オリ主が問題児世界でオレTUEEE!する話(大嘘)   作:詩人

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十六夜「審判権限でゲーム中継できねえの?」
黒ウサ「今回は事前に取り決めてないので無理です」
十六夜「貴種のウサギさんマジ使え……?」
黒ウサ「せめて聞こえないようっ!……どうしたのです?」
十六夜「何やってんだあの馬鹿ども」


第10話

 今頃十六夜に馬鹿にされてんだろうな。というか十六夜と黒ウサギがこっから見えてるし。いやオレの視力だと豆粒以下だから表情なんて本当は分からんけど。

 

 現在、我らガルド討伐隊は絶賛()()()()満喫中です。

 いやこれには事情があってね?

 

 前話ラストで館に引きこもってるはずのガルドがなーぜかこっちへ急接近。流石に指定武器もなしに迎え撃つわけにゃいかねーと大慌てで上空で退避した訳ですよ。フォーメンションは耀ちゃんを中心にジン君がおぶさり飛鳥は左足へ、オレが右足へしがみ付いてる状態。状況が状況でなかったらセクハラものである。

 

「権兵衛。このゲームが終わったら一発殴るから」

「不可抗力だ!」

「淑女の足にしがみ付いてる獣には当然でしょ?」

「獣はあっちだろうが。つか飛鳥も他人のこと言えねーよな」

「権兵衛うるさい」

「オレだけ!?」

 

 まあ流石にお荷物3人抱えてる訳なので、あーだこーだ言いながら気球みたいなスローペースでゆっくりとフォレス・ガロ本拠の館へ向かってます。

 いやグリフォンは()()()()()()()()()()()幻獣なので防護の恩恵も本来セットなのだが、耀ちゃんは恩恵を模倣してからまだ丸1日も経ってねーわけで。練度不足もいいとこな耀ちゃんに昨日のグリーみたいな音速飛翔でもされたら一瞬でオレらが死にます。

 

 だいたい上空100mほどにいるから森の外の十六夜と黒ウサギも見えたってこと。そっちを振り向いた耀ちゃんが即座に苦虫を嚙み潰したような表情に変わったあたり、十六夜がどんな顔してんのか察せてしまうのが悲しいところだ。きっと呆れ顔か爆笑面の2択だろう。

 

 こうなったのは指定武器を入手していなかったのもあるが、オレという原作にいない足手まといが追加されたことも大きな要因だろうね。オレが中途半端に強かったら指定武具がなくても原作と同じようにガルドの足止めに向かった可能性が高い。オレが雑魚オリ主だからこそ良い方向へ流れた訳だ。チートオリ主様じゃこうはいくまい。

 

 何の自慢にもならねーな!

 

「で、実際どうよ。見た感じガルドめっちゃ強くなってね?」

「そんなことない。私が本気出せば余裕」

「いや明らかに動きのキレもパワーも昨日とちげーんだが。耀ちゃん評でガルドと同等扱いだったはずのオレのゴーレムがワンパンでブっ飛んで粉々なんだが」

「…彼女が力を貸してるとしたら、これほどのパワーアップにも納得がいきます」

「彼女? ジン君、それはどういう意味かしら。説明してくださる?」

 

 おっラッキー。原作と違いガルドとの戦闘前に黒幕の話をしてくれるらしい。これ結構デカいぞ。何だかんだ言って上手い感じで進めてるんじゃねーかこれ。

 

「今度こそ話を聞いてますか権兵衛さん?」

「ごめん下のゴーレムに集中してて聞いてねーや」

「落とすよ?」

「酷い!」

 

 いやもう下手な事喋るよりかは話聞いてねーって言い訳して何も喋らねー方がまだマシなんじゃねって。オレのキャラ的にもそれが通りつつあるし。それに下に集中してるのは本当だ。

 …あっ。

 

()()()2()()()()()()()()()

「もうちょっと頑張れないの!?」

「うるせー人間脳1つで人形複数体同時操作できるわけねーだろッ!基本的な命令だけして後はオートで動かすのがぶっちゃけ一番効率いいんだよむしろ実力差的には頑張ってるほうだろ!!」

 

 流石に空の旅してる間ガルドを放置しとく訳にはいかねーので、オレのゴーレム6体を囮兼足止めに使ってる。オレらもガルドもお互いの位置を把握してんだ。こっちがぷかぷか館に向かえば当然ガルドだって着いてくる。移動速度にも差があるし、こっちが先に館に着いて指定武具見つけて待ち構えるなんて無理無理。むしろ降りてきたところを襲われるだけ。

