってるけど皆はお母さんって呼んでる人
僕はあまりその言葉を好まないからそう呼ばないでマナさんと呼んでいる
僕達のパーティーは六人編成で剣士二人、槍使い、拳闘士、狩人、雑用(食事当番兼救護班?)でマナさんは剣士の一人で小太刀二刀流の使い手でカンさんは拳闘士
僕達のパーティーは迷宮攻略のためのレベリング中だけど今日の僕の予定はジャイアントゴレムと一緒に買い出しの予定なので僕とマナさんと二人で街に行くつもり、行商人のスキルを持つ僕の担当
カンさんはオフでレベリングには前衛に剣士、中堅に槍使い、後衛に狩人の三人で挑むんだって張り切ってたさ
鉱石や木の実等を売り現金を得てから食料の買い出しの後武器屋に寄って不用になったハンドボーガンを売り払いこまで貯めていたお金を全て吐き出しこの街て一番高い鋼の小太刀を買うと
「マナさんこれでボクを助けてください」
そう言って小太刀を手渡すと呆れ顔をしたマナさんは
「わかった…でも代わりにこれをやるからちっとは鍛えるんだよ?」
そう言って銅の小太刀を渡してくれたんだ…小太刀の指導付きでね、強くなりたい…
その帰り道マナさんとペアを組んで食料確保とレベルアップを兼ねた狩りをしながら帰ることにしたんだ
僕達の目的は人それぞれで最強の剣(拳)闘士目指す絹さんとカンさんに朱槍持ちになりたいソウさん
食いっぱぐれが嫌で弓士ではく狩人になったミーナさんに好きな人の背中を守りたいマナさん
(あははっ…僕じゃマナさんの背中は守れそうにないな…)
そう思って苦笑いを浮かべてたらマナさんが
「何を考えてるの?杏(きょう)…」
そう声を掛けてきたから
「僕の弱さについて検証してたんだよ」
そう答えると
「なんだ…てっきり私の事を考えてくれてるんだって思ってたのに…」
ってイミフなことを呟いてるけど聞こえなかったフリをして
「これからも修行手伝いをお願いして良いですか?マナさん」
そう言われたマナさんは呆れながらも嬉しそうに
「あぁ、お前は私の可愛い弟弟子なんだからね」
そう言って柔らかい笑顔をみせてくれていた…出来損ないの僕にとって唯一の理解者は
今日はレベリングを兼ねた狩りの日で相手がいくら草食獸だからって言っても気性が荒く凶器も持ってるから気を付けなきゃいけない相手…
取り敢えず狩人の木竜さんと罠を張って回り他の皆は獲物がいないか探し回っている
レベリングダンジョンにだってお宝はある…と言っても宝箱の中に福引券が入っててそれと引き換えに街や村で福引きを引くんだけどね
僕は結構当たり引いてる方かな?なのでくじ運最悪を自認するマナさんの分も代わりに引いてほしいって頼まれている
過去に僕が引き当てたのは
救急箱と言う回復アイテム詰め合わせ三個
携帯食セット、二セット
投矢10本セット
鉄の小太刀
ソードブレーカー
だったので小太刀とソードブレーカーはマナさんに渡し投矢は僕で残りはパーティーアイテムにした
なんだかんだ言っても戦闘力の低い僕を助けてくれてる仲間なんだからね
そんなわけで今回はメンバーから託された分もあるので全部で20枚有ります
一本目…ロングソード引き当てましたがこれは剣士のキラーさんのですね
二本目焼き肉用の牛肉10㎏…大当たりですね今夜は焼き肉パーティーを開きましょう
三、四、五本目携帯食セット
六本目救急箱
七本目、短やりでこれは槍使いのソウエンさんのですね?
八本目投げ矢10本で僕のですね
九本目、救急箱3セット
十本目、猫の爪…これは拳士のゲキさんのだね?
十一本目、ビーフジャーキー1㎏皆では
十二本目、ワイン(ボトル)…ラベルに書かれてる文字が読めない…まぁ良いや、どうするかは大人達が決めればいいね?
十三本目、クッキー詰め合わせ皆で食べよう
十四本目、タガーナイフ僕のでいいかな?
十五本目、焼酎(一升瓶)うん、これも大人達が決めればいい
十六本目、カロリーブロック(一箱)
十七本目、スコッチウイスキー(ボトル)
十八本目、ソードブレーカー…は
「はい、マナさんどうぞ」
そう言って受け取るとすぐに手渡してマナさんに受け取ってもらいました
十九本目、痺れ薬一瓶これは狩人のリューマさんのですね?
