ダチョウ倶楽部?
「あ、あの…まなさん、僕達って確か養鶏場で鶏の卵の買い付けに来たん…ですよね?」
そう言いながら軽く腰が引けてる僕は悪くない
確かに鶏に見えなくはないけどダチョウサイズの鶏メッチャ怖い
こちらから攻撃できないから余計に怖いんですけども?
当然の事ながら卵も大きい…
「どうしますか?ボクは一個でいっぱいいっぱいなんですけども?」
ボクのその情けない台詞に
「まぁお前だから仕方無い」
と、何故か嬉しそうなマナさんは
「残りは私が…「ワシ等に任せろ」」
突然現れた大男がそう言ってボクを見て
「む、ハーフエルフか…久し振りに見るな…」
そう言ってボクを懐かしむように見ながらその人は言った
「このまま真の目覚めを迎えるのか?」
と…ボク自信も答えを出せずに迷っていたことだったから
「わからない、でも必要なら覚醒する事もありうる…」
そう答えると
「なぜそう思う?」
当然と言えば当然なその問い掛けに
「一部の信じたい人達を覗けば基本、人間を信用してない…特に外の連中は信ずるに値しないからね
人間である事を捨てでもしなきゃいけない事態になれば悩む事なくあっさり捨てますよ、人間であることを」
そう淡々と答えるボクを悲しそうに見るマナさんだけどこれが本音なんですよね…
貴女を守るためならね…マナさん
そう思いながらマナさんを見詰めていた
その後、ボク達の卵と絞めた鶏を持ってオークの元に行きミッションクリアしたんだけど好色なオークがボクの中のエルフの魂に気付かないわけはない
先を急ぎたいのに全然解放してくれないばかりか下らないミッションを次々に依頼してくる
全く厄介な…相性最悪なミッション引き当てちゃたよ
え、マナさんの機嫌悪いって?
知らないよ、オークのおっさん相手に妬きもちやかたれたって困るんですけども…と、言うかとっても悲しいです
「三階層に棲むワニ亀の捕獲一匹につき砂金か…悪くない話ですね?ちょっと荒稼ぎしていきましょう」
まぁ報酬が高額… と、言う事はつまり
ハイリスクハイリターン…当然リスクも大きいけど耐寒性の低い敵はあまり苦にしないんだよね
まぁこの依頼に関して言えるのは仕留めるだけで良いから運搬については問題ないしと言うか運べと言われたら絶対に断ると言うより断りましたけどね、この依頼
僕の中のハーフエルフが目覚める気配は無いけどハーフエルフの力がじわじわと滲み出るように感じる今日この頃
僕の魔力は日々着実に進化し続けていた