 

 オレ達に気を使いグリフォンの恩恵操作で精神削ってる耀ちゃんの回復時間も欲しい。この時点で成人男性の5人や10人抱えてマラソンしても平気なパワーとスタミナがあるとはいえ念には念を入れたい。

 

 それに本来ゴーレムじゃ無敵の契約抜きにしても秒殺されるのが関の山だが、生憎こちらはオレ1人じゃねー。こういう時こそ仲間の恩恵を組み合わせる頭脳プレーだ。ジン君の精霊使いで発火させた火花で火を付けた木材をゴーレムに持たせ、ガルドを囲ませれば戦力差も埋まるってもんよ。人の因子を失い獣に戻ったガルドからすればさぞ火は怖いだろうな。無敵化してるのに、吸血鬼化してるにも関わらず原作では最後の理性を簡単に吹き飛ばされたのだ。とはいえ流石に火災が発生するほどの炎じゃねーからまだ冷静さは残ってるし、現にゴーレムが2体やられてしまってるから時間の問題だな。

 

「ほんとに大丈夫なの?奇妙な踊りで煽っているようにしか見えなかったのだけど」

「文献で見たことあるよ。カバディだっけ?」

 

 いや決してふざけてる訳じゃねーよ?基本命令とオート操作を組み合わせた結果たまたまカバディみたいな動きになっただけだ。どうせ勝てねーんだし下手に攻撃させるよりそっちの方がいいだろ。吸血鬼になったガルドはマジでヤバかったから。空に逃げて余裕こいてたら大ジャンプで襲ってきたもん。あれ50m近くは跳んでたよ。かなりギリギリだったもんで慌てて上空100mまでこっちも移動したわ。

 

 これが通常ガルドだったら逆にまずかったかもしれん。理性があり人型のときなら遠距離武器なりそこらの木をぶん投げるなりで撃ち落とされてた可能性がある。まあ通常ガルド相手ならそもそも空へ逃げるなんて事態にならねーし考えても意味ねーか。

 ………っていうか耀ちゃんの時代だとカバディ廃れてんの!?

 

「まあ今日一番なーんにも働いてないナマケモノは飛鳥お嬢様だけどな!」

「…」

「えーとまずオレはゴーレムで森を切り拓いて道作ったり今ガルドの足止めしてるだろぉ?」

「……」

「耀ちゃんは聴覚視覚嗅覚で索敵したり今オレらを抱えて飛んでくれてるしぃ?」

「………」

「ジン君ですら火花起こしてガルドの足止め手伝ってくれたり敵の正体教えてくれてたよなぁ!」

「…………」

「あれおっかしいなぁ。偉そうにあーだこーだ言ってたお嬢様は今日なーにもし痛いっやめてやめろ顔面に拳はごめんなさい落ちるマジ落ちるからっ!」

 

 やばい煽り過ぎた淑女とは思えない般若の顔してやがる。

 というかマジでやめてくださいごめんなさい。おまっちょっと待て捻り加えんなボディや膝まで狙うな落ちる堕ちる墜ちる!

 

「私だけ足を引っ張っていることぐらい分かっているわ! でも今だけよ。私だって黒ウサギと色々相談したんだから。指定武器が手に入れば私の出番よ。散々煽ったこと後悔させてあげるっ!!」

「うっす申し訳ありませんでしたお嬢様!」

「喧嘩するなら落とすよ権兵衛」

「だから何でオレだけ!?」

 

 …やっばいマジで煽り過ぎた。

 

 十六夜と相談した結果、飛鳥には早急に威光の本来の使い方をマスターしてもらうことになったが色々失敗したわこれ。特にオレの今後の命の危機的な意味で。人の思考や行動を誘導するなんてやっぱオレには無理だわ。この際2人にもある程度ゲロって最初から恩恵の詳細ストレートに教えた方がマシじゃねこれ?