二十本目、え…マジに?お、大当たりじゃん起動剤…内に秘めたる眠れしチカラを目覚めし薬剤のなんだからが声を失うのは当然で(これは話し合って決めるものだね…)
そんな感じで残念賞は一本もなしでしたから
「相変わらず大したもんだよ」
そう言ってマナさんが誉めてくれたし帰迎えに来てくれた皆も
「「「「全く呆れた奴だゼッ!」」」」
ってカンさんも大きな声をあげて騒いでましたね
帰る前に
「焼肉のたれや野菜、インスタントのスープに…あ、コーヒーも切れてたな?」
「はい、お米ももうすぐ切れますしふりかけも…」
僕とマナさんの会話を聞いてたカンさんが
「なら漬け物やお茶漬けの素なんかも欲しいよな?」
そう言って必要そうなものをそれぞれに探してかごに入れお勘定
キャンプに戻った僕達は早速焼き肉パーティースタート
パーティーの中で飲まないのは僕(未成年なのとアレルギー体質的な理由)とマナさん
ちなみにマナさんは酒癖が悪いので断っているそうですから僕は飲んでるところはみたことありません
「ところで今日はなにかいいものはありましたか?」
僕のそう問い掛けに
「コイツがあった」
そう言ってカンさんが見せてくれたそれは呪符っぽくって
「テレビで…たしかアニメで見たことあるよーなものですね?」
僕がそう言うと
「あぁ、起爆札に似てるな…でも
似てるだけでなにも起こらないけどなっ♪」
笑いながら無責任にゆーカンさんに
「んーなんか気になりますね…取り敢えず僕が預かってもいいですか?」
そう言って皆を見ると頷いてくれたからお札を預かると
「俺はこれっ♪」
そう言って見せてくれたのは投げ矢で
「コイツもお前な、お前以外に使いこなせる奴居ないからなっ♪」
そう言ってくれました
その次に見せてくれたのは回復剤で遅効性の上薬自体の回復量はしれているのではっきり言ってあまり冒険に役に立つとは言い難いアイテムですし
「寝る前に飲んどきゃ回復も良くなるんじゃねぇの?」
と言うのがカンさんの意見です
翌日新たな…と言うか初めて本格的なダンジョンの攻略を始める僕達
食料の補充と現時点ではかなり充実してるはずの装備に気力で逸る気持ちを押さえつつダンジョンの扉を開いた
一階はウサギタイプのモンスター達…みたいだね?
「ドロップの魔力節約の意味でもこのフロアであまり無駄な戦闘は得策じゃないから強行突破で行くっ!」
リーダーで剣士のキラーさんがそう言うと僕達は一気に駆け抜けた
仕留めた肉食ウサギ達を三羽ほどか次残りは共食いしてる間にね
2階で待ち構えるモンスター達は豚の魔物で肉食ウサギのような俊敏さはないけど突進力と体皮の固さと脂肪の塊みたいな身体の構造から変に高い防御力を誇る敵なんだよね
さてこの敵をどう始末しましょうか?
僕は右手を顎の下において考えてみたけどやっぱり僕の投げ矢とリューマさんの弓矢で撹乱してから…だよね?
