次の日、霊夢に起こされ目が覚める。
「おはよう。朝ごはんもう出来てるから食べましょ。あ、来てた服は洗濯しといたから。」
俺は洗濯してもらった服を着、手早く布団を畳むと、食卓につき、二人で朝ごはんを食べ始めた。
ある程度食べ進めたところで霊夢から話しかけられる。
「守景は幻想入りしてから博麗神社に来る間何してたの?」
「あー、三日間森の中歩いてた。」
「よく出れたわね。それにここ最近、魔法の森で妖怪同士の抗争があったのよ。」
なるほど。あのとき動物を全く見なかったのと、豚頭が傷ついていたのはそれが理由か。
「へえ。巻き込まれたら危なかったな。」
当然ながらあの事については黙っておく。
その後、朝食を食べ終えしばらくしてから境内に出ると、タイミングよく魔理沙が来た。
「よっ、霊夢、守景。」
「おはよう、魔理沙」
「魔理沙も来たことだし、霖之助さんのところに行く前に、少し弾幕と飛ぶ練習しない?」
「私は構わないぜ。」
「俺としてもありがたい。」
「それじゃ、早速始めましょうか。守景、スペルカードはもう考えた?」
「ああ、出せるかどうかはわからないが。」
俺は懐からスペルカードを一枚とりだし声をあげる。
「発符『幻想打上大花火』」
すると、俺の手のひらから大きめの弾が飛び出し、色鮮やかに爆散する...予定だったのだが 、小さな弾がいくつか出て終わった。
「やっぱり駄目か。」
「まあ、練習すればできるようになるぜ。」
「気を取り直して、次は空を飛ぶ練習をしましょ。」
「何かコツみたいなものあるの?」
「そうね、私が飛ぶときは、霊力を身体中にまとわせて、全身を持ち上げる感じかしら。」
俺は、言われたとおりに実践してみる。すると、少し身体が宙に浮いた。
霊夢と魔理沙が歓声をあげるが、その直後にストンと落ちた。
「最初にしては中々いいんじゃないかしら。身体を浮かせられたら、飛べるようになるまでそう時間はかからないわ。」
「こーりんのところまでは、空を飛んで行くから、とりあえず、今日は私の箒に乗ってくれ。」
「わかった。ありがとう。」
「時間もちょうどいいし、そろそろ行きましょうか。」
そうして俺たち三人は出発した。
店の前についた。香霖堂と書かれた看板を発見。魔理沙がこーりんと言っていたのはこういうことだったのか。
店の中には入り、霊夢と魔理沙が白髪頭の男性に事情を話す。しばらくして、魔理沙が嬉しそうに話しかけてきた。
「住み込みで働かせてくれるって!よかったな、守景!」
「初めまして。僕は森近霖之助。事情は二人から聞いたよ。」
「浅井守景です。よろしくお願いします。」
「うん、よろしく頼むよ。外来人の君が手伝ってくれると、僕としても助かるよ。」
「どういうことですか?」
「僕は見ての通り道具屋を経営しているんだけども、その中には外の道具が混じったりしていてね、使い方がわからないことがあるんだ。」
「では、道具の使い方を説明するのが俺の仕事の一つというわけですか。」
「そうだね。仕事内容については追々説明するよ。」
「これで生活面は大丈夫そうね。私たちはもう帰るけど、困ったことがあったらいつでも来ていいからね。」
「私も霊夢もよく遊びに来るから、そのときはよろしく頼むぜ。」
そういって二人は帰ってしまった。
「早速だけど、守景君には仕事内容を覚えてもらおうかな。基本的には店の掃除と道具の使用方法の解説かな。後は僕のサポートをしてもらいたい。それと、君の部屋は奥にあるから。」
「わかりました。」
「よし、それじゃ、これの使い方を教えてくれないか?」
そう言って取り出したのは、フロッピーディスク。
「フロッピーディスクって言うんだけど、見たことあるかい?」
「はい。これはパソコンという道具と合わせて使うものですね。これだけでは残念ながら使えません。」
「なるほど。やはり雇って正解だった。こんな感じで仕事を進めていくからね。」
「はい。」
その後も、何度か似たような作業を繰り返し、1日を終えた。
主人公が弱すぎる気がしてきました。
せめて、空ぐらいは飛んでほしいですね。
ご感想お待ちしております。