 

「皆。そろそろ着く」

「ガルドの足止めはできているの?」

「精霊たちの様子を見る限り、まだ近づいてはいないようです飛鳥さん」

「オレのゴーレムもあれ以降破壊された感じはしねーな。位置も移動してねーみたいだし大丈夫じゃね」

「うん、匂いも遠い。森の木々で目視までできないけど、ガルドはまだあの場から殆ど動けてないのは間違いない」

「なら今が勝負ね。ジン君、指定武具は銀製の武器で間違いないのね?」

「…はい。鬼化した樹木たち、強化されたガルド…。ガルドに手を貸した存在は先ほど語った彼女で間違いないでしょう。このゲームルールなら、それ以外の武具の可能性は低いと思います」

「そしてこの森から金属臭は感じない。なら、残る場所はあの屋敷の中だけだ」

 

 ほんと皆優秀だな! といか耀ちゃんとジン君がMVP過ぎる。数秒前までコントやってても一瞬で切り替えられるのがオレらのいいところだ。

 

「じゃ、3つに別れるか。オレ、耀ちゃん、飛鳥とジン君でいいよな?」

「あなたの指示に従うのは癪だけど、今回はいいわ。今はそんなこと言ってる場合じゃないもの。行くわよジン君!」

「一応護衛のためにオレのゴーレム1体連れてけ」

「そ、借りとは思わないわよ。でも他人の心配してる場合? 私にだって自衛手段ぐらいあるわ。このゲーム舞台なら特にね。あなたのゴーレムは残り1体になるでしょう?」

 

 そこで普通にこっちの心配してくれるの本当に好きだぜ。いや恋愛的な意味じゃなくて。

 

「今はそんなこと言ってる場合じゃねーからな! そっちはリーダー含めた2人だし護衛はいくらあってもいいだろ。それにゴーレムは発信機替わりな。有事の際に破壊されたらオレにはすぐ伝わる」

 

 さっきから疑問に思ってた読者もいるかも知れねーが、ゴーレムが活動不能になるまで破壊されたらオレにもそれが伝わるっぽい。実はついさっきガルドの足止めに使ったとき判明しましたハイ。現場に戻って確かめる訳にはいかねーがたぶん間違いねー。耀ちゃんや十六夜に破壊された時はオレの目の前だったから気づけなかった。貴重な戦力わざと壊して確かめるなんざ論外だし。

 

「なら遠慮なく連れていくわ。よろしくねゴーレムさん」

「おうおう持ち主のオレに対してより対応丁寧なのはどういうこった。ま、どうせこのゲーム敵はガルド以外いねーからこっちも平気だよ。指定武具探索のオート命令も入れとくし足でも壁でも存分に使い倒してくれ」

「ありがとうございます権兵衛さん!」

「ジン君も頑張れよ!」

 

 2人も行ったしこっちもガルドが戻ってくる前にさっさと探しますか。あっやっべ3体目が破壊された。火つけた武器持ってても流石に残り3体で足止めはキツイな。そろそろ周りの森燃やしとくか?

 

 …あれどうしたの耀ちゃん?

 

「私にはないの権兵衛」

「いや最高戦力の耀ちゃんには邪魔だろこれ。というか今気づいたけど屋敷の中まで入れば耀ちゃんの嗅覚で一発だよね。別れる必要なかったわ。あとオレが本格的にパンピーになる」

「フェイクのためか分からないけど色んな場所から銀の匂いがする。人手は必要。あと権兵衛ならいける」

「じゃあ代わりに目録くれよ」

「ぶっ飛ばす」

「理不尽!」

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 いや割と簡単に見つかったわ。

 

「…あっさり見つかったわね」

「まあ匂い分かる耀ちゃんが片っ端から探せばそらそうよな」

 

 2階の執務室に普通にあったわ白銀の十字剣。というか原作でもそうだったわ。ただでさえ貴重な原作知識をここ一番ですっぽ抜けるとか馬鹿かよオレ。せっかくの別行動なんだからオレが一発で見つけても偶然の一言で済ませられたわ

 

「よーし気ぃ取り直してガルドぶっ飛ばそうぜ! …ちなみに足止めに使ったゴーレムはたった今全滅しました。オレの戦力はここにいる2体だけです」

「なら後は私がやるわ。あなたは後ろに引っ込んでなさい。…ずっと皆に任せきりだったもの、最後ぐらいは働かせてちょうだい」

「前衛は私がやる。飛鳥の身体能力じゃ真っ向からは無理。それにおいしいところの独り占めは許さない。ジンと権兵衛は下がってて」

 

 やだ、この娘たちイケメン。

 

「まあ最後っ屁で周りの森軽く燃やしといたからすぐには来れねーよ。さっき言った作戦の準備ぐらいは余裕余裕」

 

 あとここまで来て本当に最後任せっきりになんのは流石にかっこわりい。吸血鬼ガルド相手までならオレもギリギリ見栄は張れる。

 

