Z/Xの世界に転移 〜この世界で幸せを見つける〜   作:黒曜【蒼煌華】

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今回は本編のみの更新とさせて頂きます。
加えて、初の番外編と本編の同時更新でしたが…やはり厳しいものが御座いました…(苦笑)
来週の更新は何方になるか分かりませんが、更新だけは絶えず続けられる様に努めさせて頂きます(*´꒳`*)


第六十五話: 状況変化

「………………………………………」

 

ㅤ貴方達は私に何を示してくれるのでしょうか。

ㅤ何の覚悟も無しに、今まで抗って来た訳ではないのでしょう?

ㅤ此処で堕ちるなら、其処までです。

ㅤさぁ、私の想像を超え、楽しませて下さい。

 

「大祐っ!!…ベガ、貴方だけは…っ」

「私だけは、何でしょう。これも貴女への裏切りの罰です」

「っ…!!」

 

ㅤリゲル…彼女も又、未知なる力を秘めし者。

ㅤオリジナルXIIIとの戦いにて、その力を発揮した、と…。

ㅤその根源には、何が有るのでしょうか。

ㅤ怒り、悲しみ、将又信頼。

ㅤ是等の何を糧にして生まれた力なのか。

ㅤ感情に左右された貴女の力、是非、打ち負かすには丁度良い場所です。

ㅤ崩すなら徹底的に。

ㅤ私に抗って見せなさい…そして、その力を地に堕とす事によって、貴方達は更に絶望する事となるでしょう。

ㅤ二度と立ち上がれない様に、いえ…。

 

ㅤ二度と抗えない様に。

ㅤ邪魔となる者は排除し、利用出来る物は利用する。

 

ㅤその先に待つ、私の目的である唯一の願い。

ㅤそれさえ達成出来るのであれば、何を捨ててでも手に入れて見せましょう。

ㅤ何を、捨ててでも…。

 

「……まだ………まだ、死んでは………………いないっ…死には、しないっ…!!

「…ふふっ、そう来なくては、まだまだ余興ですよ?」

 

ㅤ九条大祐が胸元に突き刺さっているサーベルに手を掛け、握り、力任せに抜き取る。

ㅤ傷口からは案の定、多量の血が溢れんばかりに流れていた。

ㅤバイタルは勿論…ゼロ、の手前。

ㅤこのサーベルに組み込まれた、特殊な能力で彼は瀕死。

 

ㅤさて、と…此処からですね。

 

「まだ意識は残っている、と…しぶといのですね」

「大祐っ…もう…」

「………はぁっ…はぁっ…」

「好い加減、沈んでも構いませんよ」

「誰がっ…!!」

「貴方が、です」

 

ㅤ荒い息遣い乍も、必死に声を上げる九条大祐。

ㅤ死の淵に立っている彼は、今からどう動くのか。

ㅤ楽しみですね。

 

「はぁっ…ぐぅっ…!」

「………………………………」

「………………っ、一つ………答えて、貰うぞ…!」

「私が答える義理が有るとでもーー」

「きさらちゃんを………っ、何処へやったっ…!!」

「……………………………………」

 

ㅤはてさて、自分の現状では無く、飽くまで大切な物を優先…ですか。

ㅤ『生きているかも分からない』者の事を。

ㅤあまり、評価出来ませんね。

 

「もう既に息を引き取った、という考えは無いのです?」

「…っ!!アンタ…っ、戯言は程々にしろよ…!!」

「守ると誓った相手を失う気分はどうでしょう。…少なからず、無事に生きていると考える方が可笑しいのです」

「諦めては…いない、さ…!」

 

ㅤ一体、何に対して言葉を放っているのか。

ㅤ百目鬼きさらはまだ生きている、と確信しているのでしょうか。

ㅤそれは信頼から来る物なのか…将又、自身の気を紛らわすだけの戯言か。

ㅤ諦めてはいない、その一言に、私は少しばかりの苛つきを感じる。

 

「…百目鬼きさらは死んだ、と。何故認めないのです?」

「根拠も…証拠も無い嘘でたらめを、そう…易々とは認めないさ」

 

…九条大祐、口調が明らかに変わって来ていますね。

ㅤこれが何に繋がる兆候なのか…一応、鎮圧部隊に待機をさせておきましょう。

 

「この状況に置いて…おめでたい人ですね」

「…死を意識させようとする指導者の…何処に真実が有る、ってな」

「……………………」

「寝言を言うなよっ…!」

「綺麗事ばかり並べた貴方に、言われたくは有りませんね」

 

ーーー




もう少し長文で書きたい、今日この頃。
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