目が覚めたら、中世ヨーロッパのような世界にいた。歩いてる人々の服装もヨーロッパだ。
(あれ、俺、トラックに轢かれて、それで)
目が覚めたらあったのは白い天井ではなく
中世ヨーロッパの景色。
(これは、あれだ。異世界転生ってやつだ...。)
この手のラノベは腐るほとんど読んできたが当事者となると何していいかわからない
(とりあえず、ミステリアス美少女を待てばいいのかな?)
何の目的もなく街を徘徊する
街の住人達は俺を見る度に隣にいる人間と俺に聞こえない声量で話している
そういえば、今考えると俺の服装、この世界観にあってないな
人目を避けるため、路地裏に入る
「おい、お前金目のものをよこしなぁ、そうすや、痛くはしないぜぇ」
(あ?)
振り返ると明らかにヤンキーみたいな見た目のやつが話し掛けてくる
「すいません...。お金持ってません」
「あぁ?俺の目は騙されねーぜ。お前のその明らかに高そうな服!ぜってぇ金持ちのボンボンだろ!!」
この世界ではこんなジャージごときで高そうに見えるのかぁ
「うっ...。なんだぁ?!」
!?
俺は驚いた。
青い色をした巨大なロボットの片手にさっきの盗賊が捕まっている
「やれやれ、君のような輩が最近多くて困るねぇ」
よく見るとロボットに人が乗っている
その人は茶色髪をした整った顔のイケメン
「なっ!離せぇ!この野郎ぅ!」
「少し眠っていたまえ。」
そう言うとロボットの手が強く締まり
うっ といううめき声とともヤンキーは
意識を失う。
(多分助けてくれたんだよな..だったらお礼しなきゃ)
「あの..、助けてくれてありがとうございます。」ペコッ
「礼などいい。私の名前はグロウズ アシッド怪我はないか?」
「あ、大丈夫です。あっ、えっと、僕の名前は青葉 裕二って言います。」
(あ、やべぇ世界観にそぐわない名前を名乗っちまった。変なヤツって思われるかな。)
「ふむ、変わった名だな、君はずいぶんいい身なりのようだが、青葉というのはきいたことがないな..。」
「あっ、えっと、これは何ていうか貰い物みたいなもので、僕実は今日寝るところもなくて...。」|´-`)チラッ
「なんだとっ!それはいかんな。
今日は私の家に泊まりなさい」
(おっしああああ!!)
夕飯時、アシッドはいろいろな話をしてくれた。俺は転生者というのは明かさず遠くから来た旅人設定で押し切った。ここはイグニス王国という国で結構裕福な国らしい現王であるウェルキン・イグニスが国を収めているらしい。そしてアシッドは自分のことも語ってくれたどうやらアシッド代々続く騎士の家系でかなり裕福な家の様で何人もメイドがいた、家族は妻がいたらしいが病気で亡くなっていて娘は全寮制の学校に通ってるらしい。
「なぁに、古い話さ。」
俺は気になることを問いかける
「あのーあの青いロボット見たいのは何なんですか?」
「あーあれは機竜と呼ばれる兵器で、実力のある騎士に配られるのだよ。私の使用していたのはエクス・ワイバーンという代物さ、興味があるなら私の工房を見せよう」
別にそこまで興味があったわけじゃないがあるよね、質問したら、こうめんどくさいのに付き合わされること。俺は仕方なくありがとうございますと応える
「おぉ..。」
そこにはさっきの機竜と同じものが数体あり、ピカピカと光っている大型の剣がいくつもある
まだまだあるがめんどいので省略する
「これは?」
機竜の前に剣が突き刺さっており疑問に思う
「それは、
なるほどぉ~
ん?俺の目に一つのソードデバイスが目に留まる白い柄白い鞘白い宝石 なんというか白づくし
「それは、神装機竜のソードデバイスだ。神装機竜はとびきり強力な機竜で、それを与えられるものは一級騎士の証だ。」
アシッドは俺の目線を見て解説してくれた
「アシッドさんは、これを使わないんですか?」
「いや、使えないのだよ。機竜適性が合わなくてね。それはケツァルコアトルという神装機竜 で使える者はめったにいないよ」
「機竜ってどうやって召喚するんですか?」
「バスコードと呼ばれるものを詠唱するのだ
ケツァルコアトルとパスコードは
《咆哮せよ、嵐を纏う翼竜よ、天を飛翔しすべてを滅ぼせ! 》だ!」
「咆哮せよ、嵐を纏う翼竜よ、天を飛翔しすべてを滅ぼせ!」
「ホントだ、できないですね」
え?アシッドがこちらを驚いたような顔で見てくるそういえばなんか目線が高いしかも体が動かない
!?
一瞬過ぎて気が付かなかったが自分が白い機竜をまとっているのに気づく
「何、だと、 」
アシッドがそう呟く
おお、俺は選ばれた人間なのかぁ