今、曙は、沖縄県の中心の島、沖縄島にある、「那覇・糸満鎮守府」に居る。年の平均気温は17度近くから29度ほど。空調が無ければ執務したくなくなる程の暑さになる時もある。今は外気温32度、室内温度(執務室内)は空調により26度になっていて、涼みに艦娘達が集まっていて、トランプや将棋、チェスなどをしていた。執務室は休憩室ではないが、執務の邪魔をしなければ良いと、執務室内で遊ぶ事を曙は許している。どうでもいい事だが、嫌な事に沖縄は夏と冬、季節とかはあまり関係なくインフルエンザが流行する場所なのだ。そのため、インフルエンザ予防の為、マスクをしている艦娘達もチラホラいる。この部屋に居る艦娘達を例にあげてみよう。え?暑くてつける気にもならない?まあ、外とかは暑いのでマスクをしている艦娘は少ないが、空調の効いた部屋の中には結構いる。例えば、秋月とか、初雪とか、古鷹とかだ。この人たち以外もいるが、今はこの位にして「提督!!!何かする事はありますか!?」
その時だった。今日の秘書艦である矢矧がノックもせずにドアを思っいっきり開けながら入ってきた。
「矢矧・・・。ノックくらいしなよ・・・。」
「あっ・・・!!!すみません!!!以後気をつけます!!!」
曙は、機嫌を悪そうに少し声のトーンを下げながら言ったが、矢矧は悪びれる様子もなく、「テヘペロ」しながら曙に謝った。コイツ1回ぶん殴ろうかな・・・。
「これで25回目じゃん・・・。まあいいや。」
曙はそう言うと、ガムシロ大量入りのミルクティーを1口だけ飲むと、執務机のタンスの中を探し、矢矧に20から30枚ほどの紙が重なっている資料の束を渡した。
「矢矧。これからこの名簿にある人を呼び出して工廠に向かわせて。私も行くから。」
「あ、はい!!!」
矢矧は資料を受け取ると、直ぐに中を確認し、秘書艦用の机の中からルーズリーフを出し、丸文字で呼び出す艦娘達の名前を書いた。書き終わると、再度資料を見て間違いがないか確認し、放送機器の電源を入れ、マイクのスイッチを入れた。
矢矧に呼び出された艦娘達は工廠内に集められていた。特に規則とかは設けてないので、曙が来ても艦娘達は談笑をしていた。が、曙が話し始めると、艦娘達の話し声はピタリと止んだ。
「今から君達の艤装を改造したいんだけど、大丈夫かな?艦種も変わっちゃう子も居るけど・・・。」
曙はそう言いながら工廠内を見渡した。
そこに集められていたのは、
浦風、磯風、時雨、村雨、夕立、春雨、五月雨、雷、電、漣、曙、高波、親潮、秋月、照月、初月、伊勢、日向、霧島、鳥海、愛宕、足柄、蒼龍の計23人の艦娘達だった・・・。