そう思って音もなく敵に忍び寄りあと少しで僕の投げ矢の射程圏に入る辺りでリューマさんの痺れ薬を塗った矢による援護射撃が始まり僕の眠り薬を塗った投げ矢による攻撃が加わり混乱する敵
そこにまずソウエンさんの槍の一突き一閃深々と突き刺さり動きを止めたそれをゲキさんが蹴り飛ばして槍はスッと抜けました
麻痺、眠っているのは無視してカンさんとキラーさんのツートップが敵を蹴散らし僕とリューマさんが援護射撃でソウエンさんとマナさんは接近戦に対応できない僕とリューマさんのガード役兼しんがり
一気に中央突破を果たした後は殲滅戦に移行して次々と打ち倒し全滅させたそれをリューマさんのスキルで引き取ってもらいその後肉食ウサギを捌いてさもらい僕は晩ご飯の支度をしてます
皮を剥ぎリューマさんのスキル熟成娘にしまい皮は専門業者に委託して鞣してもらうことにしたんだ
お昼ご飯はいわゆるチャーラー、僕以外は二玉分のキムチラーメンとカレー皿にてんこ盛りのカレーチャーハン
少食な僕だけ小どんぶりのラーメンと茶碗に軽く盛ったチャーハンでその少食ぶりを見たマナさんがいつもように苦い顔をするけど気にしない
食べ終わった食器はアイテムのおかもちにしまい後で洗うことにしてデザートのアイスを配るけど…(アレだけ食べてて未だ入るのな)
等と感心する僕でした
食後の休憩を終えて三階を攻略開始
空気を切り裂く叫び声がした…あまりの五月蝿さにちゃんと聞き取れないほどの大音量
「あ、この鳴き声は…」
そう呟いて駆け出すソウエンさんに
「鶏だな…この声は」
そう呟くのを聞いて
「やっぱり…」
そう僕も呟くのを聞いて
「鶏ならそんな…「多分闘鶏タイプでどれくらいかまではわからないけどかなり大きそうですから一筋縄でいくかどうか…ですね?ソウエンさん」」
僕の問い掛けに頷いて
「おまけに数も多そうなだけに結構厄介そうだな」
そう言って声の聞こえてる方を睨み付けていました
僕とソウエンさんの悪い予感的中で狂暴でダチョウサイズの鶏なんて悪い冗談としか言いようがないのが待ち受けてましたので洒落になりません
「いつものように麻痺と眠りの状態異常を中軸に攻めるしかないですね」
僕のその言葉に
「きっ、切り込み隊長は私の役割りのはずだろうっ、ラッキーっ!」
そう叫ぶマナさんに
「はい、僕やリューマさんはあくまでも後方支援ですから皆さんの後ろから搦め手を使うんですよ?
確かに先手をとるのはリューマさんの矢、ついで僕の投げ矢ですけど実質の先陣を切るの槍使いのソウエンさんが一番多いんですよ?」
僕のその言葉に唸っている脇から延びる槍が鶏を襲いそれに合わせカンさんの拳が炸裂し殴り倒している
「マナ、過保護も大概にしろ小太刀に関してはお前に弟子でも盗賊スキルの持ち主としてはそれなりの使い手なんだぞ?」
ソウエンさんにそう言ってたしなめられたマナさんは
「そ、それはそうだが…」
そう口ごもるマナさんに
「今は攻略に集中しろっ!」
そう言われ慌てて前線に躍り出たマナさんにそこにまずソウエンさんの槍の一突き一閃深々と突き刺さり動きを止めたそれをゲキさんが蹴り飛ばして槍はスッと抜けました
麻痺、眠っているのは無視してカンさんとキラーさんのツートップが敵を蹴散らし僕とリューマさんが援護射撃でソウエンさんとマナさんは接近戦に対応できない僕とリューマさんのガード役兼しんがり
一気に中央突破を果たした後は殲滅戦に移行して次々と打ち倒し全滅させたそれをリューマさんのスキルで引き取ってもらいその後肉食ウサギを捌いてさもらい僕は晩ご飯の支度をしてます
皮を剥ぎリューマさんのスキル熟成娘にしまい皮は専門業者に委託して鞣してもらうことにしたんだ
お昼ご飯はいわゆるチャーラー、僕以外は二玉分のキムチラーメンとカレー皿にてんこ盛りのカレーチャーハン
少食な僕だけ小どんぶりのラーメンと茶碗に軽く盛ったチャーハンでその少食ぶりを見たマナさんがいつもように苦い顔をするけど気にしない
食べ終わった食器はアイテムのおかもちにしまい後で洗うことにしてデザートのアイスを配るけど…(アレだけ食べてて未だ入るのな)
等と感心する僕でした
食後の休憩を終えて三階を攻略開始
空気を切り裂く叫び声がした…あまりの五月蝿さにちゃんと聞き取れないほどの大音量
「あ、この鳴き声は…」
そう呟いて駆け出すソウエンさんに
「鶏だな…この声は」
そう呟くのを聞いて
「やっぱり…」
そう僕も呟くのを聞いて
「鶏ならそんな…「多分闘鶏タイプでどれくらいかまではわからないけどかなり大きそうですから一筋縄でいくかどうか…ですね?ソウエンさん」」
僕の問い掛けに頷いて
「おまけに数も多そうなだけに結構厄介そうだな」
そう言って声の聞こえてる方を睨み付けていました
未完の作ばかりが増えてます