「じゃあ改めて確認するわよ。まず春日部さんと権兵衛君のゴーレムで足止め。その間に()()()()()()()()()()()()()()()ガルドを包囲する」

「オレのゴーレムはここで使い潰してくれ」

「包囲が完了したら私たちの元までの逃げ道を一気に開くわ」

「そこを私がガルドを誘導しながら翔け抜ける」

「ガルドは人の因子を失ってます。火に囲まれていることも相まって殆ど知性は残ってないかと」

「逃げ道の先に元凶の私たちが揃ってるもの。ガルドはきっと1秒でも早く私たちを殺すこと以外頭から抜け落ちるわ。その隙をついて罠で抑え込んで止めをさす」

 

 ほぼ原作通りだな。とは言え耀ちゃんは負傷してないから慌てる必要もないし、オレという追加戦力(弱)もいるから確実性は上がる。

 

「しゃーない止め役は飛鳥お嬢様に譲ってやるか」

「言われるまでもないわ。……本音は?」

「いや流石に目の前であの巨大虎と相対するする勇気ないっす」

「最後くらいは恰好つけないさいよ大和男児!」

 

 すいませんやっぱ吸血鬼ガルド相手でも見栄なんか張れません。

 

「うっせーそういのは十六夜に期待しとけ。あと耀ちゃんマジでいいの? 囲んでる途中で空に逃げた方がよくね。火と煙で肺やられるぞ。それにこの作戦なら誘導なくても絶対ガルドはこっち来るだろ」

「呼吸は少しの間なら我慢できる。それに風をまとってる私には火も煙も届かない」

「本音は?」

「あんな奴から背を向けて逃げるなんて絶対嫌」

「勇ましいなおい」

 

 まあ確認も終わったことだしさっさとやりますか。どうせオレの本番はこのゲームの後だしな!

 

 

 

 

********

 

 

 

 

「今より"フォレス・ガロ"に奪われた誇りをジン=ラッセルが返還する! 代表者は前へ!」

 

 さあさっさと並んだ並んだ! 恩人相手に感謝の言葉1つ出ないとか舐めてんのかてめーら!

 …ギフトゲームはどうしたって? そらもう作戦通り我らノーネームの圧勝よ。なに飛鳥お嬢様の見せ場カットしてんだとかそんな意見知らん。ぶっちゃけ原作と殆ど変わらんしこの物語の主人公オレだから。

 

「聞こえなかったのか? お前たちが奪われた誇り───"名"と"旗印"を返還するのだと言ったのだ! コミュニティの代表者は疾く前へ来い! "フォレス・ガロ"を打倒したジン=ラッセルが、その手でお前達に返還していく!」

 

 ───ま、まさか

 ───俺達の旗印が返ってくるのか…?

 

 おうおう急に目の色変えやがって現金な奴ら。おら返すからさっさとこぃやちょ待て雪崩れ込んでくんないや調子のってすんません自分を奮いだたしてただけなんす流石に1000人以上押し寄せてくんのは怖い怖いっつーかどんだけ迷惑かけてたんだあの虎野郎!

 

 …いや落ち着けオレ。逆にこっちが相手ビビらせる勢いで!

 

「列を作れ戯け! 統率の取れない人の群れなど、"フォレス・ガロ"の獣にも劣るぞ!」

 

 思いっきり足を地面に叩きつけて大地を揺らす。軽く殺気だってぶつけてやれば大人しく整列すんだろ。

 てかしろ。してください。

 

 ───()()()()()()()()()()()()()()

 ───か、軽く足を落としただけであの衝撃…

 ───立ち振る舞いも只者じゃねえぞ…

 ───ああ、睨まれただけでカエルになっちまった

 ───…あれが、ノーネームのエース

 ───すげー助っ人が来たって噂は本当だったんだっ!

 

 

 はい、読者の方々にはもう何となく分かって頂けたと思います。

 

 現在ノーネーム敷地内に集結した"フォレス・ガロ"被害者の会の前で演説してるのはオレです。十六夜じゃねーんだ。内容は全部原作の十六夜から丸パクリだけど本人から許可貰ってるからセーフ。

 

 いや、キツイわこれ。十六夜の影武者やらされるの決まった時から覚悟してたけどキッツイわこれ。1000人以上の観衆の前で上から目線の強気演説なんて生前やったことないわ! オレに限らずそんな経験ある奴殆どいねーだろ! これ余裕でできる十六夜マジでどんなメンタルしてんの?

