悪に堕ちた災禍と器の英雄   作:千倉

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本日挿絵が本文と後書きに一枚ずつの計2枚ありますぜ。


〜コラボ〜 ただの戦闘じゃぜ

 

 

 

「あれが・・・金のオロチ?」

 

改めて見ると滅茶苦茶な見た目をしてやがるな。

 

青色の蛇の様な鱗が全身にびっしりと張り付き、所々の鱗が金色に輝いている。更に8本の頭にそこから覗かせる真っ白な剣山の様な牙。

 

本物の化け物だな。だが、美しく神々しくも感じる。

何故だろうか。やはり、人間はこんな状況だろうと美しい物を目の前にするとこうなってしまうのか。

 

まぁいいか。そんなの、俺の柄でもない。

 

「各自、頭の相手を始めてください!

ただし攻撃を口以外の首などに集中する様に!もし咀嚼されたら回避に専念して下さい!」

 

【了解!】

 

「行くか・・・・エンブ」

 

俺のお得意だ。この手脚に札が張り付き力が巡る何度も味わった感覚。

 

「名刀〈ヤミカゼ〉」

 

零夜が鞘からあの刀を引き抜く。

あの刀・・・いつ見てもゾクゾクするな。

あの斬れ味には何度感動させられた事か。

 

「悠!イリス!分かってるよな!?」

 

「分かってるさ。イリス!力を貸してくれ!」

 

「うん!モノノベ!」

 

イリスが悠の手を取り、対竜兵装を作り始める。

あの形・・・メギドか。

 

射抜く神槍(グングニル)!」

 

五閃の弓(ブリューナグ)!」

 

「・・・架空の魔書(ネクロノミコン)

 

牙の盾(アイギス!)

 

「ん!」

 

「ティアも行くの!」

 

「モード・・・ナイト。」

 

全員が架空武装を展開したな。

んじゃあ行くか・・・っと、その前に!

 

「お前ら!2人一組で戦え!俺と零夜が二本片付ける!

スペクルムは悠とイリスの護衛につけ!」

 

俺の指示を聞いたアリエラが少し顔を青くしつつ話しかけてる。

 

「なっ・・・大丈夫なのかい!?」

 

「映像を見てた感じあれ位なら行けるさ。だろ?零夜。」

 

「そうだね・・・多分、行けると思うよ。」

 

「死なないでよ!」

 

「まったく・・・分かってるさその位。」

 

アリエラはやっぱ優しいな。

 

あいつの泣き顔は見たく無いからな・・・絶対怪我もしずにブッ倒してやる。

 

〜*〜

 

「さぁさぁ蛇野郎、悪いが・・・倒させてもらう!」

 

上空に飛び上がった俺を睨みつけてくる二本の頭。上手く釣れたな。他の奴らもちゃんと始められた様だし。

 

「らあっ!!」

 

噛み付いてきた頭を横に躱しながらその勢いで殴りつける。

 

多少揺らぎはしたが・・・頑丈だな。まるで効いてない。

あの鱗・・・耐火性でもあるのか。

エンブの炎もあんまり効いてない。

・・・なら!

 

「口ん中、丸焼けにしてやる!」

 

全力で拳を振り抜く。

ぶつける事が目的ではなくそれによって放たれる大量の炎を浴びせる。

 

「・・・おいおい、これが咀嚼って奴か。」

 

頭は炎に包まれた・・・筈だった。

だが、オロチは口を大きく開きそれを全て吸い取ってしまった。

 

更にもう片方の頭が勢い良く口を開く。

 

「・・・!あ、危ねぇ・・・」

 

俺の頬を何か・・・熱線の様なものが通過した。

あれは・・・・ニブルの高出力レーザー?クソッ、こいつ幾つの兵器を蓄えてる?

 

それに、エンブで吸収された炎・・・あれもいずれかは反芻してくるだろうし・・・なら、口を開かせなければいい!

