「09:55。提督、時間です。」
『攻撃、始め!!!』
「うちーかたはじめー!!!」
「5」
「4」
「3」
「2」
「1」
「照射。」
漣の合図で、第3艦隊旗艦の軽巡 能代はレーザーを漣達の部屋から資料室に向かって照射した。
数10分後、鎮守府正面海域には、遠征から帰投している第5艦隊がパラオ泊地に向かっていた。
「ん?何アレ・・・。」
1人の艦娘が、何かの接近に気がついた。
「・・・ん?」
それは物凄く速く、通常の機銃の弾幕では撃ち落とせない物だった。
シュパァァァァァァン!!!
「な、何!?」
「上がったわ!!!」
それ、いや、ハープーンは、第5艦隊のド真ん中を高速で通過し、そのまま資料室に命中した。
『ハープーン、目標に着弾。』
「「おお・・・!!!」」
『こ、これは・・・。いつの間に・・・。島影でレーダーが届かなかったか・・・。』
周りが歓喜に包まれていた時、
『水上レーダー、目標探知!!!30度、25マイル!!!大艦隊です。速度20ノットで南下。急速接近中!!!』
「!!!」
『友軍が・・・、それとも深海棲艦か・・・。』
電測員妖精さんの報告を聞いた漣からも連絡が来る。
「深海棲艦の場合、最大編成は6隻です。友軍の可能性が高いでしょう。」
『・・・危険だが・・・、偵察をしてくれないか?』
「ヘリ格納庫、飛行を許可する。」
『哨戒機1機、準備出来次第発艦せよ。』
艤装のヘリ格納庫のシャッターが開き、中からSH‐60Jがヘリ甲板に姿を現すと、コンパクト化されていたプロペラが広がり、回りはじめた。
「ベア・トラップオープン、テイクオフ!!!」
妖精さんの声とともに、SH‐60Jは飛び立って行った。
『
SH‐60Jから報告が来て、それと同時に物凄くぼやけた画像が
『画像、解析します。』
CIC要員の妖精さんの声が聞こえると同時にメガネのレンズに表示されていたぼやけた画像が、鮮明となった。
「や、大和!?」
通信室にいる妖精さんが、曙に『相手艦隊より電文が来ました。』と、伝えた。
「読み上げて。」
『はっ。名波提督貴下、攻撃部隊全18隻は、11:00より保有する全火力によって貴艦隊を殲滅せんとす。貴艦隊に居る曙をコチラ側に渡せば攻撃は中止する。宛、横須賀鎮守府提督、
『な・・・、
名波ぁ!!!』
無線機には怒り叫ぶ