 

「まあ流れは作っといたからさ、手渡すとき、しっかり自己主張しとくんだよジン君」

「…わ、分かりました」

 

 でもってジン君軽く引いてるよ。そりゃそうだよ今日1日のオレ振り返ってみろよギャップが凄まじいわ完全に別人だよ。何なら飛鳥と耀ちゃんの視線もヤバい。いや後ろにいるし今振り返る訳にもいかねーから見えてはねーけど何となく分かる。気持ち悪いナニカを見るような目してるわ絶対。あと全力で叩きつけた右足いてぇ。足軽く落としただけとか言った奴節穴かよ。

 

「…何を考えてるの十六夜君? いや、大筋は理解できるけどこの茶番はなに?」

「あれじゃあ権兵衛だけ活躍したみたい。私たちも頑張った」

「さて、なんの事かなお嬢様方。と、()()()()返すとこだが」

「どういうこと?」

「ま、後で少しだけ説明してやるよ。今後は2人にも協力してもらうしな」

 

 そうだよ茶番だよ。オレが全力で地面に足叩きつけたところで地震が起きるわけねーだろ。パンピーの殺気で人ビビらすなんて漫画染みたことできるわけねーだろ。後に隠れた十六夜がオレの動きに合わせて地震起こして、オレの視線や態度に合わせて代わりに殺気飛ばしてるだけだ。あたかもオレが強者かと錯覚させるために編み出した二人羽織トリックよ。

 

 いやしょうがねーんだよ。セリフは原作知識から丸パクリできるけど凄みとかオーラ的なもんまで真似るのは無理だわ。それできるなら最初からこんなことになってねーよ。まあ当然、同じく後にいる女性陣にはバレバレなので超恥ずかしい。

 

 …全員分の返還終わったな。一刻でも早くこの羞恥プレイを終わらせる!

 

「名前と旗印を返還する代わりに、幾つか頼みたい事がある。お前達の旗を取り戻した、このジン=ラッセルの事を今後も心に留めておいて欲しいというのが1つ。そしてジン=ラッセルの率いるコミュニティが、"打倒魔王"を掲げたコミュニティである事も覚えていて欲しい」

 

 最後までパクリたっぷりでお送りします。下手にアドリブ入れたら一瞬で頭から飛ぶ。

 

 ───まさか………あの話は本気なのか………?

 ───相手は魔王だぞ? あんな子供達で

 ───しかし彼らのコミュニティは神格を倒したそうじゃないか

 ───なるほどっ、あのナナシさんが神格を…!

 

 やっべえ白雪さん張り倒した功績までオレのもんになってる!? で、でもここで止まるわけにはいかねー。

 

「知っているだろうが、俺達のコミュニティは"ノーネーム"だ。魔王に奪われた名と旗印、それを自らの力で奪い返すため今後も魔王とその傘下と戦う事はあるだろう。しかし組織として周囲に認められないと、コミュニティは存続出来ない。だから覚えていてほしい。俺達は"ジン=ラッセルが率いるノーネーム"だと。そして名と旗印を取り戻すその日まで、彼を応援してほしい」

 

 っしゃあオレのパート終わりぃっ! へいパス後は任せた決めてこいジン君!

 というかいくら明日の心配なり名と旗還ってくる喜びなりで冷静じゃねーとはいえほんと節穴だなコイツラ! 今後もこうやって騙し騙しやってくつもりだけどこの光景見たら逆に不安だわ!!




〇人の思考や行動を誘導するなんてやっぱオレには無理
 十六夜は権兵衛を使って何かを企んでいるようです。

〇ゴーレムは発信機替わり
 地味に判明した新機能。本当に破壊されたかどうかだけしか分からない。レギオンのLvが上がれば色々変わるかも。

〇吸血鬼ガルド相手でも見栄なんか張れません
 うちのオリ主はこんな奴だよ。

〇この物語の主人公オレだから
 もう1回言うけどこいつにデップー的な能力ないよ。ギャグ補正的なものもないよ。つまりそう言うことです。

〇二人羽織トリック
 色々無理がある。オリ主的にも作者的にも。ここまであからさまなのはもう2度としないしできない。
 あからさまなのは。

〇最後までパクリたっぷり
 権兵衛的には助かる。作者的にも(文字稼いで話進められるから)助かる。作中キャラと作者の都合が一致するって素晴らしいですね。まあこの手段も物語進むほど使えなくなるんですけどねクソァ!
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