Z/Xの世界に転移 〜この世界で幸せを見つける〜 作:黒曜【蒼煌華】
加えて、初の番外編と本編の同時更新でしたが…やはり厳しいものが御座いました…(苦笑)
来週の更新は何方になるか分かりませんが、更新だけは絶えず続けられる様に努めさせて頂きます(*´꒳`*)
「………………………………………」
ㅤ貴方達は私に何を示してくれるのでしょうか。
ㅤ何の覚悟も無しに、今まで抗って来た訳ではないのでしょう?
ㅤ此処で堕ちるなら、其処までです。
ㅤさぁ、私の想像を超え、楽しませて下さい。
「大祐っ!!…ベガ、貴方だけは…っ」
「私だけは、何でしょう。これも貴女への裏切りの罰です」
「っ…!!」
ㅤリゲル…彼女も又、未知なる力を秘めし者。
ㅤオリジナルXIIIとの戦いにて、その力を発揮した、と…。
ㅤその根源には、何が有るのでしょうか。
ㅤ怒り、悲しみ、将又信頼。
ㅤ是等の何を糧にして生まれた力なのか。
ㅤ感情に左右された貴女の力、是非、打ち負かすには丁度良い場所です。
ㅤ崩すなら徹底的に。
ㅤ私に抗って見せなさい…そして、その力を地に堕とす事によって、貴方達は更に絶望する事となるでしょう。
ㅤ二度と立ち上がれない様に、いえ…。
ㅤ二度と抗えない様に。
ㅤ邪魔となる者は排除し、利用出来る物は利用する。
ㅤその先に待つ、私の目的である唯一の願い。
ㅤそれさえ達成出来るのであれば、何を捨ててでも手に入れて見せましょう。
ㅤ何を、捨ててでも…。
「……まだ………まだ、死んでは………………いないっ…死には、しないっ…!!
「…ふふっ、そう来なくては、まだまだ余興ですよ?」
ㅤ九条大祐が胸元に突き刺さっているサーベルに手を掛け、握り、力任せに抜き取る。
ㅤ傷口からは案の定、多量の血が溢れんばかりに流れていた。
ㅤバイタルは勿論…ゼロ、の手前。
ㅤこのサーベルに組み込まれた、特殊な能力で彼は瀕死。
ㅤさて、と…此処からですね。
「まだ意識は残っている、と…しぶといのですね」
「大祐っ…もう…」
「………はぁっ…はぁっ…」
「好い加減、沈んでも構いませんよ」
「誰がっ…!!」
「貴方が、です」
ㅤ荒い息遣い乍も、必死に声を上げる九条大祐。
ㅤ死の淵に立っている彼は、今からどう動くのか。
ㅤ楽しみですね。
「はぁっ…ぐぅっ…!」
「………………………………」
「………………っ、一つ………答えて、貰うぞ…!」
「私が答える義理が有るとでもーー」
「きさらちゃんを………っ、何処へやったっ…!!」
「……………………………………」
ㅤはてさて、自分の現状では無く、飽くまで大切な物を優先…ですか。
ㅤ『生きているかも分からない』者の事を。
ㅤあまり、評価出来ませんね。
「もう既に息を引き取った、という考えは無いのです?」
「…っ!!アンタ…っ、戯言は程々にしろよ…!!」
「守ると誓った相手を失う気分はどうでしょう。…少なからず、無事に生きていると考える方が可笑しいのです」
「諦めては…いない、さ…!」
ㅤ一体、何に対して言葉を放っているのか。
ㅤ百目鬼きさらはまだ生きている、と確信しているのでしょうか。
ㅤそれは信頼から来る物なのか…将又、自身の気を紛らわすだけの戯言か。
ㅤ諦めてはいない、その一言に、私は少しばかりの苛つきを感じる。
「…百目鬼きさらは死んだ、と。何故認めないのです?」
「根拠も…証拠も無い嘘でたらめを、そう…易々とは認めないさ」
…九条大祐、口調が明らかに変わって来ていますね。
ㅤこれが何に繋がる兆候なのか…一応、鎮圧部隊に待機をさせておきましょう。
「この状況に置いて…おめでたい人ですね」
「…死を意識させようとする指導者の…何処に真実が有る、ってな」
「……………………」
「寝言を言うなよっ…!」
「綺麗事ばかり並べた貴方に、言われたくは有りませんね」
ーーー
もう少し長文で書きたい、今日この頃。