「田島提督。具申したい事があります。」
『何をだ?』
「深海棲艦化した護衛艦〝みらい〟撃沈についてです・・・。」
『撃沈だ・・・と・・・?』
田島は、
「はい。ここで撤退し、「みらい」と同等の技術を深海棲艦に受け渡すなら撃沈した方がまだマシです。それに、撃沈すればドロップする可能性もあります。」
『しかし、その方法では!!!』「その事については十分承知のうえです。何かあったら私が全て責任を負います。解体でも、神通さんの強化訓練1年でも、自分の技術を大本営に公開したりなど、好きにしてください。」
田島提督に言われたが、
『・・・好きにしろ。その代わり、ある作戦にお前を参加させるからな。』
田島提督は、折れたのか、その事を了承してくれた。
「ありがとうございます・・・。」
「撃沈するとは言ってもどうするか・・・。ハープーンを撃っても迎撃されるし、主砲はチャフで防がれるし・・・。うーん・・・。ん?」
「曙さん、これ使えますかね・・・。」
「噴射魚雷?」
「はい。アスロックを
「・・・どこから酸素魚雷を拝借した?」
「横鎮の工廠からです。」
妖精さんは、てへ☆(´>∀<`)ゝとしたので、
「・・・まあいいか。とりあえずそれを使おう。対水上戦闘用意!!!」
『対水上戦闘よーい!!!』カーンカーンカーン
武鐘が
「トラックナンバー、4649。第61護衛隊所属艦「みらい」!!!」
「曙さん、噴射酸素魚雷は、現在開発段階です。なので、使える噴射酸素魚雷は10発しかありません。みらいが1度に迎撃出来るのは12発。1回で全て迎撃されたら撃沈どころか攻撃すらできません。」
「この数では勝負にならん、か・・・。」
「どうするんですか?」
「みらいさんのSM‐2を減らせば弾は必ず当たる。
ハープーンと噴射酸素魚雷、全弾発射用意。」
『え?ハープーン全部撃つんですか!?』
インカムにCICから困惑した妖精さんの声が聞こえてくる。
「全部使って、弾薬を、90式対艦弾に変える。多分弾薬庫に在庫あるでしょ?」
「まあ、ありますけど・・・。」
「じゃあ決定ね。妖精さん、目標入力。」
『り、了解!!!』
艤装内CICで、妖精さんはキーボードを高速タイピングの様に操作盤を操作する。
『ハープーン、目標入力完了!!!』
『噴射酸素魚雷、目標入力完了!!!』
「了解。第1時攻撃開始。全ハープーン、
『ハ、ハープーン全弾迎撃されました。』
「了解。第2時攻撃開始。全噴射酸素魚雷
CICに居る妖精さんの報告の後、
噴射酸素魚雷は、しばらくロケットによって海面上を飛行し、それから水中に入る為、みらいは、SM‐2を撃ってきた。
「5発残りました!!!」
しかし、みらいは、先程のハープーン攻撃のせいでSM‐2が4発しかなく、全て迎撃出来なかった。そのためみらいは、主砲も撃ってきたが、命中は1発。それ以外の酸素魚雷は、海中に吸い込まれて行った。
「良し!!!行っけぇぇぇ!!!」
噴射酸素魚雷のロケット部分と分離した酸素魚雷は、48ノットという、化物みたいな速度でみらいに向かって行った。
ドォォォン!!!ドォォォン!!!ドォォォン!!!
5発の酸素魚雷が全てみらいに命中し、爆発を起こした。
「マタ・・・、沈ムノネ・・・。元ノ世界二戻リタカッたな・・・。」
みらいは、そう言いながら沈み始めた。腰あたりまで沈むと、みらいが光出した。