はい、1対40です。野球で表現すると、33・・・、何でもないです。はい。
深海棲艦の艦載機が、水面スレスレについた時、
「右対空戦闘、CIC指示の目標、うちーかーたはじめー。」
「トラックナンバー4628、主砲、うちーかたはじめー。」
主砲弾が命中した雷撃機は海に散っていき、違う主砲弾は、次々と雷撃機を撃墜して行った。
『トラックナンバー4628から4630、撃墜!!!』
『新たな目標、210度!!!』
妖精さんから情報が届くと、主砲の向きを変え、直ぐにトリガーを引いた。
雷撃隊は、戦闘開始直ぐに黒煙を上げていた。
それを見ていた何機かの艦爆機は、一番近い
『トラックナンバー4642、さらに接近!!!』
「
叫ぶと、同時に
『目標群B(ブラボー)、14機撃墜確認、目標群E(エコー)6機撃墜。』
観測員妖精から撃墜報告が来る。
『!!!
目標群B、散開します、45度から3機、330度から2機、170度から3機接近!』
「(戦闘開始から1分で、彼らは既に半数を失った・・・。戦力5割の損失は部隊の壊滅を意味する・・・。何故引かない!?)」
『トラックナンバー4656、急接近!』
「何!?」
『艦橋1番!航空機、右60度、20、真っ直ぐ突っ込んで来る!』
「!?
(シースパローはもう間に合わない。)CIWS、AAWオート!」
CIWSが突っ込んでくる艦爆機の方向を向く。
艦爆機は、
「くっ!!!CIWSが動作不良で弾が演習弾なんて・・・!!!
(資材を浪費し、提督が、白く燃え尽きることへの恐れ・・・、その感情が、弾薬の節約という理屈を導き出しただけだ。私の体は・・・、戦闘を理解していなかった・・・!!!)」
その瞬間、艦爆機から投下された爆弾が空中で爆発し、爆風が
「キャア!!!くっ!!!各科、受け持ちの区画のチェックを行って!!!」
『!!!2番SPYレーダー故障!!!』
「!!!」
『敵機直上!!!急降下!!!』
「何!?」
艦爆機は、機銃を
「くっ、引き起こさないのか・・・
面舵いっぱーい!!!右停止、左一杯急げー!!!見張り員退避、衝撃に備えー!!!」
『面舵いっぱーい!』
『深海棲艦にこんな艦載機が!』
「(恐怖、怒り、感情に支配された時、人は戦いに敗れる、だが敵を倒さなければ、自らが倒される。単純で明白な事実を、私は・・・、
再認識するのが遅すぎた!)」
深海棲艦の艦爆機は
ドォオオオン!!!!!!
「キャアアアア!」
『航空機、艦橋左弦に衝突!』
『024、026妖精士官員室、A火災!』
『ECM、127mm砲、故障!』
『各階、負傷妖精多数!現在集計中!』
応急指揮所から被害状況が伝えられる。
「各部、火災箇所の消火を急いで!負傷妖精の応急処置を急いで!」
「舵、通信機器、推進機に異常はない・・・、
艦はまだ生きている!」
曙の艤装内にはホースを持った妖精が多数いる。
「応急班、消化作業を急げ!」
「!?作戦海域周辺ノ電波障害ガ消エマシタ!!!」
「何!?」
ヲ級が、直ぐに確認すると、艦爆機の状態が直ぐに伝わってきた。
「!!!!!!ターゲット二ダメージヲ与エルモ、隊長機以下の勢力ノ3分ノ2ヲ喪失。部隊ハ、壊滅状態。コウゲキデキタガ、ゲキチンニハイタラズカ・・・。ブタイノサンブンノニヲソンシツシタガ、ゲキチンデキルカモシレナイ・・・。」
『ヲ級カラカクキヘ。ゼンキキカンセヨ!タダイマダイニジコウゲキヲジュンビチュウ。クリカエス!コチラハヲ級。ダイイチジコウゲキタイハキカンセヨ!ダイニジコウゲキタイハゲンザイハッカンジュンビチュウ。』
全員はヲ級の無線を聞いていた。
「諦めの悪いヤツらね!」
漣がクッと、歯を食いしばりながら無線を聞いていた。
「私達は・・・諦めることが出来るのか?」
漣は、曙を見た。
「戦場において、諦観は美徳じゃない。」
メガネをかけると、
「提督、トマホークでの、「ヲ級」撃沈を具申します。」