 

「禁監・・・・バク!」

 

現状、俺が使える最高レベルの拘束魔術。

朱色の札がオロチに飛んでいく。

 

これで拘束されてくれたら・・・・御の字なんだがな。

 

「やっぱ・・・そう上手くは、行かねぇよなぁ・・・」

 

片方は拘束出来たものの抑えるので精一杯だ。

・・・はぁ、使うしかねぇか。

 

「もういっぺん・・・ちょっと黙っててくれ!禁監・バク!」

 

よし、もう片方も拘束出来た。

・・・取り敢えず、あいつを倒すにはあの硬い体をどうにかできるだけの力がいる。

 

1番効果があるのはおそらく刀などの切断系統。

俺の新しい、魔術道具・・・・

 

罪の改革者(ギルティ・レジスタンス)

 

自分の胸に手を当てる。

すると、穴の様な物が俺の胸に空いてそこから銀と水色の光が溢れ出す。

 

そこから何とも言えない何かで構成された剣を取り出す。

 

全長2メートル程の銀色に輝く刀身に真っ黒な両手持ちの柄。刀身には黒色のラインが入っている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「さぁ・・・・共に行こう。罪を背負い、変えていく改革者(レジスタンス)よ。」

 

横に構えて斬りかかる。

 

試し斬りだ。

 

「オラァッ!!」

 

思い切り真横に薙いだ剣はオロチの口に入り込みそのまま頭から首を真っ二つにしていく。

 

途中で斬りあげて完璧に切断したオロチの頭は地面に落ちていく。

 

斬れ味やべぇな・・・っと!

 

俺を呑み込もうとしているのだろうか。

大口を開けたもう片方の頭が突っ込んでくる。

 

だけどですねぇ・・・・

 

「効くかよンなモン。」

 

横に構えて受けながす。

オロチと接触した部分には浅紫の魔法陣が姿を見せる。

 

「あぁ・・・時間と魔力と努力、汗に涙・・・っ!!色んな物を掛けただけの価値がある・・・っ!

防御に攻撃、どっちも申し分ねぇ・・・!」

 

感動モノだっ!悪魔的だぜこの性能・・・っ!!

ああ痺れる!

 

「・・・・人が感動してる所を・・・邪魔すんじゃあ・・・ねえっつの!」

 

理解しない奴だ。

自分の攻撃が効かないってのが分かってながら・・・・?

あれ?口ん中に見えるあの弾頭・・・・・・ミサイル・・・・それも、かなり遠距離の標的に使う奴・・・・それになんか・・・燃えてね?・・・まさか・・・・おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!

自爆する気か!!

 

「嘘だろおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!?」

 

そして俺は晴れてオロチの中にダイナミックお邪魔しますをしたのだった_______

 

〜*〜

 

・・・まったく、ノアは勝手を言ってくれるね。

 

出来ないことは無いけど何で僕が二本相手にしないといけないのか・・・とても解せない。

 

というか、"あいつ"が出てこないな。珍しい。

 

まぁ、出てこないに越したことは無いか。

 

肩凝るのは嫌だけどあんなのヤミカゼ以外じゃあ斬れそうにも無いし・・・使うしか無いね・・・

 

「まったく。襲いかかって来るのが速いって。」

 

呆れながらも僕は剣を引き抜く。

出てきた剣は僕専用の日本刀。・・・と言っても日本刀の斬れ味とか耐久とか、その他もろもろ規格外も良いところなんだけどね。

 

・・・今っ!!

 

うっそ・・・・堅すぎでしょ。

僕の斬りつけた部分、多少鱗が剥がれてるだけで特に目立った外傷は無し・・・しかも、これが2体・・・長くなりそうだなぁ・・・

 

今はとにかく・・・斬り続けるしかないか。

新しい武器を創造しないと・・・・どうにもならないな。

 

〜*〜

 

あれからどの位斬り続けたのかな・・・いい加減、僕も疲れたよ・・・だけど、ようやく・・・完成だ。

 

「ダーインスレイプ」

 

ヤミカゼの形状が変わり始める。

黒色の霧が僕も包み込んだ。

 

・・・そろそろか。

 

右手に握っている剣を振り、霧を晴らす。

目の前にはオロチのが相変わらず僕を赤い目で見つめている。まぁ、待っててくれたからありがたいんだけど。

 

「おお・・・上手く出来たな・・・!」

 

自分でも感服するレベルの出来だ!

