曙になった男子高校生   作:しがみの

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どうも。Aobaです。


はい、1対40です。野球で表現すると、33・・・、何でもないです。はい。


第20話 1対40

深海棲艦の艦載機が、水面スレスレについた時、()とみらいの主砲が雷撃機の方を見た。

 

 

 

 

「右対空戦闘、CIC指示の目標、うちーかーたはじめー。」

 

「トラックナンバー4628、主砲、うちーかたはじめー。」

 

()とみらいがトリガーを引くと、ドォン!!!と言う音と共に主砲から弾丸が吐き出され、雷撃隊の航空機に命中する。

 

 

主砲弾が命中した雷撃機は海に散っていき、違う主砲弾は、次々と雷撃機を撃墜して行った。

 

『トラックナンバー4628から4630、撃墜!!!』

 

『新たな目標、210度!!!』

 

妖精さんから情報が届くと、主砲の向きを変え、直ぐにトリガーを引いた。

 

 

 

雷撃隊は、戦闘開始直ぐに黒煙を上げていた。

 

 

それを見ていた何機かの艦爆機は、一番近い()に近づいて行った。

 

 

 

『トラックナンバー4642、さらに接近!!!』

 

シースパロー(ESSM)発射始め!!!サルボー!!!」

 

 

 

叫ぶと、同時にシースパロー(ESSM)と、シースパローが、接近してくる艦爆機に向かって行き、振り切ろうとした艦爆機を全て撃墜した。

 

 

 

 

 

『目標群B(ブラボー)、14機撃墜確認、目標群E(エコー)6機撃墜。』

 

観測員妖精から撃墜報告が来る。

 

 

『!!!

目標群B、散開します、45度から3機、330度から2機、170度から3機接近!』

 

「(戦闘開始から1分で、彼らは既に半数を失った・・・。戦力5割の損失は部隊の壊滅を意味する・・・。何故引かない!?)」

 

『トラックナンバー4656、急接近!』

 

「何!?」

 

 

 

 

 

『艦橋1番!航空機、右60度、20、真っ直ぐ突っ込んで来る!』

 

「!?

(シースパローはもう間に合わない。)CIWS、AAWオート!」

 

CIWSが突っ込んでくる艦爆機の方向を向く。

 

 

 

 

艦爆機は、()に向けて爆弾を1発落とした。それを迎撃しようとCIWSがダダダダダダダダと弾丸を爆弾に吐く。

 

 

「くっ!!!CIWSが動作不良で弾が演習弾なんて・・・!!!

(資材を浪費し、提督が、白く燃え尽きることへの恐れ・・・、その感情が、弾薬の節約という理屈を導き出しただけだ。私の体は・・・、戦闘を理解していなかった・・・!!!)」

 

その瞬間、艦爆機から投下された爆弾が空中で爆発し、爆風が()の艤装の艦橋左弦を襲った。

 

 

 

「キャア!!!くっ!!!各科、受け持ちの区画のチェックを行って!!!」

 

『!!!2番SPYレーダー故障!!!』

 

「!!!」

 

『敵機直上!!!急降下!!!』

 

「何!?」

 

()が、接近する艦爆機を見たと同時に

艦爆機は、機銃を()の艤装の艦橋部分に撃った。

 

「くっ、引き起こさないのか・・・

面舵いっぱーい!!!右停止、左一杯急げー!!!見張り員退避、衝撃に備えー!!!」

 

『面舵いっぱーい!』

 

『深海棲艦にこんな艦載機が!』

 

「(恐怖、怒り、感情に支配された時、人は戦いに敗れる、だが敵を倒さなければ、自らが倒される。単純で明白な事実を、私は・・・、

再認識するのが遅すぎた!)」

 

深海棲艦の艦爆機は()の艤装の艦橋部分に突っ込んで爆発した。

 

ドォオオオン!!!!!!

 

「キャアアアア!」

 

 

『航空機、艦橋左弦に衝突!』

『024、026妖精士官員室、A火災!』

『ECM、127mm砲、故障!』

『各階、負傷妖精多数!現在集計中!』

 

応急指揮所から被害状況が伝えられる。

 

「各部、火災箇所の消火を急いで!負傷妖精の応急処置を急いで!」

 

()は、インカムに叫ぶと、直ぐに機関等のチェックを行った。

 

「舵、通信機器、推進機に異常はない・・・、

 

 

 

艦はまだ生きている!」

 

 

 

曙の艤装内にはホースを持った妖精が多数いる。

「応急班、消化作業を急げ!」

 

 

 

 

 

 

「!?作戦海域周辺ノ電波障害ガ消エマシタ!!!」

 

「何!?」

 

ヲ級が、直ぐに確認すると、艦爆機の状態が直ぐに伝わってきた。

 

「!!!!!!ターゲット二ダメージヲ与エルモ、隊長機以下の勢力ノ3分ノ2ヲ喪失。部隊ハ、壊滅状態。コウゲキデキタガ、ゲキチンニハイタラズカ・・・。ブタイノサンブンノニヲソンシツシタガ、ゲキチンデキルカモシレナイ・・・。」

 

 

 

『ヲ級カラカクキヘ。ゼンキキカンセヨ!タダイマダイニジコウゲキヲジュンビチュウ。クリカエス!コチラハヲ級。ダイイチジコウゲキタイハキカンセヨ!ダイニジコウゲキタイハゲンザイハッカンジュンビチュウ。』

 

 

全員はヲ級の無線を聞いていた。

 

「諦めの悪いヤツらね!」

 

漣がクッと、歯を食いしばりながら無線を聞いていた。

 

「私達は・・・諦めることが出来るのか?」

 

漣は、曙を見た。()は、メガネを外すと、メガネ拭きで、レンズを拭き始めた。

 

「戦場において、諦観は美徳じゃない。」

 

 

 

 

メガネをかけると、()は横須賀鎮守府と直通回線で繋がっている無線機を手に取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督、トマホークでの、「ヲ級」撃沈を具申します。」

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