漆黒の刀身に赤色の血の様な色をしたライン。

 

ヤミカゼは神経すり減らすからなぁ〜・・・普通の剣・・・では無いけど扱いに注意が特に要らない武器がここまで使いやすいなんて。

 

この武器の制約は、一度刀身を外に出したら何かの命を奪うまで戻せない事。

ただし、その代わりとして斬れ味やその他の性能はお墨付きだ。

 

「さて・・・やろうか。」

 

僕がそう呟いたら何だろう。何か感じたのかな。

オロチが二本同時に襲ってきた。

 

まぁその位の速度なら簡単にいなせるよ。

 

まず、刀を横に持って腹にオロチが接触するまで待つ。

 

「・・・よいしょっ!」

 

斬り上げながら真下に入り込んでそこから刀を思い切り突き上げて前に振り下ろす。

 

よし、一本目終わりっ!

 

「うわちょっ!」

 

二本目が機銃の弾を連射してきた!

そうか、これがオロチの反芻の力・・・捌ききれるかなぁ・・・流石に弾丸をきった事は無いし・・・

 

意識を集中させろ。そして自分に当たる弾丸とそうで無い弾丸の区別をつけろ。

 

そして自分に着弾する順番を見極めろ。

・・・見えたっ!!

 

ダーインスレイプを全力で降り続ける。

一太刀も無駄な物は許されない。それが出た途端弾丸が僕の体を貫く。

 

一振りごとに鳴り響く甲高い金属音。

これで・・・最後つ!

 

「はぁっ・・・・はぁっ・・・何とか・・・捌き切った・・・さぁて・・・これにて終いだっ_____!!」

 

僕は口に炎を滾らせながら突進してくるオロチの頭をダーインスレイプを真一文字に振り払い斬り捨てた_____

 

「ふう________」

 

深く息を吐いて刀をしまう。

さて、他の誰かを手伝i「嘘だろおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!?」何だ何だ!?今のノアの声!?

 

「・・・え?」

 

僕が見たのはオロチに呑み込まれるノアの姿。

 

「ノアアアアアアアアアッッ!!」

 

大丈夫なのか!?呑み込まれた直後に爆発が起こったし・・・・一体どうなってるんだ!?

 

・・・ん?何だか・・・オロチの首あたりモゾモゾしてる・・・・?

 

「ぐへぇっ!!げぇ〜〜〜〜〜っ!!ベッベッ!!ゴボッ!!がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!

いぎずうのいでぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜ッッ!!だあああああああぼうっ!!ゆるざねゲボッ!ゲボッ!」

 

「へ?」

 

り、理解が追いつかないんだけど・・・待て待て。一旦落ち着くんだ龍巳。

 

まず、ノアがオロチに呑み込まれた。次にそのオロチが爆発した。そしてバラバラになったオロチの残骸と煙の中からなんかもう全身煤とか火傷とかでとんでもない状態になったノアが発狂しながら出てきた・・・・・・何にも分からないっ!!何にも分からないよっ!!

 

「ノア!?大丈夫なの!?」

 

こちらにようやく気付いたノアがこっちに飛んでくる。

 

何あのでっかい刀。凄く気になるんだけど。

 

「ああ・・・零夜が・・・終わっだのが?」

 

「ノア・・・・取り敢えず喉、どうにかしようよ。」

 

「だっでよぉっ!あのオロヂ、いきなり俺にじばぐどっごうじがげでぎたんだぞっ!?(自爆特攻仕掛けて来たんだぞっ!?)

 

「そ、それは・・・災難・・・っていうか、良く生きてたね!?」

 

「俺のぼうぎょりょぐだべんな(防御力なめんな)。」

 

「声の所為で何にもカッコよく無いよ。

その刀はカッコいいけど。ほら、水。」

 

取り敢えず、コップと水を創って手渡しとこ。

 

ぶるぜぇっ!(うるせぇっ!)

びずばりがど(水ありがと)・・・ぶべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

「ど、どうしたの!?いきなり水を吹き出したりなんかして!」

 

ど、どどにびずがじびる・・・っ!(喉に水が染みる・・・っ!)ぞれじょりぼ・・・ばいつらは!?(そりよりも・・・あいつらは!?)

 

「え?何て?」

 

やばい、面白いし何言ってるのか何にもわかんない。

しばらくこのままがいいなぁ・・・

 

びづぎや、ゆうっ!ばりえらだぢだっ!!(深月や悠っ

!アリエラ達だっ!!)

 

「ああ・・・・他のみんなの事?」

 

ノアが首を縦に振ったって事は正解か。

 

「そうだね・・・確かに気になる。行こうか。」

 

 

 




ありがとうございました!

特に書くことないんでまた次回!

主人公s第2弾↓

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